GIGABYTE B450M H ARGBは買い?B550M H ARGBとの違い、より安いB550M Kとも比較【2026年10月】

GIGABYTE B450M H ARGBは買い?B550M H ARGBとの違い、より安いB550M Kとも比較【2026年10月】

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VS / 2026-10
GIGABYTE B450M H ARGBは買い?
B550版との差は1,790円、決め手は載せるCPU
10月2日に9,980円で発売されたB450を、寸法も端子もほぼ同じGIGABYTE B550M H ARGB、さらに安い同社のB550M KやASRock B550M-HDVと比べました。Ryzen 2000・1000が載るのは4製品でB450M H ARGBだけ。PCIe 4.0対応のRyzenを載せるならB550版、LED端子が要らなければ8,349円のB550M Kが安上がりです。
Ryzen 2000・1000も対応RTX 5060系はx8接続B550版との差は1,790円

GIGABYTEのAM4マザーボード「B450M H ARGB」が2026年10月2日に国内で発売されました。ツクモの通販価格は税込9,980円です。2018年に登場したAMD B450チップセットを使うMicro-ATX(小型のマザーボード規格)で、Ryzen 5000シリーズとDDR4メモリに対応します。同じGIGABYTEには、基板の寸法とLED端子の数が同じB550マザーボード「B550M H ARGB」があり、ツクモでは11,770円。差は1,790円です。

1,790円で主に変わるのは、グラフィックボード用スロットとM.2スロットのPCIe 4.0対応、映像出力の規格、メモリの対応速度です。ただし、PCIe 4.0で動くかどうかはマザーボードではなくCPUで決まります。Ryzen 5 5500やRyzen 7 5700、Ryzen 5000Gシリーズは、B550版に載せてもPCIe 3.0のままです。PCIe 4.0対応のRyzenを載せるならB550M H ARGB、PCIe 3.0までのCPUを使い続けるならB450M H ARGBで足ります。

LED端子とCPUなしでのBIOS更新が要らないなら、同じGIGABYTEのB550M Kがツクモで8,349円と、B450M H ARGBより1,631円安く買えます。逆にB450M H ARGBにしかない強みは、Ryzen 5 2600などのRyzen 2000・1000シリーズが載ることです。このほか、x8接続のRTX 5060シリーズはPCIe 3.0でVRAMが足りなくなると大きく遅くなること、8月のBIOSで初期設定が変わったことも、買う前に知っておきたい点です。

目次

結論先に結論|手元のCPUとGPUで選ぶ板が変わる

4製品のどれが合うかは、手元のCPUの世代、ARGB端子を使うか、グラフィックボードのVRAM容量でほぼ決まります。

手元・予定の構成選ぶ板理由
Ryzen 5 2600などRyzen 2000・1000シリーズを使い続けるB450M H ARGBCPU対応表に載っている。B550の3製品は非対応
Ryzen 5 5500・Ryzen 7 5700・Ryzen 5000Gで、ARGB機器もつなぐB450M H ARGBCPUがPCIe 3.0までなので、B550版にしてもGPUとM.2はPCIe 3.0のまま
Ryzen 5 5600・5500F・Ryzen 7 5700X・5700X3Dで、ARGB機器もつなぐB550M H ARGB1,790円の差で、GPUスロットとM.2がPCIe 4.0になる
RTX 5060・5060 Tiの8GB版を使うB550の板+Gen4対応CPUx8接続でVRAMが足りなくなると、PCIe 3.0との差がfpsに出る
ARGB端子もCPUなしのBIOS更新も使わないGIGABYTE B550M K8,349円でB450M H ARGBより安いB550。PCIe 3.0までのCPUでも安く済む
DDR4を4枚、またはNVMe SSDを2枚使っているGIGABYTE B550M KDDR4スロット4本・M.2 2基。ほかの3製品はスロット2本・M.2 1基

4製品とも、手持ちのRyzenとDDR4を生かし、壊れたマザーボードだけを新品に替える使い方で比べる製品です。CPUもメモリも新しく買うなら、AM5の一式と総額で比べてから決めてください。

仕様B450M H ARGBの仕様|9,980円でDDR4×2・M.2×1・ARGB×3

B450M H ARGBは、GIGABYTEが国内正規代理店を通じて10月2日に発売したMicro-ATXマザーボードです。市場想定売価は税込9,980円前後で、10月3日時点のツクモ通販も9,980円・在庫ありでした。2026年はDDR5メモリの値上がりが続くなか、DDR4をそのまま使えるAM4マザーボードの新製品が相次いでおり、本機もその1つです。

GIGABYTE B450M H ARGBの基板全体。DDR4スロット2本、M.2スロット1基、PCIe x16とx1のスロットを備える黒いMicro-ATXマザーボード
GIGABYTE B450M H ARGB(画像:GIGABYTEプレスリリースより)
項目B450M H ARGBの仕様
国内発売日・価格2026年10月2日、9,980円(ツクモ通販)
チップセットAMD B450
対応CPURyzen 5000・5000G・4000G・3000・3000Gシリーズ(仕様表)。CPU対応表ではRyzen 2000・2000G・1000シリーズも対応
メモリDDR4×2、最大64GB、公式の対応速度はDDR4-2667まで(XMP対応)
拡張スロットPCIe 3.0 x16×1(CPU直結)、PCIe x1×1(チップセット接続)
M.21基(PCIe 3.0 x4・SATA)、ネジを使わないプッシュピン式
SATA6Gbps×4
有線LAN1GbE(Realtek)
背面USBUSB 3.2 Gen1×4、USB 2.0×2
映像出力DisplayPort 1.2×1、HDMI 2.0b×1
電源回路4+2フェーズ
LED・ファン端子ARGB Gen2×3、RGB×1、CPUファン×1、システムファン×2
BIOS関連背面にQ-Flash Plusボタン
サイズ23.3×19.8cm
国内保証3年

名前の「ARGB」のとおりLED端子が多く、ARGBファンやLEDテープを3系統までつなげます。一方で、DDR4スロットは2本、M.2は1基だけで、無線LANとフロントUSB Type-C用のヘッダーはありません。DDR4を4本挿せる上位のB450M D3HP WIFI6Eとの違いはB450M D3HP WIFI6EとB450M H ARGBの解説で確認できます。

出典(確認日2026年10月3日):GIGABYTE「B450M H ARGB」仕様/GIGABYTE国内発表「AMD B450 ARGB 端子付 MicroATX マザーボード発売」/ツクモ「B450M H ARGB」商品ページ

比較B550M H ARGBとの違いはPCIe・対応CPU・映像出力・メモリ速度

B550M H ARGBは、2026年3月に国内で発売されたGIGABYTEのB550マザーボードです。基板の寸法は23.3×19.8cmで同じで、DDR4×2(最大64GB)、M.2×1、SATA×4、PCIe x1×1、1GbEの有線LAN、背面USB(USB 3.2 Gen1×4、USB 2.0×2)、ARGB×3とRGB×1、Q-Flash Plus、Smart Fan 6まで共通しています。並べて違うのは次の項目です。

GIGABYTE B550M H ARGBの基板全体。B450M H ARGBとほぼ同じ配置の黒いMicro-ATXマザーボード
GIGABYTE B550M H ARGB。部品の配置はB450M H ARGBとほぼ同じ(画像:ニューエックスプレスリリースより)
項目B450M H ARGBB550M H ARGB
価格(ツクモ通販)9,980円・在庫あり11,770円・在庫わずか
チップセットAMD B450AMD B550
旧世代のRyzenRyzen 2000・1000シリーズも可Ryzen 3000シリーズ以降のみ
GPU用スロットPCIe 3.0 x16PCIe 4.0 x16
Ryzen 5000G・4000G・3000GではPCIe 3.0
M.2PCIe 3.0 x4PCIe 4.0 x4
Ryzen 5000G・4000G・3000GではPCIe 3.0
メモリの対応速度DDR4-2667までDDR4-3200、OCで5100まで
DisplayPort1.2(4096×2304・60Hz)1.4(5120×2880・60Hz、HDR対応)
HDMI2.0b(4096×2160・60Hz)2.1(4096×2160・60Hz、HDR対応)
電源回路4+2フェーズ3+3フェーズ
GIGABYTEの製品ページは4+2と表記

1,790円で増えるもののうち、効果がはっきりしているのはPCIe 4.0です。Gen4対応のNVMe SSDを挿しても、B450M H ARGBではPCIe 3.0 x4の帯域(約3.9GB/s)を超えられません。B550版なら、対応CPUと組み合わせたときにGen4 SSD本来の速度で動きます。Gen4対応のSSDがGen3で動いてしまうときの確かめ方はNVMe SSDがPCIe 4.0対応なのにGen3で動く原因で確認できます。

映像出力の差が関係するのは、グラフィックボードを挿さずにRyzen 5000Gなどの内蔵GPUで画面を出す人だけです。4K・60Hzまでなら両方とも出せ、B550版はDisplayPortでの5K出力とHDRに対応する点が上回ります。

メモリは、B450M H ARGBの公式の対応速度がDDR4-2667までなのに対し、B550M H ARGBはDDR4-3200を標準の対応速度に含みます。手持ちのDDR4-3200をXMPで3200MT/sのまま動かせるかは、購入前にB450M H ARGBのメモリサポートリストで確かめておくと安心です。

電源回路は、B450M H ARGBが4+2フェーズです。B550M H ARGBは国内向けの発表と代理店の資料が3+3フェーズ、GIGABYTEの製品ページが4+2フェーズで、資料によって表記が分かれています。

出典(確認日2026年10月3日):ニューエックス「GIGABYTE B550M H ARGB」製品情報/ツクモ「B550M H ARGB」商品ページ

CPUPCIe 4.0になるかはCPUで決まる。5500と5000GはB550でもGen3

B550M H ARGBでPCIe 4.0になるのは、CPU直結のGPUスロットとM.2の2か所です。どちらもCPUの中にあるPCIeの回路につながっているため、CPUがPCIe 3.0までなら、マザーボードがB550でもPCIe 3.0で動きます。

CPUCPUのPCIeB550M H ARGBに載せたとき
Ryzen 5 5500PCIe 3.0GPU・M.2ともPCIe 3.0
Ryzen 7 5700(Xなし)PCIe 3.0GPU・M.2ともPCIe 3.0
Ryzen 5 5600G・5600GT・Ryzen 7 5700GPCIe 3.0GPU・M.2ともPCIe 3.0
映像出力の規格は上がる
Ryzen 5 5500FPCIe 4.0GPU・M.2ともPCIe 4.0
Ryzen 5 5600・Ryzen 7 5700X・5700X3DPCIe 4.0GPU・M.2ともPCIe 4.0
Ryzen 3000シリーズ(Gなし)PCIe 4.0GPU・M.2ともPCIe 4.0
Ryzen 5 2600・Ryzen 7 2700Xなど2000シリーズPCIe 3.0載らない
B450M H ARGBなら使える
5500と5500F、5700と5700XはPCIeの世代が違う

マザーボードの仕様表は「Ryzen 5000シリーズならPCIe 4.0」とまとめて書いていますが、AMDの仕様ではRyzen 5 5500とRyzen 7 5700はPCIe 3.0です。名前が近いRyzen 5 5500FとRyzen 7 5700XはPCIe 4.0に対応します。手元のCPUの型番を末尾の文字まで確かめてから、B450かB550かを決めてください。

Ryzen 5 5500や5700を使い続けるなら、B550版にしても1,790円で得るのはメモリの対応速度くらいです。どちらも内蔵GPUを持たないため、映像出力の規格が上がっても使い道がありません。Ryzen 5000Gなら映像出力の規格は上がりますが、GPUスロットとM.2はPCIe 3.0のままです。

反対に、今は5500でも、あとで5700X3Dや5500Fに替える予定があるならB550版にしておく意味があります。5500Fと5500の違いはRyzen 5 5500Fと5500・5600の比較で確認できます。

出典(確認日2026年10月3日):AMD「Ryzen 5 5500」仕様

GPURTX 5060系はx8接続。B450で使うなら8GB版を避ける

グラフィックボードで気をつけたいのは、接続レーン数です。GeForce RTX 5060とRTX 5060 TiはPCIe 5.0 x8接続のため、B450M H ARGBではPCIe 3.0 x8で動き、帯域は双方向で16GB/sです。B550版とPCIe 4.0対応CPUの組み合わせなら、PCIe 4.0 x8で倍の32GB/sになります。RTX 5070以上やRadeon RX 9060 XTはx16接続なので、同じB450でも帯域はx8のカードの倍あります。

帯域の差が効いてくるのは、VRAMが足りなくなり、ゲームのデータがメインメモリとの間をPCIe経由で行き来する場面です。RTX 5060 Tiの8GB版をPCIe 3.0と4.0に切り替え、PCIe 3.0で動かした16GB版と比べた実測が次の表です。解像度は1440pでアップスケーリングを使い、CPUはRyzen 7 9800X3Dです。

60fps以上40〜59fps40fps未満60fpsライン
ゲーム8GB・PCIe 3.08GB・PCIe 4.016GB・PCIe 3.0
ドラゴンエイジ
27
約33
66
The Last of Us Part II
約65
約77
91
ラチェット&クランク
約63
95
133

数値は平均fps。「約」を付けた値は、出典が示した「◯%速い」という差から計算したものです。ゲームは『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』『The Last of Us Part II Remastered』『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』。出典(確認日2026年10月3日):TechSpot「Nvidia RTX 5060 Ti 8GB vs. 16GB Tested Across PCIe 3.0, 4.0 and 5.0」

表から分かることは2つです。1つは、8GB版ならPCIe 3.0から4.0にするだけで、この3本では18〜50%速くなること。B450M H ARGBとB550M H ARGBの差が、そのままfpsに出る場面です。同じ検証の『Marvel’s Spider-Man 2』では2倍以上に伸びた一方、VRAMの不足が大きすぎた『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』ではPCIe 4.0にしてもほとんど変わりませんでした。

もう1つは、16GB版ならPCIe 3.0でも、PCIe 4.0で動かした8GB版より速いことです。VRAMが足りている限り、PCIeの世代はfpsにほとんど影響しません。

つまり、マザーボードの1,790円よりGPUのVRAMのほうが効きます。B450M H ARGBにRTX 5060 Tiを挿すなら16GB版を選び、8GB版を使い続けるならB550の板とPCIe 4.0対応CPUを組み合わせるのが、VRAMが溢れたときの落ち込みを抑える方法です。Ryzen 5 5500のままではB550にしてもPCIe 3.0 x8なので、CPUも5500Fや5600以上が必要になります。

PCIe 4.0の環境でも8GB版がどれだけ落ちるかはRTX 5060 Ti 8GBの「マザーボード税」の検証、x16接続のGPUをPCIe 3.0で使ったときの影響はPCIe 3.0のマザーボードにPCIe 5.0のGPUを挿したときの解説で確認できます。

最安LED端子が要らないならB550M K|8,349円でDDR4スロット4本

B450M H ARGBより安いB550は2つあります。1つは同じGIGABYTEのB550M Kで、10月3日時点のツクモ通販は8,349円・在庫あり。B450M H ARGBより1,631円安く、DDR4スロットは4本、M.2は2基あります。もう1つはASRockのB550M-HDVで、PC4Uの通販が7,981円ですが、在庫表示は「残りわずか」でした。

GIGABYTE B550M Kの製品パッケージと基板。DDR4スロット4本とM.2スロット2基を備える黒いMicro-ATXマザーボード
GIGABYTE B550M K(画像:Amazon)
項目B450M H ARGBB550M KB550M-HDV
価格(10月3日)9,980円(ツクモ)8,349円(ツクモ)7,981円(PC4U)
GPU用スロットPCIe 3.0 x16PCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
M.2PCIe 3.0 x4×1PCIe 4.0 x4×1、PCIe 3.0 x2×1PCIe 4.0 x4×1
メモリDDR4×2、最大64GBDDR4×4、最大128GBDDR4×2、最大64GB
映像出力DisplayPort 1.2、HDMI 2.0bDisplayPort 1.4、HDMI 2.1HDMI 2.1、DVI-D、D-Sub
LED端子ARGB×3、RGB×1なしなし
BIOS更新Q-Flash Plus(CPUなしで可)Q-Flash(UEFIの画面から)Instant Flash(UEFIの画面から)
システムファン端子2基1基2基
CPU補助電源8ピン8ピン4ピン
Ryzen 2000・1000対応非対応非対応
サイズ23.3×19.8cm24.4×24.4cm23.0×20.1cm

B550M Kで割り切るのは、LED端子とCPUなしでのBIOS更新の2つです。システムファン端子も1基だけなので、ケースファンを2基以上つなぐなら分岐ケーブルを用意します。基板はMicro-ATXの上限いっぱいの24.4cm四方で、B450M H ARGBより一回り大きくなります。そのかわり、映像出力はB550M H ARGBと同じDisplayPort 1.4とHDMI 2.1です。PCIe 4.0になる条件もB550M H ARGBと同じで、Ryzen 5000G・4000G・3000GではGPUスロットとCPU側のM.2がPCIe 3.0になります。

B550M-HDVは、DisplayPortがなく、CPU補助電源は4ピンです。電源ユニットのCPU用8ピン(4+4ピン)ケーブルは片側だけを挿します。7,981円で買えればB550M Kより368円安いものの、DDR4スロットとM.2の数、DisplayPortの有無ではB550M Kが上回ります。Ryzen 5000G・4000G・3000GでPCIe 3.0になるのはB550M-HDVも同じです。

BIOS更新の差は、組み立ての順番に関わります。B550M KのQ-FlashとB550M-HDVのInstant FlashはUEFIの画面から実行するため、CPUとメモリを載せて起動できることが前提です。B450M H ARGBならQ-Flash Plusで、CPUを載せる前にBIOSを最新にしておけます。

ARGB機器をつながず、CPUがRyzen 3000シリーズ以降なら、B550M Kのほうが安くて拡張性も上です。B450M H ARGBを選ぶ理由が残るのは、ARGB機器を複数つなぐ場合と、Ryzen 2000・1000シリーズを使う場合です。

出典(確認日2026年10月3日):ツクモ「B550M K」商品ページ/GIGABYTE「B550M K」仕様/PC4U「ASRock B550M-HDV」商品ページ/ASRock「B550M-HDV」仕様

BIOSF3a以降はCSM無効が初期設定。古いWindowsを移すときは注意

B450M H ARGBのBIOSは、国内発売より前の7月にF2、8月にF3aが公開されています。F3aはAGESA ComboV2 1.2.0.12への更新とAMD TPMの不具合修正(CVE-2026-6726、CVE-2026-6727)に加え、初期設定をCSM無効・セキュアブート有効に変えました。B550M H ARGBも、同じ8月17日に公開されたRev.1.1向けのBIOS FA2bで同じ初期設定に変わっているため、B550版を選んでもこの点は同じです。B550M Kの最新BIOS(F8c)の更新内容には、CSMの変更は書かれていません。

影響が出るのは、壊れたマザーボードから外したSSDのWindowsをそのまま起動したい場合です。そのWindowsがCSM(古いBIOS方式の互換機能)を使うMBR形式で入っていると、CSMが無効の状態では起動しません。BIOSでCSMを有効に戻すか、WindowsのMBR2GPTでディスクをGPT形式に変換します。手順はセキュアブートを有効にしたらWindowsが起動しない原因と直し方で確認できます。マザーボードを替えるとWindowsのライセンス認証をやり直す場合もあり、その扱いはマザーボード交換とライセンス認証の解説で確認できます。

Q-Flash Plusは、BIOSファイルを入れたUSBメモリを背面の指定ポートに挿し、電源をつないでボタンを押すと、CPUとメモリを載せずにBIOSを書き換えられる機能です。組み立て前に最新のBIOSへ上げておけるので、F3aのような修正を先に入れてから組めます。

出典(確認日2026年10月3日):GIGABYTE「B450M H ARGB」サポート(BIOS・CPU対応表)

対応CPURyzen 2000・1000が載るのはB450M H ARGBだけ

4製品の中でB450M H ARGBにしかない強みが、古いRyzenへの対応です。仕様表の対応CPU欄にはRyzen 3000シリーズ以降しか書かれていませんが、GIGABYTEのCPU対応表(2026年9月8日更新)には、Ryzen 5 2600やRyzen 7 2700XなどのRyzen 2000シリーズ、Ryzen 5 2400GなどのRyzen 2000G、Ryzen 7 1700などのRyzen 1000シリーズが、BIOS F2から載っています。製品ページの特徴欄も、Ryzen 2000・1000シリーズへの対応をうたっています。

B550M H ARGB、B550M K、B550M-HDVは、どれもRyzen 3000シリーズ以降にしか対応していません。Ryzen 5 2600のPCでマザーボードだけが壊れたなら、CPUとDDR4をそのまま使えるのは4製品のうちB450M H ARGBだけです。Ryzen 2000シリーズはもともとPCIe 3.0までなので、B450を選んで失うものもありません。

仕様表とCPU対応表で書き方が分かれているので、買う前にサポートページの「CPU対応表」で手元のCPUの型番を確かめておくと確実です。

判定B450M H ARGBを選んでいい人、B550にすべき人

✓
B450M H ARGBで足りる人
  • Ryzen 5 2600などRyzen 2000・1000シリーズのPCで、マザーボードだけを替えたい
  • Ryzen 5 5500・Ryzen 7 5700・Ryzen 5000Gを使い続け、壊れたマザーボードだけを替えたい
  • DDR4は2枚、NVMe SSDは1枚で足りている
  • ARGBファンやLEDテープを複数つなぎたい
  • 組み立て前に、CPUなしでBIOSを最新にしておきたい
i
B550M H ARGBを選ぶべき人
  • Ryzen 5 5600・5500F・Ryzen 7 5700X・5700X3Dを載せる
  • RTX 5060・5060 Tiの8GB版を使う、またはこれから買う
  • Gen4のNVMe SSDを買い足す予定がある
  • DDR4-3200のメモリを公式の対応速度の範囲で使いたい

LED端子とCPUなしでのBIOS更新を使わないなら、8,349円のB550M Kが安上がりで、DDR4を4枚・SSDを2枚使う構成にも対応します。無線LANも欲しいなら、MSI PRO B550M-P WIFI6EとASRock B550M Pro-A WiFi 6Eの比較で、Wi-Fi付きのB550と比べてください。

販売B450M H ARGB・B550M H ARGB・B550M K

ARGB機器をつなぐなら、PCIe 3.0までのCPUやRyzen 2000・1000シリーズにはB450M H ARGB、Gen4対応のCPUにはB550M H ARGBです。B550M H ARGBは10月3日時点でツクモの在庫表示が「在庫わずか」でした。

GIGABYTE B450M H ARGB マザーボード
Gen3のCPUを使い続ける人にGIGABYTE B450M H ARGB(AM4・Micro-ATX)Ryzen 5 5500や5000G、Ryzen 2000シリーズのまま、壊れたAM4マザーボードを替えるならこちらで足ります。ARGB×3とQ-Flash Plusを備え、国内保証は3年です。Amazonで価格を見る
GIGABYTE B550M H ARGB マザーボード
Gen4のCPUを載せる人にGIGABYTE B550M H ARGB(AM4・Micro-ATX)Ryzen 5 5600や5700Xを載せるなら、わずかな差額でGPUスロットとM.2がPCIe 4.0になります。基板の寸法とLED端子の数はB450M H ARGBと同じです。Amazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

LED端子を使わないなら、B550M Kが安く、DDR4スロットも4本あります。無線LANも欲しい場合は、Wi-Fi 6E付きのMSI PRO B550M-P WIFI6Eが候補です。

GIGABYTE B550M K マザーボード
LED端子が要らない人にGIGABYTE B550M K(AM4・Micro-ATX)ARGBとQ-Flash Plusを使わないなら、B450M H ARGBより安いB550です。DDR4スロットは4本、M.2は2基で、Ryzen 5 5600などのPCIe 4.0対応CPUならGPUスロットとM.2がPCIe 4.0になります。Amazonで価格を見る
MSI PRO B550M-P WIFI6E マザーボード
無線LANも欲しい人にMSI PRO B550M-P WIFI6E(AM4・Micro-ATX・Wi-Fi 6E)Wi-Fi 6E付きのB550 Micro-ATXです。DDR4スロット4本に加え、M.2を2基とも4レーンで使えます。Amazonで価格を見る

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FAQよくある質問

Ryzen 5 5600ならB450M H ARGBでも動きますか
動きます。ただし、GPUスロットとM.2はPCIe 3.0で動きます。ツクモの価格で1,790円高いB550M H ARGBなら、同じCPUでPCIe 4.0になります。
Ryzen 5 2600のまま使えますか
使えます。GIGABYTEのCPU対応表では、Ryzen 2000・1000シリーズもBIOS F2から対応しています。B550M H ARGB、B550M K、B550M-HDVはRyzen 2000シリーズに対応していません。
B550M Kとどちらを選べばいいですか
ARGB端子とQ-Flash Plusを使わないならB550M Kです。ツクモの価格で1,631円安く、DDR4スロットは4本、M.2は2基あります。Ryzen 2000・1000シリーズを使うなら、B450M H ARGBしか選べません。
RTX 5060 Tiの16GB版ならB450でも問題ありませんか
大きな問題にはなりにくいです。1440pの実測では、PCIe 3.0で動かした16GB版はVRAMが足りており、PCIe 4.0で動かした8GB版より速い結果でした。
B550M-HDVとどちらを選べばいいですか
7,981円の在庫があり、DisplayPortが要らず、DDR4スロットが2本で足りるならB550M-HDVです。B550M Kとの差は368円なので、安い在庫がなければB550M Kのほうが端子も多く確実です。

まとめまとめ|CPUの世代とLED端子の有無で4製品から選ぶ

B450M H ARGBは、10月2日に9,980円で発売されたGIGABYTEのB450マザーボードです。寸法もLED端子の数も同じB550M H ARGBとはツクモの価格で1,790円差で、差額で主に変わるのはGPUスロットとM.2のPCIe 4.0対応、映像出力の規格、メモリの対応速度です。

PCIe 4.0になるかはCPUで決まり、Ryzen 5 5500・Ryzen 7 5700・Ryzen 5000GではB550版でもPCIe 3.0のままです。こうしたCPUを使い続けるならB450M H ARGBで足り、Ryzen 5 5600や5700Xを載せる、RTX 5060系の8GB版を使うならB550M H ARGBのほうが確実です。

LED端子とCPUなしでのBIOS更新が要らないなら、8,349円のGIGABYTE B550M Kが安く、DDR4スロット4本とM.2 2基まで備えます。反対に、Ryzen 2000・1000シリーズが載るのは4製品でB450M H ARGBだけです。

結論

Ryzen 2000・1000ならB450M H ARGBだけが載り、5500や5000GでARGB機器を使うときもB450M H ARGBで足ります。PCIe 4.0対応のRyzenにはB550M H ARGB、LED端子が要らなければB550M Kが安上がりです。RTX 5060系の8GB版を使うなら、マザーボードだけでなくCPUのPCIe世代とGPUのVRAMまで合わせて選んでください。

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