次期『Halo』開発をActivisionへ移管|Ninja Theory「閉鎖」協議入り、Xbox268職削減【2026年9月】
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Halo Studiosは既存タイトル支援に専念、Ninja Theoryは閉鎖協議へ
出典:XBOX Wire「Continuing Our Reset」、XBOX Wire「Senua: Answering the Big Questions About Ninja Theory’s Unexpected New Action-Adventure」、Xbox公式『Senua』製品ページ、State of Decay公式「Undead Labs becomes Independent Studio」、Windows Central「Xbox’s big “reset” cuts」、Thurrott「Xbox Announces More Job Cuts and Studio Reorgs」、GeekWire「Microsoft cuts hundreds more jobs, shifts next ‘Halo’ game to Activision」(いずれも2026年9月23日取得)。数字・発言は各記事公開時点の情報にもとづきます。
『Halo』シリーズの次回作が誰の手で作られるのか、気になっていたファンは多いはずです。開発元のHalo Studiosはここ数年、Unreal Engine 5への移行という大きな作業を抱えていました。
Microsoftは2026年9月22日、Xbox Game Studiosの組織再編を発表しました。次期『Halo』の開発はCall of Dutyシリーズを手がけるActivision傘下の新設チームへ移り、Halo Studiosは既存タイトルとコミュニティ支援に専念します。同時にNinja Theoryは2件の身売り交渉が破談し、閉鎖に向けた従業員協議へ入りました。
Ninja Theoryが開発中の新作『Senua』は現時点で計画に変更がなく、Xbox公式ストアには2027年発売・Game Pass対応の表記が残っています。今のプレイへの影響、次回作を待つ人が意識すべき点、『Senua』を追いかけている人が見るべき進捗を整理します。
目次
要点まず何が起きたか
Microsoftは2026年9月22日、Halo Studiosを含む268職の削減、次期『Halo』のActivisionへの開発移管、World’s EdgeとRareのActivision統合、ObsidianのBethesda統合を一括で発表しました。同じ発表の中でNinja Theoryは2件の身売り交渉が破談したことを明らかにし、「proposed closure(閉鎖の提案)」に向けた従業員協議の開始が示されています。
再編Xbox Game Studios再編の全体像
今回削減される268職は、Halo Studios、その他のファーストパーティスタジオ、Xbox Game Studiosの管理部門と中央機能層が対象です。この発表は「Continuing Our Reset」というタイトルで、Xboxの最高コンテンツ責任者(EVP and Chief Content Officer)Matt Booty氏名義で公開されました。文中でBooty氏は、スタジオ売却を含めた7月以降の一連の施策により、以前発表していた再編の「おおむね4分の3まで進んだ」と説明しています。
再編はHalo関連だけにとどまりません。事業単位を減らし、すでに近い関係にあるグループをまとめる狙いから、複数のスタジオが担当パブリッシャーを付け替えられています。
Halo次期『Halo』はActivision新設チームが開発
今回の発表でもっとも大きな変更点は、次期『Halo』タイトルの開発主体がActivisionへ移ることです。XBOX Wireの発表文では「Call of Dutyの開発・計画とは別枠の、Activision内に新設される専用チーム」が担当すると明記されています。既存のCall of Duty開発チームがそのままHaloを兼務するわけではなく、体制としては切り離されています。
一方でHalo Studios(旧343 Industries)は解体されるわけではなく、小規模なチームが残り、『Halo: Campaign Evolved』や『Halo Infinite』といった市場に出ている既存タイトルとコミュニティ、eスポーツのサポートを続けます。Halo Studiosは2024年10月に343 Industriesから改称し、独自のSlipspace EngineからUnreal Engine 5への移行を進めてきた経緯があり、2026年7月に発売した『Halo: Campaign Evolved』がシリーズ初のUnreal Engine 5採用タイトルでした。次期タイトルの開発体制がActivisionへ移ることで、このUE5移行の成果を新チームがどう引き継ぐのかは、9月22日時点の発表では明らかにされていません。
閉鎖Ninja Theoryは「閉鎖」提案と従業員協議へ
Ninja Theoryを巡っては、2件の売却交渉がいずれも破談したことが明かされました。XBOX Wireの発表文は「two separate agreements for Ninja Theory fell through」としたうえで、「will now begin consultation with employees on a proposed closure while continuing to explore other paths forward(閉鎖の提案について従業員との協議を始める一方、他の道も引き続き模索する)」と説明しています。閉鎖はあくまで「提案」の段階であり、従業員協議はイギリスの労働法にもとづく手続きで、協議が終わるまで結論は確定しません。
この背景には2026年7月の発表があります。当時MicrosoftはCompulsion GamesとDouble Fine Productionsを完全独立させる一方、Ninja Theoryと同じくホラーサバイバル『State of Decay』シリーズのUndead Labsについては、『Senua』と『State of Decay 3』の開発を続けるための資金提供を条件に、新しいオーナーへ移行させる方針を示していました。今回の発表と同じ2026年9月22日、Undead Labsは独立の完了を発表し、『State of Decay 3』は2027年発売目標とXbox・PC・PlayStation向けの展開を維持すると説明しています。同じ条件で交渉が進んでいたはずのNinja Theoryだけが、結果的に閉鎖協議へ入った形です。Undead Labsの独立完了とレイオフの詳細は『State of Decay 3』開発元Undead Labsが独立|レイオフも発生、2027年発売は維持【2026年9月】で整理しています。
Senua『Senua』は現状どうなっているか
Ninja Theoryが開発中の新作『Senua』は、2026年6月7日のXbox Games Showcaseで発表されました。スタジオ責任者のDom Matthews氏はXBOX Wireのインタビューで、当時開発していたホラー作品『Project Mara』の開発中止を明かし、「これらの決断は簡単なものではないが、スタジオの85人のクリエイター全員を『Senua』の実現に集中させるためにこの決断をした」と説明しています。Matthews氏によれば、スタジオの全員を1つのタイトルに投入するのは、Ninja Theoryが2013年にMicrosoft傘下入りする前に手がけた『DmC: Devil May Cry』以来、12年以上ぶりだといいます。
『Senua』はXbox Series X|S、Windows PC・クラウド、Xbox Play Anywhereに加え、SteamとPlayStation 5にも対応し、発売と同時にGame Passで遊べる予定です。発売時期は2027年とされています。Xbox公式の製品ページは2026年9月23日時点でも開発元をNinja Theory、発売時期を2027年としたまま変更されていません。ただし9月22日の発表文はNinja Theoryの今後について「他の道も引き続き模索する」と述べるにとどまり、閉鎖協議が実際にまとまった場合に『Senua』の開発体制がどうなるかは明言していません。この点は現時点では未確定の情報として扱う必要があります。
影響PCゲーマーへの影響を整理
- 『Halo: Campaign Evolved』『Halo Infinite』などの既存タイトルは、Halo Studiosの残存チームが引き続きサポートします。
- Undead Labsは9月22日付けで独立を完了し、『State of Decay 3』は2027年発売目標とGame Pass対応の方針を維持しています。
- Ninja Theoryの閉鎖はあくまで「提案」段階で、Microsoft側も他の選択肢を模索すると説明しています。
- 85人体制で進めてきた『Senua』の開発体制は、Ninja Theoryの協議結果次第で変わる可能性があります。
- 次期『Halo』はActivision側で新設チームがこれから立ち上がる段階で、発売時期は現時点で示されていません。
- Xbox公式ストアの『Senua』ページは9月23日時点で従来どおりの表記のままで、今後の追加告知を待つ必要があります。
対応PCゲーマーが今フォローすべき点
まとめまとめ|今のプレイは変わらず、続報待ちは次期Haloと『Senua』
今回の発表で変わったのは、次期『Halo』の開発主体と、複数スタジオの担当パブリッシャーです。現行タイトルのサポート体制や、すでに発売計画が示されている『Senua』『State of Decay 3』の予定そのものが直ちに変わったわけではありません。注視すべきは、Activisionでの新チーム立ち上げの進捗と、Ninja Theoryの従業員協議の行方です。
次期『Halo』はActivision新設チームへ、Halo Studiosは既存タイトル支援に専念。Ninja Theoryは閉鎖協議入りだが結論は未確定で、『Senua』は2027年発売の計画のまま進行中です。

