『Phantom PHANTOM OF INFERNO』Steam版はどのバージョン?発売日・日本語対応・必要スペック・旧PC版との違いを解説
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発売日・日本語対応・必要スペック・旧PC版との違いを解説
出典:Steamストアページ「Phantom: PHANTOM OF INFERNO NITRO ARCHIVE」にもとづきます。記事内の情報は2026年8月時点のものです。
ニトロプラスおよびニトロオリジンは、虚淵玄氏のデビュー作として知られるハードボイルドADV『Phantom PHANTOM OF INFERNO』のPC(Steam)版を2026年9月4日に発売すると発表しました。Steamでの正式タイトルは『Phantom PHANTOM OF INFERNO NITRO ARCHIVE』で、日本語に対応し、日本語フルボイスでプレイできます。
ただし、今回発売されるSteam版は2000年に発売された初代PC版をそのまま復刻したものではありません。ニトロオリジン公式によると、Steam版は2012年に発売されたXbox 360版をWindows向けに完全移植した「2013年PC版」と同じ内容で、テレビアニメ版をベースにしたキャラクターデザインやキャスト、追加エピソードなどが採用されています。
この記事では、『Phantom PHANTOM OF INFERNO』Steam版の発売日、日本語対応、どのバージョンが収録されるのか、2000年オリジナル版との違い、必要スペックについて整理します。
目次
要点2026年9月4日Steam発売、日本語フルボイス対応
2026年9月4日にSteamで発売。開発元はNITRO PLUS・NITRO ORIGIN、パブリッシャーはNITRO PLUS。インターフェース・字幕は日本語・英語・簡体字中国語に対応し、音声は日本語のみ収録。ジャンルは暗殺者・犯罪組織・陰謀を題材にしたネオノワール系ビジュアルノベルです。
Steamストアページはすでに公開されており、2026年8月時点ではウィッシュリストへの登録が可能です。価格はSteamストア上では本稿執筆時点で確認できていませんが、海外メディアのGematsuは3,500円と報じています。購入予定の場合も、発売が近づいたタイミングで公式ストアページの表示価格を確認することをおすすめします。
背景Steam版はどのバージョン?2000年版の単純移植ではない
『Phantom』を以前プレイしたことがある人が特に注意したいのが、Steam版のベースとなっているバージョンです。Steam版は2000年に発売されたオリジナルPC版の単純移植ではなく、2012年発売のXbox 360版をWindows向けに完全移植した「2013年PC版」と同じ内容となっています。
『Phantom PHANTOM OF INFERNO』は、もともと2000年2月にPC向けタイトルとして発売されました。その後、2001年にはDVD-PG版、2003年にはPlayStation 2版が登場し、2009年にはテレビアニメ『Phantom ~Requiem for the Phantom~』が放送されています。さらに2012年には、テレビアニメ版の要素を取り入れたXbox 360版が発売され、2013年には、そのXbox 360版をWindowsへ完全移植したPC版が発売されました。今回のSteam版は、この2013年版と同じ内容です。
ニトロオリジン公式・Steamストアの両方で、2012年のXbox 360版にテレビアニメ『Phantom ~Requiem for the Phantom~』の要素が取り込まれ、そのXbox 360版が2013年にWindowsへ完全移植されたという流れが説明されています。そのため、Steam版を「2000年版の復刻」と考えるよりも、「2013年PC版を現行PCで遊びやすくしたSteam再リリース」と考えた方が分かりやすいでしょう。
違い2000年オリジナル版との違い
大きな違いとなるのがキャラクターデザインやグラフィックです。Steam版ではテレビアニメ版に合わせてキャラクターデザインとグラフィックが刷新されたバージョンが使用され、テレビアニメと同じ声優陣がキャラクターを演じます。さらにSteamストアでは、テレビアニメで追加されたオリジナルエピソードもゲーム内へ収録されると説明されています。
そのため、2000年版を遊んだことがある人でも、単純に同じゲームを遊び直すだけではなく、異なるビジュアルや追加要素を含むバージョンとして楽しめます。テレビアニメ『Phantom ~Requiem for the Phantom~』から作品を知った人にとっても入りやすいバージョンです。
- テレビアニメ版キャストによる日本語フルボイス
- アニメ版で追加されたオリジナルエピソード収録
- Windows 11環境で軽快に動作する必要スペック
- 2000年版そのものの復刻ではない(キャラデザイン等が別バージョン)
- 本稿執筆時点で価格が公式未確定
- Steam Deckの互換性評価が未公開
年齢区分成人向けだった2000年PC版がそのまま収録されるわけではない
初代『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』は、2000年に成人向けPCゲームとして発売された作品です。一方、Steam版のベースとなる2013年Windows版は「15歳以上推奨」として発売されていました。したがって、Steam版についても「2000年版の成人向けPC版をそのままSteamに移植したもの」ではありません。
なお、Steamストアには暴力表現や流血表現に加え、性的内容や強い言葉など成人向けのストーリー要素を含む可能性があるというコンテンツ説明が掲載されています。ストーリー自体が犯罪組織や暗殺を題材としているため、内容はかなりシリアスです。
概要『Phantom PHANTOM OF INFERNO』はどんなゲームか
物語の主人公は、アメリカをひとりで旅行していた日本人の少年です。旅行中、裏社会で暗躍する犯罪組織「インフェルノ」に関わる事件に巻き込まれ、組織最強の暗殺者「ファントム」と遭遇します。しかし、ファントムの正体は主人公と同年代ほどの少女でした。主人公は記憶を失い、やがて暗殺者として訓練されることになります。そして自身も彼女と並ぶほどの暗殺者へと成長しながら、インフェルノを巡る巨大な陰謀へ巻き込まれていきます。
派手な銃撃戦を実際に操作するアクションゲームではなく、テキストと演出を中心に物語を読み進めていくビジュアルノベルです。Steamでは「Visual Novel」「Dark」「Noir」「Assassins」「Crime」「Conspiracy」「Multiple Endings」「Choices Matter」などのタグが付けられており、選択によって物語が変化するストーリー重視のADVとして位置付けられています。




原点虚淵玄氏のデビュー作としても重要なタイトル
『Phantom PHANTOM OF INFERNO』は、『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』などで知られる虚淵玄氏のデビュー作でもあります。Steamストアでも「Urobuchi Gen’s Debut Work」として紹介されており、本作が虚淵玄氏の原点となる作品であることが強調されています。犯罪組織、暗殺者、銃、陰謀、過酷な運命に翻弄される登場人物といった後の虚淵作品にもつながる要素が多く、現在の作品から虚淵玄氏を知った人が原点をたどる目的でも注目されそうです。
キャスト声優は入野自由、高垣彩陽、沢城みゆきなど
Steam版はテレビアニメ版のキャストを採用した2013年版と同じ内容です。主人公のツヴァイこと吾妻玲二を入野自由さん、アイン=ファントムを高垣彩陽さん、クロウディア・マッキェネンを久川綾さん、キャル・ディヴェンスを沢城みゆきさん、藤枝美緒を小清水亜美さんが担当します。そのほか、サイス=マスター役を千葉一伸さん、リズィ・ガーランド役を渡辺明乃さん、レイモンド・マグワイヤ役を千葉進歩さん、アイザック・ワイズメル役を石川英郎さんが担当します。全編日本語フルボイスのため、ストーリーや演出を重視してプレイしたい人にも向いています。
必要スペック最新3Dゲームと比べてかなり軽い動作環境
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11(64bit) | Windows 11(64bit) |
| CPU | Core i5以上 | Core i7以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| グラフィック | DirectX 11対応・VRAM 1GB以上 | 外部グラフィックボード・VRAM 1GB以上 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 4GB | 4GB |
※Steamストアページに記載の必要動作環境にもとづきます。解像度は1920×1080を想定した表記です。
『Phantom PHANTOM OF INFERNO』Steam版は、最新の3Dゲームと比べるとかなり軽いPCスペックで動かせます。RTX 5060やRTX 5070といった現在のゲーミングGPUはもちろん、本作だけを目的とするなら高性能なゲーミングPCは必要ありません。比較的新しいWindows 11搭載PCであれば、GPU性能が原因でプレイできないケースはかなり少ないと考えられます。
ただし、2013年PC版ではWindows XPからWindows 8までが対象だったのに対し、Steam版ではWindows 11が最低動作環境として指定されています。古いPCで過去版を遊んでいた人は、OS要件には注意してください。
Steam DeckSteam Deckで遊べるか
本稿執筆時点のSteamストアでは、Steam Deckについて「確認済み」や「プレイ可能」といった互換性評価は確認できません。ゲーム自体の必要スペックは軽いものの、Steam Deckで正常に動作するかどうかはWindows版の必要スペックだけでは判断できません。Steam Deckで遊ぶ予定の人は、発売後にValveの互換性評価や実際の動作報告を確認してから購入するのが確実です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|初めて『Phantom』を遊ぶ人にも向いている
今回のSteam版は、2000年オリジナル版をそのまま復刻したタイトルではなく、テレビアニメ版の要素を取り入れた2012年Xbox 360版をベースとする2013年Windows版と同じ内容です。キャラクターデザインやグラフィックがテレビアニメ版に合わせて刷新され、同じキャストによる日本語フルボイスに加え、アニメで追加されたオリジナルエピソードも収録されています。
初代『Phantom』をプレイした人にとっては違いを楽しめるバージョンであり、アニメから入った人や『Fate/Zero』『魔法少女まどか☆マギカ』などをきっかけに虚淵玄氏を知った人にとっても触れやすい作品です。『Phantom PHANTOM OF INFERNO NITRO ARCHIVE』は2026年9月4日にSteamで発売予定で、本稿執筆時点では価格が未確定のため、購入予定の場合はSteamのウィッシュリストへ登録して続報を確認しておくとよいでしょう。

