Bazzite 45は何が変わった?EAC v2準備チェックと携帯ゲーミングPCの更新前に確認したい点【2026年11月】
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診断は確認だけ。携帯機はSecure Bootとlockdownを触らない
Bazzite 45は、Fedora 45を土台にした大型更新として2026年11月3日に公開されました。携帯ゲーミングPCで使っている人にとっては、自分の機種が安定版で動くのか、話題のEasy Anti-Cheat(EAC)v2対応で何を確認すればよいのかが気になるところです。
結論として、今回のEAC v2関連の追加は、ゲームを動かすための対応ではなく、要件を調べる診断コマンドujust check-anticheatです。結果を表示するだけで、設定は一切変更しません。ROG Xbox Ally X20は安定版に入り、Predator Atlas 8は初期対応の段階です。
携帯機では、Steam DeckでSecure Bootを有効にしないこと、そのほかの携帯機でもkernel lockdownの有効化を待つことが開発元から案内されています。診断にFAILが出ても、その表示を消すためにBIOSやカーネルの設定を変えないでください。
目次
変更点Bazzite 45の主な変更と携帯機での見方
| 項目 | 内容 | 携帯機での見方 |
|---|---|---|
| ベース | Fedora 45、GNOME 51.1、KDE Plasma 6.8.2 | Gaming Modeを使う人は画面の変化より、土台の更新が中心です |
| カーネル・グラフィックス | OGCカーネル7.2.15、NVIDIA LTSイメージは6.18.60、Mesa 26.2.6 | ベンチマークや電池持ちの改善値は示されていません。性能向上として期待しないほうが安全です |
| ROG Xbox Ally X20 | 安定版に対応。カスタムTDPの不具合修正はtestingブランチで保留 | X20は今回から安定版で使えます。カスタムTDPを使う人は修正の配信を待つ必要があります |
| Predator Atlas 8 | 初期対応。InputPlumber対応、クイックアクセスメニューのタップ操作、M1・M2背面ボタンの割り当てが追加 | 基本操作の対応が進んだ段階で、全機能の対応とは書かれていません |
| 周辺機器 | Logitech TrueForceのレーシングホイールを標準で対応 | 携帯機ユーザーには直接関係しません |
| アンチチート診断 | ujust check-anticheatを追加 | 要件を調べるだけで、設定は変えません。携帯機ではSecure Bootとkernel lockdownに注意が必要です |
| 更新サイズ | ビルド方式の見直しにより、小さい更新では100MB程度まで下がる | 毎回その大きさになるわけではないため、通信量の目安にはなりません |
そのほか、ゲーム向けのネットワーク最適化(bpftuneとbpfrag)が任意で使えるようになり、KDE版ではXWaylandVideoBridgeの削除で一連の不具合が解消されました。非NVIDIAのイメージではOpenCLがMesa製からROCM製に変わりました。
機種別携帯機ごとの対応段階の違い
Bazzite 45から安定版で使えます。テスト協力者の報告を経て安定版入りしました。カスタムTDPの問題は修正がtestingにあり、安定版への配信は近く行われると案内されています。
操作まわりの対応が入った段階です。InputPlumber、クイックアクセスメニューのタップ操作、M1・M2の割り当てが対象で、ほかの機能の対応状況は告知されていません。
Secure Bootを有効にしないでください。開発元は、状況が変わったときに知らせるとしています。

X20の導入手順やtestingブランチの扱いはBazziteはROG Xbox Ally X20・Predator Atlas 8で使える?に書いています。Bazzite自体の導入方法はBazzite完全ガイドが詳しいです。
更新方法携帯機でBazzite 45へ更新する手順
Bazzite-Deckイメージの携帯機は、自動更新が初期状態で無効です。Gaming Modeから手動で更新し、再起動すると適用されます。
- インストール先ドライブの空き容量を確認します。更新には最低3%の空きが必要です
- Steamボタンのメニューから、設定、システム、アップデートの確認の順に開きます
- 更新が見つかったら適用します
- 再起動して更新を反映します
デスクトップ画面のイメージでは、毎日更新を確認し、ゲーム中などを避けた空き時間にバックグラウンドで取得されます。適用は次の再起動です。安定版の更新は2週間に1回が基本です。
画面を開けない状態やSSH接続、ターミナルからは、次のコマンドで更新できます。
ujust update
testingブランチでX20を使っていた人は、安定版45へ戻すコマンドが案内されています。
brh rebase stable
更新後に不具合が出たときの戻し方は、更新の前にBazzite公式の更新ガイドとロールバックの案内で確認しておくと安心です。
診断ujust check-anticheatが調べる8項目

EpicはEasy Anti-Cheat Linux v2を、署名済みカーネルやSecure Bootなど、Linuxに既にある仕組みで保護を強める方式として発表しました。Bazzite 45のコマンドは、その公開された要件を満たしているかを項目ごとにPASSかFAILで示し、FAILには直し方のヒントを添えます。
| 確認項目 | Epicが求める条件 | 携帯機での扱い |
|---|---|---|
| 署名済みカーネル・モジュール | 既知の鍵で署名されたカーネルとモジュールだけを使う | 署名されていないモジュールを読み込む環境ではFAILになります |
| TPM 2.0 | BIOSで有効になっている | BIOS設定の確認が必要です |
| Secure Boot | 有効で、既知の鍵だけで起動する | Steam Deckでは有効にしないよう案内されています |
| Measured Boot | 起動時の計測が記録されている | GRUBやsystemd-bootなら通常は自動で記録されます |
| IOMMU | 有効で、passthroughが無効 | 携帯機には求められません。Valve製ハードウェアや携帯機のシャーシ種別では対象外です |
| Kernel lockdown | integrityモード(confidentialityも合格) | 携帯機では有効化を待つよう案内されています |
| kexec | 無効 | 確認のみです |
| BPF LSM | 有効で動作している | 確認のみです |
EAC v2はアンチチート用のカーネルモジュールを使わず、保護対象のゲームを初めて起動するときに、ゲーム実行中だけ動くsystemdサービスのインストールを求めます。Bazzite側の鍵はEpicの既知の鍵リストに受け入れられており、開発元はさらに協議を続けています。
診断が示すのはEpicが公開した要件への適合状況です。EpicはEAC v2をまずFortniteで試験し、有効性を確かめたうえで他のゲーム開発者へ広げる計画を説明しています。診断が通っても、遊びたいゲームがEAC v2を採用しているかは別に確認が必要です。
注意携帯機で診断結果を見たときの判断
診断にFAILが出ても、その表示だけを理由に設定を変えないでください。開発元の案内に沿うと、やってよいことと待つことは次のように分かれます。
- 通常の手順でBazzite 45へ更新する
ujust check-anticheatで現状を見る- TPM 2.0がBIOSで有効かを見る
- Steam DeckでSecure Bootを有効にする
- 携帯機でkernel lockdownを有効にする
- FAILを消すためだけにカーネル引数を書き換える
この診断は直すためのコマンドを表示するだけで、実行は利用者に任されます。EAC v2を採用したゲームが実際に出てきた時点で、携帯機向けの手順が整ったかを開発元の告知で確認してからで間に合います。
おすすめBazzite 45を試しやすい携帯ゲーミングPC
安定版で動作するX20なら、testingへ切り替える手間なくBazziteを使えます。Steam Deckは、Bazziteへ入れ替えずにSteam環境のまま遊べる点が違いです。
FAQBazzite 45でよくある疑問
まとめ更新は通常どおり、EAC v2診断は見るだけに留める
Bazzite 45は、X20の安定版対応とAtlas 8の初期対応が入った更新です。携帯機はGaming Modeから更新し、再起動で適用する通常の手順で問題ありません。
ujust check-anticheatはEAC v2の要件を調べる診断で、ゲームの動作対応ではありません。Steam DeckはSecure Boot、そのほかの携帯機はkernel lockdownを変更せず、開発元の続報を待つのが案内に沿った判断です。
出典(2026年11月6日確認):Bazzite 45公式アナウンス、Bazzite check-anticheat追加の実装プルリクエスト、Epic Online Services(EAC Linux v2)、Bazzite公式ドキュメント(更新ガイド)、GamingOnLinux(Bazzite 45の変更点)



