Steamで「ゲームの実行パスが無効です」と出る原因と直し方|EAC搭載ゲームの起動時エラーを切り分ける
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
出たらまず、ダイアログのパスにexeがあるかを見る
Steamでゲームを起動すると、「起動時エラー ゲームの実行パスが無効です!」というダイアログにファイルのパスが並び、[終了]しか押せません。Steamを再起動しても、同じ画面に戻ってしまう状況です。
この表示は、Steamの「ゲームの起動に失敗しました」とは別物で、Easy Anti-Cheat(EAC)を使うゲームの起動時に出るエラーです。英語表示では「Launch Error: Invalid game executable path!」にあたります。ダイアログに出ているパスの実行ファイル(exe)を、EACが開始できていない状態を指します。
最初に見るのは、そのパスにexeが実在するかです。無ければ隔離・ドライブ変更・ファイル欠落を、あれば整合性確認、EACの修復、スマートアプリコントロールの順に確かめます。スマートアプリコントロールを切るのは最後です。
目次
原因症状と原因の切り分け
「Failed to start game (missing executable)」にあたる「実行ファイルが見つかりません」は、Steamが出すエラーです。今回の「起動時エラー」は、EACのダイアログとして表示されます。タイトルが「起動時エラー」で、本文にexeまでのフルパスが入っていれば、今回のエラーに当たります。
パスに書かれたexeをEACが開けない理由は、大きく4つに分かれます。
手順1ダイアログのパスにexeがあるかを見る
ダイアログのパスを、スクリーンショットかメモで控えます。例は次の形です。
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\ゲーム名\…\xxx.exe
エクスプローラーのアドレスバーに、exeの手前のフォルダまでを貼り付けて開きます。確認するのは3点です。
- フォルダ自体が開けるか。開けないときは、ゲームを入れたドライブが接続されていないか、ドライブ文字が変わっています。Steamの設定の「ストレージ」で、ゲームのあるドライブが認識されているかを確かめます。
- フォルダの中にexeがあるか。無ければ手順2へ進みます。
- exeがあるなら、手順3以降へ。ファイルが存在していても、起動を止める原因は残っています。
Steamが「実行ファイルが見つかりません」を出す場合の隔離・復元の手順は、Steamで「実行ファイルが見つかりません」と出る原因にまとめています。
手順2隔離の履歴を見て、整合性確認で戻す
exeが消えているときは、Windowsセキュリティの「ウイルスと脅威の防止」から「保護の履歴」を開き、そのexeが隔離されていないかを確認します。隔離されていた場合は、Steam公式ストアから入れた無改造のゲームであることを確かめてから復元します。出所が不明なMODやクラック版は復元しません。
復元しなくても、Steamの整合性確認でexeは取り戻せます。ライブラリでゲームを右クリックし、「プロパティ」の「インストール済みファイル」から「ゲームファイルの整合性を確認」を押します。足りないファイルがあれば再ダウンロードされます。
出典:Steam Support「Verifying Integrity of Game Files」
整合性確認が0%や99%で止まる場合は、Steamのゲームファイル整合性確認が止まるときの対処を先に見てください。
手順3EACを修復して、周辺の前提を整える
exeがあって整合性確認も通るのに同じ表示が出るときは、EACのインストール状態を疑います。ゲームのインストール先にある「EasyAntiCheat」フォルダを開き、EasyAntiCheat_Setup.exeを探します。ゲームによってはEasyAntiCheat_EOS_Setup.exeという名前です。
- そのファイルを右クリックして「管理者として実行」します。
- 一覧から該当のゲームを選びます。
- 「Repair Service」を押して、完了後にPCを再起動します。
EACのセットアップ用ファイルは、ゲームのフォルダに入っているものを使います。別のサイトで配布されているものは使いません。
これでも直らないときは、EAC側の共通手順として、次の4点を順に確かめます。
- Windowsを最新の状態にする
- Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージを最新にする
- システムファイルチェッカー(
sfc /scannow)でシステムファイルを修復する - バックグラウンドのアプリを閉じて、再起動してから起動する
出典:Epic Games Store Support「Easy Anti-Cheat (EAC) Game Issues」
出典:Microsoft Support「システムファイルチェッカーツールを使用して修復する」
出典:Microsoft Learn「Latest Supported Visual C++ Redistributable Downloads」
EACのエラーコードや別のメッセージが出る場合は、症状別の記事が使えます。「Untrusted system file」のようにメッセージが違うときは、そちらの切り分けが先です。
手順4スマートアプリコントロールの状態を確かめる
ここまでで直らない場合に限って、スマートアプリコントロール(Smart App Control)を確かめます。Microsoftの説明では、クラウド上のセキュリティサービスが安全と判断できず、アプリに有効な署名もない場合は「信頼できない」とみなされ、ブロックされます。個別のアプリだけを通す方法は現在ありません。
EACの起動処理がこの判定に当たると、ゲームのexeが正常でも、起動の手前で止まる可能性があります。ただし、スマートアプリコントロールが有効なPCのすべてで起きるわけではありません。
出典:Microsoft Support「スマート アプリ コントロールに関してよく寄せられる質問」
Windowsセキュリティの「アプリとブラウザー コントロール」から「スマート アプリ コントロールの設定」を開くと、現在の状態が出ます。「オン」でなければ、この手順は関係ありません。「オン」の場合、Microsoftは最近のWindows更新プログラムでクリーンインストールなしに再度有効にできるとしています。ただし、画面に「再インストールしないとオンにできません」という注意書きが出るPCでは、オフにしないでください。
オフにして直るかを試すのは、手順1から3が済んでからです。直った場合も、ゲームの更新で解消する可能性があるので、運営のお知らせを確認します。
予防再発を防ぐ運用
- ゲームを入れるドライブのドライブ文字を固定し、外付けSSDの場合は接続してからSteamを起動します。
- Defenderの除外設定は、問題のゲームのフォルダだけに絞ります。Steamフォルダ全体は除外しません。
- 更新直後にだけ出る場合は、PCを再起動してからもう一度起動します。
Steamのほかのトラブルも症状から探したいときは、Steamのトラブルを症状から探す診断チャートが入口になります。
FAQよくある質問
まとめまとめ|まずダイアログのパスを開く
「ゲームの実行パスが無効です」は、EACが開始しようとしたexeに届いていないことを示します。パスのexeの有無、隔離と整合性確認、EACの修復、スマートアプリコントロールの順に確かめれば、元に戻しにくい設定変更を最後まで残せます。
ダイアログのパスにexeが無ければ隔離と整合性確認、あればEACのRepair Service。スマートアプリコントロールを切るのは最後で、画面の注意書きを読んでからにします。




