A列車で行こう9 PRIME LINEの推奨スペック|GPUはGTX 1050のままCPUはCore i7-8700へ、旧A9との違い
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GPUはGTX 1050、CPUは旧A9のCore i7-860からCore i7-8700へ
『A列車で行こう9 PRIME LINE』は、アートディンクの都市開発鉄道シミュレーション『A列車で行こう9』(A9)を大幅に作り直した最新作です。2026年12月10日にSteamで発売され、価格は18,480円です。線路を自由な曲率・勾配で敷ける「フレキシブル」や最大16両編成、カーブ駅が加わります。
PCの条件で大きく変わったのはGPUではなくCPUとOSです。推奨GPUはGeForce GTX 1050(4K出力時はGTX 1060)と控えめですが、推奨CPUは旧A9のCore i7-860からCore i7-8700へ、最低CPUはCore 2 DuoからCore i3-8100へ上がり、OSはWindows 11(64bit)専用になりました。
この最低・推奨CPUは、どちらもWindows 11が正式に対応するIntel第8世代Coreです。旧A9を遊んできたPCで動くかどうかは、グラフィックボードより先にCPUの世代で決まります。公式要件と旧A9の比較、確認の手順、乗り換え前に知っておきたい仕様変更の順に整理しました。
目次
要点まず押さえておきたいこと
推奨GPUのGTX 1050は2016年のエントリーGPUで、VRAMは1GB以上で足ります。一方、最低CPUのCore i3-8100と推奨CPUのCore i7-8700は2017年の第8世代Coreで、Windows 11が正式に対応するIntel CPUの下限と同じ世代です。第7世代以前のCoreや初代Ryzen(1000シリーズ)は、Core i7-7700KやRyzen 7 1700のように性能ではCore i3-8100を上回るものがあっても、Windows 11の対応CPUではないため公式の動作環境からは外れます。
概要PRIME LINEは線路と編成の制約を外したA9の作り直し
PRIME LINEは、A9の続編というより、A9の土台を残したまま線路・道路・編成まわりを作り直した製品です。販売はSteamのダウンロード版のみで、日本語と英語に対応します。日本時間では12月10日の正午ごろに配信される予定です。Steamストアページのリリース日は「2026年12月9日」と表示されていますが、これは時差によるもので、国内では12月10日に遊べるようになります。

主な追加要素は次のとおりです。
- フレキシブル:線路と道路を自由な曲率・勾配で敷ける。長距離を緩やかに曲がるカーブやループ線、山間部の急カーブ・急勾配も作れる
- 最大16両編成とカーブ駅:1編成の上限が10両から16両に広がり、連結すれば最大32両の貨物列車も走らせられる。湾曲したホームを持つ駅も建てられる
- 道路と線路の見た目:片側二車線道路が加わり、線路はバラスト軌道(灰色/茶色)・直結軌道・スラブ軌道の4種類から選べる
- 描画の刷新:ライティングと反射を作り直し、雲の影と水面の表現を強化。すべての樹木モデルと道路の見た目も新しくなった
- 遊びやすさ:10分ごとに最大5つ残るオートセーブ、UI拡大率の変更、ゲームモードの新規マップとクリア条件、チュートリアル
アートディンクの発表では、2026年6月にNintendo Switch 2で発売された『A列車で行こう9 Evolution』のUI・グラフィックの刷新や追加機能もPRIME LINEに収録するとしています。オートセーブの仕様(10分ごと・最大5つ)はEvolutionと同じです。Evolutionは税込12,980円のSwitch 2専用ソフトで、PCで遊ぶなら、その内容に線路・編成まわりの新要素を加えたPRIME LINEを選ぶことになります。

動作環境PRIME LINEの最低動作環境と推奨動作環境
公式サイトとSteamストアページに掲載されている動作環境は次のとおりです。最低と推奨で違うのはCPU・GPU・VRAMだけで、メモリ・ストレージ・OSは共通です。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨動作環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11(64bit専用) | Windows 11(64bit専用) |
| CPU | Core i3-8100以上 | Core i7-8700以上 |
| メモリ | 4GB | 4GB |
| GPU | GeForce 9シリーズ以降、RADEON HD4000シリーズ以降(いずれも2008年以降) | GeForce GTX 1050(4K出力時はGTX 1060) |
| VRAM | 512MB以上 | 1GB以上 |
| DirectX | 9.0c | 9.0c |
| ストレージ | 8GB以上 | 8GB以上 |
| 画面 | 1280×720以上 | 1280×720以上 |
出典:A列車で行こう9 PRIME LINE 公式サイト 製品概要・Steamストアページ(2026年9月27日時点)。入力機器はキーボードとホイールマウス、サウンドはDirect Sound対応が条件です。
AMDのCPUは最低・推奨とも記載がありません。公式に書かれているのはIntelのCPUとNVIDIAのGPU(最低のみAMDのRADEONも併記)だけなので、Ryzenを使っている場合は後述のように世代とコア数で置き換えて考えることになります。
旧A9比較旧A9からCPUとOSだけが大きく上がった
比較対象は、現在Steamで販売されている旧A9の最終版『A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+』です。推奨動作環境を並べると、上がり方の差がはっきり分かります。
| 推奨環境 | 旧A9(V5.0 DX+) | PRIME LINE |
|---|---|---|
| OS | Windows 11/10(64bit) | Windows 11のみ(64bit) |
| CPU | Core i7-860 | Core i7-8700 |
| 最低CPU | Core 2 Duo | Core i3-8100 |
| GPU | GTX 650(4K時GTX 760) | GTX 1050(4K時GTX 1060) |
| VRAM | 1GB | 1GB以上 |
| メモリ | 3GB以上 | 4GB |
| ストレージ | 1.4GB以上 | 8GB以上 |
| DirectX | 9.0c以上 | 9.0c |
出典:A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+ 製品情報(2026年9月27日時点)。最低動作環境のメモリは旧A9が2GB以上、PRIME LINEが4GBです。最低GPU(GeForce 9シリーズ/RADEON HD4000シリーズ以降)とVRAM 512MBは旧A9と同じです。
GPUはGTX 650からGTX 1050へ、4K時はGTX 760からGTX 1060へと、どちらも同じクラスのまま新しい世代に置き換えた程度の引き上げです。DirectXも9.0cのままで、最低GPUの「GeForce 9シリーズ以降」は変わっていません。
CPUは事情が違います。Core i7-860は2009年発売の4コア8スレッド、Core i7-8700は2017年発売の6コア12スレッド(最大4.6GHz)で、発売時期で8年の開きがあります。最低CPUもCore 2 Duoから、4コア4スレッドのCore i3-8100に変わりました。
ストレージは1.4GBから8GBへ5倍以上に増えています。すべての樹木モデルや道路の見た目を作り直し、建物とアイテムが約500種類だった旧A9に対して建造物を約600種類収録したことを考えると、テクスチャやモデルのデータが増えた分と見るのが自然です。それでも8GBなので、容量を理由にSSDを買い足す必要はまずありません。
CPUCore i7-8700はWindows 11の対応CPUと同じ世代
実際に遊べるかどうかを分けるのは、Core i7-8700という型番そのものより、Windows 11の対応CPUかどうかです。CPUの要件が一気に上がった理由として、まず押さえておきたいのがこのOSとの関係です。Microsoftが公開しているWindows 11の対応CPU一覧では、IntelのCoreは第8世代以降、AMDのRyzenは2000シリーズ以降(一部を除く)が対象です。PRIME LINEの最低CPUのCore i3-8100と推奨CPUのCore i7-8700は、どちらもこの第8世代Coreに当たります。
つまり、旧A9の推奨だったCore i7-860のPCは、PRIME LINEの推奨に届かない以前に、Windows 11の正式な対応CPUではありません。Windows 11専用にした時点で、Core 2 DuoやCore i7-860を要件に書き続けることはできなくなります。最低CPUが第8世代の中でも下位のCore i3-8100になっているのは、この線引きに合わせたものと読めます。
一方で、推奨をCore i3でもCore i5でもなく6コア12スレッドのCore i7-8700にしている点は、OSの都合だけでは説明できません。PRIME LINEは最大300車両を走らせられ、約600種類の建造物が並ぶ街で、乗客や経営、道路交通、街の自動発展を常に計算し続けます。フレキシブルで自由な形の線路・道路が増えれば、経路や描画の処理も重くなりやすい要素です。開発側が旧A9より高いCPU性能を前提にしているのは確かですが、大都市でどれだけCPUの差が出るかは、発売後に実際の街で確かめるまで分かりません。
公式要件にAMDのCPUは書かれていません。Windows 11の対応範囲から考えると、初代Ryzen(1000シリーズ)はWindows 11の対応CPUから外れています。推奨のCore i7-8700と同じ6コア12スレッドなら、Ryzen 5 3600以降が同じクラスです。いま売られているCore i5-12400やRyzen 5 5600なども同じ6コア12スレッドで、発売は約4年新しくなります。
GPUGTX 1050を上回るならグラフィックボードの買い替えは不要
推奨GPUのGTX 1050は2016年発売のエントリーGPUで、4K出力時のGTX 1060も同じ2016年のミドルクラスです。GTX 1650以降ならGTX 1050を上回り、GTX 1060も上回りたいならGTX 1650 SUPERやRTX 3050以降が目安です。RTX 4060やRTX 5060のような現行のゲーミングGPUを、PRIME LINEのために新しく買う必要はありません。
「4KでもGTX 1060」という書き方は、最新の3Dゲームの感覚だと軽すぎるように見えます。ただ、旧A9も推奨はGTX 650、4K時はGTX 760でした。PRIME LINEは描画を作り直してもDirectX 9.0cのままで、VRAMも1GB以上です。解像度を上げても最新のハイエンドGPUが要るタイプのゲームではありません。
もっとも、公式の推奨は「その環境で快適に遊べる目安」であって、4Kで何fps出るかまでは示していません。発売前の2026年9月27日時点では公式のベンチマークもなく、GTX 1060で4Kがどの程度動くかは発売後に確かめる必要があります。4Kモニターで遊ぶ場合は、今回追加されたUI拡大率の変更で文字やボタンの大きさを調整できます。
確認手順手元のPCで遊べるかを確かめる順番
旧A9を長く遊んできたPCほど、GPUより先にOSとCPUで条件から外れます。次の順で確認すると早く判断できます。
- OSがWindows 11(64bit)になっているか確認する。Windows 10のままなら、まずWindows 11にできるPCかどうかを調べる
- CPUの型番を確認する。IntelならCore i3-8100以上(第8世代Core以降)、推奨はCore i7-8700以上。Ryzenなら2000シリーズ以降が最低ライン
- GPUがGTX 1050以上か確認する。4Kで遊ぶならGTX 1060以上(GTX 1650 SUPERやRTX 3050以降)を目安にする
- メモリ4GB以上、空き容量8GB以上を確認する。いまのPCならほぼ満たしている
CPU・GPU・メモリはWindows標準の「dxdiag」で1分ほどで確認できます。手順は自分のPCスペックを確認する方法にまとめています。
- Windows 11のPCで、第8世代Core以降またはRyzen 2000シリーズ以降を使っている人
- GTX 1650以降(4KならGTX 1650 SUPERやRTX 3050以降)のグラフィックボードを積んでいる人
- ここ5年ほどの間に買ったゲーミングPCを使っている人
- 第7世代以前のCoreのPCで旧A9を遊んできた人(性能が足りていてもWindows 11の対応外)
- 初代Ryzen(1000シリーズ)のPCを使っている人
- Windows 10のまま使っていて、Windows 11にできないと表示される人
第7世代以前のIntel CPUのPCは、CPUだけを第8世代以降に交換することはできません。第6・第7世代と第8世代は同じLGA1151という名前のソケットでもチップセットの互換性がなく、それより古い世代はソケット自体が違います。PC本体の買い替えになります。一方、初代RyzenのAM4環境なら、マザーボードのBIOSを更新したうえでRyzen 5000シリーズに交換する方法があります。古いチップセットでのBIOS対応の注意点はRyzen 7 5800X3DをX370とX570で比べた検証にまとめています。
仕様変更旧A9の完全な上位互換ではない
PRIME LINEには連結、転車台、機回し、画像からの地形作成など旧A9の機能が引き継がれ、旧A9のセーブデータも移行できます(手順は後日公開予定)。『A列車で行こう9 トレインコンストラクション』で作った車両のインポートや、Steamワークショップで公開されている車両の追加にも対応します。
ただし公式FAQでは、PRIME LINEで変わり、元の設定には戻せない項目がいくつか挙げられています。
- 道路:アスファルトの色を変更
- モデル:一部の樹木などを改良し、一部の建物のテクスチャを修正
- BGM:連続で再生する方式に変更
- 資材:工場から直接消費できるように変更(自動発展には使われない)
- 環境設定アプリ:ゲーム内のオプションに統合し、一部の項目を削除
もうひとつ見落としやすいのが収録車両です。京阪電気鉄道の「8000系0番代(京阪本線・鴨東線等)」と「3000系(京阪本線・鴨東線・中之島線)」はPRIME LINEに収録されず、新たに購入できません。ただし、これらの車両を購入済みの旧A9のセーブデータをPRIME LINEに移すと、そのまま表示されます。
この2形式を走らせている街は、旧A9のセーブデータ経由でしかPRIME LINEに持ち込めません。PRIME LINEを買った後も、旧A9のインストールとセーブデータはすぐに消さずに残しておくのが安全です。
日本国外版の収録車両はJRの243車両だけで、私鉄の車両は使えません。日本版と国外版はSteamアカウントの地域設定で自動的に決まり、自分で選ぶことはできません。
価格18,480円だが旧A9ユーザー向けの乗り換え価格がある
通常価格は18,480円(税抜16,800円)です。旧A9を持っている人向けには「乗り換えキャンペーン」が予定されており、対象は次の2つです。
- Windows版の旧A9:日本で販売された初代『A列車で行こう9』からVersion5.0までのすべて。サイバーフロントから発売された製品も対象。詳細は後日発表で、旧A9のシリアルコードを探しておくよう案内されている
- Steam版の旧A9:『A列車で行こう9 Version5.0 コンプリートパックDX+』の所有者。日本版・国外版とも対象で、DX+を持っているSteamアカウントで購入すると特別価格になる
Windows版のシリアルコードは再発行されません。本体のシリアルコードが見つからない場合は、バージョンアップキットのシリアルコードでも対象になります。2026年9月27日時点では割引後の価格と申し込み手順は発表されていないため、旧A9を持っている人はシリアルコードを探しておき、価格の発表を待ってから決めても遅くありません。
おすすめCPUの世代で足りないときの選択肢
グラフィックボードを高いものにする必要はないので、選び方の軸はCPUです。初代RyzenのAM4環境ならCPUだけの交換、第7世代以前のIntel CPUのPCなら本体の買い替えが現実的です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|PRIME LINEで見るべきはGPUよりCPUの世代とOS
『A列車で行こう9 PRIME LINE』は、推奨GPUがGTX 1050、4KでもGTX 1060と、旧A9からほとんど上がっていません。今のゲーミングPCなら、グラフィックボードを理由に買い替える必要はありません。
変わったのはCPUとOSです。最低のCore i3-8100と推奨のCore i7-8700はWindows 11が対応する第8世代Coreで、旧A9の推奨だったCore i7-860のPCは条件から外れます。旧A9を遊んできたPCが第7世代以前のCoreなら、性能が足りていてもWindows 11の対応外なので、公式の動作環境で遊ぶにはPC本体の買い替えが必要です。
乗り換える場合も、PRIME LINEに収録されない京阪の2形式や、戻せない仕様変更があります。旧A9のセーブデータは残したまま移行し、乗り換えキャンペーンの価格が出てから買うのが確実です。
PRIME LINEはGPUの要求がほとんど上がらない代わりに、CPUとOSの条件がWindows 11の対応ラインまで引き上げられました。手元のPCで遊べるかは、まずWindows 11と第8世代Core以降(Ryzenなら2000シリーズ以降)かどうかで判断できます。旧A9のデータは消さずに残しておきましょう。
参考:A列車で行こう9 PRIME LINE 公式サイト・同 詳細(編成・駅)・同 詳細(描画・便利機能)・同 乗り換えキャンペーン・アートディンク 発表のお知らせ・A列車で行こう9 Evolution 公式サイト・Microsoft Windows 11対応Intelプロセッサー一覧・Microsoft Windows 11対応AMDプロセッサー一覧(いずれも2026年9月27日確認)





