RTX Remixが240タイトル突破|GTA2 RTXの必要GPU、Painkiller RTX無料配信・Morrowind RTXも
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GTA2 RTXも登場、Painkiller RTX無料配信・Morrowind RTX進行中
出典:NVIDIA公式GeForceニュース。PCSX2・Blender連携については海外メディアVGTimes、Morrowind RTXの詳細はThe FPS Review、GTA2 RTX Remixは作者gebdagのGitHubリポジトリと配布ファイル同梱のREADME、動作要件はNVIDIA公式のRTX Remix技術要件とRemix Plus 1.5.1のリリースノートにもとづきます。
「20年以上前のPCゲームを、最新のレイトレーシングでプレイする」——NVIDIAが提供するModプラットフォーム「RTX Remix」が、この分野で着実に存在感を広げています。Gamescom 2026にあわせてNVIDIAが公式に明らかにしたところによると、RTX Remix対応タイトルは240本を突破し、2026年だけで100本以上が新たに加わりました。公開されているModの累計ダウンロード数は380万件を超えています。
今回はタイトル数の増加だけでなく、中身のアップデートも発表されました。1つはDLSS 4.5 Ray Reconstructionへの対応で、Modクリエイターが自作Modに最新の画質改善技術を組み込めるようになります。もう1つは、2つの新しいRTX Remixプロジェクトです。2004年発売のFPS『Painkiller』をパストレーシング化した「Painkiller RTX」はすでに無料配信が始まっており、一方で『The Elder Scrolls III: Morrowind』を対象にした「Morrowind RTX」はコミュニティ主導で進行中という、性格の異なる2作品です。さらに9月下旬には、1999年の見下ろし型アクション『Grand Theft Auto 2』をパストレーシング化する「GTA2 RTX Remix」も個人のモッダーから公開されました。
以下では、RTX Remixの基本的な仕組み、DLSS 4.5 Ray Reconstruction対応の意味、Painkiller RTX・Morrowind RTXそれぞれの中身と入手方法、GTA2 RTX Remixを遊ぶのに必要なGPUと手順、そしてRTX RemixがPS2エミュレーター「PCSX2」やBlenderと連携を始めている点まで、NVIDIA公式と海外メディアの一次情報にもとづき整理します。
RTX Remixは240本超のタイトルに対応し、2026年だけで100本以上が追加されました。DLSS 4.5 Ray Reconstructionにも新たに対応し、Modの画質がさらに向上します。『Painkiller RTX』はPainkiller: Black Edition(GOG版)の所有者向けに無料アップデートとしてすでに配信中で、今すぐプレイできます。一方『Morrowind RTX』はモッダー「GokuwasHere」によるコミュニティ製プロジェクトで、現状はSeyda Neen・バルモラ地区のみの初期段階、リリース時期は未定です。『GTA2 RTX Remix』は無料で遊べるModで、GeForce RTXシリーズのGPUが前提です。60fpsで見るにはフレーム生成が必要で、RTX 40/50シリーズならDLSS、RTX 20/30シリーズならRemix Plus 1.5.1のFSRで補います。
目次
概要RTX Remixとは何か
RTX Remixは、NVIDIAが提供する無料のModプラットフォームで、古いDirectX 8・9世代のPCゲームを、パストレーシングを使って視覚的に一新できます。テクスチャのAIアップスケール、物理ベースのマテリアル、フルパストレーシング照明などをModクリエイターが比較的手軽に追加できる仕組みで、開発チームが持たない個人・小規模チームでも本格的なリマスターを作れる点が特徴です。
今回NVIDIA公式が明らかにしたところによると、RTX Remixの対応タイトルは240本を突破し、そのうち100本以上が2026年に新たに追加されました。公開済みModの累計ダウンロード数は380万件を超えています。2025年1月時点では対応タイトルが150本程度だったとされており、1年半ほどで大きく数を伸ばした計算になります。
画質技術DLSS 4.5 Ray ReconstructionがModでも使える
今回のアップデートで、RTX RemixはDLSS 4.5 Ray Reconstructionに対応しました。Ray Reconstructionは、レイトレーシング・パストレーシングの描画過程で生じるノイズをAIが除去し、画質を安定させる技術です。NVIDIA公式によると、新しいDLSS 4.5世代のRay Reconstructionは、旧世代と比べて約35%多い計算能力と約20%多いパラメータ処理を投入しており、より精細なディテール表現が可能になっています。今回の対応により、RTX RemixでModを作るクリエイターも、この最新のノイズ除去技術を自作Modに組み込めるようになりました。
公式スクリーンショットで雰囲気を確認。Painkiller RTXとMorrowind RTXのパストレーシング表現が分かります。
画像:© NVIDIA(NVIDIA公式GeForceニュースページより)。クリックで拡大表示できます。
配信中Painkiller RTXは今すぐ無料でプレイできる
「Painkiller RTX」は、2004年に発売されたFPS『Painkiller』を、開発元Merry Pencil StudiosがRTX Remixでリマスターしたプロジェクトです。15レベルを完全にパストレーシング照明でリマスターし、DLSS統合パストレーシング、Neural Radiance Cache、パストレースドボリューメトリクス、RTX IOといった最新技術を組み合わせています。RTX IOによる圧縮効率化の効果もあり、ファイルサイズは57GBから45GBへ削減されています。
Painkiller RTXは、GOGで販売されている『Painkiller: Black Edition』の所有者向けに、無料アップデートとしてすでに配信が始まっています。つまり、対象バージョンを持っているなら追加課金なしで今すぐパストレーシング版を体験できます。逆に言えば、Steam版など他プラットフォーム版の所有者は対象外で、GOG版の所有が前提になる点には注意が必要です。
進行中Morrowind RTXはコミュニティ制作、リリース時期は未定
もう1つの新プロジェクト「Morrowind RTX」は、Painkiller RTXとは性格が異なります。海外メディアの報道によると、本プロジェクトはNVIDIAやBethesdaが公式に手がけているものではなく、モッダー「GokuwasHere」が個人で進めているRTX Remixコミュニティプロジェクトです。対象は2002年発売の『The Elder Scrolls III: Morrowind』で、パストレーシング照明、アップグレードされたテクスチャ・マテリアル、RTX Volumetrics、Neural Radiance Cacheなどを組み込んでいます。
現時点で公開されているビルドは初期段階で、Seyda Neenとバルモラという2つのエリアのみが対応済みです。海外メディアは、Remixプロジェクトにリリース時期が明示されないのは珍しいことではないとしつつ、Morrowind RTXが「in development(開発中)」という段階である以上、完成にはまだ長い時間がかかると評しています。20年以上前のゲームがファンの手でここまで作り込まれている点は、RTX Remixというプラットフォームの厚みを示す事例といえます。
GTA2GTA2 RTX Remixを遊ぶには何が必要か
「GTA2 RTX Remix」は、モッダーのgebdagがGitHubで無料公開している、1999年発売の『Grand Theft Auto 2』向けのRTX Remix対応Modです。最初のリリース(v0.6.0)は2026年9月23日で、9月25日にv0.7.1まで更新されています。ゲームの照明をパストレーシングに置き換え、炎・爆発・銃撃から光を発生させるほか、車のライトやネオン看板が周囲の路面を照らします。一部のテクスチャには自発光マップが入り、ワイドスクリーン(16:9)表示の修正で画面端の車や歩行者が突然現れる現象もなくなりました。
RTX Remixが対応するのは本来DirectX 8・9のゲームで、DirectDrawと初期のDirect3Dで描画するGTA2はそのままでは動きません。そこでgebdagは、GTA2の描画命令をDirect3D 9に変換する2つのDLL(描画用と映像デバイス用)を自作し、RTX Remixのランタイムが読める形にしています。
必要なものは4つ
| 項目 | 必要なもの | 注意点 |
|---|---|---|
| ゲーム本体 | PC版GTA2 v9.6 | 2004年にロックスターが無料公開したバージョンで、Modはこれで作成・検証されています |
| GPU | GeForce RTXシリーズ(RTX 20以降) | NVIDIA公式の最低要件は「RTX GPUであること」。推奨はRTX 4070(VRAM 12GB) |
| ランタイム | Remix Plus 1.5.1(x86ゲーム用) | NVIDIA公式版やRemix Plus 1.4でも動くものの、昼夜サイクルが使えない・メニューやHUDが崩れることがあります |
| OS | Windows 10/11(64bit) | Remix Plus 1.5.1はNVIDIAドライバー610.88以降を推奨 |
導入は、GTA2のフォルダにRTX RemixのランタイムとModのファイルを展開し、上書きされるd3ddll.dllとDmavideo.dllを事前にバックアップしておくのが基本です。アンインストール時はこの2つを元に戻します。ゲーム中はF4キーで設定パネルが開き、照明の明るさや時刻を調整できます。
60fpsはGPUの性能ではなくフレーム生成で出す
GPU選びで知っておきたいのは、GTA2は描画フレーム数とゲームの進行速度が連動している点です。Modの設定ファイルでは実フレームの上限が30に固定されており、配布ファイルの解説によれば、これを60に上げるとゲーム自体が2倍速で動いてしまいます。つまり、どれだけ速いGPUを使っても実フレームは30fpsのままで、作者が「60fps可能」としているのはフレーム生成で補間した場合です。
- RTX 40/50シリーズは、DLSSフレーム生成で60fps表示にできます
- RTX 20/30シリーズはDLSSフレーム生成に非対応ですが、Remix Plus 1.5で追加されたFSR 3.1のフレーム生成を選べます
- GTXシリーズやRadeon・Intel Arcは、NVIDIA公式の要件(RTX GPU)を満たしません
作者はGPU別のフレームレートを公表しておらず、「どのGPUなら何fps」とまでは言えません。GTA2に限らずRTX Remix対応作品を今後も幅広く遊びたいなら、NVIDIA推奨のRTX 4070クラス(VRAM 12GB)が一つの基準になります。
連携拡大PCSX2エミュレーター・Blenderとの統合も進む
今回のアップデートでは、RTX Remixのエコシステム自体も広がっています。海外メディアの報道によると、RTX RemixはPS2エミュレーター「PCSX2」向けにDirectX 9レンダラーを追加し、PCSX2がDirectX 9の描画命令を横取りして、通常のラスタライズ出力をパストレーシング描画に置き換える仕組みで、PS2タイトルをパストレーシング対応にできるようになりました。利用にはWindows 10/11、RTX搭載GPU、RTX Remixランタイム、そして合法的に所有しているゲーム機から吸い出したBIOSダンプが必要とされています。
あわせてBlenderとの統合も追加され、Modクリエイターがアセットを直接コントロールできるようになりました。RTX Remixが単体のModツールにとどまらず、既存の制作・エミュレーション環境と接続するエコシステムへ拡大しつつあることがうかがえます。
FAQよくある質問
NVIDIAは、古いPCゲームをパストレーシング対応にリマスターできるModプラットフォーム「RTX Remix」の対応タイトルが240本を突破し、2026年だけで100本以上が追加されたことを明らかにしました。あわせてDLSS 4.5 Ray Reconstructionへの対応も発表され、Modクリエイターが最新の画質技術を利用できるようになっています。
新プロジェクトとしては、Merry Pencil Studios開発の「Painkiller RTX」がすでに無料配信中で、GOG版『Painkiller: Black Edition』の所有者なら今すぐプレイできます。一方、モッダー個人によるコミュニティプロジェクト「Morrowind RTX」は初期段階でリリース時期は未定です。個人制作の「GTA2 RTX Remix」はRTX GPUと無料版GTA2があれば遊べますが、実フレームは30fps固定で、60fps表示にはフレーム生成が要ります。PCSX2エミュレーターやBlenderとの連携も進んでおり、RTX Remixは単なるModツールを超えたエコシステムへ拡大しています。







