RTX 5090の盗難品がオンライン販売、購入時にシリアル番号を確認する方法|番号だけで判定できない理由と5つの確認点【2026年10月】
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番号の写真は手がかりになりますが、番号だけで盗品かどうかは分かりません
ブラジル・グアルーリョス国際空港の倉庫から盗まれたRTX 5090のうち1枚が、個人売買サイトに3万2,000レアル(6,000ドル超)で出品されました。出品者がシリアル番号をはっきり写していたため、写真の番号は輸入された荷物のものと一致したとされています。
ただし、盗品と分かったのは、持ち主の側に輸入した番号の記録があったからです。購入者が番号から盗難かどうかを調べる公開の窓口は、ZOTAC日本の公式サポートでも案内されていません。
買う前にできるのは、番号の写真を本体・箱・書類の3か所で求めて一致を見ることと、購入証明で出所をたどれるかを確かめることです。出所を説明できない出品は、安くても見送るのが安全です。
目次
要点何が盗まれ、何が出品されたのか
米国から輸入されたグラフィックボード2パレット(約250万レアル、約47万ドル相当)が、9月20日の到着後に倉庫から消えました。警察は、委託のフォークリフト作業員2人が9月21日に持ち出し、3人目の確認担当が書類上で出庫させたとみています。出品されたのは1枚で、ZOTAC GAMING RTX 5090とされます。出品はすでに削除されています。
残りのカードの行方、出品者が誰か、日本に流れたかは分かっていません。報道は日本への流入に触れておらず、捜査は続いています。

出典:Band(2026年10月20日)、Tom’s Hardware(2026年10月22日)。従業員の関与は警察の見立てとして報じられたもので、容疑は確定していません
番号シリアル番号だけでは盗難品かどうか判定できません
今回の出品者は、カードのシリアル番号を鮮明に撮影して載せていました。結果として、荷物の持ち主と捜査側が自分たちの入荷記録と照らし、盗まれた荷物の1枚だと確認できています。番号は、盗品を追う側にとっては強い手がかりです。
一方で、買う側は同じ照合ができません。盗まれたカードの番号は持ち主と警察が持つ情報で、購入者が検索できる形では公開されていないためです。番号が写っていること自体も、盗品ではない証明にはなりません。
| 立場 | 手元にある番号 | 盗難の判定 |
|---|---|---|
| 持ち主・輸入元 | 入荷時の番号の記録 | できます。今回はこの照合で一致が分かりました |
| 警察 | 被害届の番号 | 捜査で出品と照らせます |
| 購入者 | 出品写真・本体・箱の番号 | できません。番号どうしが同じかを見られるだけです |
メーカーの窓口も同じです。ZOTAC日本の問い合わせフォームは保証・修理の窓口で、番号に加えて購入日と購入店名を入力します。盗難かどうかを確かめる窓口としては案内されていません。
出典:ZOTAC JAPAN カスタマーサポート(2026年10月23日に確認)。ZOTACの番号は、製品またはパッケージの「SN:」に続く英数字13桁です
手順RTX 5090を買う前に確認する5つのこと
- 番号の写真を、本体・箱・保証書の3か所で求めます。3つが同じ番号なら、箱だけ別の個体から流用した可能性は消えます。番号を見せない、隠す、「開封すると保証が切れる」と断る出品は見送ります。
- 購入証明で出所をたどります。納品書・領収書に、購入店名と購入日、番号が載っているかを確認します。ZOTAC日本の問い合わせでも購入日と購入店名を聞かれるため、書類がない個体は保証面でも不利です。
- 出品者の販売実績と連絡手段を見ます。新規アカウント、評価ゼロ、取引を外部のチャットや振込に誘導する出品者は避けます。今回の出品者も、身元が分からないままです。
- 相場から大きく外れた価格を疑います。国内の新品直販はZOTAC RTX 5090 SOLID OCで97万5,000円(税込)、10月の中古の落札は95万〜100万円でした。相場を大きく下回る出品には理由があります。
- 支払い方法は、記録が残り補償や仲裁の窓口があるものに限ります。個人間の現金手渡しや銀行振込だけの取引は、トラブルになったときに取り戻す手段がありません。
出典:ZOTAC JAPAN RTX 5090(2026年10月23日に確認。SOLID OCは在庫切れ)。中古の落札価格はRTX 5090の中古相場の記事の集計です
判断買ってよい出品と、見送る出品
- メーカー系の公式ストアや、販売元が分かる大手通販の新品
- 購入店名・購入日・番号が入った書類が付き、本体・箱の番号と一致する個体
- 返品条件と保証の扱いが取引前に書面で確認できる出品
- 番号の写真を出さない、または箱だけの写真で本体の番号がない
- 相場を大きく下回り、理由を説明しない新品未開封
- 外部のやり取りに誘導し、補償のない支払いだけを求める出品者
法律盗品と知らずに買ってしまったときの扱い
民法193条は、買った物が盗品だったとき、被害者が盗難から2年間、その物の返還を求められると定めています。買った側が盗品と知らなかった場合も同じです。例外として、競売や公の市場、同種の商品を売る商人から善意で買ったときは、被害者は支払われた代価を弁償しないと取り戻せません(民法194条)。個人から買った場合は、この例外に当たらない可能性があります。
刑法256条2項は、盗品を有償で譲り受けた者を、10年以下の拘禁刑と50万円以下の罰金の対象にしています。盗品と知りながら買えば処罰される規定で、知らずに買った人をすぐ罰するものではありません。買ったあとに盗品と疑う事情が見つかったら、使い続けずに警察へ相談してください。
出典:民法(e-Gov法令検索)、刑法(e-Gov法令検索)(2026年10月23日に確認)
背景RTX 5090の盗難品が狙われる理由
RTX 5090は品薄で、海外では第三者の出品者が1万ドル前後で出す例もあります。1枚が高額で、転売の需要も強いため、盗品を持ち込む場所になりやすい状況です。国内でもZOTACの直販は在庫切れが続き、中古の落札は95万〜100万円と新品に迫っています。
新品が買えず中古の相場も高いと、「少し安い個人出品」に手を出したくなります。シリアル番号の確認は、その前に自分で動かせる最低限の手順です。番号の保証対象や修理の扱いはRTX 5090 FEのシリアル番号と保証拒否の記事で整理しています。
おすすめ出所が追える新品を選ぶなら
盗品かどうかの不安を減らす一番確実な方法は、販売元と保証の窓口がはっきりした新品を選ぶことです。RTX 5090の在庫は動きが激しいため、カードの価格と在庫は販売ページで確かめてください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|番号の写真より、出所をたどれる取引を選ぶ
盗まれたRTX 5090は、出品者が載せたシリアル番号の写真から持ち主の記録と一致して発覚しました。ただし、同じ照合を購入者はできません。
RTX 5090を買う前は、本体・箱・保証書の番号の一致、購入証明、出品者の実績、相場との差、補償のある支払いを確認します。出所を説明できない出品は見送り、新品なら販売元と保証窓口がはっきりした店を選んでください。



