Nova Lake-S APUでグラボ無しApex 144fpsは現実か|8500G比でiGPU性能を試算【2026リーク】
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Ryzen 8500G比でiGPU性能をfps試算
出典:Tom’s Hardware ほか海外メディアの報道、リーカー Jaykihn 氏(2026年4月13日)/発売時期は2026年7月の続報を反映し更新(2026年7月24日)/内蔵GPUの65W級電力供給に関する2026年7月29日の続報を反映し更新(2026年7月31日)/iGPU固有PL2・L2キャッシュ容量に関する2026年8月9日の追加情報(リーカー Jaykihn 氏の投稿)を反映し更新(2026年8月14日)
AMDのRyzen Gシリーズ(8700G / 8600G / 8500G)はグラボ無しで動くAPUとして、ミニPCやサブ機市場で一定の地位を築いてきました。ただ「Apex Legendsを1080p中設定で144fps出せるか」と聞かれると答えはNo。Radeon 780Mでも70〜90fps前後にとどまり、競技性のあるeスポーツタイトルを本気でグラボ無しで遊ぶには性能不足というのが現状です。
この空気を一変させるかもしれないのが、Intelの次世代「Nova Lake-S」デスクトップAPUです。2026年4月のリーク情報では、12 Xe3Pコア(Arc B390相当)の強力iGPU + 16コアCPUという構成で、Ryzen 7 8700GのRadeon 780Mから約2倍のiGPU性能に達する可能性があります。性能ターゲットはGTX 1650・RTX 3050 6GBクラスです。
この記事では、リーク情報と既存Ryzen Gシリーズの実測ベンチを突き合わせ、Apex Legends・VALORANT・Fortnite・原神の4タイトルでグラボ無しで何fps出せるかを試算します。「グラボ無し144fps」が現実なのか、それともまだディスクリートGPUが必要なのか——SFF(小型)・静音・予算重視の自作勢に判断材料を提示します。
目次
リーク詳細Nova Lake-S APU の構成——16コア + 12 Xe3P iGPU
著名リーカー Jaykihn 氏が2026年4月13日に公開した情報をベースに、海外情報源各社が独自検証を加えて整理したスペックは次のとおりです。
続報同じ12XeのダイがノートPCへ——交換できるDDR5-8000という2026年9月のリーク
2026年9月3日、モバイル版Nova Lakeのうち12基のXeコアを積む構成が、DDR5-8000のCSO-DIMMに対応するという情報が中国のSNSに投稿されました。本記事が扱っているのはデスクトップ向けのNova Lake-S APUですが、この続報は無関係ではありません。理由として報じられているのが、同じ12XeのダイをデスクトップのLGAパッケージにも載せる計画があるため、シリコン側にDDR5の配線がもともと必要だったという説明だからです。モバイル側の仕様が、デスクトップAPU版の存在を別のルートから裏づける形になっています。
CSODIMMはJEDECの規格で定義された262ピン・1.1Vのメモリモジュールで、規格書は「コンピューターやノートPC、その他のシステムの主記憶として使う」用途を想定しています。基板へ直接はんだ付けするLPDDR5Xと違い、購入後に抜き差しできるのが特徴です。現行のPanther Lake世代では、同じArc B390(12 Xe)を積むCore Ultra X9 388Hのメモリ欄が「Up to LPDDR5X 9600 MT/s」の1行だけで、最大容量も96GBに固定されていました。
デスクトップのNova Lake-S APUはもともとDIMMスロットに挿す前提なので、この話がそのまま構成に影響するわけではありません。ただし内蔵GPUは専用のVRAMを持たず、システムメモリを間借りして動きます。あとから容量を増やせるかどうかは、内蔵GPUで長く使う構成ほど効いてくる差です。デスクトップで組む場合の挿し方や枚数の注意点はメモリの増設・交換のやり方にまとめています。内蔵GPUとメモリ容量の関係を先取りして確かめたい方は、大容量メモリを内蔵GPUに割り当てられるRyzen AI Max+搭載ミニPCの比較が近い実例になります。
出典:Intel「Core Ultra X9 Processor 388H」の製品仕様、JEDEC「JESD324B」(いずれも2026年9月8日確認)。モバイル版のCSO-DIMM対応は2026年9月3日付のリーク情報で、Intelの公式発表ではありません。
続報Nova Lake-Sの内蔵GPUは単独で65W級の電力供給が必要か
2026年7月、Nova Lake-Sの12 Xe3Pモデルについて、内蔵GPUの最大性能を引き出すために65W級の電力供給が必要になるとの情報が浮上しました。
リーカーのJaykihn氏によると、このモデルはNova Lake-Sのなかで唯一、GPU用電源であるVCCGTに2フェーズの電源回路を必要とする可能性があります。一般的にVCCGTの1フェーズで安全に供給できる電力は30W前後とされているため、12 Xe3Pコアをフル性能で動かすには1フェーズでは足りず、2フェーズ構成が必要になるという見方です。
「CPU全体のTDPが65W」という意味ではありません。Ryzen 7 8700Gを含むAMDのRyzen Gシリーズは、CPUコアと内蔵GPUを合わせたパッケージ全体の標準TDPが65Wです。一方、今回Nova Lake-Sについて報じられた65W級の電力供給は、内蔵GPU部分へ独立して供給する電力枠を指しています。実際のゲーム中にiGPUが常時65Wを消費することを示す情報でもありません。
2026年8月には、この65W級のPD区分とは別に、より具体的な電力上限の数字も判明しました。Jaykihn氏によると、iGPU固有のPL2(Power Limit 2、瞬間的に許容される最大電力)は現時点で40W、CPUパッケージ全体のPL2は154Wとされています。「65W級PDセグメント」「iGPU PL2 40W」「チップ全体PL2 154W」はそれぞれ別の意味を持つ数字で、154Wと40Wを単純に足して194Wと考えるものでもありません。いずれも開発段階の暫定値で、Jaykihn氏の投稿でも「currently(現時点では)」という留保付きの情報である点に注意してください。
65WだからRTX 3050級になるとは限らない
65W級の電力供給が用意されるとしても、それだけでGeForce GTX 1650やRTX 3050 6GBと同等の性能が確定するわけではありません。
内蔵GPUのゲーム性能は、演算ユニット数や動作クロックだけでなく、GPUアーキテクチャ、キャッシュ容量、メモリ帯域、ドライバの完成度、CPUとGPUの電力配分によって変化します。特にデスクトップ向けAPUは、専用のGDDRメモリを搭載するグラフィックボードとは異なり、CPU用のDDR5メモリを内蔵GPUと共有します。12 Xe3Pコアに十分な電力を与えられても、システムメモリの帯域が不足すれば、ゲーム性能が期待ほど伸びない可能性があります。前述のL2キャッシュ20MBという数字は、まさにこのメモリ帯域不足を補うための設計と考えられます。ただし、これは構成から導ける推測であり、20MBという容量によってゲーム性能が具体的に何%上がるかを示す情報は今のところありません。
Nova Lake-SではDDR5-8000以上の高速メモリやCUDIMMへの対応が噂されていますが、最大性能を狙うには高速なメモリを2枚組で使用する必要が出てくるでしょう。CPU単体では安く見えても、対応マザーボードと高速DDR5メモリを含めた総額では、低価格グラフィックボードを搭載した構成との差が小さくなる可能性があります。
「省電力APU」よりも「グラボ内蔵CPU」に近い
今回の続報を踏まえると、Nova Lake-Sの12 Xe3Pモデルを、Ryzen 7 8700Gと同じ省電力APUとして見るのは適切ではないかもしれません。
むしろ、GTX 1650やRTX 3050 6GBが担ってきたエントリークラスのGPUをCPUパッケージ内へ取り込み、グラフィックボードを装着せずに1080pゲームを動かす製品と考えたほうが、その狙いを理解しやすくなります。
グラフィックボードがなくなることで、PCI Expressスロットを空けられるほか、短いPCケースを選びやすくなり、GPUの補助電源ケーブルも不要になります。Mini-ITXやリビング向けPCでは大きな利点です。一方、iGPU部分だけで大きな電力を扱うのであれば、CPUクーラーやマザーボードの電源回路には従来のRyzen Gシリーズ以上の余裕が必要になる可能性があります。そのため、Nova Lake-S APUは「小型化しやすいが、必ずしも低消費電力ではない」という製品になるかもしれません。
安価なLGA1954マザーボードでは性能を制限される可能性
12 Xe3Pモデルだけが2フェーズのVCCGTを要求するという情報が正しければ、LGA1954マザーボード選びにも注意が必要です。
Nova Lake-Sの一般モデルは小規模な内蔵GPUしか搭載しないとみられているため、すべてのLGA1954マザーボードが12 Xe3Pモデルのフル性能を前提に設計されるとは限りません。低価格マザーボードでは起動や通常利用はできても、内蔵GPUへ供給できる電力が制限され、長時間のゲーム中にクロックを維持できない可能性も考えられます。反対に、12 Xe3Pモデルへ正式対応するマザーボードでは、GPU用電源回路の強化によって価格が上がる可能性があります。
現時点ではLGA1954マザーボードの仕様が発表されていないため断定はできませんが、Nova Lake-S APUを購入する際は、CPUソケットが合うかだけでなく、12 Xe3Pモデルへの正式対応やVCCGTの電源設計まで確認する必要が出てきそうです。
Apex Legendsの144fps予想は上方修正すべきか
内蔵GPUへ65W級の電力供給が用意されるという情報は、Nova Lake-Sがモバイル版のArc B390より高いクロックを維持できる可能性を補強します。
ただし、現段階でApex Legendsの予想フレームレートを上方修正するのは時期尚早です。電力枠が増えても、DDR5メモリの帯域やゲームドライバがボトルネックになれば、性能は比例して伸びません。また、65WはiGPUが必ず使い切る消費電力ではなく、最大性能を引き出すためにマザーボード側が用意する電力供給能力を示したものと考えられます。
したがって、後述の試算で示すApex Legendsの120〜145fpsは現時点では据え置きます。今回の続報によって144fps到達の現実味は増しましたが、実機ベンチマークが出るまでは、120fps前後を安定して出せれば成功、設定調整によって144fpsを狙える可能性がある、という見方が妥当です。
65W級iGPUで変わるNova Lake-S APUの評価
今回の情報が正しければ、Nova Lake-Sの12 Xe3Pモデルは、単なる内蔵GPU強化版ではありません。内蔵GPUだけで65W級の電力供給を想定する設計は、Intelがエントリークラスのグラフィックボードを本格的に置き換えようとしている可能性を示します。
その一方で、CPU本体に加えて、高速DDR5メモリ、電源回路を強化したLGA1954マザーボード、十分なCPUクーラーが必要になれば、システム全体の価格と消費電力は一般的なAPU構成より高くなるでしょう。Nova Lake-S APUの成否を決めるのは、単純な内蔵GPU性能だけではありません。CPUとマザーボードを含めた価格が、Ryzen Gシリーズや低価格グラフィックボード搭載PCに対して競争力を持てるか。DDR5メモリ共有でも12 Xe3Pコアを活かせるか。Intel Arcのドライバが幅広いPCゲームへ対応できるか。この3点が重要になります。
グラボなしでApex Legendsの144fpsを狙える可能性は高まりましたが、「安い・小さい・省電力」をすべて同時に実現できるとは限らない点には注意が必要です。
比較Ryzen 7 8700G / 8600G との直接対決
iGPUゲーミングの現状トップである Ryzen 7 8700G(Radeon 780M)、コスパ版の Ryzen 5 8600G(Radeon 760M)と並べた場合、Nova Lake-S APU はどう差別化されるのでしょうか。
(2026 リーク)
- CPU構成4P + 8E + 4LPE(16C/16T)
- iGPU12 Xe3P(Arc B390 eq)
- 対 8700G iGPU差約 +80〜100%
- 想定価格4万円前後(上位モデルで5万円まで)
- 向いている用途iGPUゲーミング・グラボ不要のSFF機
(現行最強APU)
- CPU構成Zen 4 8C/16T(Pコア 8基)
- iGPURadeon 780M(12 CU RDNA 3)
- 対 8700G iGPU差基準
- 想定価格約 ¥48,000
- 向いている用途グラボなし事務 + 軽めゲーム
(コスパ重視APU)
- CPU構成Zen 4 6C/12T(Pコア 6基)
- iGPURadeon 760M(8 CU RDNA 3)
- 対 8700G iGPU差約 -25%
- 想定価格約 ¥30,000
- 向いている用途最安APU自作・ミニPC用
CPUゲーミング性能だけ見ると 8700Gの方が上(Pコア8基) ですが、ゲームの多くはグラフィック性能が律速になるため、iGPUの差がそのまま総合fpsの差になります。Nova Lake-S APUは、iGPU性能で8700Gを圧倒する設計です。
なお、比較対象を8700G・8600Gに固定しているのには理由があります。AMDは2026年3月にデスクトップ向けの新APU「Ryzen AI 400」シリーズ(開発コード名Gorgon Point、最大8コア・Radeon 860M)を発表済みですが、こちらはボックス単体販売がなくOEM機専用のため、自作PCでは実質的に入手できません。自作勢が今すぐ買える現行の最有力候補は、引き続き8700G・8600Gということになります。またAMD自身も2027年にはZen 6世代の新APU「Medusa Halo」(RDNA 5・最大48CU規模とされる大型iGPU搭載)を投入予定です。廉価版の「Medusa Point」はRDNA 5ではなく旧世代寄りの小型iGPU搭載になるとみられており、上位モデルに限ってNova Lake-Sとほぼ同時期にiGPU競争がもう一段激化する見込みです。
参考ベンチ想定される iGPU ゲーミング性能——どのディスクリートGPUに相当するか
※以下は各iGPU / ディスクリートGPUの1080p中設定・重量級タイトルの参考fps(複数検証データの中央値レンジ)を、Xe3P iGPUの想定値と並べたものです。
iGPU / 低価格帯GPUのゲーミング性能(1080p中設定・参考値)
Nova Lake-S APUの12 Xe3Pコアは、Panther Lake(Arc B390)と同じコア数構成ながら、世代が進んだXe3PアーキテクチャによりXe3比で最大20〜25%の性能向上が見込まれています(この25%はプロセス微細化単独の効果ではなくアーキテクチャ世代交代分です。なお2026年7月時点の追加リークでは、Nova Lakeの製造プロセスはエントリー構成がIntel自社の18A-P、それ以外はTSMC N2Pという分業体制になるとされ、このAPU版がどちらに該当するかは確定情報がありません)。デスクトップ版は電力制約からも解放されるため、AMDの現行最上位APU(780M)の約2倍、GTX 1650 / RTX 3050 6GB相当に迫ると見られています。本記事の想定fpsは「Arc B390 の既存リーク実測 × Xe3P世代の約20〜25%性能向上」から逆算した参考値で、正式発表後のレビューで変動する可能性があります。
| iGPU / dGPU | 1080p中設定・参考fps |
|---|---|
| RTX 3050 6GB(dGPU) | 約60 |
| Nova Lake-S 12 Xe3P(試算) | 約52 |
| GTX 1650(dGPU) | 約48 |
| Arc B390(Panther Lake) | 約44 |
| Radeon 780M(8700G) | 約28 |
| Radeon 760M(8600G) | 約22 |
Nova Lake-S APUが狙うのは、まさに「GTX 1650 / RTX 3050 6GB」が担っていた低価格dGPU市場の置き換えです。ディスクリートGPUなしで1080p中設定60fpsに届けば、SFF(小型)・グラボ不要のサブ機用途で圧倒的な選択肢になります。ただし前述のとおり、内蔵GPU単独で65W級の電力供給が必要になる可能性が浮上しており、静音・低消費電力の面では従来のRyzen Gシリーズより有利とは限りません。
4タイトル別 fps 試算——「グラボ無し144fps」は現実か
eスポーツ系・人気タイトル別に、Nova Lake-S 12 Xe3P iGPU で 1080p 中設定の fps を試算しました。Ryzen 8500G(Radeon 740M)/ 8700G(Radeon 780M)/ GTX 1650 dGPU の実測ベンチを基準に、Arc B390 想定リーク値からの逆算です。
| タイトル(1080p 中設定) | Ryzen 8500G (Radeon 740M) | Ryzen 8700G (Radeon 780M) | Nova Lake-S 12 Xe3P(試算) | GTX 1650 (参考dGPU) |
|---|---|---|---|---|
| Apex Legends | 50〜60 fps | 70〜85 fps | 120〜145 fps | 110〜130 fps |
| VALORANT | 140〜170 fps | 180〜210 fps | 240〜280 fps | 220〜260 fps |
| Fortnite(パフォーマンスモード) | 80〜100 fps | 100〜130 fps | 150〜180 fps | 130〜160 fps |
| Fortnite(DX12 中設定) | 30〜40 fps | 45〜55 fps | 70〜85 fps | 60〜75 fps |
| 原神 | 55〜65 fps | 75〜90 fps | 110〜130 fps | 100〜120 fps |
Apex Legends の144fpsは現実的な射程内です。VALORANTは240Hzモニターでも余裕、原神も120fps安定。Fortniteはパフォーマンスモードなら144fps余裕、DX12中設定での144fpsは届かないため画質とfpsのトレードオフ判断が必要です。
これまで「グラボ無しで eスポーツ系を 144fps」というのは Ryzen 8700G でも届かなかった水準で、Nova Lake-S APU が実現すればSFF + グラボ不要の 144fps ゲーミング機という新カテゴリが生まれることになります。ただし前述のとおり、内蔵GPU単独で65W級の電力供給が必要になる可能性があるため、「静音・低消費電力」まで両立できるかは従来のRyzen Gシリーズほど楽観できません。1080p 中設定の重量級タイトルでも 50〜60fps 安定が見込め、低価格 dGPU の必要性は本気で薄れる可能性があります。
結論誰が買うべきか——APU派 vs ディスクリートGPU派
- グラボなしで組める小型PC(Mini-ITX・SFF)を狙う人
- 1080p中設定60fps程度で最新タイトルが動けば満足できる人
- サブ機・配信用PC・家族共用PCの用途
- GPU価格高騰の今、ディスクリートGPUへの支出を避けたい人
- エントリークラスのグラフィックボード(GTX 1650・RTX 3050 6GB等)を別途購入したくない人
- 高速DDR5メモリや対応マザーボードを含めた初期費用を許容できる人
- Intel Arcドライバの熟成を信じられる人(Xe3世代は期待値大)
- 1440p以上の高解像度・高リフレッシュでゲームしたい人
- 重量級タイトル(サイバーパンク 2077 パストレ等)を最高設定で動かしたい人
- AMDドライバの安定性を優先する人(現行でRyzen 7 8700Gの方が確実)
- Intel Arcドライバに不安がある人(初代Alchemist世代のドライバ問題が尾を引いており、Xe3世代でどこまで改善するかは未知数)
- 近いうちにPCを組みたい人(Nova Lakeは2027年3月以降の見込み)
- AM5資産(マザー・メモリ)を活かしたい人(LGA1954は新規投資)
- CPU重視(16コアゲーミング・動画編集)で使う人(9800X3Dや9950Xのほうが向く)
- APUには低消費電力・低発熱を最優先で求める人(iGPU単独で65W級の電力供給が必要とみられるため)
- 安価なマザーボードと標準的な速度のDDR5メモリだけで組みたい人
- CPU・対応マザーボード・高速メモリを含めた総額の上振れを許容できない人
参考現行でAPU構成を組むならこちら——Ryzen G シリーズおすすめ
Nova Lake-S APUの発売は2027年3月下旬〜5月頃の見込みで、今すぐグラボなしPCを組みたい方には間に合いません。現行で確実に手に入るAMD Ryzen Gシリーズの代表2モデルを紹介します。
※いずれもAM5ソケット・DDR5対応で、CPUクーラーが同梱されるモデルです。販売状況は変動するため、購入前に各リンク先でご確認ください。
Nova Lake-S APU(12 Xe3Pコア搭載)は、グラボなしゲーミングPCの性能基準を大きく引き上げる可能性がある一枚です。内蔵GPUの最大性能を引き出すために65W級の電力供給と2フェーズのVCCGTが必要になるとの情報に加え、2026年8月にはiGPU固有PL2が40W、チップ全体PL2が154W、GPU側L2キャッシュが20MB(Panther Lake比25%増)という具体的な数字も判明しました。Ryzen Gシリーズのような省電力APUというより、GTX 1650やRTX 3050 6GBクラスの役割をCPUパッケージ内へ統合した製品になる可能性があります。
グラフィックボードを搭載せずにApex Legendsで120〜145fpsを狙える可能性は以前より現実味を増しました。一方、65W級の電力供給がそのまま実ゲーム性能を保証するわけではなく、DDR5メモリの帯域、Intel Arcドライバ、CPUとGPUの電力配分によって結果は変わります。十分なVCCGT電源回路を備えたLGA1954マザーボードや高速DDR5メモリが必要になれば、システム全体の価格は一般的なAPU構成より高くなる可能性もあります。小型化しやすいことと、省電力・低価格であることは別の問題です。
発売は2026年7月時点の最新リークで2027年3月下旬〜5月頃とされ、当初語られていた2026年後半より後ろ倒しになったうえ、新ソケットLGA1954・新マザーが必要な点もハードルです。今すぐグラボなしPCを組みたいなら、入手性とプラットフォームコストが明確な現行のRyzen 7 8700GかRyzen 5 8600Gが現実的です。Nova Lake-S APUは、正式な電力仕様、対応マザーボード、メモリ要件、実機ベンチマークが判明してから総額で評価する必要があります。







