HP ZBook Ultra G3a 16の日本価格は63万8,770円から|192GBは12月、買うならどの構成か
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192GBは12月、いま買える最大は128GBの181万円台
出典:日本HP公式「HP ZBook Ultra G3a 16inch Mobile Workstation」製品ページ(価格・構成は2026年10月7日に確認)、HP米国公式「ZBook Ultra G3a」製品ページ、GMKtec日本公式ストア、ACEMAGIC日本公式ストア(ミニPCの価格は2026年10月1日時点)。
「ZBook Ultra G3a 16」は、AMDのRyzen AI Maxシリーズと最大192GBのユニファイドメモリを薄型の16型筐体に収めたノートPCです。9月に海外の試作機レビューが出たときは仕様の話ばかりでしたが、日本では10月7日に発売となり、いくら出せばどの構成が手に入るのかが分かる段階に入りました。
結論から言うと、値段のわりに「192GBのノート」を買えるのはまだ先です。日本HPの価格表にある最大メモリは128GBで、税込181万4,670円からになります。192GB構成は12月の販売開始予定で、価格は10月7日時点で載っていません。
最安の63万8,770円はメモリ32GBで、GPUもRadeon 8050S(32CU)です。ローカルAI向けにもゲーム向けにも、この価格帯の構成は主役ではありません。8065Sを積む構成は64GB・110万5,170円からで、同じチップを積む192GBのミニPCより高くなります。
目次
要点まず何が起きたか
プロセッサーはRyzen AI Max PRO 485・490とRyzen AI Max+ 495の3種類で、メモリは32GB・64GB・128GBが並びます。最安は485・32GB・512GBの税込63万8,770円、最高は495・128GB・5G対応の186万8,570円です。192GBと4K DreamColorディスプレイは、どちらも2026年12月の販売開始予定です。

本体は重量約1.9kg、厚さ最大18.4mmです。新開発の冷却設計「Dynamic Max Airflow」により、消費電力の上限は前世代のZBook Ultra G1aから最大81.8%増の100Wになりました。バッテリーは96Whで、駆動時間は最大14時間です。保証は全構成で3年間の翌日オンサイト(休日修理付き)です。
仕様日本向けの構成は3つのチップに分かれる
日本で売られる構成は、チップの違いで性能の方向がはっきり分かれます。名前が似ていますが、コア数もGPUのCU数も違います。
| チップ | CPU | 内蔵GPU |
|---|---|---|
| Ryzen AI Max PRO 485 | 8コア16スレッド・最大5GHz | Radeon 8050S(32CU・最大2,800MHz) |
| Ryzen AI Max PRO 490 | 12コア24スレッド・最大5GHz | Radeon 8050S(32CU・最大2,800MHz) |
| Ryzen AI Max+ 495 | 16コア32スレッド・最大5.2GHz | Radeon 8065S(40CU・最大3,000MHz) |
共通の仕様は、NPUが最大55TOPS、無線がWi-Fi 7とBluetooth 6.0、ストレージがPCIe Gen5のM.2 SSD、OSがWindows 11 Proです。ディスプレイは、128GB構成だけが16型WQXGA(2560×1600)で、ほかはWUXGA(1920×1200)の非光沢パネルです。メモリは64GB以下がLPDDR5x-8533、128GB構成は8000MT/sと表記されています。192GB構成のメモリ速度も、HPの米国ページでは8000MT/sとされており、試作機レビューの8533との食い違いは9月の試作機の記事で扱っています。
HPが「160GBの共有VRAM」と書いているのは192GB構成の話です。64GBや128GB構成でGPUへ割り当てられる上限は、日本HPのページには書かれていません。AIモデルを載せる前提なら、購入前にHPへ確認したい点です。
価格日本の価格表と台数限定モデル
日本HP直販の通常モデルは、次の12構成です。メモリとストレージの違いでほぼ一直線に値段が上がり、同じメモリ容量でもチップが上がるたびに数万円ずつ上乗せされます。
| 構成(チップ・メモリ・SSD) | GPU | 税込価格 |
|---|---|---|
| 485・32GB・512GB | 8050S | 638,770円 |
| 490・32GB・1TB | 8050S | 766,370円 |
| 485・64GB・1TB | 8050S | 1,033,670円 |
| 490・64GB・1TB | 8050S | 1,062,270円 |
| 495・64GB・1TB | 8065S | 1,105,170円 |
| 490・64GB・1TB・5G | 8050S | 1,121,670円 |
| 485・64GB・2TB | 8050S | 1,231,670円 |
| 495・64GB・2TB | 8065S | 1,297,670円 |
| 490・64GB・2TB・5G | 8050S | 1,317,470円 |
| 495・128GB・2TB | 8065S | 1,814,670円 |
| 490・128GB・2TB・5G | 8050S | 1,828,970円 |
| 495・128GB・2TB・5G | 8065S | 1,868,570円 |
目を引くのは、490・128GBの8050S構成(182万8,970円)が、495・128GBの8065S構成(181万4,670円)より高いことです。5G対応の分が上乗せされているためで、5Gが要らなければ上位チップのほうが安く、GPUも強くなります。
これとは別に、発売記念の台数限定モデルが3つあります。いずれもヘッドセット「Poly Voyager 4320 UC」が付属し、通常モデルと同じ構成表記のものより安くなっています。
| 構成(限定台数) | 通常モデル | 記念モデル |
|---|---|---|
| 485・32GB・512GB(100台) | 638,770円 | 575,300円(63,470円安) |
| 485・64GB・1TB(150台) | 1,033,670円 | 827,200円(206,470円安) |
| 495・128GB・2TB(50台) | 1,814,670円 | 1,361,800円(452,870円安) |
128GBの記念モデルは、通常より45万円以上安い計算です。ただし限定は合計300台で、日本HPは終了の予告なしに販売を終えることがあると明記しています。価格はいずれも2026年10月7日に日本HPのページで確認した数字なので、買う前にもう一度ページで確かめてください。
比較192GBのミニPCと並べるとどうなるか
同じ8065Sを積む据え置き型のミニPCと並べると、ノートの価格の位置づけが見えます。ミニPCの価格は2026年10月1日時点の日本公式ストアの表示です。
| 機種・構成 | メモリ | 税込価格 |
|---|---|---|
| ZBook Ultra G3a 16(495・1TB) | 64GB | 1,105,170円 |
| ZBook Ultra G3a 16(495・2TB) | 128GB | 1,814,670円 |
| GMKtec EVO-X5 Pro(2TB) | 192GB | 1,055,840円 |
| ACEMAGIC F9A(2TB) | 192GB | 1,149,800円(予約) |
ミニPCは192GBで105万〜115万円なのに対し、ZBookは64GBの時点で110万円を超えます。メモリ容量あたりの価格はノートのほうがはるかに高く、そのぶんでディスプレイ、バッテリー、キーボード、3年の翌日オンサイト保証、ISV認証(業務ソフトの動作確認)を買う形です。ミニPCの詳しい違いはACEMAGIC F9Aの日本価格の記事とGMKtec EVO-X5 Proの発売記事にまとめています。
192GB機の選択肢では、Framework Desktopの192GB版が日本から買いにくい状況でした。経緯はFramework Desktop 192GB版の記事にあります。ノートで192GBを持ち歩けるのは、いまのところZBookの12月出荷分が唯一の候補になりそうです。
AI用途ローカルAIには何GBあれば足りるか
ローカルAIは、モデルの重みがメモリに収まるかどうかで使える範囲が決まります。4bit量子化の重みは、1パラメータあたり約0.5バイトが目安です。700億パラメータで約35GB、1,200億パラメータで約60GBとなり、これに会話の長さに応じて増えるキャッシュが加わります。
この目安に当てはめると、32GB構成は大きなモデルには向きません。64GB構成は、1,000億パラメータ前後までのモデルが視野に入る一方で、Windowsや他のアプリが使う分とGPUへ割り当てられる量の上限を差し引くと余裕は小さくなります。128GB構成なら、1,000億パラメータ級を余裕を持って載せられます。HPが掲げる「最大300Bパラメータ」は192GB構成の話で、10月時点では買えません。
GPUに割り当てるメモリの仕組みは、Variable Graphics Memoryの設定記事で解説しています。統合メモリは、GeForceの専用VRAMよりメモリ帯域が低く、同じ容量でも生成速度は上がりにくい点に注意が必要です。独立したベンチマークはまだ出ていないため、速度は購入前に判断できません。
ゲームゲーム用途で選ぶ理由は薄い
ゲームだけを考えるなら、この機種を選ぶ理由はほぼありません。最安帯の8050Sは32CUで、40CUの8065Sよりも小さいGPUです。8065Sでも、前世代の8060Sと同じ40CUでクロックが2,900MHzから3,000MHzに上がった程度です。
ゲームに192GBや128GBは要りません。そのうえ、8065Sを積む最安の64GB構成は110万円を超えます。ゲーム性能を求めるなら、同じチップを積む192GBのミニPCが105万円台から買えるので、予算はそちらへ回すのが自然です。ZBookの価値は、会議室や出張先へ持ち出せる点にあります。
判断どの構成を、いつ買うか
- 社外へ出せないデータをローカルLLMで扱い、持ち歩く必要がある人(128GB構成)
- CADやDCCなどISV認証が前提の業務で、AI機能もあると助かる人(64GB構成)
- 128GBの記念モデル(136万1,800円)が残っているうちに入手したい人
- 192GBが目的の人(12月の販売開始と価格発表を待つ)
- 据え置きで足りるなら、192GBのミニPCのほうが安い
- ゲームが主目的の人(このシリーズは価格に見合わない)
最安の63万円台は、ローカルAIの入口としては小さく、ゲームの入口としては高い構成です。32GBで済む軽い業務用の端末として割り切れる場合に限って検討する価値があります。192GB構成の価格がわかるのは12月で、米国では試作機の段階で7,000ドル台の参考価格が示されていますが、日本の価格はこれから決まります。
おすすめノートにこだわらない人の192GB機
持ち歩く必要がなければ、同じ8065Sと192GBを100万円台前半で買えるミニPCのほうが、メモリ容量に対する価格は大きく有利です。2機種の違いはOCuLinkの有無や保証期間などにあります。
FAQよくある質問
まとめまとめ|192GBは12月、いま買うなら64GB以上
HP ZBook Ultra G3a 16は、日本HP直販で税込63万8,770円から買えます。ただし192GB構成は12月の販売開始予定で価格も未発表です。8065S搭載の最安は64GBの110万5,170円で、192GBのミニPCより高くなります。持ち歩ける業務用AI端末が必要な人はいま128GB構成を、そうでなければ12月の価格発表かミニPCを待つのが堅実です。





