Intel「Core Ultra 9 4970K BFC」がリーク|4950Kは24コア?Nova Lakeの新SKU表を過去情報と照合
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4950Kは24コアに。28コア+bLLCは別の型番へ移った
出典:LC Tech Leaks(X)の投稿、VideoCardz「Intel Core Ultra 4000 Nova Lake-S lineup leaks, Core Ultra 9 4970K BFC appears above 4950K」、VideoCardz「Intel Core Ultra 400D/400DX “Nova Lake-S” SKUs to feature up to 288MB of cache」、VideoCardz「Intel Nova Lake-S reportedly gets 125W 22-core Core Ultra 400 CPUs with bLLC」、VideoCardz「Intel testing Core Ultra 9 4950K desktop CPU」、Jaykihn(X)のダイ面積に関する投稿、Intel「Core Ultra 9 285K 仕様」、Intel「vPro Core Ultra Series 2 Product Brief」、AMD「Ryzen 9 9950X」、AMD「Ryzen 9 9950X3D」、Intel「Q4 2025 CEO/CFO Earnings Call Comments」、Jaykihn(X)のHX・Hの型番に関する投稿、Intel「プロセッサーの名前・番号・末尾記号」
2026年10月2日(日本時間)、リーカーのLC Tech Leaks氏が、Intelの次世代デスクトップCPU「Nova Lake-S」の7モデルを品番つきで並べた一覧表をXに投稿しました。いちばん上に来るのはCore Ultra 9 4970K BFCで、8基のPコア、16基のEコア、4基のLP-Eコア(省電力用の小型コア)を合わせた28コアに、大容量キャッシュ「bLLC」を組み合わせたモデルです。
8月に同じLC Tech Leaks氏がCPU-Zの画面を公開した「Core Ultra 9 4950K」は、当時28コアとされていました。今回の表の4950Kは8P+16Eの24コアで、bLLCもLP-Eコアもありません。ただ、4月からのリークと並べると、28コア+bLLCという構成そのものは一度もぶれていません。入れ替わったのは型番のほうです。
表を細かく見ると、通常版とbLLC版は品番の採番ブロックまで分かれていました。AMDがRyzen 9 9950Xと9950X3Dを分けているのと同じく、Nova Lakeでは「Core Ultra 9かどうか」より「BFCかどうか」が性能と価格を分けることになりそうです。
目次
要点BFCの付く3モデルだけがbLLCとLP-Eコアを持つ
4970K BFC・4870K BFC・4900 BFCの3モデルにだけ、bLLCと4基のLP-Eコアが付いています。4950K・4850K・4650K・4650KFの4モデルはLP-Eコアの記載がなく、bLLCもありません。型番・仕様・発売時期はどれもIntelが発表したものではなく、リーク資料の記載です。
リーク資料品番表に並んだNova Lake-Sの7モデル
流出したのは、系列・仕様の説明・品番(Part Number)・型番の4列からなる表です。仕様の説明欄に書かれたコア構成やTDPを、型番ごとに並べ直すと次のようになります。
| 型番 | コア構成 | 合計 | bLLC | TDP | 品番 |
|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 4970K BFC | 8P+16E+4LP-E | 28コア | あり | 125W | 99DN4R |
| Core Ultra 9 4950K | 8P+16E | 24コア | なし | 125W | 99DN0L |
| Core Ultra 9 4900 BFC | 6P+12E+4LP-E | 22コア | あり | 65W | 99DN4T |
| Core Ultra 7 4870K BFC | 8P+12E+4LP-E | 24コア | あり | 125W | 99DN4V |
| Core Ultra 7 4850K | 8P+12E | 20コア | なし | 125W | 99DN0K |
| Core Ultra 5 4650K | 6P+12E | 18コア | なし | 125W | 99DN0H |
| Core Ultra 5 4650KF | 6P+12E | 18コア | なし | 125W | 99DN0J |
内蔵GPUは4650KFを除く6モデルが32EUです。Core Ultra 9の4900 BFCだけがTDP 65Wで、Kの付かない倍率固定モデルになっています。
この表には、型番とコア数のほかにも読み取れることが3つあります。
1つ目は系列欄です。7モデルすべてが「Nova Lake S 28C」(BFCの3モデルは「Nova Lake S 28C BLLC」)に分類されています。28Cは最大28コアの1タイル構成を指すとみられ、7モデルはどれもこの構成からコアを減らすなどして作り分けた製品です。4月のリークでも、6P+12E・8P+12E・8P+16EのbLLC版は「28C」のシングルコンピュートタイル品とされていました。過去のリークに出てきた52コア・44コアのデュアルタイル品は、1つも入っていません。
2つ目は品番の並びです。通常版4モデルは99DN0H・0J・0K・0L、BFCの3モデルは99DN4R・4T・4Vです。通常版は末尾が「0」、BFC版は「4」から始まる別のまとまりで番号が振られています。4950Kの上位版として4970K BFCを足したというより、bLLC版を最初から別の製品群として登録しているように見えます。
3つ目は型番の書かれ方です。通常版は仕様の説明欄にも「ULTRA 9 4950K」のように型番が入っています。一方でBFCの3モデルは説明欄が「ULTRA 9 BLLC」で終わっていて、「4970K BFC」という型番は右端の型番欄にしか出てきません。資料の中でも、4970Kという数字は4950Kより根拠が一段弱いことになります。
BFCが何の略なのかは、資料のどこにも書かれていません。分かっているのは、BFCの付く行が説明欄で「BLLC」と書かれた行と完全に重なることだけです。
経緯「4950K=28コア」だった8月のリークとどうつながるか
2026年8月19日、LC Tech Leaks氏はZ990マザーボード上で動くNova Lake-SのCPU-Z画面を公開しました。型番欄には「Core Ultra 9 4950K」、コア数は28で、スコアはシングルスレッド約1,000・マルチスレッド約20,000でした。投稿では「8P+20E」とされていましたが、8P+16E+4LP-Eの28コアをまとめて数えた可能性が高い構成です(詳しくは4950Kのリーク記事で整理しています)。
この時点で、別のリーカーGotou_3rd氏は、Intelの検証用ダッシュボードではNova Lake-SのQS(量産前の評価用サンプル)がまだ出ていないと指摘していました。あわせて、4桁の型番体系そのものは正しいとも述べています。ただしそれは型番の桁数の話で、4950Kという個別の型番が最終と確認されたわけではありませんでした。
| 項目 | 8月19日(CPU-Z画面) | 10月2日(品番表) |
|---|---|---|
| 4950Kのコア数 | 28コア | 24コア(8P+16E) |
| 4950KのLP-Eコア | 含むとみられる | 記載なし |
| 4950KのbLLC | 画面からは判断できない | なし |
| 28コア品の型番 | Core Ultra 9 4950K | Core Ultra 9 4970K BFC |
2つのリークをつなぐ読み方は、2通り考えられます。
- 8月の28コア品は、4月の暫定表にあった「bLLCなし・28コアのCore Ultra 9」の試作品で、その後の計画で通常版からLP-Eコアが外れた(あるいは表記から省かれた)
- 8月の28コア品はbLLC付きの28コア品で、型番があとから4970K BFCに付け直された
8月の画面には、bLLCの有無を判断できる情報が出ていません。そのため、今の材料ではどちらとも決められません。はっきりしているのは、最新の品番表では「28コアのCore Ultra 9=4950K」が成り立たなくなったことです。
LP-Eコア通常版からLP-Eコアが消えた
今回の表で、過去のリークといちばん食い違うのがLP-Eコアです。2026年4月に流出した暫定SKU表では、通常版のCore Ultra 9・7・5にもそれぞれ4基のLP-Eコアがありました。
| グレード | 4月の暫定表 | 10月の品番表 |
|---|---|---|
| Core Ultra 9 通常版 | 8P+16E+4LP-E(28コア) | 4950K 8P+16E(24コア) |
| Core Ultra 7 通常版 | 8P+12E+4LP-E(24コア) | 4850K 8P+12E(20コア) |
| Core Ultra 5 通常版 | 6P+12E+4LP-E(22コア) | 4650K/4650KF 6P+12E(18コア) |
| bLLC版の3構成 | すべて+4LP-E | すべて+4LP-E(変化なし) |
bLLC版のLP-Eコアは4月のままで、通常版だけから消えています。Intelが通常版のLP-Eコアを無効にして差を付けようとしている可能性もあれば、資料の説明欄がLP-Eコアを省いて書いているだけの可能性もあります。通常版も系列欄は同じ「28C」なので、「4950KにはLP-Eコアが物理的に存在しない」とまでは言えません。
ゲームへの影響で見ると、この違いはそれほど大きくありません。ゲームの処理を担うのは主にPコアとEコアで、LP-Eコアはバックグラウンドの軽い処理向けのコアです。4基の有無でfpsが大きく変わるとは考えにくく、差が出るとすればアイドル時や軽作業時の消費電力のほうです。ゲーム性能を左右するのは、LP-Eコアではなく次のbLLCです。
BFCとbLLCBFCの3モデルは4月のbLLC構成と一致する
LP-Eコアとは反対に、BFCの3モデルは過去のリークと細部まで一致しています。4月の暫定SKU表のbLLC版に、4月19日にJaykihn氏が示したbLLC容量を当てはめて並べると、次のとおりです。
| 10月の型番 | コア構成とTDP | 4月の暫定表での名前 | 4月時点のbLLC容量 |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 4970K BFC | 8P+16E+4LP-E・125W | Core Ultra 9 400D(125W) | 144MB |
| Core Ultra 7 4870K BFC | 8P+12E+4LP-E・125W | Core Ultra 7 400D(125W) | 132MB |
| Core Ultra 9 4900 BFC | 6P+12E+4LP-E・65W | Core Ultra 9 400(65W) | 108MB |
一致しているのはコア構成だけではありません。6Pしかないのに「Core Ultra 9」を名乗る65Wモデルという変わった位置づけまで、4月の暫定表と今回の品番表で同じです。情報源の違う2つのリークが、5か月半の間隔を空けてグレード・TDP・コア構成まで一致しているので、BFCがbLLC版を指す記号である可能性はかなり高いと考えられます。
ただし、今回の品番表にはキャッシュ容量が1つも書かれていません。表の144MB・132MB・108MBは4月時点の数字です。しかも8月12日には、Jaykihn氏が通常版のL3キャッシュについて「8P+12E構成も33MBではなく、8P+16Eと同じ36MB」と情報を改めています(L3 36MBの記事で詳しく整理しています)。同じ考え方がbLLCにも当てはまるなら、4870K BFCのbLLCが132MBのままとは限りません。
7月3日には、Jaykihn氏が6P+12E+4LP-EのbLLC版として「125Wの倍率アンロック版」と「65Wの倍率固定版」の2つを挙げ、Core Ultra 5クラスとみられていました。今回の品番表では、65W版が「Core Ultra 9」の4900 BFCとして載っていて、125W版は掲載されていません。計画から外れたのか、この資料に載っていないだけなのかは分かりません。
名前の変遷28コア+bLLC品は400D・4950K・4970K BFCと名前だけが変わってきた
半年分のリークを並べると、28コア+bLLC品の構成は変わらないまま、呼び名だけが変わってきたことが分かります。
| 時期 | 出どころ | 28コア品の呼び名 |
|---|---|---|
| 2026年4月 | 暫定SKU表とJaykihn氏の投稿 | bLLC版はCore Ultra 9 400D、通常版はCore Ultra 9 400(デュアルタイルのbLLC版は400DX) |
| 2026年8月19日 | LC Tech Leaks氏(CPU-Z画面) | Core Ultra 9 4950K(bLLCの有無は不明) |
| 2026年10月2日 | LC Tech Leaks氏(品番表) | bLLC版はCore Ultra 9 4970K BFC、4950Kは24コアの通常版 |
4月の段階では、bLLC版を「D」、デュアルタイルのbLLC版を「DX」という末尾で区別する案でした。それが8月には4桁の型番に変わり、10月には「BFC」という末尾が付いています。型番の付け方は3回変わりましたが、bLLC版を通常版と別の名前で区別するという方針は4月から一貫しています。
Nova Lakeのリークを追うときは、型番より構成を見たほうが迷いません。「4970K BFC」という名前で発売されるかどうかは、上で見たとおり資料の中でも根拠が弱い部分です。追いかける価値があるのは、8P+16E+4LP-EにbLLCを載せた28コア品が、最終的にどの型番に割り当てられるかです。
型番の読み方Core Ultra 400と4000は桁数だけで用途を決めない
「Core Ultra 400はノートPC用、4000はデスクトップ用」と桁数だけで分けるのは早計です。10月2日の命名リークでは、ノートPC向けのHXも4桁、Hと末尾記号のないモバイルモデルは従来どおり3桁とされています。これはJaykihn氏の投稿による未確定情報で、Intelの正式な型番体系として購入判断に使えるものではありません。
4970Kや4950Kは今回のデスクトップ向け資料に載った個別の型番です。「4000」「400」はこうした型番の系列を指す呼び方で、4000が400の10倍速いという意味ではありません。また、この命名リークからノートPC向けの個別型番、コア数、内蔵GPUの仕様まで確定することはできません。
購入時は桁数より、末尾記号と製品仕様を確認してください。Intelが公開している命名ガイドでは、Kはデスクトップ向けの倍率アンロック、Fは外付けGPUが必要なモデルを示します。ノートPC向けのHXとHは高性能向け、Uは省電力向けです。HXもノートPC向けなので、4桁になるというリークを理由にデスクトップ用CPUと取り違えないようにしてください。
自作デスクトップなら対応ソケット・チップセット・内蔵GPUの有無、ノートPCなら搭載GPU・メーカーの電力設定・冷却設計まで比べる必要があります。同じCore Ultra 9でも、CPUの数字だけでゲーム性能の優劣は決まりません。Nova Lakeの候補を選ぶ際も、正式な製品仕様と実機レビューを基準にしてください。
分ける理由bLLC版を別の型番にする理由はタイルの大きさにありそう
ここからは過去のリークを材料にした考察です。IntelがbLLC版を4950Kの上に別の型番として置く理由は、タイルの大きさから説明できます。Jaykihn氏は2026年4月、bLLCを載せるとコンピュートタイルが98mm²から154mm²に大きくなると投稿しています。面積は6割近く増え、ウェハー1枚から取れるタイルの数はそのぶん減ります。製造コストは歩留まりやパッケージングでも変わるので面積だけでは決まりませんが、すべてのCore Ultra 9にbLLCを載せるより、通常版と高価なbLLC版に分けたほうが筋が通ります。
4950Kと4970K BFCはどちらもTDP 125Wです。消費電力の枠は同じで、差はキャッシュとLP-Eコアだけということになります。同じグレードの中で、キャッシュの量で価格を分ける売り方です。
この分け方は、AMDのRyzen 9 9950Xと9950X3Dの関係によく似ています。現行のCPUと並べると、次のようになります。
| CPU | コア構成 | キャッシュ | TDP | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | 8P+16E(24コア) | L3 36MB | 125W | 発売中 |
| Core Ultra 9 4950K | 8P+16E(24コア) | bLLCなし | 125W | リーク |
| Core Ultra 9 4970K BFC | 8P+16E+4LP-E(28コア) | bLLCあり(容量は資料に記載なし) | 125W | リーク |
| Ryzen 9 9950X | 16コア | L3 64MB | 170W | 発売中 |
| Ryzen 9 9950X3D | 16コア | L3 128MB(3D V-Cache) | 170W | 発売中 |
4950Kは、現行の285Kと同じ8P+16E・125Wです。Nova LakeではPコアもEコアも新しい世代に変わるため性能まで同じにはなりませんが、構成の上では285Kの素直な後継が4950K、その上に大容量キャッシュ版の4970K BFCを置くという2段構えになります。
違うのは、AMDが「同じ16コアにキャッシュを足しただけ」なのに対し、今回のリークどおりならIntelはLP-Eコアの数まで変えている点です。また、bLLCはキャッシュ用のダイを積み重ねる3D V-Cacheと違い、コンピュートタイルの中に横に広げて載せる方式とされています。容量が同じでも遅延やクロックへの影響は方式で変わるので、144MB級のキャッシュがあるからといってRyzen X3Dよりゲームで速いとは限りません(方式の違いはbLLCの解説記事で詳しく比べています)。
vPro「BFC=法人向け」と読むのは早い
品番表では、BFCの3モデルの説明欄にだけ「VPRO」と入っています。これだけを見ると、BFCは法人向け管理機能のvProに対応したモデルの区分にも見えます。
ところが、現行世代では通常のKモデルもvProの対象です。Intel公式の仕様では、Core Ultra 9 285KのvPro対応区分は「Intel vPro Enterprise」で、vPro Enterprise対象CPUの一覧にはCore Ultra 7 265KとCore Ultra 5 245Kも載っています。
そう考えると、「BFC=vPro対応モデル」と読むのは無理があります。通常版の行にvProが無いのは、資料がそこまで書いていないだけかもしれません。vPro欄も、この品番表をIntelの最終的な仕様書として扱えない理由の1つです。
最上位4970K BFCはNova Lake全体の最上位とは限らない
4970Kという大きな番号から、Nova Lakeの最上位が決まったように見えるかもしれません。しかし今回の7モデルは、すべて1タイルの「28C」系列です。
4月の暫定表には、コンピュートタイルを2基使う52コア(16P+32E+4LP-E、bLLC 288MB)と44コア(16P+24E+4LP-E、bLLC 264MB)の2構成が、どちらもTDP 175Wで載っていました。これらは今回の品番表に入っていません。発売の順番は、9月初めに出回ったマザーボードメーカーのものとみられる資料で、28コア版が2027年第1四半期、52コア版はその後の2027年内とされていました(Nova Lakeの発売時期の記事で整理しています)。Intel自身の説明は、CEOのLip-Bu Tan氏が2026年1月の決算説明で述べた「Nova Lakeは2026年末に登場する」までです。
4970K BFCは、最初に出る1タイル版Nova Lake-Sの上位モデルと見るのが自然です。ゲーム用途ではコア数よりキャッシュの効き方のほうが重要になりやすいので、52コア版が出ても「最速のゲーミングCPU」がそちらになるとは限りません。
判断Nova Lakeを待つべきか、今買うべきか
- 通常版とbLLC版が、型番も品番の採番ブロックも分かれている
- BFCの3モデルは4月のbLLC構成とグレード・TDPまで一致
- 4950Kは285Kと同じ8P+16E・125Wの通常版
- 最初の7モデルはすべて1タイルの28C系列
- bLLCの実際の容量(144MBかどうか)
- クロック・最大消費電力・対応メモリ
- 4950Kと4970K BFCの価格差
- 通常版のLP-Eコアが本当に無効なのか
- BFCという名前のまま発売されるか
今回のリークだけを理由に、今必要なゲーミングPCの購入を止める必要はありません。型番・コア構成・キャッシュ容量・価格・発売日のどれも、Intelは発表していません。
判断の分かれ目は、PCを組む時期とIntelへのこだわりです。
- 今すぐゲーム用に組みたい人は、待つ理由がありません。ゲーム性能を優先するなら現行のRyzen X3Dが基準になり、AM5はAMDが2029年までのサポートを表明しています(LGA1851とAM5の比較記事)
- 2027年初めにIntelのハイエンドで組み替える予定の人は、Nova Lakeの正式発表を待つ価値があります。その場合、比べるべきは「Core Ultra 9とCore Ultra 7」ではなく「4950K相当と4970K BFC相当」です
- 今のLGA1851マザーボードを生かしたい人は、Nova Lakeには載せ替えられません。Nova Lake-Sは新しいLGA1954ソケットで、Z990などの新マザーボードが必要です
Nova Lakeのレビューが出たら、4950Kと4970K BFCを同じGPU・同じメモリ・同じ電力設定で比べ、平均fpsだけでなく1% lowやフレームタイムの差を確認してください。bLLC版は通常版より大きなタイルを使うぶん、価格差も大きくなりそうです。数%のfps差にいくら上乗せされるのか、Ryzen X3Dと比べてどうかで、4970K BFCの評価は決まります。
おすすめNova Lakeを待たずに組むなら
Nova Lakeの発売まで待てない人向けに、今買える2つの選択肢を挙げます。ゲーム性能を最優先するならキャッシュを積んだRyzen 7 9800X3D、Intelで組みたいならLGA1851の最終世代にあたるCore Ultra 7 270K Plusです。
まとめまとめ|追うべきは型番ではなく「28コア+bLLC」の行き先
今回の品番表で、Nova Lake-Sの28コア+bLLC品には「Core Ultra 9 4970K BFC」という型番が付き、4950Kは8P+16Eの24コアの通常版になりました。8月の「4950K=28コア」とは食い違いますが、4月からのリークと並べると、28コア+bLLC品の構成は一貫していて、動いているのは名前のほうです。
通常版とBFC版は品番の採番ブロックまで分かれていて、Intelが大容量キャッシュ版を別の製品として扱おうとしていることがうかがえます。一方で、通常版からLP-Eコアが消えた点、vPro欄、BFCの型番が説明欄に無い点など、資料には最終仕様と呼べない部分も残っています。
Core Ultra 9 4970K BFCは、8P+16E+4LP-Eの28コアにbLLCを載せたNova Lake-Sの上位モデルとしてリークされました。4950Kは24コアの通常版に変わりましたが、28コア+bLLCという構成は4月のリークから変わっていません。今すぐPCが必要なら待つ必要はなく、2027年初めにIntelのハイエンドを検討しているなら、Core Ultra 9の中でも「BFCかどうか」で性能と価格がどれだけ違うかを、正式発表とレビューで確かめるのが近道です。







