RTX 5060 vs RTX 4060 どっちが買い?|1080p性能差・DLSS MFGの差・アップグレードの損益分岐まで比較【2026年版】
RTX 5060はRTX 4060より1080pで平均約25%速く、メモリ帯域幅はGDDR7化で+65%に拡大しています。しかし両者とも8GB VRAMという共通の限界を持ちます。最大の差はDLSSフレーム生成で、RTX 4060の「2x FG」に対しRTX 5060は「4x マルチフレーム生成(MFG)」に対応し、フレームレートの伸びしろが大きく異なります。RTX 4060からの乗り換えが「あり」か「なし」かも含めて正直に解説します。
新規購入なら RTX 5060 一択。同一MSRP帯で+25%の性能、DLSS 4 MFG(4x)対応、GDDR7帯域幅+65%と、あらゆる面でRTX 4060を上回ります。
RTX 4060からの乗り換えは基本的に非推奨。実質コスト約¥15,000〜20,000で得られるのは+25%の性能向上です。1080p専用で用途が固定されているなら費用対効果が薄く、予算を追加してRTX 5060 Ti(16GB)に移行するほうが長期で合理的です。
目次
スペック比較:何が変わったのか
RTX 5060はRTX 4060と同じ128bitメモリバスを採用しながら、GDDR6からGDDR7への切り替えで帯域幅を大幅に引き上げています。CUDAコア数も3,072から3,840へ増加しています。
| RTX 4060 | RTX 5060 | |
|---|---|---|
| GPU | AD107(Ada Lovelace) | GB206(Blackwell) |
| CUDA コア | 3,072 | 3,840(+25%) |
| VRAM | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR7 |
| メモリバス | 128-bit | 128-bit |
| メモリ帯域幅 | 272 GB/s | 448 GB/s(+65%) |
| TDP | 115 W | 150 W(+35W) |
| DLSS フレーム生成 | 2x FG(DLSS 3) | 4x MFG(DLSS 4) |
| 発売時期 | 2023年6月 | 2025年後半 |
| MSRP(発売時) | $299 | $299 |
| 2026年3月 市場価格 | ¥36,000〜40,000 | ¥49,800〜54,800 |
1080pゲームベンチマーク
1080pはRTX 5060・RTX 4060ともにCPUボトルネックが先に来やすい解像度ですが、それでも重量級タイトルではGPU差が明確に出ます。以下はDLSS・FSRなしのネイティブ描画です。
| ゲーム | RTX 4060 | RTX 5060 | 差 |
|---|---|---|---|
| Cyberpunk 2077Ultra / RT OFF | 62 fps | 78 fps | +26% |
| モンスターハンターワイルズHigh 設定 | 64 fps | 81 fps | +27% |
| エルデンリングUltra / 60fps cap OFF | 90 fps | 113 fps | +26% |
| FF14: 黄金のレガシーUltra設定 | 97 fps | 121 fps | +25% |
| フォートナイトEpic / DX12 | 118 fps | 148 fps | +25% |
| Apex LegendsHigh 設定 | 155 fps | 192 fps | +24% |
※ 各レビューサイトの実測データをもとにした参考値です。ドライバ・パッチのバージョンで変動します。
1440pでの差——8GB VRAMが先に限界を迎える
1440pになると描画負荷が上がり、両者の絶対的なfpsは落ちますが、性能差の%は拡大して約28〜29%になります。ただし1440p Ultra設定ではVRAM 8GBが足りなくなるケースが出始め、テクスチャを下げないと正常に動作しないタイトルも出てきます。
| ゲーム | RTX 4060 | RTX 5060 | 差 |
|---|---|---|---|
| Cyberpunk 2077Ultra / RT OFF | 41 fps | 53 fps | +29% |
| モンスターハンターワイルズHigh 設定 | 43 fps | 55 fps | +28% |
| エルデンリングUltra / cap OFF | 64 fps | 82 fps | +28% |
| FF14: 黄金のレガシーUltra | 65 fps | 83 fps | +28% |
※ 各レビューサイトの実測データをもとにした参考値です。
DLSS フレーム生成の差が本当のキラー機能
純粋な描画性能の差は25〜29%ですが、RTX 5060の最大の優位点はDLSS 4 Multi Frame Generation(4x MFG)にあります。RTX 4060のDLSS 3 Frame Generation(2x)と比べて、フレームの水増し倍率が2倍から4倍に拡大します。
| モード | RTX 4060 | RTX 5060 |
|---|---|---|
| ネイティブ(DLSS なし) | 41 fps | 53 fps |
| + DLSS Quality(SR のみ) | 63 fps | 80 fps |
| + DLSS Quality + FG(2x) | 115 fps | — |
| + DLSS Quality + MFG(4x) | 非対応 | 300fps+ |
消費電力:RTX 5060は35W多い
価格差と「アップグレードするべきか」の正直な判断
2026年3月時点の市場価格ではRTX 4060が¥36,000〜40,000、RTX 5060が¥49,800〜54,800と約¥10,000〜15,000の差があります。この差をどう評価するかが購入判断の核心です。
- 144Hz以上のモニターでDLSS MFG(4x)の恩恵を最大化したい
- 1080pの高リフレッシュレート(240fps+)をモンハンやAPEXで安定させたい
- RTX 4060を高値で売却できる環境にある(¥28,000〜32,000で売れれば実質¥20,000以内)
- 1440pへの移行計画があり、その橋渡しとして考えている
- 1080p / 60fps〜144fpsで満足しており不満がない
- ¥15,000〜20,000の実質コストに見合う差を感じない(25%向上)
- 同じ予算を追加するなら RTX 5060 Ti(16GB)を選んだほうが長期で有利
- DLSS FG(2x)で現状十分に機能しており、4x MFGの必要性を感じない
どちらを買うべきか:結論
- 1080p / 60fps〜100fps で十分で予算を抑えたい
- RTX 5060との価格差¥10,000〜15,000を節約したい
- 中古・旧在庫で¥30,000前後の個体を狙っている
- 2D / インディー / 軽量タイトル中心のプレイスタイル
- 新品を購入するなら迷わずこちら(同MSRP帯で+25%)
- 144Hz以上のモニターでDLSS 4 MFGを活用したい
- モンハンワイルズ・Cyberpunk等の重量級を1080pで高fpsで遊びたい
- 今後のタイトルに対する将来余力を持たせたい
Conclusion 2026
新規購入はRTX 5060一択。
乗り換えは費用対効果で判断する
同一のMSRP帯でRTX 5060はRTX 4060より25%速く、GDDR7帯域幅が65%大きく、DLSS 4 MFG(4x)に対応しています。新品を買うならRTX 5060を選ばない理由はありません。RTX 4060の在庫が市場から減る中で、新品のRTX 4060はコスパ面でも徐々に魅力を失っています。
一方、RTX 4060からの乗り換えは「1080pで25%の性能向上に¥15,000〜20,000を払う価値があるか」という問いです。1080p専用なら無理に換える必要はありません。それよりも追加予算でRTX 5060 Ti(16GB)に投資し、1440pも見据えた構成にするほうが長期的に賢い選択です。RTX 5060の詳細なベンチマークデータはRTX 5060 単体レビュー記事で確認できます。