ロジクール「YETI 2」は買いか|28,930円で10月15日発売、旧Yeti・VOXARA・Wave:3との違い【2026年】
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28,930円で10月15日発売、旧Yeti・VOXARA・Wave:3との違い
出典(確認日2026年9月25日):ロジクール プレスリリース「YETI 2 アダプティブマルチパターン USB マイク」/ロジクールG YETI 2 製品ページ/Logitech G YETI 2 製品仕様(米国)/Logitech G Yeti 製品仕様(米国)/ロジクール プレスリリース「Yeti GX」「Yeti Orb」/Elgato Wave:3 MK.2 製品ページ/CORSAIR VOXARA 製品ページ/YouTube ヘルプ「YouTube の推奨アップロード エンコード設定」/Shure MV6 製品ページ
ロジクールGの「YETI 2 アダプティブマルチパターン USB マイク」は、配信用USBマイクの定番として長く売られてきたYetiの後継モデルです。日本では2026年10月15日に発売され、ロジクールオンラインストアの価格は28,930円です。カラーはブラックとホワイトの2色が用意されています。
いちばんの変更点は、録音性能ではなく自動調整にあります。マイクが話者の位置を追い、声の距離や向きが変わってもゲインやEQ、収音パターンを合わせ直します。配信中に姿勢が変わっても、声の大きさや質感が変わりにくくなる方向の進化です。
一方で、録音は24bit/48kHzにとどまり、同じ価格帯のVOXARA(32bit/192kHz)やWave:3 MK.2(24bit/96kHz)より数字は下です。配信用途でこの差がどこまで効くのか、旧Yetiから買い替えるべきか、3万円前後でどれを選ぶかを、公式の仕様と価格をもとに順に見ていきます。
目次
要点先に結論
仕様YETI 2の発売日・価格・仕様
YETI 2はオープン価格で、ロジクールオンラインストアでの販売価格が28,930円(税込)です。型番はブラックがG-YETI-2-BK、ホワイトがG-YETI-2-WHで、保証期間は2年間です。
画像はロジクール公式の発表資料と製品ページより。
| 項目 | YETI 2 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月15日 |
| 価格(ロジクールオンラインストア) | 28,930円 |
| 録音 | 24bit/48kHz |
| カプセル | 新設計の3カプセルアレイ |
| 指向特性 | 自動、スーパーカーディオイド、カーディオイド、双指向性、無指向性、ステレオ、カスタム |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
| 最大SPL | 129dBSPL(THD 10%) |
| SN比 | 77dB |
| ディスプレイ | 1.3インチのLEDスクリーン |
| 接続・対応OS | USB-C(USB-C – USB-Aケーブル付属)、Windows・macOS |
| サイズ・重量 | 110×125.26×288.97mm・995g |
本体の1.3インチ画面には入力レベルや設定状態が表示され、Yetiのキャラクターが音声の状態を表情で示します。ミュートは本体のタッチ操作で切り替えられます。G HUBで作ったBlue VO!CEの音作りはマイク本体に保存できるので、一度設定すれば、G HUBを起動していない状態でも同じ音で配信や通話ができます。
自動調整ボイス近接センサーは何を自動化するのか
YETI 2の中心にある機能が「ボイス近接センサー」です。ロジクールGの製品ページは、音声源を3Dで追跡し、ゲインやEQなどをリアルタイムで自動調整すると説明しています。日本法人の発表でも、マイクに内蔵されたセンサーが音声を検知し、ゲイン・EQ・指向性を自動で調整するとしています。
ゲーム配信では、配信を始めるときにマイクの位置を決めても、プレイ中の姿勢は変わります。画面に身を乗り出したり、椅子に深く座り直したり、横を向いて話したりすると、マイクとの距離や角度が変わり、声の大きさや質感も変わります。
距離に合わせて音量をそろえる機能は、YETI 2が初めてではありません。たとえばShureのUSBマイク「MV6」にも、マイクとの距離や音量に応じてゲインをリアルタイムで調整するオートレベルモードがあります。YETI 2が違うのは、音量だけでなくEQと収音パターンまで自動調整の対象に含めている点です。3つのカプセルを持つマルチパターン構成だからこそできる調整です。
ただし、自動調整がどこまで自然に追従するかは、実機で確かめるまで分かりません。話している途中で指向性が切り替わると、声の響き方が変わって聞こえる可能性もあります。発売後に確かめたいのは、体を動かしながら話したときに、音量と声質がどれだけ一定に保たれるかです。
AIノイズリダクションとスーパーカーディオイド
YETI 2はAIノイズリダクションも搭載し、ロジクールは環境音に加えてキーボードやマウスのクリック音も低減すると説明しています。収音パターンにはスーパーカーディオイドがあり、正面の声を中心に拾いつつ、残った環境音をAI処理で抑える使い方ができます。
旧Yetiの指向性はカーディオイド・双指向性・無指向性・ステレオの4種類で、正面をより狭く拾うスーパーカーディオイドはありませんでした。メカニカルキーボードを置いた机で使うなら、この2つの組み合わせは旧Yetiからの実用的な改善です。とはいえ、打鍵音がどこまで消えるかは、ノイズ除去のオンとオフを実機で聞き比べないと判断できません。
録音性能24bit/48kHzは約3万円のマイクとして低すぎるか
スペック表だけで比べると、YETI 2の24bit/48kHzは控えめです。ほぼ同じ価格のElgato Wave:3 MK.2は24bit/96kHz、約3,000円高いCORSAIR VOXARAは32bit/192kHzに対応しています。
ただ、配信や通話では48kHzを超える部分はそのまま視聴者に届きません。YouTubeが推奨するアップロード時の音声サンプルレートは48kHzで、配信ソフトやボイスチャットも48kHzで動かすのが一般的です。96kHzや192kHzで録っても、送り出す段階で48kHzに変換されます。
高いサンプルレートが効くのは、ナレーションや楽器の録音をファイルに残し、あとから編集する用途です。ゲーム実況やDiscordが中心なら、最終的な聞こえ方を左右するのは、マイクとの距離、部屋の反響、ゲイン設定、ノイズ処理のほうです。YETI 2は、そこを自動化する方向にコストを使っているマイクと考えると分かりやすくなります。
比較3万円前後のUSBマイクとの価格・仕様比較
価格はいずれもメーカー公式ストアの価格、またはメーカー公表の市場想定売価です。
| 製品 | 価格 | 録音 | 指向性 |
|---|---|---|---|
| Yeti(旧モデル) | 24,750円 | 16bit/48kHz | 4パターン切り替え |
| YETI 2 | 28,930円 | 24bit/48kHz | 自動+6パターン+カスタム |
| Elgato Wave:3 MK.2 | 28,980円 | 24bit/96kHz | カーディオイド |
| CORSAIR VOXARA | 31,980円(市場想定売価) | 32bit/192kHz | カーディオイド |
| Yeti GX | 32,780円 | 24bit/96kHz | スーパーカーディオイド |
Wave:3 MK.2との差は50円で、実質的に同じ価格です。Wave:3 MK.2はElgatoの配信ミキサーソフトWave Linkと組み合わせ、ゲーム音やBGM、ボイスチャットの音量を個別にまとめて管理するのが強みです。YETI 2は、ミキサー機能より、マイク自身が声を整えることに重点を置いています。
VOXARAは25mmカプセルと32bit/192kHzを前に出し、Wave Link上のAI Voice Focusでノイズを抑える構成です。マイクの位置を決めて固定し、録音性能と音作りの自由度を取りたいならVOXARA、姿勢が変わっても一定の声で話したいならYETI 2と、考え方がほぼ逆です。VOXARAの国内価格と仕様の詳細はVOXARAの記事でまとめています。
ロジクールG自身のラインナップでは、2024年発売のYeti GXのほうがYETI 2より3,850円高い価格です。Yeti GXはスーパーカーディオイドのダイナミックマイクで、口元に近づけてゲーム実況をするための設計です。マイクアームで口元に固定して1人で話すだけならYeti GX、1台で複数人の収録やステレオ録音までこなしたいならYETI 2という住み分けになります。
買い替え旧Yetiとの差額4,180円で買い替える価値はあるか
旧Yetiはロジクールオンラインストアで24,750円のまま販売されていて、YETI 2との差額は4,180円です。これから新品で買うなら、24bit化、自動調整、AIノイズリダクション、スーパーカーディオイド、ディスプレイが付いてこの差額なので、YETI 2を選ぶほうが自然です。
すでに旧Yetiを使っている場合は、急いで買い替える必要はありません。マイクアームで口元との距離を一定に保ち、別のノイズ除去ソフトも使っているなら、YETI 2に替えても音質そのものが大きく変わるとは限りません。買い替えで得られるのは、音質の底上げよりも、姿勢の変化への追従と設定の手間が減ることです。
旧Yetiの最大SPLは120dB、YETI 2は129dBSPLと公表されていますが、測定条件が違います。旧Yetiは歪み率(THD)0.5%、YETI 2は10%での値です。許容する歪みが大きいほど数値は高く出るので、この9dBの差をそのまま性能向上と読むことはできません。
表記公式情報で表記が揺れている点
ロジクール日本法人の発表文は、冒頭でYETI 2を「ダイナミックマイク」と紹介しています。一方、同じ発表の製品仕様表や米国の製品仕様には、ダイナミック型かコンデンサー型かを示す項目がありません。製品名にDynamicと入るYeti GXとは違い、YETI 2は「アダプティブマルチパターン」と名付けられています。
ダイナミック型のマイクで、1台の中で複数の指向性を切り替える製品は一般的ではありません。3カプセルアレイとマルチパターンという構成を踏まえると、発表文の一文だけで方式を断定するのは避けたほうがよさそうです。
指向特性にも揺れがあります。発表本文ではカスタムパターンの選択肢に「スーパー/ハイパーカーディオイド」とある一方、仕様表には「スーパーカーディオイド(超単一指向性)」としか書かれていません。ハイパーカーディオイドを独立して選べるかは、発売後のG HUBの画面で確認が必要です。
判断YETI 2が向いている人・ほかを選ぶべき人
- 配信中に姿勢が変わりやすく、声の大きさを一定にしたい人
- ゲインやEQを毎回調整するのが面倒な人
- メカニカルキーボードの打鍵音を抑えたい人
- 1台でゲーム実況も対面の収録もステレオ録音もこなしたい人
- これから旧Yetiを新品で買おうとしていた人
- 口元にマイクを固定して1人で話すだけなら、Yeti GXやShure MV6
- ナレーションや楽器を録って編集するなら、32bit/192kHzのVOXARA
- ゲーム音やBGMの音量まで1つのソフトで管理したいなら、Wave:3 MK.2
- 旧Yetiをマイクアームで問題なく使えているなら、買い替えは急がなくてよい
製品YETI 2と比較候補のUSBマイク
YETI 2は予約受付中です。あわせて、旧Yeti、指向性を切り替えられるQuadCast 2、ゲインの自動調整を持つShure MV6も並べておきます。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|録音性能より自動調整に価値を置くUSBマイク
YETI 2は2026年10月15日発売、ロジクールオンラインストアで28,930円のUSBマイクです。24bit/48kHzという数字は同じ価格帯の競合より控えめですが、配信や通話では48kHzを超える部分は視聴者に届かないため、大きな弱点にはなりにくいと言えます。
選ぶ理由になるのは、話者の位置に合わせてゲイン・EQ・指向性まで自動調整する機能です。これから旧Yetiを新品で買うなら、差額4,180円でYETI 2を選ぶほうが合理的です。録音性能を重視するならVOXARA、配信全体の音をまとめて管理したいならWave:3 MK.2が候補になります。
YETI 2は、録音の数字より、姿勢が変わっても声を一定に保つことに価値を置いたUSBマイクです。配信中に体がよく動く人や、マイクの設定に手間をかけたくない人に向いています。自動調整がどこまで自然に追従するかは、発売後の実機で確かめたいポイントです。









