FMV Accessoryはゲームに使える?Display V・Keyboard X・Mouse Xの120Hzと価格【2026年10月】
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120Hzは出るが、遅延・ポーリングレートは公式に書かれていない
FMV Accessoryのモニター・キーボード・マウスは、ゲーミング製品ではなく「省スペースな仕事机」向けの周辺機器です。それでも120Hz表示、ラピッドトリガー、約70gのマウスと、ゲームで目にするキーワードが並んでいるため、そのままゲーム用に選べるのか迷う人は多いはずです。
結論は、仕事と兼用でゲームも遊ぶ使い方なら選べるが、FPSなど勝敗に直結するゲームの本命にはしにくいです。Display Vは120Hz表示に対応しますが、応答速度の標準値は14ms(OverDrive時7ms/4.5ms)で、可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)の記載はありません。同じ予算で、ゲーム用に作られた240Hzモニターが買える価格帯です。
判断の分かれ目は、机の奥行きと端子です。奥行きが足りないデスクでノートPCと並べたい人にはフラッグスタイルの価値があり、ゲーム性能だけを買うなら他社製品のほうが割安になります。キーボードとマウスにはポーリングレートやセンサー型番の記載がなく、競技用途で必要な数値が出そろっていません。

目次
要点3製品のゲーム適性は仕様の書かれ方で分かれる
ゲームに効く機能は3製品とも備えています。一方で、遅延・ポーリングレート・センサー型番・可変リフレッシュレートは、公式の発表と仕様ページ(2026年10月22日確認)に記載がありません。
| 製品 | ゲームに効く点 | 公式仕様にない点 |
|---|---|---|
| FMV Display V | 23.8型IPS・1,920×1,080・最大120Hz。画面モードに「ゲーム」あり | 可変リフレッシュレート対応、入力遅延。応答速度は標準14ms |
| FMV Keyboard X | ラピッドトリガー対応、Nキーロールオーバー、アクチュエーションポイント3段階 | ポーリングレート、ラピッドトリガーの調整幅、無線時の動作条件 |
| FMV Mouse X | 約70g、100〜8,000DPI、左右クリックは磁気スイッチ、6ボタン | センサー型番、ポーリングレート、クリック遅延 |
※FMV Accessory公式の発表(2026年10月22日)と製品ごとの仕様ページの表記です。「記載がない」は、その機能が無いという意味ではありません。
モニターDisplay Vは120Hz対応でも、ゲーム専用機ではない

Display Vは23.8型・IPS・1,920×1,080のモニターで、リフレッシュレートは最大120Hzです。60Hzから120Hzになると動きの滑らかさは分かりやすく変わるため、FPSやアクションをカジュアルに遊ぶ用途には十分な土台です。
120Hzで映すには、HDMIかUSB Type-C接続が必要です。公式の表示仕様では、1,920×1,080は120HzがUSB Type-CとHDMIで表示可能、VGA(アナログRGB)は60Hzまでです。さらに、上限は出力機器しだいと注記されているため、PCやゲーム機の側も120Hz出力に対応している必要があります。
ゲーム用として気になる数値は次のとおりです。
- 応答速度は標準14ms、OverDrive時は7ms/4.5msです。
- 最大輝度は250cd/㎡、色域はsRGB 99%です。
- 可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)の記載は、発表にも仕様ページにもありません。
画面が滑らかになる点は魅力ですが、応答速度を重視するゲーム用モニターと並べると、数値の主張が控えめです。画面モードには「ゲーム」がありますが、このモードで入力遅延がどう変わるかの数値は書かれていません。
4つの型番と税込価格
型番の違いは、スタンドの形と、USB Type-Cの有無です。FMV Storeの税込価格(2026年10月22日確認)は次のとおりです。
| モデル | スタイルと入力端子 | 税込価格 |
|---|---|---|
| V2403 | スタンド・HDMI×2・VGA | 25,080円 |
| V2403(C) | スタンド・HDMI×2・USB Type-C(65W給電) | 30,030円 |
| V2403(F) | フラッグ・HDMI×2・VGA | 30,030円 |
| V2403(CF) | フラッグ・HDMI×2・USB Type-C(65W給電) | 35,090円 |
※メーカーの発表では、Display Vは「オープン価格」です。上の価格は、FMV Storeの商品ページに表示された税込価格です。販売店によって異なり、変動することがあります。
ゲームだけが目的なら、VGA入力モデルでもHDMIで120Hzが出るため、いちばん安いV2403で足ります。USB Type-Cは、ノートPCへの給電と映像出力を1本でまとめたい人向けの機能です。
フラッグスタイルが効くのは、机が狭いとき
フラッグスタイルは、机にクランプで固定し、支柱から画面を張り出す構造です。仕様上の机上の奥行きは約98.2mmで、スタンドスタイルの約228.9mmより約130mm浅く収まります。画面の下にノートPCを置けるため、奥行きの狭い机でも画面とノートPCを並べられます。
注意点は3つあります。
- 取り付けられる天板の厚みは10〜70mmで、クランプ固定が前提です。
- 質量は約5.7kg(スタンドスタイルは約4.2kg)で、机の強度も確認が要ります。
- フラッグスタイルのチルトは上12°/下−12°で、スイーベル(左右の回転)はありません。
ゲーム用にもう一度考えると、フラッグスタイルの利点は画質ではなく設置性です。画面を目から離して置きたい、壁際の机で奥行きを稼ぎたいといった事情がなければ、スタンドスタイルのほうが安く済みます。
キーボードKeyboard Xは、ラピッドトリガー対応でも競技向けの設計ではない

Keyboard Xは、84キーの日本語配列キーボードです。スイッチは静音磁気スイッチで、アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)は3段階で調整でき、ラピッドトリガー(キーを少し戻しただけで入力を解除する機能)とNキーロールオーバー(同時押しを全部認識)に対応しています。
ここだけ見ると、ゲーミングキーボードと同じ機能が揃っています。ただしメーカーは、一般的なメカニカルキーボードがゲーム用途を中心に設計されることが多いと述べたうえで、Keyboard Xは打鍵感・静音性・操作性を追求した製品と位置づけています。ゲーム向けに数値を詰めた製品ではないと読むのが自然です。
公式仕様ページには次の項目が載っていません。
- ポーリングレート(PCへの入力報告の頻度)
- ラピッドトリガーを何mm刻みで調整できるか
- 無線接続(Bluetooth・FMV Link Receiver)でラピッドトリガーが使えるか
接続方式は、USB Type-C有線、FMV Link Receiver(USB Type-Aのレシーバー)、Bluetooth 6.1の3つです。連続使用時間は、バックライト消灯で約1か月、点灯で約8時間(週5日・1日8時間の想定)と案内されています。ゲームで光らせて使うと、持ちは短くなります。
日本語配列も購入前に見ておきたい点です。英語配列と比べて左Shiftが短く、スペースバー周りのキー数が多いため、FPSなどで左手の位置を英語配列に合わせている人は違和感が出るかもしれません。日本語配列のゲーム向け磁気キーボードを比べたい人は、Aurora 80 JISの国内発売の記事もあわせて参考になります。
マウスMouse Xは軽くて小ぶり、ただしセンサーの情報がない

Mouse Xは、約70g、サイズは約109.5×65.4×38.4mmのコンパクトマウスです。左右クリック・メインホイール・サイドホイールに磁気センサー方式を使い、ボタンは6つ、DPIは100〜8,000(100単位)で変えられます。
ゲームで効くのは、サイズと軽さです。長さが約110mmと短いため、手が小さめの人や、つまみ持ち・かぶせ持ちで小さいマウスを好む人には合いそうです。日本人の手の大きさを考慮した形状です。
8,000DPIという数字は、ゲームでの追従性能を示すものではありません。DPIは動かした距離に対するカーソルの移動量の設定値で、センサーの追従性、ポーリングレート、クリックの遅延とは別の話です。公式仕様ページにはセンサー型番もポーリングレートも載っていません。
接続はUSB有線、Bluetooth 6.1、FMV Link Receiverの3方式で、電池は約30〜70日(週5日・1日8時間)です。キーボードとマウスは、専用の連携機能「FMV Link」で接続先をまとめて切り替えられます。仕事用のPCとゲーム用のPCを1組の入力機器で使い分けたい人には、ゲーム性能より役に立つ機能です。
比較ゲーム用の他社製品と比べるとどうなるか
ゲームを主目的に選ぶ場合、ゲーム用に作られた製品との差は価格と公開されている数値に出ます。まずモニターです。Xiaomi G25i 2026は24.5型・フルHD・240HzのFast IPSで、Amazon.co.jpの価格は17,980円(2026年10月3日確認)でした。Display Vの25,080円〜35,090円と並べると、リフレッシュレートは半分、価格は約1.4〜2倍です。Display Vを選ぶ理由は、フラッグスタイル、5年保証、USB Type-C給電といった仕事向けの機能になります。
3万円前後のゲーミングモニターを幅広く比べたい人は、3万円台のWQHD 200Hz以上の6機種の記事で、解像度を上げた場合の選択肢も確認できます。
キーボードとマウスの比較は次のとおりです。
| 項目 | FMV Keyboard X | ATK RS7 Air |
|---|---|---|
| 価格 | 29,700円(税込) | 13,480円(税込) |
| 配列・キー数 | 日本語配列・84キー | 英語配列・81キー |
| 接続 | 有線・Bluetooth・レシーバー | 有線のみ |
| ラピッドトリガー | 対応(調整幅の記載なし) | 0.001mm刻みで設定 |
| ポーリングレート | 記載なし | 最大8,000Hz |
※Keyboard XはFMV公式の仕様ページとFMV Store、ATK RS7 Airは国内販売店(アーク)の商品ページの表記です(2026年10月6日〜22日確認)。
| 項目 | FMV Mouse X | Logicool G304 X SUPERLIGHT |
|---|---|---|
| 価格 | 14,850円(税込) | 約11,800円 |
| 重さ | 約70g | 59g |
| センサー | 型番の記載なし | HERO 44K |
| 接続 | 有線・Bluetooth・レシーバー | LIGHTSPEED・Bluetooth・USB有線 |
※G304 X SUPERLIGHTの価格はAmazon.co.jpで2026年10月16日に確認した実売価格で、変動します。
キーボードもマウスも、公式に確認できる数値の量と価格で、ゲーム用製品に分があります。FMV Accessoryの利点は、日本語配列、キーボードとマウスの一括切り替え、5年保証のモニターといった「仕事を含めた使い心地」のほうにあります。
判断どんな人なら選べるか
- 仕事用の机で、カジュアルなゲームも遊ぶ人
- 机の奥行きが狭く、画面とノートPCを並べたい人
- 日本語配列のまま磁気スイッチを試したい人
- 仕事用PCとゲーム用PCで入力機器を切り替えたい人
- FPSなど勝敗に直結するゲームを240Hz前後で遊びたい人
- 可変リフレッシュレートを前提にしたい人
- ポーリングレートやセンサー型番を見て選びたい人
- ゲーム性能だけを最安で揃えたい人
10月22日から11月6日まで、FMV Storeと全国の家電販売店で、Keyboard XとMouse Xが本体価格から10%引きになるデビューキャンペーンが行われています。計算上は、Keyboard Xが26,730円、Mouse Xが13,365円です。販売店によっては取り扱いのない店舗もあるため、最終価格は購入画面で確認してください。
購入FMV Accessoryと、ゲーム用の比較製品
FMV Storeの4製品と、ゲーム用に選ぶ場合の比較製品です。購入前に端子と型番を確認してください。



※価格・在庫・構成は変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|仕事兼用のカジュアル用途なら選べる、競技用の本命にはしない
Display Vの120Hz、Keyboard Xのラピッドトリガー、Mouse Xの約70gは、ゲームにも役立つ機能です。ただし、遅延、ポーリングレート、センサー型番、可変リフレッシュレートは公式に示されておらず、競技で使えるかは仕様から判断できません。
仕事用の机を中心にゲームも遊ぶなら選択肢になり、ゲーム性能を優先するなら、240Hzモニターや数値が公開されたキーボード・マウスのほうが安く、判断しやすい状況です。
カジュアルなゲーム用途ならDisplay V・Keyboard X・Mouse Xを選べますが、競技用途は仕様の空白が多く、ゲーム用に作られた製品のほうが安全です。
出典:富士通クライアントコンピューティング プレスリリース(2026年10月22日)・FMV Display V 仕様・FMV Keyboard X 仕様・FMV Mouse X 仕様・FMV Store(Keyboard X)




