AOC AGP257FTは待つべき?LG 25G590B-Bと比較|日本発売・価格は未発表、1050Hzの差は0.048ms【2026年10月】

AOC AGP257FTは待つべき?LG 25G590B-Bと比較|日本発売・価格は未発表、1050Hzの差は0.048ms【2026年10月】

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VS / 2026-10
AOC AGP257FTとLG 25G590B-Bを比較
1050Hzで縮むのは0.048ms、標準の応答速度はどちらも1ms
AOCが発表したフルHD・ネイティブ1000Hzの「AGON PRO AGP257FT」を、10月1日に国内で発売されたLG 25G590B-Bと仕様表で比べます。待つ理由になるのは速さではなく、残像低減機能の使える条件と装備、そして日本での価格です。
ネイティブ1000Hz / OC 1050Hz日本の発売日・価格は未発表比べる相手は17万9,000円の25G590B-B

AOCのゲーミングブランドAGONは2026年9月30日、24.5型フルHDのゲーミングモニター「AGON PRO AGP257FT」を欧州で発表し、10月2日には日本語のプレスリリースも配信しました。解像度を落とさずにネイティブ1000Hzで動作し、オーバークロック(OC)で1050Hzまで上げられます。国内では同じ24.5型フルHD・ネイティブ1000Hzの「LG UltraGear 25G590B-B」が10月1日に発売されたばかりで、今LGを買うか、AOCを待つかの選択になります。

仕様表を並べると、速さの差はほとんどありません。1000Hzから1050Hzへ上げて縮む1回の更新間隔は約0.048msで、オーバードライブ時の標準的な応答速度(GtG)はどちらも1msです。差が出るのは、残像低減機能(AOCのMBR+とLGのMBR Pro)の使える条件、20分割のローカルディミングやUSBハブといった装備、そして日本での価格です。

AGP257FTのパネルはBOE製で、5月に中国で披露された時点の0.2ms(GtG)から、製品ページでは最小0.3ms・標準1msへと数字が変わっています。1050HzのOC時にVRRが使えるかや、1000Hzを確認したGPUもまだ公表されていません。日本での発売日と価格も、2026年10月3日時点で未発表です。

目次

結論速さは互角。待つ理由になるのは残像低減と装備、そして価格

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AGP257FTを待ってよい人
  • 2027年第1四半期以降まで、今のモニターで困っていない人
  • ローカルディミング、USBハブ、ピボット、DC調光などの装備にも価値を感じる人
  • 残像低減(MBR+)の効き方を実機レビューで確かめてから決めたい人
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25G590B-Bを今買ってよい人
  • 今すぐ1000Hzを使いたく、17万9,000円を出せる人
  • CS2やVALORANTで500fps以上を安定して出せるPCがある人
  • 日本で発売されるか分からない製品を待ちたくない人

どちらも急がなくてよいのは、普段のfpsが500に届かない人です。1000Hzの更新を新しいフレームで埋められないうちは、360〜600Hz級のモニターとの差が小さくなります。360Hzから先へ進む価値は、CS2プロの証言とプロ940人の使用率から見た600Hzモニターの実用性で比べています。

仕様AGP257FTはBOE製の酸化物IPSで、フルHDのままネイティブ1000Hz

AOC AGON PRO AGP257FTの外観
AGON PRO AGP257FT(画像:AOCプレスリリースより)

AGP257FTは、AOCの競技向けラインAGON PROの24.5型モニターです。パネルはBOE(京東方)製で、BOEが2026年5月20日に北京で開いたネイティブ1000Hz技術の発表会で、AOCを傘下に持つTPVと共同で先に披露されました。BOEはこのパネルについて、自社のADS Pro技術と高移動度のOxide(酸化物)技術を組み合わせ、解像度を下げず、フレーム補間やオーバークロックにも頼らずに、フルHDで1000Hzのネイティブ駆動を実現したと説明しています。

「フルHDのまま」という点は、デュアルモード機との違いです。Acer Nitro XV273U F5のようなデュアルモード機は、ふだんはWQHDで540Hz、1000Hzを使うときは720pに解像度を落とします。AGP257FTは、LG 25G590B-Bと同じく1920×1080の画素数を保ったまま1000Hzで描画します。

応答速度の数字は、発表のたびに変わっています。5月の中国での発表では、GtG 0.2msと、BOEの黒挿入技術「BLMB」の搭載をうたっていました。9月30日の欧州向けの発表と製品ページでは、GtGが最小0.3ms、MPRTが0.1msで、残像低減機能の名前は「MBR+」です。製品ページの仕様表には、オーバードライブ時の標準的な応答速度(OD Response typical)として1ms(GtG)も載っています。10月2日の日本語プレスリリースが前面に出している「0.1ms」は、MPRTの値です。

0.1ms・0.3ms・1msは測っているものが違う

GtGは画素がある色から別の色へ切り替わるまでの時間で、0.3msは最も速い条件での最小値、1msは標準的な値です。MPRTは動いている物体がどれだけ残って見えるかの指標で、バックライトの制御でも短くできます。速さを比べるなら、LGの公称値(1ms・GtG)と同じ物差しであるAGP257FTの標準値1msを使うのが公平です。

1000Hz以外の仕様も上位機らしい構成です。輝度は450cd/m²、色域はsRGB 99%・DCI-P3 90%で、VESA DisplayHDR 400の認証と20分割のローカルディミングを備えます。映像入力はDisplayPort 2.1×1とHDMI 2.1×2で、USB-A(5Gbps)3ポートのハブも内蔵します。スタンドは150mmの高さ調整にチルト・スイベル・ピボット、大会会場へ持ち出すためのクイックリリースを備え、設定を切り替えるQuickSwitchキーパッドが付属します。目の負担を減らす機能として、PWMではなくDC調光のフリッカーフリー、ハードウェア式のブルーライト低減、TÜV Rheinland認証の円偏光も載せており、全台に色と輝度の均一性レポートが付きます。

比較25G590B-Bと並べると、差は残像低減・HDR・装備に出る

LG UltraGear 25G590B-Bの外観
UltraGear 25G590B-B(画像:LG Electronicsプレスリリースより)
項目AOC AGP257FTLG 25G590B-B(国内仕様)
日本での発売・価格未発表(欧州は2027年第1四半期予定、価格は発売前に発表)2026年10月1日発売、LG公式オンラインショップ17万9,000円
画面24.5型・フルHD(1920×1080)24.5型・フルHD(1920×1080)
パネル酸化物ベースのFast IPS(BOE製)IPS
リフレッシュレートネイティブ1000Hz、OC時1050Hz1000Hz(海外向けはOC時1100Hz)
応答速度(GtG)最小0.3ms、標準1ms1ms(標準値)
MPRT0.1ms記載なし
残像低減MBR+(LEDを区画ごとに時間差で点灯)MBR Pro(コマ間に黒画面を挿入、使用中はVRR無効)
VRRG-SYNC CompatibleG-SYNC Compatible、FreeSync Premium
コントラスト比1000:11,000:1
輝度450cd/m²400cd/m²(標準値)
HDRDisplayHDR 400、20分割ローカルディミングDisplayHDR 400
色域sRGB 99%、DCI-P3 90%sRGB 99%、DCI-P3 90%
映像入力DisplayPort 2.1×1(UHBRの記載なし)、HDMI 2.1×2DisplayPort 2.1×1(UHBR20)、HDMI 2.1×2
USBハブUSB-A(5Gbps)×3なし(USB Type-Cはアップデート・マイク用)
スタンド高さ150mm、チルト-5〜23°、スイベル左右28°、ピボット左右90°高さ135mm、チルト-5〜35°、スイベル左右90°(ピボットの記載なし)
消費電力標準29W(最大80W)28W(オンモード)
重量(スタンド込み)6.45kg5.2kg

AGP257FTはAOCの製品ページ(欧州向け)、25G590B-BはLGの日本向け製品ページの仕様表にある値です。

速さに関わる行は、ほぼ横並びです。リフレッシュレートの上限はAGP257FTが1050Hzで、国内仕様が1000Hzの25G590B-Bを数字の上では上回りますが、LGも海外向けには1100HzのOCを公表しています。標準の応答速度はどちらも1msです。

はっきり差があるのは、残像低減機能の使える条件と、HDRや装備の行です。AGP257FTは輝度が50cd/m²高く、20分割のローカルディミングとUSBハブ、ピボットを備えます。一方の25G590B-Bは1.25kg軽く、スタンドの首振り(スイベル)は左右90°、チルトは後ろへ35°までと、AGP257FTより動かせる範囲が広くなっています。FreeSync Premiumへの対応を明記し、DisplayPortの伝送モードもUHBR20と書いています。

OC1050Hzで縮むのは0.048ms。OC時のVRRは未公表

リフレッシュレート1回の更新間隔1000Hzとの差
1000Hz(両機のネイティブ)1.000ms—
1050Hz(AGP257FTのOC)約0.952ms約0.048ms
1100Hz(25G590B-Bの海外向けOC)約0.909ms約0.091ms

1000Hzから1050Hzへ上げても、1回の更新間隔は約0.048msしか縮みません。240Hzから1000Hzへ上げたときの約3.17msと比べると、約67分の1です。LGの海外向けOCの1100Hzと比べても、差は約0.043msです。OCの上限の高さで選ぶ意味はほとんどありません。

OCでもう一つ確認したいのが、VRR(可変リフレッシュレート)の扱いです。AGP257FTの仕様表は、HDMI・DisplayPortとも垂直周波数を48〜1000Hzと記載しており、1050Hzで動かしたときにG-SYNC Compatibleが働くかは書かれていません。LGは米国向けの製品ページで、1100HzのOC時はFreeSync Premiumに対応せず、G-SYNC Compatibleの認証も1000Hzまでと明記しています。AGP257FTが同じ制約を持つかは未公表なので、OCはVRRを使わない前提の設定と考えておくのが無難です。

fpsの面でも、1050Hzを毎回新しいフレームで埋めるのは簡単ではありません。NVIDIAが2026年9月17日の公式ブログで示した数字では、VALORANTの1080p最高設定でGeForce RTX 5080が最大1,000fps、RTX 5060が最大660fpsです(試験に使ったCPUは書かれていません)。軽い競技FPSで上位のGPUを使っても、1050に届くかどうかの水準です。1000fps前後ではCPUが先に頭打ちになる場面もあり、実機レビューでの結果はLG 25G590B-Bは買いか|1000Hzを活かせるGPU・CPUにまとめています。

残像MBR+とMBR Pro、比べるべきは使える条件

1000Hzでは1回の更新が1msで終わります。標準の応答速度が1msということは、画素の色の切り替えに1回の更新とほぼ同じ時間がかかるということで、Hzの数字ほど動きがくっきり見えるとは限りません。実際、同じレビュアーが25G590B-Bと540Hzの有機ELモニター「INZONE M10S II」を続けて試したレビューでは、動きの鮮明さで有機ELが上回りました(INZONE M10S IIと25G590B-Bのモーションクラリティ比較)。

そこで効いてくるのが、バックライトを短く消して残像を減らす機能です。両機とも搭載していますが、説明されている点灯のさせ方と、使える条件の公表範囲が違います。

25G590B-BのMBR Proは、コマとコマの間に黒い画面を挿入する方式です。LGの国内仕様では120/240/480/850/1000Hzで使えますが、通常の使い方ではちらつきを感じることがあり、有効にしている間はVRRが使えません。fpsが揺れるゲームではVRR、fpsを高く安定させられる競技タイトルではMBR Proと、どちらかを選ぶ設計です。

AGP257FTのMBR+は、LEDバックライトを複数の区画に分け、区画ごとに時間差をつけて順番に点灯させる方式です。AOCは、パネル側のフレームのタイミングを変えずにゴーストを抑え、動きの鮮明さを上げると説明しています。LGはMBR Proについて、区画ごとに点灯をずらしているかどうかは書いていません。なお、5月の中国での発表では、残像低減の機能としてBOEの黒挿入技術「BLMB」を挙げていました。

MBR+で発売前に分からない3点

AOCは、MBR+を1000Hzや1050HzのOC時にも使えるか、VRRと同時に使えるか、有効にしたときに画面がどれだけ暗くなるかを公表していません。LGのMBR Proは使えるリフレッシュレートとVRRとの排他関係を明記しています。AGP257FTもこの3点が分かるまでは、残像低減の優劣は判断できません。

1000Hzにこだわらず、動きの鮮明さそのものを優先するなら、応答の速い有機ELという選択肢もあります。前述のレビューで動きの鮮明さが25G590B-Bを上回ったINZONE M10S IIは、27型QHD・540Hzの有機ELモニターです。

接続対応GPUはAOCが未公表。目安はLGが示す条件

AOCが示している接続の条件は、ネイティブ1000Hzも1050HzのOCも、DisplayPort 2.1かHDMI 2.1で接続するという点だけです。DisplayPort 2.1の伝送モード(UHBR)や、1000Hz・1050Hzでの表示を確認したGPUは、2026年10月3日時点で公表されていません。

LGは25G590B-Bについて、米国向けの製品ページで「Windows 11、GeForce RTX 50シリーズかRadeon RX 9070・9060・7900シリーズ以降、DisplayPort 2.1での接続」を1000Hz(OC時1100Hz)の条件に挙げています。日本向けの製品ページでは、Radeon RX 7700 XTとGeForce RTX 5090を使い、HDMIとDisplayPortの両方で「1000Hz@フルHD」を確認しています。同じフルHD・1000Hzの信号を受けるAGP257FTでも、GPUの世代はこのあたりが目安です。RTX 40シリーズ以前のGPUで使う前提で買うのは、AOCの条件が出るまで避けたほうが安全です。

OSの側にも条件があります。モニターが1000Hzを超えるリフレッシュレートをWindowsに報告できるようになったのは、2026年3月のWindows 11(ビルド26100.8106/26200.8106)からです。1050HzのOCを選ぶには、Windows 11をこのビルド以降に更新しておく必要があります。OS側の変更点はWindows 11の1000Hz超対応の解説で詳しく扱っています。

UHBR20の記載がなくても1000Hzを諦める必要はない

フルHD・1000Hz・8bitカラーの画素データは、それだけで約50Gbps(1050Hzなら約52Gbps)あります。HDMI 2.1の最大48Gbpsでは非圧縮のまま送れません。それでもLGはHDMI接続で1000Hzを確認しているので、DSC(映像圧縮)などでデータ量を減らして送っている計算になります。AGP257FTの仕様表にUHBR20と書かれていないことだけで、1000Hzが出せないと考える必要はありません。

日本発売日本の発売日と価格は未発表。比べる相手は17万9,000円

AGP257FTの日本での発売日と価格は、2026年10月3日時点で発表されていません。10月2日の日本語プレスリリースにも日付と価格はなく、AOCの日本向けサイトにも製品ページはまだありません。欧州でも2027年第1四半期の発売予定とだけ示され、価格は発売が近づいてから地域ごとに発表するとしています。

比べる相手になるのは、すでに買える25G590B-Bです。LG公式オンラインショップの価格は17万9,000円です。同じ24.5型フルHD・ネイティブ1000Hzでは、AcerもPredator XB253Q U1を2027年第1四半期に発売する予定で、北米1,099.99ドル、欧州1,099ユーロ、中国7,999元と価格を公表しています。日本向けの発表はありません。国内メーカーでは、アイ・オー・データ機器が東京ゲームショウ2026で24.5型フルHD・1000Hzのコンセプトモデルを展示しましたが、製品化は決まっていません(GigaCrystaのTGS2026展示)。

AGP257FTの日本価格が出たら、次の順で比べると判断しやすくなります。

  1. 価格が25G590B-Bと同程度以下か。同程度なら、ローカルディミング、USBハブ、ピボット、円偏光などの装備の分だけAGP257FTが有利です
  2. MBR+を1000Hzで使えるか、VRRと同時に使えるか。25G590B-BのMBR Proより使いやすければ、待った価値があります
  3. 実機レビューで測った応答速度。公称の標準値が同じ1msでも、オーバーシュート(色の行き過ぎ)の出方で見え方は変わります

反対に25G590B-Bより高ければ、1050HzのOCは0.048msの差しか生まないので、上乗せ分を払う根拠は装備とMBR+の出来に絞られます。

おすすめ待たずに選ぶなら

2027年まで待てない場合の選択肢です。1000Hzを今すぐ使うなら25G590B-B、Hzの上限より動きの鮮明さを優先し、画面が27型になってもよいならINZONE M10S IIが候補です。

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今すぐ1000Hzを使うLG UltraGear 25G590B-B(24.5型・フルHD・IPS・ネイティブ1000Hz)国内で買えるネイティブ1000Hz・フルHDのIPS機。AGP257FTと標準の応答速度は同じ1msで、DisplayPort 2.1はUHBR20と明記しています。残像低減のMBR Proを使う間はVRRが無効になりますAmazonで価格を見る
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Hzより動きの鮮明さソニー INZONE M10S II SDM-27Q102(27型・QHD・Tandem OLED・540Hz)27型QHD・540Hzの有機ELモニター。1000Hzには届きませんが、同じレビュアーのテストでは動きの鮮明さで25G590B-Bを上回りました。HD解像度で720Hzへ切り替えるデュアルモードにも対応しますAmazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

FAQよくある質問

AGP257FTは日本で買えますか。発売日と価格は
2026年10月3日時点で、日本での発売日と価格は発表されていません。10月2日に日本語のプレスリリースは配信されましたが、日付と価格はなく、AOCの日本向けサイトにも製品ページはありません。欧州では2027年第1四半期の発売予定で、価格は発売が近づいてから発表されます。
1050Hzと1000Hzの差は体感できますか
1回の更新間隔の差は約0.048msで、体感を期待できる差ではありません。240Hzから1000Hzへ上げたときの差(約3.17ms)の約67分の1です。1050HzのOC時にVRRが使えるかも、AOCは公表していません。
「0.1ms」と「0.3ms」はどちらが本当の応答速度ですか
どちらもAOCの公称値ですが、測っているものが違います。0.1msはMPRT(動いている物体の残り方)、0.3msはGtG(画素の色の切り替え)の最小値です。標準的なGtGは1msで、LG 25G590B-Bの公称値と同じです。
LG 25G590B-Bも1100Hzで使えますか
日本向けの仕様表に載っている上限は1000Hzです。LGは米国などの海外向けにOC時1100Hzを公表していますが、日本向けの仕様表は最大1000Hz、垂直周波数48〜1000Hzで、国内品でOCを使えるかは明記していません。海外向けでも、1100Hz時はFreeSync Premiumに対応せず、G-SYNC Compatibleの認証も1000Hzまでです。
RTX 40シリーズでAGP257FTの1000Hzを使えますか
AOCが対応GPUを公表していないため、現時点では分かりません。LGは25G590B-Bの1000Hzの条件として、米国向けにRTX 50シリーズかRadeon RX 9070・9060・7900シリーズ以降を挙げており、RTX 40シリーズは含まれていません。AGP257FTも、条件が出るまではRTX 40シリーズ以前での1000Hz動作を前提にしないほうが安全です。

まとめ1050Hzは決め手にならない。待つかどうかは日本の価格とMBR+で決まる

AOC AGON PRO AGP257FTは、BOE製の酸化物IPSパネルでフルHDのままネイティブ1000Hz、OCで1050Hzに対応する24.5型の競技向けモニターです。国内で発売済みのLG 25G590B-Bと仕様表を並べると、標準の応答速度はどちらも1msで、1050HzのOCで縮む更新間隔も約0.048msにとどまります。

違いは、残像低減機能(AOCのMBR+とLGのMBR Pro)の使える条件と、20分割のローカルディミングやUSBハブ、ピボットといった装備です。MBR+をどのHzで使えるか、VRRと併用できるか、1050Hz時にVRRが働くか、対応GPUはどれかは、まだ公表されていません。

日本での発売日と価格も、2026年10月3日時点で未発表です。今すぐ1000Hzが必要で、500fps以上を出せるPCがあるなら17万9,000円の25G590B-B。2027年第1四半期以降まで待てて装備にも価値を感じるなら、AGP257FTの日本価格と実機レビューを待つ、という分け方になります。

結論

1050HzのOCは0.048msの差で、選ぶ理由にはなりません。AGP257FTを待つ価値は、日本での価格が25G590B-Bの17万9,000円に並ぶか、MBR+が1000HzでVRRと両立するかで決まります。

出典:AOC公式発表「AGON PRO AGP257FT」(2026年9月30日)、AOC公式製品ページ「AGP257FT」、AGON by AOC日本語プレスリリース(2026年10月2日)、AOC中国公式リリース(2026年5月21日)、新華網「BOE发布原生千帧FHD护眼电竞显示器」(2026年5月21日)、LG公式製品ページ「25G590B-B」(日本)、LG公式製品ページ「25G590B-B」(米国)、NVIDIA公式ブログ「VALORANT Pros Choose GeForce RTX 5080 & NVIDIA Reflex」(2026年9月17日)、Acer公式発表「Predator XB253Q U1」(2026年9月2日)、PC Gamer「Sony Inzone M10S II review」(いずれも2026年10月3日確認)にもとづきます。

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