be quiet! LIGHT LOOP IO LCD 360mmの価格・性能は?39,580円で10月9日発売、2.1型液晶と取り付け条件を確認
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39,580円の2.1型液晶水冷は「画面と配線」に払う製品、冷却だけなら他に安い選択肢がある
出典:テックウインド「LIGHT LOOP IO LCD 360mm」発売のお知らせ、be quiet!製品ページ(ブラック)、Club386レビュー、Hardware Bustersレビュー
液晶付きの360mm簡易水冷は選択肢が増えましたが、画面のために4万円近くを払うのが妥当かは判断が割れます。be quiet!の「LIGHT LOOP IO LCD 360mm」は、2026年10月9日発売、想定売価は税込39,580円(ブラック・ホワイト共通)です。
結論は、画面・ライティング・配線のすっきり感に価値を置く人向けの製品で、冷却性能で選ぶ製品ではありません。海外の実測では、同じ360mmでも価格の安いMSI製に温度で負けた条件があり、Hardware Bustersは「冷却だけを理由にはおすすめできない」と結論づけています。
分かれ目は、冷却の余力より見た目と使い勝手に払えるかどうかです。取り付けでは、ラジエーター+ファンの厚さ52mmが入るか、付属のIO Controllerを置く場所と接続先(SATA電源・USB 2.0・PWM)があるかを先に確かめてください。

目次
発売10月9日発売、想定売価は黒・白とも39,580円
国内代理店のテックウインドは2026年10月8日、be quiet!の「LIGHT LOOP IO LCD 360mm」を10月9日に発売すると発表しました。カラーはブラックとホワイトの2色で、想定売価はどちらも税込39,580円です。実売価格は販売店で変わるため、購入時はAmazonなどの表示価格を確認してください。
| 項目 | ブラック | ホワイト |
|---|---|---|
| 型番 | LGT-LOP/LCD/360/BK(BW032) | LGT-LOP/LCD/360/WH(BW033) |
| 想定売価(税込) | 39,580円 | 39,580円 |
| 発売日 | 2026年10月9日 | |
| 液晶 | 2.1インチ円形IPS・480×480・最大500nits | |
| ファン | Light Wings LX 120mm PWM high-speed×3(最大2,100rpm) | |
| ポンプ | 最大2,900rpm(公式の調整範囲は2,000〜2,900rpm) | |
| ラジエーター+ファン | 397×120×52mm(ラジエーター単体は厚さ27mm) | |
| 保証 | 3年 | |
※テックウインドの発表とbe quiet!公式の製品ページにもとづきます。想定売価は実売価格ではありません。
液晶2.1インチの円形画面は温度を読む用途向け、設定は本体に保存できる
液晶はポンプヘッドに載る円形のIPSで、解像度480×480、最大輝度は500nitsです。CPU温度・冷却液温度・ファン回転数のほか、画像や動画も表示できます。表示とARGBライティングの設定はWindows用ソフト「IO Center」で行い、背景とライティングの設定は本体に保存できると公式は説明しています。
5〜6インチ級の大型液晶を載せた製品と比べると画面は小さく、温度を一目で読む使い方に向きます。ケース内を飾る役割が中心で、細かい数値を並べる用途には向きません。一方でファン1基あたり16個のLEDを備え、画面と同じ色で揃えやすく。
Hardware Bustersは、IO Centerを「もっとシンプルにしてほしい」と指摘しています。Club386も初期ソフトの挙動に不満を挙げています。画面やライティングを細かく作り込みたい人は、ソフトの更新状況を見てから買うと安心です。
冷却実測は「静音寄りで無難」、冷却性能は価格に見合わない評価
Club386はRyzen 9 9950X3D(170W設定)で、Cinebench 26の連続負荷をかけて測定しています。ファン回転数を変えたときの温度と騒音は次のとおりです。
| ファン回転数 | 室温との差(平均/最大) | 騒音 |
|---|---|---|
| 600rpm | 58.3℃/65.0℃ | 測定器で検出できず |
| 1,200rpm | 50.2℃/55.4℃ | 30.6dBA |
| 2,100rpm | 44.1℃/51.5℃ | 45.2dBA |
※Club386の測定(be quiet! Light Base 900 FX・側板を閉じた状態・ケースファン30%固定・ケース前方約25cmで騒音測定)。数値は室温との温度差です。
600rpmでは170Wのチップがかなり熱くなり、高負荷では回転数を上げる前提の設定です。1,200rpmなら30dBA程度の静かさで、負荷の軽いゲーム用途なら静音寄りに運用できます。
同じレビューでは、MSI CoreLiquid P22 360が1,200rpmで平均44.3℃と、本製品の50.2℃より低くなりました。Hardware Bustersでも、Ryzen 9 7900XのAM5環境で、騒音をそろえた条件では比較対象の平均程度の冷却でした。同レビューは、25dBAでは11製品が本製品より高い性能で、しかもその11製品はすべて価格が低いと述べています。そのうえで、価格が254.90ドルだと冷却性能だけで買う理由はないと結論づけています。
どちらも海外のレビュー用個体で、CPUもケースも測定方法も別です。2つの騒音値を直接比べることもできません。冷えないと決めつけず、冷却で選ぶ製品ではない、というところまでで読むのが現実的です。
取り付け買う前に確認したい4つの条件
360mmのラジエーターが載るケースでも、それだけでは使えるとは限りません。次の4点を確認してください。
| 確認項目 | 条件 | 見落とすと |
|---|---|---|
| ラジエーターの収納 | ラジエーター+ファンで長さ397mm・幅120mm・厚さ52mm。ケースの「360mm対応」表記に加え、上面や前面の実際の空間を確かめる | メモリやVRMヒートシンクに当たる、側板が閉まらない |
| CPUソケット | Intel LGA1851/1700/1200/1155/1151/1150、AMD AM5/AM4に対応 | 非対応ソケットでは使えない |
| IO Controllerの接続 | Club386のレビューでは、SATA電源・マザーボードの内部USB 2.0・4ピンPWMが必要とされている。接続先はマニュアルで確認する | ファンや液晶が動かない |
| ファンの取り付け | ファンは独自コネクターで、レビューでは出荷時に取り付け済みではなかった。付属の変換ケーブルで一般的なPWM・ARGBにつなげる | 組み付けに手間がかかる、交換ファンはbe quiet!製に限られる |
※仕様はbe quiet!公式の製品ページ、接続条件と組み付けはClub386・Hardware Bustersのレビューにもとづきます。
公式は、クーラーとIO Controllerの間はケーブル1本でつながり、ファンのケーブルはチューブに沿って隠れると説明しています。ただし、コントローラー側にはSATA電源などの接続が残るため、配線がマザーボードまで1本になるわけではありません。チューブは400mmで、ケースによっては短く感じる可能性があります。冷却液の補充口と補充用の冷却液100mlが付属し、長く使いたい人には安心材料です。
比較国内で買える液晶付き360mm水冷との価格差
国内では、同じ価格帯から安い価格帯まで、液晶付きの360mm水冷が並んでいます。液晶の大きさと価格で見ると、LIGHT LOOP IO LCDの位置が分かります。
| 製品 | 価格 | 画面 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| be quiet! LIGHT LOOP IO LCD 360mm | 39,580円(想定売価) | 2.1インチ円形・480×480・500nits | 静音寄り。冷却液の補充口付き、保証3年 |
| CORSAIR iCUE LINK TITAN II 360 RX LCD | 39,980円前後(予想市場価格) | 5インチ・720×1280・500cd/m² | 大型の縦長画面。DisplayPort接続が必要 |
| CPS DX360 Pro ARGB Display | 約35,980円 | 4インチIPS×2画面 | 分割・パノラマ表示。AMDは横向き設置のみ |
| Cooler Master MasterLiquid Core LCD 360 | 24,980円 | 6インチ・960×480・300cd/m² | 画面は大きく、価格は約1.5万円安い |
※LIGHT LOOPとTITAN IIはメーカー・代理店の想定価格、DX360 Proは販売店価格、Core LCDは発売時の市場想定価格です。確認時期が異なるため、実売価格とは差が出ます。
約4万円の同価格帯ではCORSAIR TITAN IIが画面の大きさで上回り、2.5万円前後のCore LCD 360は画面が大きいうえに約1.5万円安くなります。LIGHT LOOP IO LCDが選ばれる理由は、小型で上品な円形画面、静音の運用、冷却液の補充ができる点、ファンと画面の色をそろえやすい点です。一方で、画面の大きさや冷却性能で価格差を正当化できるほどの強みはありません。TITAN IIの詳細はCORSAIR iCUE LINK TITAN II 360 RX LCDの記事、Core LCDはMasterLiquid Core LCD 6インチの記事、DX360 ProはDX360 Pro ARGB Displayの記事にまとめています。
比較冷却重視・安さ重視で選ぶなら、ほかの360mm水冷はこの4機種
LIGHT LOOP IO LCDは冷却性能で選ぶ製品ではない、というのが海外実測の読み方でした。冷却を優先する人、安く液晶を付けたい人、画面を重視する人では、選ぶ360mmが変わります。価格はリンク先の販売ページで確認できます。
| 製品 | 液晶 | LIGHT LOOPとの違い |
|---|---|---|
| ARCTIC Liquid Freezer III Pro 360 | なし | 38mm厚のラジエーターとVRM補助ファンを備える。画面は無いが、価格はLIGHT LOOPの半額以下で、冷却を優先する人向け |
| CORSAIR iCUE LINK TITAN 360 RX ARGB | あり | iCUE LINKで配線を1本にまとめられる液晶付き。価格はLIGHT LOOPより大きく下がる |
| CPS DX360 Pro ARGB Display | 4インチ×2 | ポンプヘッドに2画面を並べて、分割・パノラマ表示ができる。画面を重視する人向け |
| Cooler Master MasterLiquid Core LCD 360 | 6インチ | 画面は最も大きく、価格はLIGHT LOOPより約1.5万円安い |
冷却だけを見るなら、画面の無いARCTIC Liquid Freezer III Pro 360で浮かせた予算をCPUやGPUに回す方が効率的です。液晶がほしいが4万円は出せない人にはCORSAIR iCUE LINK TITAN 360 RXかCore LCD 360が候補になり、LIGHT LOOPは静音と円形画面の見た目に価値を置く人の選択肢です。
比較した360mm水冷の購入候補


※価格・在庫・構成は変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。
判断LIGHT LOOP IO LCD 360mmが向く人、他を選ぶ人
- ファン・画面・ライティングの色を揃えた、すっきりした見た目のビルドにしたい
- ファンを低回転に抑えた静音運用を重視する
- 冷却液の補充口が付いた水冷を長く使いたい
- 冷却性能を最優先する(実測では価格の安い360mm水冷に及ばない条件があった)
- 画面を大きく見せたいなら、約1.5万円安い6インチのCore LCD 360が候補になる
- 組み付けの手間やソフトの設定を少なくしたい
要するに、冷却ではなく見た目と静かさに4万円近くを払えるかどうかが分かれ目です。ケース内を飾りたい人、白やブラックのビルドで統一感を出したい人には、無難な選択肢になります。冷却を優先するなら、価格の安い360mmの通常モデルを選び、浮いた予算をほかのパーツに回す方が合理的です。
購入購入先と比較候補
テックウインドの発表では、販売店にAmazonが挙がっています。ホワイトは同じ型番違いの別ページで販売されます。価格が気になる人は、同じ液晶付き360mmでも価格差の大きい次の2製品と並べて検討してください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|画面と静音に価値を置く人向けの360mm水冷
LIGHT LOOP IO LCD 360mmは、2.1インチの円形液晶・ライティング・静音運用に価値を置く人向けの360mm水冷です。想定売価は39,580円で、同価格帯のTITAN II、約1.5万円安いCore LCD 360と比べると、画面の大きさでは上回りません。海外の実測でも冷却は価格に見合う水準とは言えず、冷却目的で選ぶ製品ではありません。
購入前には、ラジエーター+ファンの397×120×52mmがケースに収まるか、IO Controllerの接続先(SATA電源・内部USB 2.0・PWM)が確保できるかを確認してください。






