Metro Redux次世代アップデートでPC版は何が変わる?10月22日無料、DLSS対応・fps上限なし、日本語化MODの注意点
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PC版は4Kでfps上限なし、DLSSと立体音響に対応。日本語は非対応のまま
4A GamesとパブリッシャーのDeep Silverは日本時間2026年10月2日、『Metro 2033 Redux』(メトロ2033 リダックス)と『Metro Last Light Redux』(メトロ ラストライト リダックス)に、無料の次世代アップデートを配信すると発表しました。シリーズの累計販売本数が5,000万本を超えた記念として、既存の所有者全員に配られます。
PC版の配信は10月22日です。PC版は4K解像度でfpsの上限がなく、DLSSと立体音響に対応します。4Kテクスチャやライティング・影の改善は全機種共通です。話題になっている「4K・120fps」はPS5・Xbox Series X|S版の数字で、PC版は120fpsに縛られません。
ただし、PC版は日本語に対応していません。有志の日本語化MODはフルHD専用で、ゲームのデータファイルを上書きする方式です。4Kで遊びたい人や、MODを入れたまま更新を迎える人は、配信前に手を打っておく必要があります。
目次
要点PC版は10月22日配信|まず押さえる要点
Steam・Epic Games Store・Microsoft Storeで『Metro 2033 Redux』か『Metro Last Light Redux』を持っていれば、追加料金はかかりません。PC版は4K解像度でfps上限なし、DLSSと立体音響に対応します。全機種共通で、4Kテクスチャ、アニメーション・音響・環境ディテール・ライティング・影の改善、バグ修正が入ります。

日程配信日と無料で受け取れる人
| 対象 | 配信日 | 備考 |
|---|---|---|
| PC | 2026年10月22日 | Steam・Epic Games Store・Microsoft Storeの所有者は無料 |
| PS5・Xbox Series X|S 日本以外 | 2026年10月29日 | 既存の所有者は無料 |
| PS5・Xbox Series X|S 日本 | 2026年11月 | 日付は未発表 |
| GOG版 | 未発表 | 対象ストアに含まれていない |
| Mac・Linux版 | 未発表 | 対象はPCとだけ発表 |
配信の時刻は未発表です。対象は2014年に発売されたRedux版の2本で、2010年の『Metro 2033』と2013年の『Metro: Last Light』は別の商品のため、今回のアップデートは入りません。Redux版を持っていれば、別売りのダウンロードを買う必要はありません。4A Gamesは2021年に『Metro Exodus』の強化版も既存の所有者に無料で配っていて、今回も同じやり方です。
GOGでは2本とも今も販売されていますが、対象ストアにGOGは含まれていません。GOG版を持っている人は、10月22日以降にGOG側で更新が来ているかを確かめてください。
変更点PC版で変わる点とコンソール版だけの項目
PC版だけの機能は、4K解像度でのfps上限なしとDLSS、立体音響です。それ以外は全機種共通のグラフィック・音響の改善とバグ修正です。今回の更新は完全なリマスターやリメイクではなく、2014年版の見た目と遊び心地を残したまま、テクスチャや演出を今のハードウェアに合わせて作り直すものです。
| 項目 | PC版 | PS5・Xbox Series X|S |
|---|---|---|
| 4Kテクスチャ | 対応 | 対応 |
| アニメーションの改善 | 対応 | 対応 |
| 音響・環境ディテールの改善 | 対応 | 対応 |
| ライティング・影の改善 | 対応 | 対応(パーティクルも強化) |
| バグ修正・快適性の改善 | 対応 | 対応 |
| 解像度とfps | 4K、fps上限なし | 4K・60fps、アップスケール4K・120fps |
| アップスケーリング | DLSS | PS5 ProはPSSR、Series XはTSR |
| 立体音響 | 対応 | Xbox(PS5は記載なし) |
| ハードウェアテッセレーション | 記載なし | 対応 |
| トリガー機能 | 記載なし | アダプティブトリガー(DualSense)、インパルストリガー(Xbox) |
| 省電力モード | 記載なし | 対応 |
コンソール版の項目が多いのは、今回はじめてPS5・PS5 Pro・Xbox Series X|Sにネイティブ対応するからです。4K・60fpsとアップスケール4K・120fpsは、そのコンソール版での性能です。PC版はfpsの上限がないので、何fps出るかはGPUと設定で決まります。
Xboxの携帯型デバイスとXbox Play Anywhereへの対応も発表されています。Xbox Play Anywhereは、対応作品をXbox本体かWindows PC(Microsoft Store・Xboxアプリ)のどちらかで買えば、もう一方でも追加購入なしで遊べる仕組みです。Xboxの携帯型デバイスには、国内で10月16日に発売されるROG XBOX Ally X20などのWindows携帯機が当たります。
技術的な改良を細かく書いたパッチノートは、各機種の配信日に公開されます。DLSSでフレーム生成まで使えるのか、4Kテクスチャでビデオメモリ(VRAM)の使用量がどれだけ増えるのかは、パッチノートが出るまで分かりません。

必要スペックPCで4K・高fpsを出すには|必要スペックと設定
PCで4K・120fps以上を狙う場合、最初に確認したいのはゲーム内の垂直同期です。2作ともゲーム内の垂直同期をオンにすると、リフレッシュレートが60Hzに固定されます。120Hz以上のモニターで遊ぶなら、ゲーム内の垂直同期は切ってください。そのうえで、G-SYNC・FreeSyncやドライバー側の垂直同期とfps上限でティアリングを抑えます。設定の組み合わせ方はVRR・G-Sync・FreeSync・V-Syncの違いと設定、fps上限をどこで設定するかはFPS上限の設定場所の比較で解説しています。
更新後の必要スペックは、まだ発表されていません。Steamの動作環境は2作とも2014年の表記のままで、推奨GPUはGeForce GTX 480です。OSはWindows 7/8と書かれていますが、Steam自体が2024年1月1日にWindows 7/8のサポートを終えているので、実際にはWindows 10/11で遊ぶことになります。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows Vista/7/8(64ビット) | Windows 7/8(64ビット) |
| CPU | 2.2GHz以上のデュアルコア | クアッドコア、または3.0GHz以上のデュアルコア |
| メモリ | 2GB | 4GB |
| GPU | DirectX 10対応(GeForce 8800 GT 512MB、GTS 250など) | DirectX 11対応(GeForce GTX 480以上) |
| ストレージ | 10GB | 10GB |
表は2026年10月2日時点のSteamの表記で、2作とも同じ内容です。4Kテクスチャが入ったあとに必要なVRAMやストレージ容量が増えるかどうかは、数字が発表されていません。テクスチャの品質がfpsよりVRAMの量に効く理由はテクスチャ品質とfps・VRAMの関係にまとめています。
4Kでのfpsを大きく左右するのは、次の2つの設定です。
- SSAA 内部の描画解像度を上げるアンチエイリアスで、0.5x〜4xから選べます。倍率を上げるほどGPUの負荷が増えるので、4Kで高いfpsを狙うなら最初に下げる項目です。0.5xは画面の半分の解像度で描いて引き伸ばすため、軽くなるかわりに画質が落ちます。
- DLSS(更新後) GeForce RTXで使える、4Kの負荷を下げるための新しい選択肢です。FSRやXeSSへの対応は発表されていないので、RadeonやIntel Arcの場合はSSAAの倍率で調整することになります。
このほかに、破片や火花、霧や煙、布の動きを物理演算で増やす「Advanced PhysX」の設定があります。『Metro Last Light Redux』でロード画面やチェックポイントのあとにデスクトップへ落ちる場合は、この設定をオフにすると直ることがあります。
日本語化日本語化MODを使っている人の注意点
PC版は2作とも日本語に対応していません。Steam版の対応言語は英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・チェコ語・オランダ語・ポーランド語・ロシア語・ウクライナ語の10言語で、今回のアップデートで日本語が加わるという発表もありません。
日本語で遊ぶ手段としては、有志がGitHubで公開している非公式のMetroRedux日本語化MODがあります。2作に対応していますが、最終更新は2020年1月です。導入方法は、ゲームフォルダーにある「content.vfx」と「content99.vfs0」の2ファイルを上書きするというものです。
作者は、フルHD以外の解像度では文字がかなりぼやけるため、フルHDに切り替えて遊ぶよう案内しています。4Kテクスチャを生かして4Kで遊ぶことと、日本語化MODで遊ぶことは両立しにくいと考えておいてください。また、アップデートでゲームのデータファイルが入れ替わると、上書きした日本語のファイルが元に戻ったり、更新後のデータと合わずに起動しなくなったりするおそれがあります。
MODを入れたまま10月22日を迎える人は、上書きした2つのファイルを別の場所に保存しておいてください。更新後に起動しない・表示が崩れるときは、Steamのライブラリでゲームのプロパティを開き、「インストール済みファイル」から「ゲームファイルの整合性を確認」を実行すると元のファイルに戻せます。MODを入れ直すのは、更新後のゲームで動くと確かめられてからにしたほうが安全です。
準備配信前にPCでやっておくこと
4K・120fpsにどのGPUが必要かという公式の目安はありません。今のPCでどれだけ重くなるかを知りたいなら、10月22日までに次の3つを済ませておくと、更新前後で比べられます。
- セーブデータをコピーしておく Steam版の保存先は、『Metro 2033 Redux』が「ドキュメント\4A Games\Metro 2033」、『Metro Last Light Redux』が「ドキュメント\4A Games\Metro Last Light」のフォルダーです(Microsoft Store版は「%LOCALAPPDATA%\Packages」の中の別の場所)。大きな更新の前にフォルダーごと別の場所へコピーしておけば、何かあっても元に戻せます。ほかのゲームも含めた保存場所の調べ方はPCゲームのセーブデータの場所とバックアップ方法で解説しています。
- 今のfpsを記録しておく Steamの設定の「ゲーム中」の項目から、パフォーマンスモニターでfpsを表示できます。よく遊ぶ場面で、解像度と画質設定を決めて数字を控えてください。更新後に同じ条件で比べれば、4Kテクスチャで重くなったかどうかを自分のPCで確かめられます。
- MODのファイルを退避する 日本語化MODのほか、マウスの挙動や解像度を直すMODも、ゲームのファイルが更新されると動かなくなることがあります。差し替えたファイルを保存しておき、更新後はまずMODを外した状態で起動するか確かめてください。
購入判断まだ持っていない人は今買うべきか
英語の字幕で遊べるなら、10月8日までのセール中に買っておくのがお得です。Steamでは2本とも90%オフの238円(通常2,389円、2026年10月2日時点)になっています。アップデートは所有者全員に配られるので、セール中に買っても10月22日の更新はそのまま受け取れます。
日本語で物語を追いたい人は、前の節のとおり、フルHDで日本語化MODを使うことになります。4K・高fpsで遊ぶことにこだわるなら、英語で遊ぶ前提で考えてください。
| タイトル | Steam全体の評価 | 日本語レビューの評価 |
|---|---|---|
| Metro 2033 Redux | 非常に好評(約9万5,000件中91%) | やや好評(169件中79%) |
| Metro Last Light Redux | 非常に好評(約7万2,000件中91%) | 賛否両論(95件中69%) |
評価は2026年10月2日時点の、Steamで購入した人のレビューの数字です。2作ともSteam DeckではVerified(認証済み)になっています。
シリーズ最新作の『Metro 2039』は、2027年2月4日に発売されます(アジアなど一部の地域は2月5日)。今回のアップデートは、新作の前に旧作の物語を遊び直すにはちょうどよい機会です。新作のPC版がどれくらい重くなりそうかは、『Metro 2039』PC版はかなり重くなる?で取り上げています。
FAQよくある質問
まとめまとめ|PC版はfps上限なしでDLSS対応、日本語は非対応のまま
PC版の更新は10月22日で、今持っている人は無料で受け取れます。PC版は4Kでfps上限なし、DLSSと立体音響に対応し、4Kテクスチャやライティング・影の改善は全機種共通です。120Hz以上のモニターで遊ぶなら、ゲーム内の垂直同期を切ることを忘れないでください。日本語は非対応のままで、日本語化MODはフルHD専用です。
持っている人は、10月22日までにセーブデータとMODのファイルを退避し、今のfpsを記録しておけば、更新後に重くなったかを自分で確かめられます。まだ持っていない人は、英語の字幕で遊べるなら10月8日までのSteamセール(各238円)で買っておく手があります。必要スペックとDLSSの詳しい中身は、配信日のパッチノートで確認してください。
出典:Deep Silver「METRO Redux | 次世代機向けアップデートが今月登場」、プレスリリース「METRO REDUX NEXT-GEN UPDATE ARRIVES IN OCTOBER AS A FREE UPDATE FOR EXISTING OWNERS」(Games Press)、Steamニュース「METRO Redux | Next-Gen Update coming this month」、Steamストア『Metro 2033 Redux』、Steamストア『Metro Last Light Redux』、GOG.com『Metro 2033 Redux』、PCGamingWiki「Metro 2033 Redux」、PCGamingWiki「Metro: Last Light Redux」、Tom’s Hardware「Nvidia reinstates 32-bit PhysX support for RTX 50 series」(2025年12月4日)
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