英雄立志伝:三国志(Heroes’ Vow)推奨スペックはRTX 2060・メモリ16GB|落ちる・ロードが長いときの確認順
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GPUはRTX 2060で足りる、つまずくのはメモリとロード
『英雄立志伝:三国志』(英題 Heroes’ Vow: Three Kingdoms)は、中国のインディースタジオFree Wingが開発した、後漢末期を一人の武将として生きるRPGサンドボックスです。約1年半のアーリーアクセスを経て2026年9月23日に正式版となり、同時に日本語表示にも対応しました。
推奨GPUはRTX 2060で、現行の入門GPUならどれでも上回ります。一方でメモリは最低12GB・推奨16GBと、2D中心のゲームとしては多めに求められます。Steamレビューでも、フレームレートよりも大規模な軍団戦での強制終了や場面切り替えのたびに入るロードを挙げる声が目立ちます。
そこで以下では、公式の動作環境を現行GPUに置き換えて見たうえで、落ちる・待たされるときに手元で確かめる順番と、公式パッチノートで案内されている設定を整理します。
目次
動作環境必要スペックと推奨スペック
Steamストアに掲載されている動作環境は次のとおりです。最低と推奨で変わるのはCPU・メモリ・GPUの3項目で、OS・DirectX・容量は共通です。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
| CPU | Intel Core i5 | Intel Core i7 |
| メモリ | 12GB | 16GB |
| GPU | GeForce GTX 960(4GB) | GeForce RTX 2060(6GB) |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 10GBの空き容量 | 10GBの空き容量 |
※Steamストアページの動作環境(2026年9月26日確認)。価格は通常2,300円で、正式版の配信から1か月間は10%オフの2,070円です。
CPUは「Core i5」「Core i7」とだけ書かれていて、世代の指定がありません。第2世代のCore i5と第14世代のCore i5では性能がまったく違うため、この欄から合否を判断することはできません。GPUの指定がRTX 2060(2019年発売)である点から、少なくとも同じ頃のCore i5・i7、あるいはRyzen 5・Ryzen 7以降を想定していると読むのが自然です。
気をつけたいのはメモリです。8GBのPCは最低ラインの12GBにも届きません。推奨の16GBも「ほかのアプリを閉じた状態で余裕がある」という意味ではないため、後の節で扱う強制終了の報告と合わせて考える必要があります。
GPU換算RTX 2060は現行GPUのどのあたりか
推奨のRTX 2060は、現行のエントリーGPUより下の位置にいます。海外の大手ハードウェアメディアによるRTX 3050のレビューでは、RTX 2060がRTX 3050より9%速く、RTX 3060はRTX 3050より33%速いという結果でした。つまりRTX 2060は、RTX 3050とRTX 3060のあいだに収まります。
同じメディアが更新しているGPU階層表(11タイトルの1080p Ultra平均)では、RTX 3060 12GBが61.5fpsなのに対し、RTX 5050は69.3fps、RTX 4060は71.5fps、RTX 5060は88.5fpsです。現行のRTX 50シリーズやRTX 40シリーズなら、最下位のモデルでも推奨GPUを上回ると判断できます。
| GPU | 推奨(RTX 2060)との関係 | 判定 |
|---|---|---|
| GTX 960 4GB | 最低動作環境そのもの(2015年発売) | 起動の目安。快適さは期待しない |
| RTX 3050 8GB | RTX 2060より約9%遅い | 推奨にわずかに届かないが差は1割未満 |
| RTX 2060 6GB | 推奨環境そのもの | 推奨どおり |
| RTX 3060 12GB | RTX 3050より33%速い=RTX 2060より上 | 推奨を上回る |
| RTX 5050/RTX 4060 | 階層表でRTX 3060 12GBより上 | 推奨を上回る |
※性能差は下記出典のRTX 3050レビューとGPU階層表(どちらも他タイトルでの計測)にもとづく位置づけで、『英雄立志伝:三国志』でのfpsではありません。
本作は全域マップ・都市画面・小規模な舞台の3層で構成され、武将はLive2Dの立ち絵で表示されます。負荷が上がりやすいのは多数の部隊が同時に動く軍団戦(リアルタイムストラテジー)で、全体としては描画が重いタイプのゲームではありません。GPUが推奨を満たしているのに動作が不安定なら、原因はGPU以外にあると考えて次の節に進んでください。




症状別落ちる・止まる・ロードが長いときの確認順
2026年9月26日時点のSteamレビューは8,354件中7,353件が好評(約88%、非常に好評)です。そのうえで不満として繰り返し挙がっているのは、描画のカクつきではなく次の3種類です。
| 症状 | 報告が多い場面 | 手元で確かめること |
|---|---|---|
| 場面切り替えのたびにロードが入る | 武将との会話や施設の出入りなど、画面が切り替わるたび | インストール先がSSDか。HDDなら移動する |
| 軍団戦の途中で落ちる | 兵数の多い軍団戦や、長引いた攻城戦 | タスクマネージャーでメモリ使用率を見る。Modを減らして再現するか試す |
| 読み込み後に固まる・エラーが出る | 正式版へのアップデート後に古いセーブを読み込んだとき | 新しく始めたデータでも起きるか。起きないなら旧バージョンで続きを遊ぶ |
ロードについては、ストレージ要件が10GBと小さく、SSDの指定もありません。ただ、本作は都市の中の施設や人物との会話ごとに画面が切り替わる作りで、1回のロードは短くても回数が多くなります。Steamのライブラリで本作を右クリックし、「プロパティ」の「インストール済みファイル」を開くと、インストール先の確認と別ドライブへの移動ができます。HDDに入っているなら、SSDへ移すのがいちばん手軽な対策です。
軍団戦で落ちるケースは、メモリ16GBで長い攻城戦をしたあとに固まったという報告と、兵数の多い戦闘で落ちるという報告の両方があります。ゲームを遊びながらタスクマネージャーの「パフォーマンス」→「メモリ」を開き、使用率が9割を超えているならメモリ不足を疑ってください。見方はメモリ不足によるカクつき・フリーズの見分け方で詳しく解説しています。
開発元は9月24日の告知で、新バージョンは旧セーブとおおむね互換性があるとしたうえで、不安な人向けにライブラリの「プロパティ」にあるゲームのバージョン・ベータの項目(英語表示では Game Versions and Betas)から「ea.version」を選ぶ方法を案内しています。正式版が落ち着いてから戻せば、進行中のセーブを失わずに済みます。
開発元は同じ告知で、正式版で見つかった不具合の大半を1週間以内に直すことを最優先にするとしています。日本語についても、チュートリアルの一部が未翻訳だったり、中国語のまま残っている箇所や用語の不正確さがあったりすることを認め、修正を進めると表明しています。発売直後に日本語の不自然さが気になった場合も、数週間でかなり変わる可能性があります。
メモリメモリ16GBで足りるか、32GBが要るのは誰か
Modを入れずに遊ぶなら、公式の推奨どおり16GBが基準です。ブラウザや配信ソフトを閉じ、ゲーム中のメモリ使用率に余裕があれば増設は要りません。
32GBを検討したいのは、Steamワークショップで立ち絵や武将を追加するModを多く入れる人です。正式版では2,000枚以上の立ち絵がまばたき・呼吸・衣服の揺れが付いた形に作り直されましたが、開発元は「メモリとストレージを節約するため、連番画像形式の立ち絵は使っていない」と説明しています。一方で、Mod側の静止画や連番画像形式の立ち絵は引き続き使えるとしています。追加する立ち絵の量によっては、公式の16GBより多く使う余地が残っているということです。
- Modを入れない、または少数の軽いModだけ使う
- ゲーム中はブラウザや配信ソフトを閉じている
- 軍団戦のあとタスクマネージャーを見て、使用率に余裕がある
- 立ち絵や武将追加のModを大量に入れる
- 攻略サイトや動画を開いたまま遊ぶ
- 長い攻城戦のあとに固まる現象が、Modを外しても再現する
メモリは2026年に入って価格が大きく上がっています。定価2,300円のゲームのために増設するかどうかは、上の確認をしてからでも遅くありません。
設定公式パッチノートで案内されている設定
本作のゲーム内設定には、見た目よりも遊びやすさに関わる項目が多くあります。開発元がパッチノートで案内している項目のうち、快適さに直結するものを挙げます。
- ボイスのオン・オフ。正式版で多くの会話にボイスが付きました。不要なら設定で切れます
- 軍団戦の各種オプション。武技・戦法のダメージ倍率、武将の蓄力速度、軍令の獲得速度を変更できます。軍令を「無効」にすると、戦法と陣形変更が以前と同じく軍団集気の消費に戻り、細かい操作が減ります
- 合従連衡のAI設定。192年以降、最強勢力に対して他勢力が同盟を組む仕組みがあり、史実どおりの展開を保ちたい場合は、AI設定で無効にするか、同盟がプレイヤー勢力だけを狙う設定に変更できます
- 最大積載量の無制限化。正式版で交易システムが入ったため、旧セーブで大地図の移動が重量超過になった場合は、設定の詳細オプションで積載量を無制限にできます
グラフィック関連の設定項目は公式のパッチノートや告知で案内されておらず、ここでは扱いません。前の節までで触れたとおり、本作で詰まりやすいのは描画負荷ではないため、まずはインストール先とメモリの確認を優先してください。
Steam DeckSteam Deckでは「プレイ可能」
ValveによるSteam Deckの互換性判定は「プレイ可能」です。判定の内訳では、既定の設定で十分なパフォーマンスが出ることが確認されている一方、次の点が注意事項になっています。
- 既定のコントローラー設定では一部の機能が使えず、タッチスクリーンや仮想キーボードが必要になる場面がある
- 画面に表示されるボタンのアイコンがSteam Deckのボタンと一致しない
- 文字入力の欄で、キーボードが自動的に表示されない
- 一部の文字が小さく、読みにくいことがある
処理の重さよりも操作と文字の小ささが課題です。Steamの日本語レビューでもSteam Deckで遊んでいるという報告がある一方、中国語レビューでは文字が小さいという声も出ています。会話やテキストの量が多いゲームなので、長時間遊ぶなら外部モニターにつなぐか、PCでの本格プレイと使い分けるのが現実的です。
おすすめ増設するならメモリとSSD
ここまでの確認でメモリ不足かHDDのロードが原因とわかった場合に、手を入れる候補です。GPUを買い替えるより出費を抑えられ、本作以外のゲームにも効きます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|GPUより先にメモリとインストール先を見る
『英雄立志伝:三国志』の推奨GPUはRTX 2060で、RTX 5050やRTX 4060といった現行の入門GPUならいずれも上回ります。一方でメモリは最低12GB・推奨16GBと多めで、Steamレビューで目立つのも強制終了やロードの多さです。
不安定なときは、インストール先がSSDか、軍団戦中のメモリ使用率に余裕があるか、旧セーブが原因ではないかの順に確かめてください。古いセーブが心配なら「ea.version」で旧バージョンに戻す手段も公式に用意されています。
RTX 2060以上のGPUとメモリ16GBがあれば推奨環境を満たします。落ちる・止まるときはGPUを疑う前に、SSDへのインストールとメモリ使用率を確認し、Modを多く入れるなら32GBへの増設を検討してください。
出典:Steam『Heroes’ Vow: Three Kingdoms』ストアページ・Steamニュース「Full Version Update」(2026年9月23日)・Steamニュース「Short-term Update Plan and Feedback Collection」(2026年9月24日)・Steamニュース 2025年12月3日更新記録(軍団戦オプション)・Steamニュース 2026年1月30日更新記録(合従連衡)・Steamワークショップ・Tom’s Hardware RTX 3050レビュー・Tom’s Hardware GPU Benchmarks Hierarchy





