『AVELUNE』発表|ボス50体超・GTX 750対応の個人開発メトロイドヴァニア、生成AIの使用範囲も公開【2026年9月】
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ボス50体超・GTX 750対応の個人開発メトロイドヴァニア
一見すると、滅びた王国を探索するダークファンタジー系のメトロイドヴァニアですが、Steamで公開されている情報を詳しく確認すると、個人開発作品としてはかなり意欲的な内容になっています。特に目を引くのが、メインボス20体に加えてフィールドボス30体以上というボス数です。
それでいてPC版の最低GPUはGeForce GTX 750、推奨でもGeForce GTX 1050 Tiとなっており、2026年のPCゲームとしてはかなり軽い部類です。さらにSteamでは、ゲーム内のどの部分に生成AIを使用したのかについても比較的具体的に開示されています。
発表された内容だけを見るのではなく、必要スペックやSteamの登録情報まで確認すると、『AVELUNE』がどのような方向を目指しているゲームなのかが少し見えてきます。単純な新作発表ではなく、10年以上前のGPUでも動く軽さと、生成AIの使用範囲を分けて開示している点が本作の特徴です。
目次
要点まず何が起きたか
Skyho氏が2026年9月23日に発表した『AVELUNE』は、滅びたアベル王国を探索する2Dアクション・メトロイドヴァニアです。Steam公式ページには、メインボス20体・フィールドボス30体以上、合計50体以上のボスが登場すると明記されています。PC版の必要スペックは最低がCore i3-6100/FX-6300・メモリ4GB・GTX 750/R7 260X、推奨がCore i5-8400/Ryzen 5 2600・メモリ8GB・GTX 1050 Ti/RX 570で、ストレージはわずか2GBです。生成AIについてはタイルセット・オブジェクト・BGM・効果音の一部に使用し、主人公は完全に手描きで制作したとSteam上で開示されています。2026年9月25日時点で発売日と価格は未定です。
概要『AVELUNE』は個人開発の2Dメトロイドヴァニア
『AVELUNE』はSkyho氏が開発・販売を手がける2Dアクション・メトロイドヴァニアです。舞台となるのは「アベル王国」。かつて繁栄していた王国は、天から巨大な塔が出現したことで壊滅的な被害を受け、王も姿を消します。プレイヤーは崩壊していく王国を探索しながら、塔の正体や内部に隠された秘密を探っていくことになります。公開されている映像では、機械的な設備が並ぶエリアだけでなく、暗所を探索する場面も確認できます。マップは意図的に暗く荒廃した表現になっており、プレイヤーの周囲だけが明るく表示される仕組みで、ひび割れた配管や壁などの破壊可能なオブジェクトが隠し通路を隠していることもあるようです。

Steam公式では本作について、正確な操作感と高速な戦闘を特徴とする2Dアクションアドベンチャーと説明しています。単純に敵を倒して進むだけではなく、さまざまなキャラクターと出会い、新たな能力を獲得しながら強くなっていくことも明らかにされています。メトロイドヴァニアらしく、能力の獲得によって探索できる範囲が広がっていくゲームになりそうです。
ボリュームメイン20体+フィールド30体以上、ボスは最低でも50体
現在公開されている情報の中で最もインパクトがあるのが、ボスの数です。Steam公式ページには、メインボス20体とフィールドボス30体以上が登場すると明記されています。単純に合計しても50体以上です。しかも『AVELUNE』はSkyho氏による個人開発作品です。メトロイドヴァニアでは探索エリアの広さや能力の種類が注目されがちですが、50体以上という数字を見る限り、『AVELUNE』はボス戦にもかなり比重を置いている可能性があります。
ただし、「ボスが50体以上いる=50体すべてが大規模な専用ボス」という意味ではありません。公式が明確に「20 main bosses」と「over 30 field bosses」を分けていることから、ストーリー進行に関わる大型ボスと、探索中に戦う中規模・任意ボスを分けた設計になっていると考えるのが自然です。現時点ではゲーム全体のプレイ時間、マップの規模、フィールドボスの再利用の有無などは公開されていません。個人開発作品で50体以上という数字はかなり野心的ですが、単純なボス数だけでゲームボリュームを判断するのはまだ早いでしょう。
特徴相棒ロボットをカスタマイズできるのも特徴
『AVELUNE』では、主人公のそばを飛ぶ小型ロボットが冒険をサポートします。公開映像では、主人公と一緒に移動しながら攻撃へ参加している様子も確認できます。このロボットは単純なペットキャラクターではなく、戦闘システムの一部として機能する存在のようです。公開情報によると、支援の内容は装備する「コア」によってある程度カスタマイズでき、ロボット自身のダメージ出力を優先するか、自分が大ダメージを与える代わりにロボットはサポートに回すかを選べる構成になっています。探索を進めることで、追加の補助モジュールによるカスタマイズ幅も広がっていくようです。
Steam公式も「新たな能力を獲得し、強くなっていく」ことをゲームの特徴として挙げています。主人公自身の移動・攻撃能力だけでなく、支援ロボットの性能もビルドの一部になるのであれば、同じボスでも装備構成によって戦い方が変わる可能性があります。ボス数の多さとカスタマイズ要素がうまく結びつけば、本作の大きな差別化要素になりそうです。
必要スペックGTX 750が最低要件、かなり古いPCでも動く可能性
ゲーミングPC情報サイトとして注目したいのが、『AVELUNE』の必要スペックです。Windows版の最低要件はCore i3-6100またはAMD FX-6300、メモリ4GB、GeForce GTX 750またはRadeon R7 260X、空き容量2GBとなっています。推奨環境でもCore i5-8400またはRyzen 5 2600、メモリ8GB、GeForce GTX 1050 TiまたはRadeon RX 570です。DirectX 11に対応します。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 7 64bit | Windows 10 64bit |
| CPU | Core i3-6100 / FX-6300 | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 |
| メモリ | 4GB | 8GB |
| GPU | GTX 750 / R7 260X | GTX 1050 Ti / RX 570 |
| DirectX | Version 11 | Version 11 |
| ストレージ | 2GB | 2GB |
出典:Steam公式ストアページにもとづきます(2026年9月25日時点)。
特にGTX 750という指定はかなり軽めです。NVIDIAがGTX 750/750 Tiを発表したのは2014年2月17日。Maxwell世代として登場したGPUで、発表と同時に販売も始まっているため、2026年時点では12年以上前の製品になります。推奨のGTX 1050 Tiも新しいGPUではありません。NVIDIAが発表したのは2016年10月19日で、GTX 1050 Tiは10月25日、GTX 1050は11月8日までに発売予定と案内されていました。当時からエントリークラス向けとして位置付けられていたGPUです。
つまり『AVELUNE』は、最低だけでなく推奨スペックまで10年前後前のエントリーGPUで構成されています。最新のRTX 50シリーズやRadeon RX 9000シリーズはもちろん必要なく、数世代前のゲーミングPCを使用しているユーザーでも遊びやすいタイトルになりそうです。ただし、「GTX 750で動くなら現在の内蔵GPUなら必ず動く」とまでは断定できません。ゲーム側のGPU判定やドライバー、内蔵GPUごとの性能差もあるため、Intel UHD GraphicsやRadeon内蔵GPUでの動作については実際の発売後に確認する必要があります。それでも専用GPU側の基準がGTX 750/GTX 1050 Tiという点から見れば、GPU負荷をかなり抑えたゲームであることは分かります。
ストレージの必要容量もわずか2GBです。最近のPCゲームでは100GBを超える作品も珍しくないため、容量をほとんど気にせず導入できるのはメリットです。大量の高解像度3Dテクスチャやムービーデータを使用するAAAゲームとは根本的に構造が違うため単純比較はできませんが、2D作品の中でもかなりコンパクトです。ノートPCや容量の小さいSSDを搭載したサブPCでも導入しやすく、ハードウェア面のハードルはかなり低く設定されています。
「Windows 7対応」と書かれているが、2026年では注意が必要
Steamページの最低動作環境にはWindows 7 64bitと記載されています。ただし、ここには注意が必要です。Steamクライアントは2024年1月1日以降、Windows 10以降のみをサポートすると公式に案内されています。そのため、「Windows 7搭載PCでも2026年にSteamから普通に購入して遊べる」という意味ではありません。ゲームプログラム自体の最低OSとしてWindows 7が設定されている可能性はありますが、Steam版として利用する場合はSteamクライアント側の対応OSも考える必要があります。2026年に新しく『AVELUNE』を遊ぶPCを用意するのであれば、実質的にはWindows 10以降を前提に考えた方がよいでしょう。必要スペック表のOSだけを見て、古いWindows 7 PCをそのまま使えると判断しない方が安全です。
生成AIタイルセット・BGM・効果音の一部に使用、主人公は完全手描き
『AVELUNE』でもう一つ確認しておきたいのが生成AIの使用です。SteamのAI生成コンテンツ開示によると、主人公は完全に手描きで制作されています。一方で、一部のゲーム内タイルセット、オブジェクト、BGM、効果音には生成AIを使用しています。生成された素材をそのまま使用するのではなく、開発者自身がすべて手作業で修正・編集したうえでゲームに組み込んでいるとのことです。また、ゲームプレイ中にリアルタイムで生成AIが画像や音楽などを生成する機能はありません。
ここは区別しておいた方がよいでしょう。『AVELUNE』は「ゲーム内でAIが世界や会話をリアルタイム生成するゲーム」ではなく、開発工程の一部で生成AIを使った素材が製品内に含まれるタイプです。Steamworksの現在のルールでも、開発中にAIで作成してゲームへ収録する「Pre-Generated」と、ゲーム実行中に生成する「Live-Generated」は別々に扱われています。Steamではアート、音声、ストーリー、ローカライズなど、プレイヤーが実際に触れるコンテンツの制作でAIを利用した場合、Content Surveyでその内容を説明する仕組みになっています。リアルタイム生成の場合は、違法なコンテンツを生成しないためのガードレールについても説明が必要です。『AVELUNE』のSteamページでAI使用範囲が具体的に表示されているのは、このSteamの開示制度によるものです。
AI使用そのものをどう評価するかはユーザーによって分かれるところですが、「主人公まで生成AIなのか」「ゲーム中にAI生成が走るのか」といった部分については、Steam上の説明から切り分けることができます。開示文の中で特に目につくのが、生成AIを使った箇所だけでなく「主人公は完全に手描き」と明記している点です。『AVELUNE』では主人公が画面上に常に表示され、アクションや戦闘の中心になります。主人公のデザインやアニメーションについては人の手で制作しつつ、個人開発では物量が大きくなりやすい背景素材やオブジェクト、音楽・効果音の一部で生成AIを補助的に利用する、という役割分担をしているようです。特に本作はボスだけでも50体以上を掲げています。マップ、敵、UI、サウンドなどを含めたゲーム全体を1人で制作するのであれば、素材制作の物量はかなり大きくなります。生成AIを採用した理由そのものについてSkyho氏は現在説明していないため断定はできませんが、Steam上の開示を見る限り、ゲーム全体をAI生成へ任せたタイプとは異なります。
対応言語日本語にも対応予定
Steamの現在のストアページでは、インターフェイス対応言語として日本語、英語、韓国語、フランス語、ドイツ語、簡体字中国語、繁体字中国語、ポルトガル語(ブラジル)の8言語が掲載されています。日本語対応が最初から予定されているため、日本のユーザーにとっても遊びやすいタイトルになりそうです。ただしSteamの言語表では、現時点でチェックが入っているのはインターフェイス欄です。フル音声や字幕の欄にはチェックが入っていないため、「ゲーム内のすべてのテキストが日本語化される」「日本語音声に対応する」といったところまで現段階で断定するのは避けた方がよいでしょう。発売までに言語対応が変更される可能性もあります。
注意点Steamの「マルチエンディング」タグは確定情報ではない
Steamページを見ると、『AVELUNE』には「Choice-driven」や「Multiple Endings」といったタグも表示されています。ここだけを見ると、選択肢によってストーリーが分岐し、複数のエンディングが用意されているゲームにも見えます。ただし注意したいのは、Steamの商品ページに表示されているこれらが「Popular user-defined tags」、つまりユーザー定義タグであることです。Skyho氏による現在の公式ゲーム説明では、複数エンディングについて明確な説明はありません。したがって現段階で「AVELUNEはマルチエンディングを採用」と確定情報として紹介するのは早いでしょう。Steamのタグはゲームの方向性を知る参考にはなりますが、開発者が正式に発表した仕様とは分けて考える必要があります。発売日、価格、ストーリー分岐などについては今後の公式発表を待ちたいところです。
発売時期発売日・価格は現時点で未定
Steam公式ページ上では、リリース日の表記が「近日登場」となっており、「このゲームはまだSteam上でリリースされていません」という注記もあります。価格もページ上には表示されていません。正式な発表は2026年9月23日で、ウィッシュリストの受付は始まっていますが、発売日・価格とも確定した情報はまだ出ていません。現時点では完成間近のゲームというより、正式発表とウィッシュリスト受付を開始した段階と考えた方がよさそうです。
注目点50体超のボスを個人開発でどこまで作り込めるかが最大の注目点
『AVELUNE』は、公開された映像だけを見ると王道の2Dメトロイドヴァニアに見えます。しかし情報を詳しく見ていくと、かなり特徴があります。特にメイン20体+フィールド30体以上というボス構成は、ゲームの中心が探索だけでなく戦闘にも置かれていることをうかがわせます。一方で、個人開発作品として50体以上のボスを用意するのであれば、それぞれの攻撃パターンや見た目、戦闘場所にどの程度違いを持たせられるかは重要です。単純に数が多いだけなのか、それとも一体ずつ異なる攻略法を要求されるのかで、本作の評価は大きく変わります。さらに、支援ロボットのカスタマイズがボス戦へどこまで影響するのかも確認したいところです。ボスごとに有効な構成を考えるゲームになれば、50体という数が単なるボリュームではなく、ビルドを試す場所として機能する可能性があります。現時点ではアルファ段階の映像が公開されている状況なので、ここは発売までに最も確認したいポイントでしょう。
ゲーミングPCという観点では、『AVELUNE』は非常に導入しやすいゲームになりそうです。最低GPUのGTX 750は2014年、推奨のGTX 1050 Tiも2016年に登場したGPUです。2026年のゲーミングPCであれば、これらを大きく上回るGPUを搭載しているケースが多いため、グラフィックボードの性能を理由にプレイを諦めるケースは少ないでしょう。メモリについても最低4GB、推奨8GBで、ストレージも2GBしか必要ありません。高性能なゲーミングPCを必要としない一方で、メトロイドヴァニアとして50体以上のボスや広い探索マップを予定している点は、『AVELUNE』の面白いところです。今後は発売日や価格だけでなく、体験版の有無、ゲーム全体のプレイ時間、ボスのバリエーション、支援ロボットのカスタマイズ内容にも注目したいところです。
まとめまとめ|低スペックPCでも遊べる可能性が高い意欲作
『AVELUNE』はSkyho氏が個人で開発する2Dアクション・メトロイドヴァニアです。滅びゆくアベル王国を舞台に探索と高速な戦闘を繰り広げる作品で、Steam公式ではメインボス20体、フィールドボス30体以上の登場が予告されています。PCスペックもかなり軽く、最低GTX 750、推奨GTX 1050 Ti、ストレージ2GBです。
一方でSteam上では生成AIの使用についても開示されており、一部タイルセット、オブジェクト、BGM、効果音に生成AIを使用。主人公は完全に手描きで、生成された素材についても開発者自身が手作業で修正・編集したと説明しています。ゲームプレイ中のリアルタイム生成はありません。単純な「新作メトロイドヴァニア発表」というニュースだけで見るより、個人開発で50体以上のボスを掲げながら、10年以上前のGPUまで最低環境に含めるほど軽量に作られていること、そして生成AIを使用した箇所と手描き部分を明確に分けて公開していることの方が、『AVELUNE』を特徴付けています。
2026年9月25日時点では発売日と価格は未定です。最終的には50体以上のボスをどこまで作り分けられるのか、そして支援ロボットのカスタマイズが戦闘へどれほど深く関わるのか。この2点が『AVELUNE』の完成度を左右する大きなポイントになりそうです。すでにゲーミングPCを持っている人にとっては、GPUの性能を心配する必要がほぼないタイトルなので、ウィッシュリスト登録をして今後の発表を待つのがよいでしょう。
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出典:Steam公式(AVELUNEストアページ)・NVIDIA公式(GTX 750/750 Ti発表)・NVIDIA公式(GTX 1050/1050 Ti発表)・Steamworks公式(AI生成コンテンツ開示制度)にもとづきます(2026年9月25日時点)。ゲーム紹介映像・開発者インタビューも参考にしています。



