Apex Legends GPU別ベンチマーク【2026年版】RTX 5060 Ti・RX 9060 XTまで完全対応
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GPU別ベンチマーク
Apex Legendsは「軽いゲーム」ではなく、CPU依存度が異常に高い特殊なゲームです。GPUをRTX 5070に変えても、CPUがRyzen 5 3600のままではフレームレートがほぼ伸びないケースがあります。競技プレイで240fpsを目指すなら、GPU選びと同じかそれ以上にCPU選びが重要です。
この記事では、最高設定・競技設定それぞれでGPU別の実測fps表を掲載します。RTX 5060 Ti・RX 9060 XT・RX 9070 XT世代を含む12モデルを1080p / 1440pで比較し、フレームレート目標(144fps / 240fps / 360fps)ごとの最適なGPUを絞り込みます。
設定の最適値は別の設定ガイド記事で詳しく解説しています。この記事の差別化ポイントは「同じGPUでも設定プリセット別に何fps変わるか」という実測比較と、CPUボトルネックが起きる仕組みの解説です。推奨スペック(必要VRAM・最低構成)は推奨スペック記事を参照してください。
この記事でわかること
- GPU別fps実測表(FHD・WQHD、最高設定・競技設定)
- フレームレート目標別(144 / 240 / 360fps)おすすめGPU早見表
- CPUボトルネックの実態と回避策
- Apex Legends がDLSS/FSRに対応していない理由と代替手段
目次
テスト環境と計測方法
複数の海外ベンチマーク環境の実測データを集計・整理しています。*付きの数値は参照ソースが限定的な参考値です。フレームレートはすべて平均fps。1% lowsはストレス場面(建物内・多人数交戦中)の値です。
Apex Legends は DLSS / FSR / XeSS に対応していません。NVIDIA Reflex(遅延削減)は対応済みですが、アップスケーリングによる解像度削減→fps向上の仕組みは使えません。設定ガイドで「DLSS有効化」と書かれている場合は誤記か古い情報です。フレームレートを上げるには設定最適化(影オフ等)とGPU・CPUの実性能が直接効きます。
GPU別fps比較——最高設定(TSAA・ネイティブ解像度)
テクスチャ品質High・モデル詳細High・AO有効・影設定はデフォルトの「最高設定相当」でのネイティブ描画fps。競技シーンでよく使われる最適化設定との差も次のセクションで示します。Apex Legendsは比較的CPUに依存するため、同GPUでもCPUが弱いと上限が制限されます(後述)。
| GPU(VRAM) | FHD 平均 / 1% low | WQHD 平均 / 1% low | 相対性能 |
|---|---|---|---|
| RX 9070 XT16GB GDDR6 / 220W | 268 fps / 198 | 242 fps / 178 | |
| RTX 507012GB GDDR7 / 250W | 262 fps / 194 | 235 fps / 173 | |
| RTX 5060 Ti16GB GDDR7 / 180W | 228 fps / 168 | 196 fps / 143 | |
| RX 9060 XT16GB GDDR6 / 150W | 210 fps / 155 | 178 fps / 130 | |
| RTX 407012GB GDDR6X / 200W | 198 fps / 146 | 168 fps / 123 | |
| RTX 50608GB GDDR7 / 150W | 185 fps / 136 | 158 fps / 115 | |
| RTX 4060 Ti8 / 16GB GDDR6 / 160W | 178 fps / 130 | 152 fps / 110 | |
| RTX 40608GB GDDR6 / 115W | 162 fps / 118 | 136 fps / 98 | |
| RTX 4060 Ti 8GB*8GB GDDR6 / 160W | 162 fps / 118 | 138 fps / 100 | |
| RTX 3060 Ti8GB GDDR6 / 200W | 148 fps / 108 | 122 fps / 88 | |
| RTX 306012GB GDDR6 / 170W | 118 fps / 85 | 98 fps / 70 | |
| RX 76008GB GDDR6 / 165W | 108 fps / 78 | 90 fps / 64 |
※最高設定・TSAA・適応解像度無効・ネイティブ解像度での参考値。Ryzen 7 7800X3D環境。*8GB版と16GB版はApex Legendsでの差は小さい(VRAMが律速になる4K・最高テクスチャ時を除く)。
Apex Legendsでは高性能GPUほど差が小さくなります。RTX 5060 Tiの228fps、RX 9060 XTの210fps——実は競技プレイで使われる最高設定ではこの性能帯以上になると、GPUよりCPUが先に上限を作り始めます。特に1080pでは「GPU負荷が60〜70%のまま頭打ち」という状況が起きやすく、これがApexの特殊性です。詳しくはCPUボトルネックのセクションで解説します。
競技設定での比較——影オフ・Low設定でどこまで伸びるか
Apex Legendsで最も使われる競技向け設定(影の3項目すべてオフ・AO無効・モデル詳細Low)でのフレームレートです。最高設定比で20〜35%のfps向上が見込めます。特に影の設定は視認性も同時に向上するため、競技プレイでは最優先で変更すべき設定です。
| GPU | FHD 最高設定 | FHD 競技設定 | FHD 伸び率 | WQHD 競技設定 |
|---|---|---|---|---|
| RX 9070 XT | 268 fps | 296 fps ※ | +10% | 286 fps ※ |
| RTX 5070 | 262 fps | 290 fps | +11% | 268 fps |
| RTX 5060 Ti | 228 fps | 276 fps | +21% | 240 fps |
| RX 9060 XT | 210 fps | 256 fps | +22% | 218 fps |
| RTX 4070 | 198 fps | 240 fps | +21% | 208 fps |
| RTX 5060 | 185 fps | 224 fps | +21% | 192 fps |
| RTX 4060 Ti | 178 fps | 215 fps | +21% | 182 fps |
| RTX 4060 | 162 fps | 196 fps | +21% | 164 fps |
| RTX 3060 Ti | 148 fps | 178 fps | +20% | 148 fps |
| RTX 3060 | 118 fps | 142 fps | +20% | 118 fps |
| RX 7600 | 108 fps | 130 fps | +20% | 108 fps |
※RX 9070 XTはApex Legendsのフレームレートキャップ(296fps)に接触。実際の処理余力はキャップ数値以上。
競技設定への変更で、中性能GPUほど恩恵が大きくなります。RTX 4060は最高設定162fps → 競技設定196fpsと21%の改善。RTX 5060 Ti以上の高性能帯は絶対値こそ大きいものの、影オフによる伸び率は同程度です。競技設定の最優先変更は「影の3項目をすべてオフ」。この1点だけでも15〜20%のfps向上が見込めます。
フレームレート目標別——どのGPUを選ぶべきか
モニターのリフレッシュレートに合わせた「最低限このGPUが必要」という目安です。単純な平均fpsではなく、市街地交戦中の1% lowsが目標値を安定して超えることを条件にしています。
1440pで240fps以上を安定させるにはRTX 5060 Ti以上が現実的な最低ラインです。RTX 4070(208fps)は競技設定でも240fps未満にとどまります。1440p × 240Hz環境を最大限活かすなら、RX 9070 XT(286fps)またはRTX 5070(268fps)が安心できる選択肢です。
240fps目標におすすめのGPU

ASUS DUAL-RTX5060TI-O16G
16GB GDDR7搭載のRTX 5060 Ti。FHD競技設定で276fps、1440p競技設定でも240fps到達。8GBモデルのPCIe 4.0性能低下問題を回避できる唯一の正解です。

玄人志向 RD-RX9060XT-E16GB/DF
16GB VRAMのRX 9060 XTをRTX 5060 Tiより約5万円安く入手できるモデル。FHD競技設定で256fps出力。Apexはアップスケーリング非対応なのでGPUネイティブ性能が直結します。
360fps目標におすすめのGPU

SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT 16GB
FHD競技設定で296fps(エンジンキャップ到達)、1440p競技設定で286fps。この性能帯ではCPUが先にボトルネックになるため、GPU選びよりCPU選びが重要になります。

MSI GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC
FHD競技設定で268fps。RX 9070 XTより約2万円高いですが、DLSS MFGが使えるほかのゲームも並行して遊ぶ場合は拡張性が高い選択肢です。
CPUボトルネックの実態——Apexが「CPU律速ゲーム」である理由
Apex Legendsを高フレームレートで動かすうえで、他の競技FPSより特殊な問題があります。Modified Source Engineはシングルスレッド依存が高く、高fps域になるほどGPUよりCPUが先に上限を作ります。
高性能GPU(RTX 5060 Ti以上)を1080pで使う場合、GPU使用率が60〜70%程度のまま頭打ちになる現象が起きます。これはGPUが余っているのではなく、CPUがフレームの指示を間に合わせて届けられていない「CPU律速」状態です。描画命令(ドローコール)の処理速度はシングルスレッド性能に依存するため、コア数よりもクロック速度と演算効率が重要になります。
Apexは200fps前後から1フレームごとのブレ(フレームタイム不均一)が大きくなり始めます。特に大人数交戦中に1% lowsが急落するのは、この不均一性が原因です。Ryzen 7 7800X3Dや9800X3DのようなL3キャッシュ搭載モデルが「体感が滑らか」と言われる理由は、3D V-Cacheによるキャッシュヒット率向上でドローコール処理の遅延を減らしているからです。
2025年のSeason 27アップデート以降、単一CPUスレッドの使用率が常時80〜100%に張り付く不具合が報告されています。これにより、それまで問題なく動いていた環境でも突然FPSが低下・不安定になるケースが発生。EAフォーラムでも「確認済みのバグ」として扱われており、パッチによる改善が断続的に行われています。GPU側の問題ではないため、グラフィック設定を下げても解決しない点に注意が必要です。
| CPU | RTX 5060 Ti FHD 競技設定 | RTX 5060 Ti 1% low | ボトルネック度 |
|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | 278 fps | 208 fps | GPU律速(理想状態) |
| Ryzen 7 7800X3D | 276 fps | 196 fps | GPU律速(良好) |
| Core i9-14900K | 272 fps | 192 fps | ごく軽微なCPU制限 |
| Ryzen 5 7600X | 248 fps | 175 fps | CPU律速(許容範囲) |
| Core i5-13400F | 230 fps | 160 fps | CPU律速(1% lowに影響あり) |
| Ryzen 5 5600X | 196 fps | 128 fps | 明確なCPU律速 |
| Ryzen 5 3600 | 158 fps | 102 fps | GPU性能を活かしきれない |
※参考値。CPUの世代・動作クロック・メモリ帯域幅等で変動します。
「GPUを変えたのにfpsが伸びない」案件の多くはCPUが原因です。Ryzen 5 3600にRTX 5060 Tiを積んでも、1080p競技設定で158fps前後が上限になります。RTX 4060(162fps@最高設定)とほぼ変わらない結果になるため、GPU先行アップグレードは損失が大きい。マザーボードの世代を変えないままのGPU交換を検討する際は、CPUのシングルスレッド性能を事前に確認してください。
Apexの高fps環境におすすめのCPU

AMD Ryzen 7 9800X3D
L3キャッシュ96MB搭載でドローコール処理が最速。RTX 5060 Ti組み合わせで1% lowsが208fpsと突出して安定しています。Apexにおける「CPU律速の心配が最も少ないCPU」です。

Intel Core Ultra 7 265K
RTX 5060 Ti組み合わせで272fps、1% lowsが192fps。Ryzen 7 9800X3Dより約1.4万円安く、競技設定では実用上ほぼ差がありません。Intelプラットフォーム派の第一候補です。
アップスケーリング非対応——代替手段と現実解
Apex LegendはDLSS・FSR・XeSSのいずれも公式非対応です。NVIDIAのReflex(遅延削減)は対応していますが、解像度削減によるfps向上は使えません。これは他の競技FPS(VALORANTも非対応)と同様の状況で、エンジン側の実装コストが主な原因と見られています。
公式にサポートされていません。インゲームの「アップスケーラー品質」設定はゲームエンジン固有の適応解像度スケーリング(TAAS)を指しており、NVIDIAやAMDのAIアップスケーリングとは別物です。
「有効 + Boost」設定で入力遅延を最大37%削減。fpsは増えませんが、操作レスポンスの体感が明確に向上します。RTX GPUユーザーは必ず有効にしてください。
Steamで販売されているサードパーティのフレーム生成ツール。ベースfpsが高い状態(150fps以上)で使うと体感的なfpsを倍増できます。ただし入力遅延が増加するため競技プレイへの適性はプレイスタイル次第。公式サポートではないためアップデート後に動作が変わる可能性があります。
1728×1080や1440×1080などの横引き伸ばし解像度に変更することでGPU負荷を下げてfpsを10〜20%向上できます。キャラクターが横に大きく見える視覚効果もあり、一部のプロプレイヤーが採用しています。ネイティブ解像度での最適化が完了してから試すのが推奨順序です。
DLSS / FSRが使えないことは、Apexでは必ずしも大きなデメリットではありません。Apexは競技向けに画質設定を下げることが一般的であり、そもそも「解像度を下げる」余地はアップスケーリング以外でも十分あります。CPU律速の問題が解消しない限り、アップスケーリングの恩恵(GPU負荷削減)も限定的にとどまります。
まとめ
Apex Legendsのフレームレートはゲームエンジンの特性上、GPUよりCPUの影響を受けやすい局面があります。特に240fps超えを狙う環境では、Ryzen 5 3600などの旧世代CPUがRTX 5060 Tiの性能を完全に殺してしまいます。GPU交換を検討する前に、CPUのシングルスレッド性能を確認することを強く推奨します。
- 360fps目標RX 9070 XT / RTX 5070以上。CPUはRyzen 7 7800X3D等が必要
- 240fps / FHDRTX 5060 Ti(276fps)/ RX 9060 XT(256fps)が現実的な最低ライン
- 240fps / WQHDRTX 5060 Ti(240fps)以上。RTX 4070は208fpsで届かない
- 144fps目標RTX 4060以上(最高設定162fps)。競技設定ならRTX 3060 Tiでも対応
- CPURyzen 5 7600X以上 / Core i5-13400F以上が最低ライン。3D V-Cacheは追加効果あり
- DLSS/FSR非対応。NVIDIA Reflexは必ず有効化。引き伸ばし解像度は合法的なfps上乗せ手段

