5インチ液晶搭載の超大型空冷CPUクーラー「RZ820-DISPLAY-BK」が登場|約2.7万円で2026年8月10日発売
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5インチ液晶ディスプレイを搭載、市場想定売価26,980円
出典:サイズ公式「RZ820-DISPLAY-BK」製品ページにもとづきます。
大型の空冷CPUクーラーは、簡易水冷と違ってポンプの故障や液漏れを気にせずに使える一方、見た目のカスタマイズ性では見劣りする面がありました。ケースファンの光り方を工夫することはできても、CPUクーラー自体に自分だけの画像や動画を表示させる、という選択肢はほぼ存在しなかったのが実情です。
サイズ(ブランド名|CPS)が2026年8月10日に発売する「RZ820-DISPLAY-BK」は、大型ツインタワー型ヒートシンクの上部に5インチ液晶ディスプレイを搭載し、この状況に一石を投じる空冷CPUクーラーです。8mm径4本・6mm径4本、計8本のヒートパイプと、大きさの異なる2基のカスタムファンによる冷却性能を確保しながら、CPU温度などのシステム情報や、PNG・GIF・MP4形式のコンテンツを液晶画面に表示できます。市場想定売価は税込26,980円です。
気になるのは、液晶画面で具体的に何が表示できるのか、フロントファンの回転数に関する公式仕様の数値に不自然な点がないか、そして高さ169mm・重量1,930gという超大型ボディがどんなPCケースにも収まるのか、という点ではないでしょうか。
要点まず何が起きたか
液晶5インチ・1,280×720ドットの液晶画面を搭載
本製品で特に目を引くのが、CPUクーラー上部に組み込まれた5インチのアンチグレア液晶ディスプレイです。画面解像度は1,280×720ドット、リフレッシュレートは60Hzで、24bitトゥルーカラー表示に対応します。CPU温度や負荷率といったシステム情報をリアルタイムで確認できるほか、専用のCPSコントロールソフトウェアを使って表示内容を変更できます。対応するコンテンツにはPNGやGIF、MP4などが含まれており、静止画だけでなくGIFアニメーションや動画、オリジナルの壁紙も表示可能です。


※画像・液晶機能の仕様はサイズ公式「RZ820-DISPLAY-BK」製品ページ(2026年7月時点)にもとづきます。
簡易水冷CPUクーラーではポンプヘッドに液晶を搭載する製品が増えていますが、RZ820-DISPLAY-BKは空冷CPUクーラーで同様のカスタマイズ性を実現している点が大きな特徴です。ポンプの故障や液漏れといった簡易水冷特有のリスクを避けながら、液晶画面を使ったドレスアップも楽しみたい人に向いています。
冷却8本のヒートパイプを備えた大型ツインタワー構造
冷却部分には、8mm径4本と6mm径4本を組み合わせた、合計8本の「リバースド グラビティ・ヒートパイプ」が採用されています。CPUと接触するベース部分はニッケルメッキ加工を施した銅製で、CPUから吸収した熱を2基の大型フィンスタックへ移動させる構造です。CPSは本製品を高消費電力のハイエンドCPU向けモデルと位置付けており、Core Ultra 9やRyzen 9クラスで空冷構成を組みたい人が主なターゲットになりそうです。
ファン大きさの異なる2基のカスタムファンを搭載
冷却ファンは、140×140×25mmのフロントファンと、150×120×30mmのミドルファンを組み合わせたデュアルファン構成です。いずれもFDBベアリングとPWM制御に対応しており、CPU温度に応じて回転数を自動調整できます。まずは両ファンの仕様を表で確認します。
| 項目 | フロントファン | ミドルファン |
|---|---|---|
| サイズ | 140×140×25mm | 150×120×30mm |
| 最大風量 | 71.9CFM | 78.7CFM |
| 最大静圧 | 2.12mmH2O | 5.2mmH2O |
| 騒音値 | 15〜27.1dB(A) | 15〜35.8dB(A) |
| 回転数(公式表記) | 400〜15,000±10%rpm | 500〜2,200±10%rpm |
| 軸受・制御 | FDBベアリング/PWM対応 | FDBベアリング/PWM対応 |
※ファンの仕様はサイズ公式「RZ820-DISPLAY-BK」製品ページ(2026年7月時点)にもとづきます。
干渉メモリとの干渉を避けられるスライド式ファンフレーム
フロントファンには、高さを調整できるスライダー式のファンフレームが採用されています。背の高いヒートシンクを備えたメモリを使用する場合、フロントファンを上方向へスライドさせることで干渉を回避できます。
サイズ重量は約1.93kg、対応ケースには注意が必要
RZ820-DISPLAY-BKの主要スペックを一覧で確認します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月10日 |
| 市場想定売価(税込) | 26,980円 |
| 液晶ディスプレイ | 5インチ/1,280×720/60Hz/24bitトゥルーカラー/アンチグレア |
| ヒートパイプ | 8mm径×4本+6mm径×4本(計8本、リバースド グラビティ・ヒートパイプ) |
| ベース素材 | ニッケルメッキ銅 |
| フロントファン | 140×140×25mm(FDBベアリング・PWM対応) |
| ミドルファン | 150×120×30mm(FDBベアリング・PWM対応) |
| 本体サイズ | 幅150×高さ169×奥行き161mm |
| 重量 | 1,930g(付属ファン込み) |
| 対応ソケット | Intel LGA1851/1700/1200/115x/20xx、AMD Socket AM5/AM4 |
| 付属品 | リテンションキット、EX90グリス、ファン用2分岐ケーブル、L字ドライバー、図解マニュアル |
| 保証期間 | 購入日より3年間 |
※サイズ公式「RZ820-DISPLAY-BK」製品ページ(2026年7月時点)にもとづきます。
本体サイズは幅150mm、奥行き161mm、高さ169mmで、付属ファンを含む重量は1,930gです。一般的な大型空冷CPUクーラーと比較してもかなり大きく、重量も約2kgあります。ミドルタワーケースであっても搭載できるとは限らず、ケースの幅やマザーボード周辺のスペース、グラフィックボードとの位置関係を確認しておく必要があります。重量級クーラーを搭載したPCを移動する際は、マザーボードやCPUソケット周辺へ大きな負荷がかからないよう注意してください。対応ソケットはIntel LGA1851、1700、1200、115x、20xxと、AMD Socket AM5、AM4です。付属品はリテンションキットのほか、EX90グリス、ファン用2分岐ケーブル、L字ドライバー、図解マニュアルで、保証期間は購入日より3年間です。
価格約2.7万円の価格をどう見るか
RZ820-DISPLAY-BKの市場想定売価は税込26,980円です。2024年に発売された液晶非搭載の「RZ820-BK」と比較します。
| 製品 | 発売時期 | 価格目安(税込) |
|---|---|---|
| RZ820-DISPLAY-BK | 2026年8月10日 | 26,980円(市場想定売価) |
| RZ820-BK(液晶非搭載) | 2024年8月 | 19,980円前後(発売時の店頭価格) |
単純比較では、5インチ液晶や関連機能の追加によって約7,000円高くなっています。空冷CPUクーラーとしては高価格な部類ですが、液晶画面を搭載した簡易水冷CPUクーラーと比較すれば、必ずしも突出して高いとはいえません。ポンプの故障や液漏れを避けながら、液晶画面を使ったドレスアップも楽しみたい人にとっては、有力な選択肢になりそうです。一方、価格だけを重視するなら、液晶非搭載の大型空冷クーラーや、1万円前後のデュアルタワーモデルを選んだほうがコストパフォーマンスは高くなります。
判断向いている人・様子見でよい人
- 液晶画面を使ったドレスアップを空冷構成で楽しみたい人
- 簡易水冷のポンプ故障・液漏れリスクを避けたい人
- Core Ultra 9・Ryzen 9クラスのハイエンドCPUを空冷で冷やしたい人
- PCケースのクーラー高・重量・メモリ高を事前に確認できる人
- 高さ169mm・重量1,930gという設置スペースの余裕がない人
- 価格を抑えたく、液晶ディスプレイの機能を重視しない人
- フロントファンの回転数表記の疑問が解消してから判断したい人
おすすめ購入前に確認したい周辺パーツ
RZ820-DISPLAY-BKは高さ169mm・重量1,930gの大型設計のため、組み合わせるPCケースとメモリの選び方が重要になります。ここではクーラー高に余裕のあるPCケースとフロントファンを持ち上げなくて済むロープロファイルメモリを紹介します。
FAQRZ820-DISPLAY-BKでよくある質問
まとめまとめ|個性的だが設置環境を選ぶ大型空冷クーラー
RZ820-DISPLAY-BKは、5インチ液晶、8本のヒートパイプ、異なるサイズのデュアルファンを組み合わせた、空冷CPUクーラーとしては非常に個性的なモデルです。CPU温度などのシステム情報だけでなく、PNG・GIF・MP4形式のオリジナルコンテンツを表示できる点は、簡易水冷の液晶搭載モデルにも引けを取りません。
5インチ液晶によるカスタマイズ性と、8本のヒートパイプによる冷却性能を両立した点がRZ820-DISPLAY-BKの強みです。2026年8月10日の発売時点で市場想定売価は税込26,980円と、空冷CPUクーラーとしては高価格な部類に入りますが、液晶搭載の簡易水冷と比較すれば妥当な範囲に収まっています。
一方で、高さ169mm・重量1,930gという超大型設計のため、購入前にはPCケースの対応クーラー高やメモリとの干渉を必ず確認しておく必要があります。フロントファンの回転数表記についても、公式からの訂正情報がないか発売までに確認しておくと安心です。





