ASUS ProArt GR1Xとは?RTX Sparkミニの仕様・向く用途・ゲームの注意点【2026年10月】
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150mm角・1.48kgにRTX Spark N1Xと最大128GBメモリ。ゲームは「1440p 100fps超」の条件が非公開
出典:ASUS ProArt GR1X 製品ページ(米国、2026年10月17日確認)、ASUS ProArt GR1X 仕様表(2026年10月17日確認)、ASUS Japan ProArt GR1X ミニPC(2026年10月17日確認)、ASUS米国ニュース(2026年10月8日掲載)、ASUS公式プレス画像「ProArt GR1X」
「ProArt GR1Xって、結局どんなミニPCなの?」という疑問に先に答えると、NVIDIAの新チップ「RTX Spark N1X」を積んだ、AIの開発と制作作業向けのWindowsミニPCです。ASUSはゲームも対応用途に挙げていますが、中心はAIと制作です。
本体は150×150×51mm、重さ1.48kg。20コアのArm CPUと6,144コアのBlackwell GPUが1つのチップに入り、LPDDR5Xのメモリ(64GB構成と最大128GB)をCPUとGPUで共有します。ASUSは「最大1ペタFLOPS(FP4)」のAI性能をうたい、ローカルで動かす大きなAIモデルや、AdobeなどのWindowsアプリでの制作を想定しています。
ゲームについては「AAA、1440p、100fps超」という表示がありますが、タイトルや画質などの測定条件は示されていません。しかもArm版Windowsなので、アンチチートを使う対戦ゲームは動かないことがあります。価格と日本の発売日は10月17日時点で未発表です。
CUDAを使うローカルAI、動画編集、3D、常時稼働のAIエージェントを小さな箱でやりたい人に向きます。対戦ゲームが主目的の人や、今月中に買いたい人は、x86のミニPCやゲーミングPCのほうが確実です。

目次
仕様GR1Xの仕様と、購入判断で効く部分
仕様はASUSの公式仕様表の記載です。「製品仕様は予告なく変更される場合がある」との注記があるため、購入時は販売店の表記を確認してください。
| 項目 | 仕様 | 見るポイント |
|---|---|---|
| プロセッサ | NVIDIA RTX Spark N1X(20コアCPU、Blackwell RTX GPU 6,144コア) | CPUはArm系。x86向けのソフトは変換を挟んで動く |
| メモリ | LPDDR5X統合メモリ、64GB構成と最大128GB | CPUとGPUで共有する容量。大きなAIモデルほど効く |
| ストレージ | M.2スロット2基(PCIe 5.0/4.0)、1TB・2TB(PCIe 4.0)、4TB(PCIe 5.0)の記載 | 日本で売られる構成との対応は未確定 |
| OS | Windows 11 ProまたはHome | Arm版Windows。アプリとゲームの対応確認が必要 |
| 大きさ・重さ | 150×150×51mm、1.48kg | モニター裏やデスクの隅に置ける大きさ |
| 端子 | USB-C×4(映像出力対応3基、PD入力1基)、HDMI 2.1×1、10GbE LAN×1 | USB-Cが主体。USB-Aは仕様表に載っていないので、周辺機器は変換が要る場合がある |
| 無線 | Wi-Fi 7(2×2)、Bluetooth 5.4 | 有線なら10GbEで高速NASとつなげる |
| 電源 | 240Wアダプター(製品ページに140W TDPの記載) | アダプターの容量は実際の消費電力を示さない |
メモリの「128GB」は、CPU用とGPU用が別々に128GBずつあるという意味ではありません。1つのメモリ領域を両方で分け合う方式で、GPUが使える量を大きく取れるのがRTX Sparkの特徴です。
用途GR1Xが想定している使い方
ASUSの製品ページは、使い方を開発者とクリエイターの2つに分けて説明しています。ゲーマーも対象に挙げていますが、中心は前者の2つです。
- ローカルでAIモデルを動かす、エージェントを作る、微調整を試す(ASUSは120Bパラメータ級のモデルを例に挙げている)
- AdobeやCapCutなど、Windowsアプリでの動画・画像制作にAIを組み合わせる
- リアルタイムレンダリングや配信を、小さな箱でまとめてこなす
- デスクの端に置いて、常時稼働のAI機として使う
- VALORANTやApex Legendsなど、アンチチートが動かない対戦ゲームが主目的
- Linuxで本格的にAIを開発したい(ASUSはこちらを別機種のAscent GX10と説明している)
- 価格が決まる前に予算を固めたい
ASUSは「1ペタFLOPS」や「120Bパラメータ・100万トークン」を示していますが、測定条件は書かれていません。実際にどのモデルがどの速さで動くかは、発売後の実測を見て判断するのが安全です。
ゲームゲームは動く?「1440p 100fps超」の読み方
ASUSの製品ページは、レイトレーシング、DLSS、Reflexを挙げて「AAAゲーム」「1440p」「100+ FPS」と表示しています。日本の製品ページも「最新の大作を、世界最先端のゲーミング技術でプレイ」と案内していますが、fpsやゲーム名は載っていません。
この数字は、どのゲームをどの画質・フレーム生成の設定で動かした場合かが示されていない性能表示です。参考になる実測としては、同じRTX Sparkを積むノートPC(Surface Laptop Ultra)で測った海外のレビューがあります。その数字はフレーム生成を2倍・3倍にした条件で出されたものでした。詳しい内訳はRTX Sparkのゲーム性能の記事にあります。
もう一つの分かれ目はアンチチートです。GR1XはArm版のWindowsで動くため、一人用のゲームの多くはx86からの変換で動きますが、カーネルで動くアンチチートを使う対戦ゲームは、アンチチート側のArm64対応を待つ必要があります。10月13日時点では、FortniteとWar Thunderが10月16日から遊べる一方、VALORANTとLoLは公式要件がArm非対応のまま、Apex Legendsなどが使うEA Javelinは2027年初めの予定です。ゲームごとの状況は、アンチチートの対応状況の記事にまとめています。
遊びたいゲームが決まっているなら、そのゲームの公式要件でArm版Windowsが対応か、購入前に確かめてください。遊びたい対戦ゲームが対応表に入っていなければ、GR1Xは選ばないほうが安全です。
比較GR1XとAscent GX10、Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPCの違い
同じASUSのAscent GX10は、DGX OSで動くLinuxの開発機です。GR1Xは、AdobeやCapCutなどWindowsの日常作業にAIエージェントを組み込む制作機という位置づけです。開発と研究が目的ならGX10、Windowsで制作とAIを両立したいならGR1Xという線引きです。
日本で今すぐ比べるなら、AMDのRyzen AI Max+ 395を積む大容量メモリのミニPCが現実的な相手になります。x86のWindowsで動くので、ゲームやソフトの互換性の心配は小さくなります。
| 観点 | GR1X | Ryzen AI Max+ 395搭載ミニPC |
|---|---|---|
| CPUの方式 | Arm(20コア) | x86(16コア) |
| CUDA | 使える(NVIDIAのGPU) | 使えない(AMDのGPU) |
| 対戦ゲーム | アンチチートごとに対応待ち | x86のWindowsと同じ |
| 日本での購入 | 価格・発売日とも未発表 | Amazon.co.jpなどで購入できる |
CUDAが必須のAIツールを使うならGR1X、ゲームも含めて今すぐ使える環境が欲しいならRyzen AI Max+ 395機が基準になります。GR1Xの価格が出るまでは、下の2機種が予算の目安になります。
おすすめGR1Xの価格が出るまでに買える大容量メモリのミニPC
GR1Xの64GB・128GB構成と同じ容量帯で、いま国内で買える機種です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|GR1Xは「AIと制作の小型機」、ゲームは対応を確かめてから
ProArt GR1Xは、RTX Spark N1Xと最大128GBの統合メモリを150mm角に収めた、AIと制作向けのWindowsミニPCです。ゲームの「1440p 100fps超」は条件が非公開で、対戦ゲームはアンチチートの対応が分かれ目になります。
GR1Xは、CUDAを使うローカルAIや制作を小さな箱でやりたい人に向いています。価格と日本の発売日は未発表で、対戦ゲームが目的なら遊びたいゲームの対応を先に確認してください。今すぐ使うなら、Ryzen AI Max+ 395搭載の大容量メモリ機が比較の基準になります。



