『ARC Raiders』Frozen Trailは10月8日配信|新マップPendola Pass・チートは初回で永久BAN
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新マップPendola Passと、初回から永久BANになったチート対策
出典:Embark Studios公式「An Update on Anti-Cheat」、公式「Frozen Trail First Look」、公式「Reward Passes」、公式「Play ARC Raiders for free: October 8 – 12」、公式「PvE Toggle」テスト告知、公式「Frozen Trail is coming October 8th」、ARC Raiders Steamストアページ。内容は2026年10月3日時点のものです。
『ARC Raiders』の大型アップデート「Frozen Trail」は2026年10月8日に配信されます。9月23日には公式の内容紹介が公開され、新マップの名前が「Pendola Pass」であることや、新ARC、強化武器、報酬の新しい仕組み「Reward Pass」の中身まで明らかになりました。
配信を前にした9月30日には、Embark Studiosがチート対策の方針を改めています。チートの使用が確認されたアカウントは初回から永久BANとし、警告も再チャンスも与えないという内容です。ソロ用のマッチングに示し合わせて入る「チーミング」も、マッチングで引き離す対策が始まりました。
10月8日〜12日には、本編を無料で遊べる期間も重なります。2026年10月3日時点の公式発表をもとに、配信日に何が変わるのか、普通に遊ぶ側が気をつけたいことまで順に整理します。
目次
要点10月8日に何が変わるのか
Frozen Trailでは新マップPendola Pass、空中の巨大艦Frigate、新ARC3種、Outpostと第5品質の強化武器、新武器・ガジェット、Raider Deckに代わるReward Passが加わります。新しい武器やガジェットは無料の報酬トラックで手に入り、有料のPremium PassとCollector Set DLCは見た目の要素が中心です。チート対策では、既知のチートを使ったアカウントを警告なしで永久BANにする方針がすでに適用されています。
チート対策初回から永久BAN、ゲームのコピーとPCも締め出す
Embark Studiosのエグゼクティブプロデューサー、Aleksander Grøndal氏は2026年9月30日、10月8日の大型アップデートを前にチート対策の現状を公式サイトで説明しました。最も大きな変更は処分の重さです。同社は、これまで初めてチートを使ったプレイヤーへの永久BANに慎重すぎたと認めたうえで、既知のチートプログラムはすべて永久BANを標準とし、チートの使用が確認されたアカウントは方針として永久BANにすると明言しました。「警告なし、再チャンスなし」という言葉どおり、1回目から処分は最も重いものになります。
処分の対象はアカウントだけにとどまりません。処分を受けたゲームのコピーを別のアカウントで使えなくする「ライセンス制限」の運用を広げ、BANされたコピーと一度でも結び付いたことのあるアカウントも永久BANにします。チートだけでなく、ゲーム内経済の不正利用(エクスプロイト)に関わったアカウントを特定して処分する精度も上がったとしています。
PCそのものを締め出すハードウェアBANも強化されています。1台のPCがチートに使われていると判断できる証拠がそろえば、そのPCではゲームを起動できなくする仕組みで、適用する基準は最近引き下げられました。さらに対象にできるPCの種類を増やす仕組みを開発中で、2026年中の導入を目指しています。実現すれば、チートを動かしているのが見つかったほぼすべてのPCに処分を出せるようになるとしています。
検知の面では、Denuvoによるカーネルレベルの保護とAnybrainの検知に、機械学習などを使った自社開発のモデルを組み合わせています。処分は自動で決まるわけではなく、異議申し立ての手続きを通じて必ず人が確認に入る体制です。長期的には、『THE FINALS』で小規模に試している対策システム「Elytra」を『ARC Raiders』でもテストする計画があります。
チートを使う様子を配信や動画で公開しているプレイヤーがすぐにBANされない理由についても説明がありました。怪しい挙動を1回見ただけで処分すると、正当なプレイヤーを誤ってBANする危険があるため、複数回の挙動を分析して確度を高めてから永久BANを出しているとのことです。YouTubeなどに投稿された映像も運営が確認しており、チートの明確な証拠になる場合は処分に使っています。
チーミングソロマッチの組み狩りは5日で85%減
同じ発表では、チート以外の不正として「キュー・チーミング」への対策も報告されました。ソロ用のマッチングに複数人が示し合わせて入り、ひとりで参加したプレイヤーを集団で襲う行為です。Embark Studiosは数か月かけてこうしたグループを確実に見分けられるようにし、9月30日の発表の数日前から、判明しているグループ同士をマッチングで引き離し始めました。
効果は数字で示されています。対策開始から5日後には、チーミングをするプレイヤーが85%減りました。チーミングで台無しになるレイドは約50回に1回から約300回に1回まで減り、マッチング待ち時間への目立った影響はなかったとしています。ソロで遊ぶプレイヤーにとっては、Frozen Trailの配信前から体感できる変化です。
なお、レイド中に近接ボイスチャットで出会ったプレイヤーと協力するのは、これまでどおり問題ありません。対策の対象は、レイドが始まる前に示し合わせて同じマッチに入り、不公平な有利を得ようとする行為です。
注意点普通に遊ぶ人が気をつけたい3つのこと
永久BANとライセンス制限、ハードウェアBANが厳しくなったことで、自分ではチートを使っていなくても巻き込まれる可能性がある場面があります。公式の説明から読み取れる注意点は次の3つです。
- 他人のアカウントやゲームのコピーは借りないようにしましょう。BANされたゲームのコピーと一度でも結び付いたアカウントは永久BANの対象です。過去の処分歴が分からないアカウントで遊ぶと、自分のアカウントまで巻き込まれるおそれがあります。
- PCを共有するなら、ほかの人のチート使用にも注意しましょう。ハードウェアBANはアカウントではなくPCに対して出るため、そのPCがチートに使われたと判断されれば、ゲーム自体を起動できなくなります。
- 誤ってBANされたと思ったら異議申し立てをしましょう。Embark Studiosは、異議申し立ての手続きで人が確認する体制を取っていると説明しています。チートのソフトはマルウェアと一緒に配られることが多いとも警告しており、試しに入れてみるだけでもPCを危険にさらします。
転換点毎月更新から年2回の大型アップデートへ
Frozen Trailは、Embark Studiosが2026年5月に発表した開発方針の転換後、最初の大型アップデートです。同社はそれまで毎月大型コンテンツを追加する計画を掲げていましたが、短い開発サイクルでは大きな変更を実現しにくいとして、大型アップデートを年2回に絞る方針へ切り替えました。バランス調整や不具合修正、ストア更新、イベントといった日々の運営はこれまでどおり続けるとしています。
2026年10月3日時点のSteamレビューは、全期間では41万件超のうち約82%が好評(非常に好評)ですが、過去30日間に絞ると2,478件中53%(賛否両論)にとどまっています。チート対策の発表でもGrøndal氏は、チートがコミュニティにとっても開発チームにとっても不満の種になっていると認めており、Frozen Trailと新しい対策で直近の評価がどう動くかが注目点です。
新マップPendola Pass、倒れたEmperorとフラッシュフリーズ
Frozen Trailの新マップは「Pendola Pass」です。CelesteとShaniが、Toledo一帯に響いていた謎の信号の発信源を突き止めた先にある、古いイタリアの村とExodus計画の輸送拠点という設定です。Rust Beltを囲む山々の向こうにあり、凍てつく空気の中にスーパーマーケットや人のいない町の広場、天文台、地下に埋もれた鉄道の駅が残っています。
Pendola Passで何よりも大きな存在感を放つのが、倒れた「Emperor」の1体です。内部には希少な技術が眠っているとされ、そこへたどり着いて中に入る方法を探すのが目的になります。混乱したARCの反応に加え、谷を襲う急激な凍結「フラッシュフリーズ」が行く手を阻みます。8月の発表では、従来のマップより高低差を重視し、地上だけでなく地下にも脅威がある設計だと説明されていました。
無料プレイ期間について公式は、新しく始めたプレイヤーでも、Pendola Passを解放済みのプレイヤーと組めばすぐに入れると案内しています。ひとりで始めた場合の解放条件は、10月3日時点では公表されていません。
新たな脅威空中の巨大艦Frigateと新ARC3種
Emperorが倒れたことを受け、ARCは最大級の艦の1つをPendola Passの上空に送り込みます。レイダーたちが「Frigate」と呼ぶこの艦は、腕に覚えのあるレイダー向けの大きな挑戦として用意されました。乗り込む方法を見つけたあと、艦内の通路を進んで道を開き、新旧のARCと戦うことになります。艦内には同じ獲物を狙うほかのレイダーもいるため、協力するか、押しのけて進むかを選ぶ必要があります。
新しい敵は3種類です。「Bully」は機械学習で動きを作った攻撃的なARCで、駆け寄ってきて多彩な攻撃を繰り出します。「Skulker」は視界の端に潜んで不意を突き、連撃を浴びせてくる待ち伏せ型です。「Hydra」はFrigate内に配置される3段重ねの固定砲台で、それぞれが独立して動き、分隊ごと相手にできる火力を持ちます。
新拠点Outpostは研究と武器強化の拠点
Raider Denを拡張する形で、新しい拠点「Outpost」が加わります。Rust Beltと山脈のあいだにあり、地上を取り戻す第一歩と位置づけられた拠点です。モジュールを選んで建物をカスタマイズし、家具で室内を飾れます。
ゲームプレイ面で重要なのが「Research Workstation」です。世界の新しい要素を研究する設備で、武器のカスタマイズや改造をより高いレベルまで進められるようになります。Embark Studiosは、Outpostを今後さらに発展させ、プレイヤーごとの個人的な空間にしていきたいとしています。
成長要素第5品質の強化武器とスキルツリーの刷新
終盤の戦い方を変える仕組みとして「Amplified Weapons」が導入されます。Outpostの Research Workstationを最大まで強化すると、一部の武器で5段階目の品質レベルが開放され、枝分かれする能力や強化を選んで武器の挙動そのものを変えられます。公式は例として、フルオート化したBurletta、スコープ付きのRenegade、焼夷弾と64発マガジンを備えたRattlerを挙げています。対象は15種類の武器で、今後さらに増やす予定です。
上級者が気に入った武器ばかり使い、ほかの武器がほとんど使われない状況を変えるのが狙いです。すでにやり込んだプレイヤーに新しい長期目標を用意する点は、8月の発表時点から示されていたFrozen Trailのテーマと一致します。
スキルツリーも、新しいスキルや既存スキルの改良を含めて作り直されます。あわせて新しいクエストライン、新しいマップコンディションも追加されます。具体的なスキルの中身やポイントの振り直しの扱いは、10月3日時点の公式発表には含まれていません。
新アイテム新武器2種とグラップリングフック・カメラ
新武器は2種類です。「Stiletto」はライト弾を使うバトルライフルで、Renegadeに代わる序盤向けの選択肢として作りやすく扱いやすい性能です。連射もできますが、焦って撃つと精度が落ちます。「Bantam」はヘビー弾を使う銃身の短いリボルバーで、ARCにもレイダーにも有効なうえ、腰だめ撃ちに独自の性能を持っています。
ガジェットでは移動の幅を広げる「グラップリングフック」が目玉です。届きにくい場所に登る、建物から懸垂下降する、大きな隙間を飛び越えるといった動きができます。2点をワイヤーでつないで相手をその場に縛る「Tether Launcher」と、爆発すると近くの標的を強く引き寄せる「Yank Grenade」も加わり、飛行型ARCを地面に引きずり下ろしたり、遮蔽物に隠れたレイダーを引き出したりできます。
ほかにも、ズームや絞り、手動・自動のピント合わせ、エモート付きの自撮りモードを備えたカメラ、楽器のハーモニカとバンジョー、武器の見た目を変える「Weapon Stencils」が追加されます。ステンシルで飾った武器も、倒されればほかのレイダーに持ち去られる可能性があります。
価格新要素は無料、有料パスとDLCは見た目が中心
Frozen Trailでは、これまでのRaider Deckに代わって「Reward Pass」が導入されます。Featと呼ばれる課題をこなして報酬を開放する仕組みで、Frozen Trail Passは60レベルあり、無料のFree Passと有料のPremium Passに分かれます。Embark Studiosは、ため込んだCredで新しいRaider Deckをすぐ終えられてしまい、報酬の手応えが薄れていたことを見直しの理由に挙げています。
Free Passには新しい衣装の基本版すべてと、新しい武器・ガジェット・アイテム、コスメティック、最大200 Raider Tokensが含まれます。Premium Passは1,150 Raider Tokensで入手でき、新衣装の追加バリエーションやカラー、限定の武器ステンシル、髪型、最大1,150 Raider Tokensが手に入ります。公式は、Premium Passには武器やガジェットのようなゲームプレイに影響するアイテムは入らないと明記しており、最後まで進めれば入手に使ったトークンを取り戻せる設計です。
これまでのRaider Deckの報酬は、無料の「Legacy Pass」1本にまとめられます。獲得済みの報酬はそのまま残り、取り逃していた報酬もLegacy Passを進めれば手に入ります。
有料の「Frozen Trail Collector Set DLC」には、Premium Passへのアクセス、新しいコスメティックセット「Renzo」、武器ステンシル「Dragon’s Breath」、髪型「Bob」、2,400 Raider Tokens、Outpost用の「Retro Sofa」が含まれます。新楽器バンジョーの設計図は、このDLCでしか手に入りません。Steamのストアページは10月8日発売として公開されていますが、10月3日時点で日本向けの価格は表示されていません。
無料プレイ10月8日18時から12日17時まで本編が無料
Frozen Trailの配信にあわせて、2026年10月8日9時〜10月12日8時(UTC)、日本時間では10月8日18時〜10月12日17時に、Steam・Xbox・PlayStationで『ARC Raiders』を無料で遊べます。体験版ではなく、ゲーム本編すべてにアクセスできる期間です。
購入を迷っている人や、友人を誘って一緒に始めたい人には試しやすいタイミングです。前述のとおり、Pendola Passを解放済みのプレイヤーと組めば、新規プレイヤーも新マップにすぐ入れます。
動作環境PC版の必要スペックは現状維持
2026年10月3日時点でSteamに掲載されているPC版のシステム要件は、最低環境がOS Windows 10以降(64bit)・CPU Intel Core i5-6600KまたはAMD Ryzen 5 1600・メモリ12GB・GPU GeForce GTX 1050 TiまたはRadeon RX 580/Intel Arc A380・DirectX 12、推奨環境がCPU Intel Core i5-9600KまたはAMD Ryzen 5 3600・メモリ16GB・GPU GeForce RTX 2070またはRadeon RX 5700 XT/Intel Arc B570です。8月の発表時点から変更はなく、Frozen Trail向けに要件が変わるという公式情報もありません。
ただし、高低差のある新マップや空中のFrigate、新ARCが加わるぶん、実際のGPU負荷やVRAM使用量がどう変わるかは配信後に確かめる必要があります。無料プレイで初めて遊ぶ人は、先に必要スペックとおすすめ設定を確認しておくと安心です。
今後10月13日からはPvE Toggleのテスト
Frozen Trail配信の翌週、2026年10月13日〜20日には、PvEだけで遊べるマッチングを選べる「PvE Toggle」のテストが予定されています。ただし、Frigateや夜間レイドなど一部の主要コンディションは、緊張感のある遭遇を前提に作られているとしてPvEのテストから外されます。テストの条件や背景はARC Raiders「PvE Toggle」テストの詳細で確認できます。
チート対策では、ハードウェアBANの対象を広げる仕組みが2026年中に、Elytraのテストが長期的な計画として控えています。永久BANの徹底とチーミング対策が、Frozen Trailで人が増える時期にどこまで効くかも見どころです。
まとめ新マップとチート対策の両方が動く10月8日
『ARC Raiders』の大型アップデート「Frozen Trail」は、2026年10月8日に配信されます。新マップPendola Passと空中の巨大艦Frigate、新ARCのBully・Skulker・Hydra、Outpostと第5品質のAmplified Weapons、新武器・ガジェット、Reward Passまで、発売以来最大とされる規模の更新です。
遊ぶ側にとって配信前から効いてくるのが、チート対策の強化です。既知のチートは初回から警告なしの永久BANとなり、BANされたゲームのコピーやPCまで締め出されます。ソロマッチのチーミングも5日で85%減ったと報告されており、他人のアカウントを借りない、共有PCの扱いに気をつけるといった点を押さえておけば、普通に遊ぶ人にとっては公平さが増す方向の変更です。
10月8日18時からの無料プレイ期間は、新規で始める人にとっても入りやすいタイミングです。PC版で遊ぶなら、必要スペックと設定を確認してから配信日を迎えるとよいでしょう。


