Black Opal NV3500はゲーム用SSDに足りる?PCIe 3.0の512GB・1TBで入るゲーム数とDirectStorage【2026年10月】
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PCIe 3.0の512GBは割り切り、1TBなら普通に使える
出典:BIWIN Black Opal NV3500 公式ページ/ドスパラ NV3500 512GB/ドスパラ NV3500 1TB/Microsoft「Windows 11の仕様」/Tom’s Hardware「We tested the impact of SSD speed on gaming performance in 11 titles」(2026年8月8日)(価格は2026年10月10日に確認)
Black Opal NV3500は、BIWINのPCIe 3.0 x4接続のM.2 SSDです。512GB・1TB・2TBがあり、DRAMキャッシュを持たない価格重視のモデルです。ゲームの保存先として買うときに迷うのは、PCIe 3.0の速度で足りるのかと、512GBに何本入るのかの2点でしょう。
速度は足ります。Tom’s Hardwareが11本のPCゲームで比べた検証では、PCIe 3.0・4.0・5.0のあいだに目立つ差は出ていません。足りなくなるのは容量のほうで、Steamが示す必要容量だと、512GBはAAAタイトル数本で埋まります。ゲーム用なら1TBが現実的で、512GBはOSと軽いゲーム用の割り切りです。
DirectStorage対応のゲームでも、Microsoftが示す条件はNVMe SSDです。PCIe 4.0は条件に入っていないため、NV3500は対象外になりません。避けたいのは、PCIe 4.0対応のPCでGen4の速度を使い切りたい人と、PS5の増設に使う人です。
目次
結論先に結論|1TBなら買い、512GBは用途を絞る
- M.2スロットがPCIe 3.0までのPCで、ゲームの保存先を増やしたい
- SATA SSDやHDDからNVMeに置き換えたい(1TB以上)
- ロード時間の数秒より、容量あたりの価格を優先する
- 512GBだけで、AAAタイトルを複数入れたい
- PS5の増設用に探している(公式ページに対応の記載がありません)
- PCIe 4.0対応のPCで、大きなファイルの転送速度も重視したい
容量512GBと1TBに、ゲームは何本入るか
ゲーム用SSDで最初に効くのは容量です。Steamのストアページに書かれた必要な空き容量を並べると、次のとおりです。
| ゲーム | 必要な空き容量 | 累計 |
|---|---|---|
| ELDEN RING | 60GB | 60GB |
| サイバーパンク2077 | 70GB | 130GB |
| モンスターハンターワイルズ | 75GB | 205GB |
| Starfield | 125GB | 330GB |
| Baldur’s Gate 3 | 150GB | 480GB |
出典:Steamストアの必要システム環境(ELDEN RING/サイバーパンク2077/モンスターハンターワイルズ/Starfield/Baldur’s Gate 3)。2026年10月10日に確認。アップデートで増えるため、空き容量はこの数字より余裕を持たせてください。
この5本の合計は480GBです。512GBのモデルにはWindowsやドライバー、アップデート用の空きも必要なので、5本は入りません。60〜75GBクラスのタイトルなら、3本前後が目安です。1TBなら5本を入れても、約500GBが残ります。
価格はドスパラの表示で、512GBが13,450円、1TBが23,780円です。1GBあたりに直すと512GBが約26円、1TBが約24円で、1TBのほうが割安です。2TBの国内価格は確認できませんでした。ゲームを増やし続けるなら、512GBを選んで買い足すより、最初から1TBにしたほうが総額を抑えられます。
仕様NV3500の仕様と、ゲームで見る項目
| 項目 | 512GB | 1TB |
|---|---|---|
| 接続 | PCIe Gen3 x4(NVMe 1.4) | PCIe Gen3 x4(NVMe 1.4) |
| 連続読込 | 3,500MB/s | 3,500MB/s |
| 連続書込 | 2,500MB/s | 3,000MB/s |
| ランダム読込 | 300K IOPS | 350K IOPS |
| TBW | 300TBW | 600TBW |
| キャッシュ | DRAMなし(HMB+SRAM) | DRAMなし(HMB+SRAM) |
| NAND/保証 | 3D TLC/5年 | 3D TLC/5年 |
※速度はメーカー公称の最大値です。保証は5年か、TBWに達するまでの早いほうです。出典:BIWIN公式ページ。
ゲームの保存先として見るなら、注目するのは読込側です。インストールは一度書き込めば、そのあとはほとんど読み出しです。TBWの300〜600TBも、ゲームの入れ替えが中心の使い方なら使い切る水準ではありません。
PCIe世代PCIe 3.0とGen4・Gen5で、ゲームの体感は変わるか
Tom’s Hardwareは、SATA SSDとPCIe 3.0・4.0・5.0のSSDで、11本のPCゲームを比べています。テストはメモリを16GBに絞り、SSDに負荷が寄る条件で行われました。差が出たのは2本だけで、残りのタイトルではPCIe SSDの利点がほとんどなく、PCIe世代のあいだにも差がありませんでした。
『Forspoken』は、SATAからどの世代のPCIe SSDに替えても1% Lowが大きく改善しました。『Ratchet & Clank: Rift Apart』はポータル移動のロードが2〜3秒短くなる程度で、通常のプレイでは差がありません。どちらもSATAとの差です。
ロード時間についても、同じ記事は「PCIe SSDがSATAの数倍速く読み込むタイトルはあるが、多くは差が小さい」「世代間の差はさらに小さい」と述べています。Gen4の高速モデルを選んでも、ロードが速くなる割合は読込速度の比にはなりません。
ここで注意したいのは、検証のPCIe 3.0側に使われたSSDがADATA XPG SX8200 Proで、NV3500ではないことです。NV3500そのもののゲーム実測は確認できませんでした。世代差の根拠は「PCIe 3.0のSSD一般」の検証で、NV3500で同じ結果になることまでは確かめられていません。
SATA SSDやHDDからの置き換えなら、体感の差はNVMeに替える時点で出ます。すでにGen4のSSDを使っているなら、NV3500へ替えるメリットはありません。
DirectStorageDirectStorageはNV3500でも使えるか
Microsoftは、DirectStorageの条件を「NVMe SSDにゲームを置くこと」と「Shader Model 6.0対応のDirectX 12 GPU」としています。PCIe 4.0以上という条件は書かれていないので、PCIe 3.0接続のNVMe SSDであるNV3500も条件を満たします。
ただし、DirectStorageを使うのはゲーム側が対応している場合だけです。対応していないゲームのロードは、どのSSDでも変わりません。対応の見分け方とWindows側の確認方法は、DirectStorageを有効にする前に確認することにまとめています。
対応PCNV3500が向くPCと、避ける用途
M.2スロットがPCIe 3.0までのPCは、NV3500で足ります。Gen4のSSDを挿しても、スロットの上限であるGen3の速度で動くので、差額を払う理由がありません。スロットの世代は、マザーボードのマニュアルにあるM.2の仕様欄で確認できます。
PCIe 4.0対応のPCでも、ゲームの保存先を増やすだけなら選べます。OSを入れるドライブはGen4のままにして、ゲーム用のセカンドドライブにNV3500を足す構成です。Gen4のM350との1TBの価格差は、BIWIN M350とNV3500の違いで整理しています。
PS5の増設用には向きません。BIWINの公式ページは、用途にデスクトップPC・一体型PC・薄型ノートPC・ウルトラブックを挙げていて、PS5は挙げていません。PS5用には、対応をうたうGen4のSSDを選んでください。
おすすめあなたに合う容量と代わりの候補
ゲーム専用ドライブには1TBをおすすめします。5本前後のAAAタイトルを入れても余裕が残り、1GBあたりの価格も512GBより下がります。PCIe 4.0対応のPCで速度も優先したい人は、1TBのGen4 SSDも候補になります。
まとめまとめ|速度は足りる。決め手は容量
NV3500は、PCIe 3.0の速度でもゲームの保存先として足ります。検証ではPCIe 3.0・4.0・5.0の差が出るタイトルはほとんどなく、DirectStorageの条件もNVMe SSDで、世代の指定はありません。迷う点は容量です。AAAタイトルを数本入れるなら512GBは窮屈で、1TBを選ぶのが現実的です。
Gen3のPCや予算重視なら、NV3500の1TBはゲーム用に買えます。512GBはOSと軽いゲーム用で、PS5用やGen4の速度を使いたい人は別のSSDを選んでください。



