RTX 5090は生産終了なのか|リーク情報と公式発表の違い、5080 24GBを待つか今買うか【2026年10月】
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リーカー2人が同じ方向の情報を出しましたが、NVIDIAの発表はまだありません
出典(確認日2026年10月10日):リーカーhongxing2020氏のX投稿、HotHardware(NVIDIAのFE声明、2025年9月)、Wccftech(NVIDIAの回答、2025年11月)、The FPS Review(Micron 2GB GDDR7のEOL)、NVIDIA GeForce RTX 5090、NVIDIA GeForce RTX 5080。国内価格は主要通販サイトの掲載価格(2026年10月10日)。
「RTX 5090が生産終了になる」というリークが10月10日に出ました。5090は国内でも手に入りにくい状態が続いていて、今買うか、後継として挙がっている5080 24GBを待つかで迷う人が増えそうな話です。
結論から言うと、今回の生産終了は発表ではなく、リーカーの投稿です。hongxing2020氏に加えてMEGAsizeGPU氏もGB202の供給先変更に触れていますが、2人の情報源が独立しているかは確認できません。10月10日に確認できた範囲では、NVIDIAからの発表は見つかっていません。ただ、Micronの2GB GDDR7が終了したという別の事実とは筋が通っていて、作り話と切り捨てられる内容でもありません。
判断は用途で分かれます。VRAM 32GBが必要で5090を狙っている人は、噂の真偽を待たず、在庫があるときに確保するほうが安全です。16GBで足りる人は、24GB版の価格も時期も決まっていないので、今の5080の価格を基準に考えるのが現実的です。
目次
要点今わかっていること
リーカーのhongxing2020氏が、グラフィックカード工場からの通知とされるものを根拠に「5090はEOL、5080 24GBが準備中」と投稿しました。対象は5090(中国向けの5090 Dを含む)と16GB版の5080とされています。NVIDIAの発表は確認できず、国内の5090は掲載価格が最安¥1,096,800、2番目は¥1,376,875と、すでに高い水準です。
真偽確認できたことと、まだ噂のこと
「本当か」を一言で答えると、確認できる部分とできない部分が混ざっています。区別して並べると次のとおりです。
| 項目 | 状況 | 根拠の強さ |
|---|---|---|
| RTX 5090・5080 16GBの生産終了 | リーカー2人が投稿(工場通知とされるもの、GB202のRTX PRO専用化)。情報源が独立かは不明で、NVIDIAの発表は確認できない | 未確認(噂) |
| 5080 24GBが最上位になる | 以前はRTX 5080 SUPERとして計画され、7月に発売保留と報じられたモデルとみられる | 未確認(噂) |
| Micronの2GB GDDR7が終了 | MicronのカタログでEOL表示になったと9月22日に指摘された。MicronとNVIDIAのコメントはない | カタログ表示ベース |
| 国内の5090が高値 | 掲載価格の最安が¥1,096,800、2番目が¥1,376,875 | 実測で確認 |
| 過去の生産終了説 | 2025年9月と11月に流れ、NVIDIAが打ち消した | NVIDIAの回答あり |
※RTX 5080 SUPERの経緯はRTX 50 SUPERの最新情報まとめにまとめています。Micronの件はカタログの表示にもとづく報道で、Micronの発表ではありません。
メモリVRAMの構成から見る、噂が筋の通る理由
5090と5080は、どちらもGDDR7メモリチップを1つあたり32bit幅で使います。5090は512bit幅なので16枚、5080は256bit幅なので8枚を載せます。現行モデルはどちらも2GBのチップなので、容量はそれぞれ32GBと16GBです。
| モデル | 現行(2GBチップ) | 3GBチップに替えると |
|---|---|---|
| RTX 5090 | 512bit、16枚で32GB | 計算上は48GB。別の製品になる |
| RTX 5080 | 256bit、8枚で16GB | 8枚で24GB。リークの5080 24GBと一致 |


Micronの2GB品が終わると、2GB品の供給元はSamsungとSK hynixの2社になります。5090は1枚あたり16枚と最も多くの2GB品を使うので、チップが細ると影響を受けやすいモデルです。5080は3GB品を8枚載せれば24GBにできるので、リークの「5080 24GB」は構成として無理がありません。
ただし、これは構成から考えた筋書きで、NVIDIAが生産終了を決めた証拠ではありません。3GB品は2GB品の約3倍の価格とも言われ、そのせいで5080 SUPERは7月に発売が保留されたと報じられています。24GB版が出ても、値段が今の5080より上がる可能性は高いと見ておくべきです。Micronの件の詳細はMicronの2GB GDDR7がEOLかで整理しています。
供給先GB202の供給先変更が意味すること
10月10日には、もう一人のリーカーも同じ方向の情報を出しました。MEGAsizeGPU氏が「今後のGB202の供給はすべてRTX PRO専用になる」と投稿し、新しく作るGB202は5090に回らないと伝えています。hongxing2020氏の工場通知とされる情報を補強する内容ですが、2人の情報源が独立しているかは確認できません。MEGAsizeGPU氏は5080 24GBの部分には触れておらず、確認もしていません。この件は海外でも噂として報じられていて、NVIDIAは生産終了の日付も発表していません。
見るべきは「5090という製品が終わるか」より、「GB202というチップをGeForceに回すか、業務向けに回すか」という点です。
5090とRTX PRO 5500は、CUDAコア数が同じ
GB202はBlackwell世代で最大のデスクトップ向けGPUで、5090のほか、RTX PRO 6000やRTX PRO 5000にも使われています。PNYの仕様ページによると、RTX PRO 5500のCUDAコアは21,760基で、5090と同じです。チップ名の記載はありませんが、ダイ面積750mm²という数字も5090のGB202と一致するため、同じ系統のチップとみられます。違いはメモリ側にあります。
| 項目 | RTX 5090 | RTX PRO 5500 |
|---|---|---|
| CUDAコア | 21,760基 | 21,760基 |
| メモリ | 32GB GDDR7(512bit) | 84GB GDDR7(ECC対応、416bit) |
| メモリ帯域 | 1,792GB/s | 1,398GB/s |
| 用途 | ゲーム、クリエイティブ | AI、シミュレーション、3D制作などの業務 |
RTX PRO 5500は、1枚を最大42GBずつの2つに分けるMIGにも対応します。複数の担当者や処理でGPUを分け合う使い方ができるので、狙う市場がそもそも違います。NVIDIAのページは「近日リリース予定」としていて、発売日や価格は載っていません。コア数が同じでもRTX PRO 5500は5090の上位互換ではなく、メモリ帯域は5090より低く、大容量・ECC・分割利用に振った製品です。
出典(確認日2026年10月11日):VideoCardz(MEGAsizeGPU氏の投稿とGB202の使われ方)、PNY RTX PRO 5500の仕様、NVIDIA RTX PRO 5500。5090のコア数・メモリ容量・512bitはNVIDIAの公式仕様、1,792GB/sは28Gbps×512bitからの計算値です。
業務向けを優先する理由は、収益だけでは断定できない
同じチップから、32GBのゲーム向けと84GBの業務向けを作れるなら、限られたGB202を業務向けに回したいというのは理解しやすい流れです。84GBはAIモデルや大きなデータセットを扱うときに、32GBの5090では足りない場面を埋められます。
ただ、NVIDIAは供給方針を変えた理由を説明していません。RTX PROの価格が高くても、大容量メモリ、基板、冷却、サポートのコストも重くなるので、利益率が高いとまでは言い切れません。「収益のために5090をやめる」と断定するのは、現時点では早すぎます。
チップの供給終了と、5090の販売終了は別の話
新しいGB202が5090に回らなくなっても、ボードメーカーや販売店の在庫、すでに製造に入っている分は残ります。すぐ買えなくなるという話ではありません。一方で、新規の入荷が細れば、時間をかけて新品が減り、価格が上がる方向に働きます。いつ、どの程度かは国内の在庫と需要次第で、いまの高値のすべてを生産終了説のせいにはできません。
5080 24GBは、5090の代わりにならない
5080はGB203系のチップで、CUDAコアは10,752基です。5090の21,760基とは約2倍の差があります。コア数だけで性能が決まるわけではありませんが、VRAMを16GBから24GBに増やしても、演算性能は5090に並びません。VRAM不足が起きるゲームや制作では効きますが、4Kの高フレームレートのように演算性能がものを言う場面では、5090との差は残ると考えられます。
5080 24GBの仕様・発売日・価格は未発表です。噂どおりに5090が終わって5080 24GBが最上位になる場合、それは5090の後継ではなく、GeForceの最上位が一段下がるということです。「32GBの5090が必要」な人にとっては、代わりになる選択肢が消えることになります。
前例2025年にも同じ噂が出て、NVIDIAが打ち消した
5090の生産終了説は、今回が初めてではありません。2025年9月には、NVIDIA公式ストアから5090と5080のFounders Editionが消え、生産終了ではないかと騒がれました。NVIDIAは「RTX 50シリーズのFounders Editionは生産が続いている。限定品なので、公式サイトで在庫切れになり、入荷すると再び出ることがある」と回答しています。
2025年11月には、5090の生産終了が報じられました。このときもNVIDIAの広報担当者は海外メディアの取材に「All GeForce RTX 50-Series GPUs available.」(GeForce RTX 50シリーズは全モデル入手可能)と答えています。
2025年の否定は、メモリの供給が今ほど細っていない時期のものです。当時の「入手可能」が今回の噂を打ち消すわけではなく、逆に「過去に外れたから今回も外れる」とも言えません。判断材料にするのは、NVIDIAが今回のリークに何と答えるかです。
価格国内の5090・5080の価格
10月10日時点の掲載価格は次のとおりです。掲載されていることと、今すぐ買えることは別なので、購入時は販売ページで在庫を確認してください。
| モデル | 最安 | 2番目 / 中央値 |
|---|---|---|
| RTX 5090(3製品) | ¥1,096,800 | ¥1,376,875 / ¥1,376,875 |
| RTX 5080(12製品) | ¥267,700 | ¥269,800 / ¥297,389 |
| RTX 5070 Ti(8製品) | ¥199,800 | ¥209,800 / ¥230,336 |
5090は掲載が3製品しかなく、最安と2番目の差が約28万円あります。安い1製品が売り切れると、実質の相場は一気に上がります。米国の発売価格は5090が1,999ドル、5080が999ドルでしたが、国内の掲載価格はその水準を大きく超えています。
5080の最安¥267,700に対して、24GB版はそれより高くなる可能性が高いと考えられます。「35万円前後」という予想も出ていますが、価格も発売時期も発表されておらず、現時点では予想の域を出ません。5070 Tiの動きはRTX 5070 Ti「EOL騒動」その後で追っています。
買い時5090を今買うか、5080 24GBを待つか
迷うときは、噂が本当だった場合と外れた場合の両方で、自分の損得を比べると決めやすくなります。
- VRAM 32GBが必要で、5080の16GB・24GBでは代わりにならない(生成AIのローカル実行、4K最高設定のレイトレなど)
- 在庫のある製品が見つかり、予算に収まる
- 噂が本当なら高値のまま上がり、外れても今より安くなる材料がない
- 16GBで困っていない。24GB版は価格も時期も未定
- 5090は予算を超える。¥267,700の5080で4K 60fps前後を狙える
- 24GB版を待つなら、2027年1月のCESまで動きがない前提で考える
噂が外れても、3GB GDDR7の価格とメモリ不足は変わらず、50 SUPERも保留のままです。噂が当たれば、5080 16GBの在庫も減る方向です。どちらに転んでも安くなる材料が見当たらないので、待つなら「CESまでに動きがなければ現行モデルを買う」と期限を決めておくと迷いません。次世代のRTX 60はさらに先で、2028年説が出ています。
おすすめ5080 16GBと5090のおすすめモデル
5080は価格を抑えたモデルと冷却に余裕のあるモデルを1枚ずつ、5090は在庫のあるカードと完成品を1枚ずつ選びました。価格と在庫は日々動くので、リンク先で確認してください。
まとめまとめ|生産終了は未確認、買い時の判断は用途で決める
RTX 5090の生産終了については、hongxing2020氏に加えてMEGAsizeGPU氏もGB202の供給先変更に言及しています。ただし、工場通知の真正性や2人の情報源が独立しているかは確認できず、NVIDIAも正式な生産終了を発表していません。Micronの2GB GDDR7の終了と筋は通りますが、5080 24GBの価格も時期も決まっていません。
5090のVRAM 32GBが必要な人は、在庫があるうちに確保するのが無難です。16GBで足りる人は、¥267,700前後の5080を基準にして、24GB版を待つ場合はCES 2027を期限にしてください。
生産終了は未確認の噂です。32GBが要るなら5090を在庫のあるうちに、16GBで足りるなら今の5080を基準に。24GB版を待つ場合はCES 2027(2027年1月)で動きがなければ現行モデルに切り替えてください。








