『新人類コンプレックス』Steamページ公開|悠木碧さん主演のシネマティックSFアドベンチャー、体験版は2026年秋予定
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悠木碧さん主演のシネマティックSFアドベンチャー
出典:Steamストア「新人類コンプレックス」、そおの氏(X)、Powerless氏(X)、公式PV(YouTube)にもとづきます。本記事の情報は2026年8月17日時点のものです。
イラストレーターのそおの氏が手がける新作PCゲーム『新人類コンプレックス』のSteamストアページが公開されました。開発・パブリッシャーはいずれもそおの氏が主宰するSoOno studioで、発売日は「近日登場」として案内されています。
本作は、滅びつつある母星を救うため宇宙へ旅立った科学者ソラリスが、漂流する巨大な難破船へ不時着し、船内に残された記憶を追体験しながら真相へ迫るシネマティック・テキストアドベンチャーです。異なる時間を生きる3人の主人公を切り替えながら探索するという、一般的なビジュアルノベルとは違うゲームシステムが特徴になっています。
この記事では、『新人類コンプレックス』の物語の舞台、時間軸を利用したゲームシステム、キャスト・音楽スタッフ、必要スペック、体験版の予定まで、Steam公式情報にもとづいて整理します。
『新人類コンプレックス』は、イラストレーターのそおの氏が手がける新作SFアドベンチャーで、Steamストアページが公開されました。滅びゆく母星を救うため宇宙へ旅立った科学者ソラリスが、漂流する難破船へ不時着し、船内に残された痕跡に触れることで別の時間軸の記憶を追体験していきます。過去・現在・未来を生きる3人のプレイアブルキャラクターを切り替えながら探索し、ある時間軸で得た発見が別の時間軸の探索に影響するのが特徴です。主人公ソラリスの声は悠木碧さんが担当し、音楽はPowerless氏。2Dイラストと3D背景を組み合わせたシネマティックな演出が採用されています。発売日・価格は未定ですが、2026年秋には体験版の公開が予定されています。
目次
要点まず何が発表されたか
概要舞台は滅亡へ向かう母星「テラ・プライム」
物語の舞台は星暦256年、高度な知性を持つ存在が統治する太陽系です。人類の母星「テラ・プライム」は、太陽活動の異変によって徐々に生命が生存できない星へと向かっています。生物環境学者である主人公ソラリスは、母星の住民が移住できる新しい惑星を探すため、アシスタントロボット「G-30」とともに宇宙へ旅立ちます。ところが航行の途中、遥か遠方から届いた救難信号を受信し、その発信元を追った先で、宇宙空間を漂う巨大な難破船へたどり着きます。
ソラリスは難破船へ不時着し、朽ちた船内を探索することになります。船内に残された物や痕跡に触れると、ソラリスの意識は別の時間へ飛ばされ、かつてその場所で生きていた人物の記憶を追体験できるようになります。つまり難破船そのものが、現在の探索マップであると同時に、過去へアクセスする装置のような役割も持っているというわけです。

スクリーンショット:Steamストア「新人類コンプレックス」
ゲームシステム時間を行き来しながら探索する3人の主人公
『新人類コンプレックス』の中心となるのが、過去・現在・未来という異なる時間を生きる3人のプレイアブルキャラクターを切り替えながら物語を進めるシステムです。Steamの説明によると、難破船の各部屋を探索し、残されたアイテムや痕跡に触れることで視点が別の時間軸へ切り替わり、そこでの発見が現在側の探索に新たな道を開くとされています。単純にチャプターごとに主人公が変わるだけの作品ではなく、ある時間軸で見つけた事実が、別の時間軸での探索へ直接影響する構造になっているのが特徴です。まだ具体的なパズル内容までは公開されていませんが、過去の記録を読むこと自体が攻略の手がかりになる作品と考えられます。

スクリーンショット:Steamストア「新人類コンプレックス」
物語名前を持たない少年と、船に隠された第三の存在
ソラリスが追体験する記憶の中には、この船でかつて暮らしていた1人の少年が登場します。彼には名前がなく、番号だけで呼ばれていましたが、ある少女との出会いによって初めて自分自身の名前を手に入れます。さらに、船には本来存在しているはずのない「第三の存在」も現れ、異なる時間を生きる3人の視点は、やがて一つの真実へと収束していくとSteamで説明されています。ユーザーが付けたタグには「超人間主義」「人工知能」「心理的」といった言葉も見られます。タグは開発者が公式なジャンルとして断定したものではありませんが、名前を持たず番号で管理されていた人物という設定や、そおの氏が過去に語っていた「人の感情や精神をキャラクターの人格として表現する」というテーマとは、興味深い重なりが見られます。
世界観複数の知的種族が織りなす宇宙
難破船を探索するSF作品というと、舞台が船の内部だけに限定されているようにも見えますが、『新人類コンプレックス』の背後にはより大きな宇宙設定があります。Steamのストア説明によると、本作には高度な知性と長い寿命を持つ種族や、機械工学に秀でた獣のような種族など、異なる文化・歴史・価値観を持つ複数の存在が登場するとされています。それぞれの種族が抱える歴史や思惑が物語に関わり、一度のプレイだけではすべてが明らかにならない構成になるとも説明されており、難破船で何が起きたのかという謎と、より大きな文明の歴史がどうつながっているのかという謎が、二重に絡み合っている可能性があります。
選択システムとっさの判断と、じっくり考える選択の2種類
物語には複数の選択肢が用意されており、選んだ内容の積み重ねによって異なる結末へ進むマルチエンディング形式が採用されています。特徴的なのは、すべての選択肢が同じ形式ではない点です。Steamの説明によると、即座の判断を求められる場面と、時間をかけてじっくり考えられる場面の両方が用意されているとのことです。実際に公開されているスクリーンショットでも、警告演出とともに「間に合わない」という文字が表示され、限られた時間の中で選択を迫られる画面を確認できます。テキストアドベンチャーの選択肢は画面を止めてじっくり考えられることが多いため、時間制限のある判断を組み合わせることで、プレイヤーがその場の判断で物語に参加している感覚を強める狙いがあると考えられます。

スクリーンショット:Steamストア「新人類コンプレックス」
演出2Dイラストと3D背景が融合するシネマティックな表現
『新人類コンプレックス』は2Dイラストを主体としながらも、背景まで静止画で構成されているわけではありません。そおの氏が描く2Dキャラクターイラストと3D背景を組み合わせ、スチルアニメーション、カメラワーク、照明演出を加えることで、宇宙の静けさや難破船内部の不穏な空気を表現するとSteamで説明されています。
開発を手がけるそおの氏は、大手ゲーム会社でアートディレクターを経験した後、イラスト・漫画・ゲーム制作を中心に活動しているクリエイターです。所属するINCOLOREのクリエイタープロフィールには、『茜さすセカイでキミと詠う』のメインキャラクターデザイン、『ドールズフロントライン』のキャラクターデザインといった実績が掲載されています。ゲーム会社でアートディレクションに携わっていた経歴を踏まえると、『新人類コンプレックス』も1枚ごとのキャラクターイラストだけでなく、画面全体の見せ方まで含めて作り込まれている点に注目したいところです。

スクリーンショット:Steamストア「新人類コンプレックス」
キャストソラリス役は悠木碧さん、音楽はPowerless氏
主人公ソラリスの声を演じるのは、数々の作品で知られる声優の悠木碧さんです。そおの氏が公開したPVでも実際のボイスを確認でき、動画の概要欄には「主人公『CV:悠木碧』のほぼフルボイスが堪能できるテキストアドベンチャーです」と紹介されています。ただし、「ほぼフルボイス」とゲーム全編がフルボイスであることは同じではありません。2026年8月17日時点のSteam対応言語欄では、日本語について「インターフェイス」と「字幕」には対応マークが付いていますが、「フル音声」の欄にはチェックが付いていません。そのため、現時点では主人公ソラリスを中心にボイスが収録されている作品と理解しておくのが安全です。全キャラクターのセリフがどこまで音声化されるかは、今後の発表を待つ必要があります。なお、対応言語は日本語のみで、英語など他言語への対応は2026年8月17日時点で案内されていません。
ゲーム内の楽曲を手がけるのは、独自の音楽性で知られるPowerless氏です。Powerless氏は自身のXで、そおの氏が制作するインディーゲーム『新人類コンプレックス』の音楽制作に参加していることを明らかにしており、SF好きに向けて公開されたPVを紹介しています。Steamのストア説明でも、宇宙の静けさや記憶の残響、登場人物の感情の変化に寄り添う楽曲を目指していることが説明されています。
背景長年温めてきた自主創作がゲームとして実現
『新人類コンプレックス』は、Steamストア公開と同時に生まれた作品ではありません。そおの氏のXでは、少なくとも2023年9月の時点で「新人類コンプレックスno.6」と題した投稿が確認でき、キャラクターを中心とした創作が継続的に発表されてきました。2024年6月には夏のコミックマーケット出展にあわせて『新人類コンプレックス』を「SFファンタジー」と位置づけて紹介する投稿があり、「人の感情や精神をキャラクターの人格として表現している」ことも明かされています。長く育ててきた自主創作の世界観を、プレイヤー自身が探索し選択できるゲームへ拡張したプロジェクトと考えると、今回のSteamページ公開の位置づけが見えてきます。
動作環境推奨GPUはGTX 1070、2D中心の作品としてはやや高め
PCゲームサイトとして気になるのが動作環境です。Steamに掲載されている最低動作環境は、OSがWindows 10/11、CPUがIntel Core i3-6100またはAMD Ryzen 3 1200・FX-4350以上、メモリ8GB、GPUがGeForce GTX 1050 TiまたはRadeon RX 570以上、DirectX 12、ストレージ空き容量20GBです。推奨動作環境はCPUがIntel Core i5-4590またはRyzen 5 1500X以上、メモリ16GB、GPUがGeForce GTX 1070またはRadeon Vega 56以上となっています。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11 | Windows 10/11 |
| CPU | Core i3-6100/Ryzen 3 1200・FX-4350 | Core i5-4590/Ryzen 5 1500X |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 1050 Ti/RX 570 | GTX 1070/Radeon Vega 56 |
| DirectX | Version 12 | Version 12 |
| ストレージ | 20GB | 20GB |
※出典:Steamストアページ「新人類コンプレックス」のシステム要件(2026年8月17日時点)。
最近のAAAゲームと比べれば軽い部類ですが、2Dイラスト中心の一般的なビジュアルノベルを想像すると、意外にGPU要件があると感じるかもしれません。これは、本作が3D背景やカメラワーク、照明演出を利用する構成であることとも一致します。GTX 1070はすでに発売から年数が経過したGPUのため、現在販売されている一般的なゲーミングPCであればスペック面の心配は小さいと考えられます。一方、GPUを搭載していない事務用ノートPCや古い内蔵グラフィック環境については、テキストアドベンチャーだから動くだろうと決めつけない方がよいでしょう。Steam Deckなど携帯型PCでの互換性評価は、2026年8月17日時点のストアページにまだ掲載されていません。
今後の予定発売日・価格は未定、2026年秋に体験版
2026年8月17日時点で、『新人類コンプレックス』の製品版発売日は「近日登場」となっており、具体的な日付や販売価格はまだ公開されていません。一方で、そおの氏が公開したPVの概要欄では、2026年秋に体験版を公開予定であることが明記されています。体験版では、物語の導入だけでなく、3D背景上でどの程度自由に探索できるのか、時間軸の切り替えがどのように操作へ落とし込まれているのか、時間制限つきの選択肢がどの程度登場するのかといった、ゲームシステムの実際の手触りを確認できそうです。
FAQよくある質問
『新人類コンプレックス』は、イラストレーターのそおの氏が長年温めてきた自主創作を土台に、Steamでゲーム化を果たした新作シネマティックSFアドベンチャーです。滅びゆく母星を救うため宇宙へ旅立った科学者ソラリスが、漂流する難破船に不時着し、過去・現在・未来を生きる3人の視点で船内の記憶をたどっていきます。ある時間軸で得た発見が別の時間軸の探索に影響するという構造は、読むだけの物語ではなく、プレイヤー自身が時間を使って謎を解いていく感覚に近いものになりそうです。
主人公ソラリスの声は悠木碧さんが担当し、音楽はPowerless氏。発売日・価格はまだ未定ですが、2026年秋には体験版の公開が予定されています。SFやストーリー重視のアドベンチャーが好きな人は、体験版の公開まで追っておきたいタイトルです。



