Core Ultra 5 245性能レビュー|14コアのゲーム&作業性能をベンチマーク検証
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この記事でわかること
マルチ性能差
シングル性能差
01 / スペック詳細とファミリー内ポジション
| Core Ultra 5 245 主要スペック | |
|---|---|
| アーキテクチャ | Arrow Lake-S(TSMC 3nm) |
| コア / スレッド | 14コア / 14スレッド(6P + 8E) |
| Pコア ベースクロック | 3.5 GHz |
| Pコア ブーストクロック | 5.1 GHz |
| Eコア ブーストクロック | 4.5 GHz |
| L3 キャッシュ | 24 MB |
| 内蔵GPU | Intel Graphics(Xe-core 4基 / 最大1.9GHz) |
| PBP / MTP | 65 W / 121 W |
| 対応ソケット | LGA1851 |
| 対応メモリ | DDR5(最大 DDR5-6400) |
245の立ち位置は235(5.0GHz / MTP 121W)と245K(5.2GHz / MTP 159W)の中間です。ブーストクロックは235より0.1GHz高い5.1GHzに引き上げられていますが、MTPは235と同じ121Wに収まっています。つまり「冷却コストや消費電力はそのまま、クロックだけ少し上乗せした」モデルです。
245Kとの最大の違いはMTP(121W vs 159W)の差。Kモデルは大きな電力枠を使って高クロックを持続させますが、245は発熱・消費電力を優先的に抑えた設計です。
02 / 比較235・245・245K の違いを一覧で確認
| モデル | コア/スレッド | Pコア Boost | MTP | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 235 | 14 / 14 | 5.0 GHz | 121 W | 省電力・静音重視 |
| Core Ultra 5 245(本機) | 14 / 14 | 5.1 GHz | 121 W | 省電力 × 瞬発力 |
| Core Ultra 5 245K | 14 / 14 | 5.2 GHz | 159 W | パフォーマンス重視 |
235 との差:ブーストクロックが0.1GHz高いだけで、MTP・コア数は完全同一です。マルチコア性能差は3〜4%程度にとどまり、アプリ起動・ブラウジング・AIツール応答などシングルスレッドが重要な場面で差が出やすいです。
245K との差:245KはMTPが159Wと大幅に高く、持続的な高クロック動作が可能。マルチコア性能で245Kが245に対して約10〜12%上回ります。その代わり発熱・冷却コスト・電力コストが上昇します。
03 / ベンチマークマルチ・シングル・電力効率の傾向
※以下はパソコン工房NEXMAG(2025年1月実測)・Intel公式スペックをもとにした参考値です。実環境・マザーボード設定により数値は変動します。
📊 Cinebench 2024 — マルチコア
🎯 Cinebench 2024 — シングルコア
⚡ ワットパフォーマンス(マルチ / 1Wあたり)
まとめると「ほぼ245Kのシングル性能、ほぼ235のマルチ性能」。シングルスレッドで245Kとの差が約2〜3%に留まる一方、MTPは38W低く、発熱とランニングコストが抑えられます。動画エンコードや3Dレンダリングなどマルチコアが支配的な用途では、245Kへのステップアップを検討してください。
04 / 結論どんな人に向いているか
✅ 向いている人
- BTO・完成品PCで搭載機を探している人。単体購入よりBTO経由が現実的なルートです。
- 235よりレスポンスを少し上げたい人。同じ冷却コストのまま、シングル性能を小幅に上乗せしたい実務ユーザー向け。
- 245Kの発熱・電力コストを避けたい人。シングルは245Kとほぼ同等でありながら、MTPが38W低く長期コストを抑えられます。
❌ 向いていない人
- 自作PCに単体搭載したい人。国内単体販売がほぼないため、まず235か245Kを優先的に検討してください。
- マルチコア性能を最大化したい人。動画エンコードや3Dレンダリングが目的なら245KかCore Ultra 7 265が適切です。
- コストを徹底的に絞りたい人。マルチ性能が235と誤差の範囲であれば、235のほうがコスパに優れる場合もあります。
Core Ultra 5 245は、「65Wの扱いやすさを維持したまま、シングルスレッドの瞬発力を一段引き上げた中間モデル」です。ただし国内では単体販売がほとんどなく、真価を発揮できる舞台は主にBTO搭載機として届く完成品の中にあります。スペックを見て「いいな」と感じたなら、まずBTOメーカー各社の搭載ラインナップを確認するのが最短ルートです。
05 / 入手方法国内での現実的なルート
BTO・完成品PCで探す
パソコン工房・ドスパラ・マウスコンピューターなどBTOメーカーの搭載モデルを検索するのが最も確実です。CPU選択肢として245が出てくる場合があります。
単体(BOX/バルク)での購入
国内量販店・通販での単体流通はほぼ確認されていません。自作での搭載を希望する場合は、流通の安定している235や245Kを先に検討することを強く推奨します。