Core Ultra 5 245性能レビュー|14コアのゲーム&作業性能をベンチマーク検証

(更新: 2026.3.8)
Core Ultra 5 245性能レビュー|14コアのゲーム&作業性能をベンチマーク検証

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【重要】Core Ultra 5 245は国内での単体販売がほぼありません。
2025年1月に国内発表されましたが、BOX・バルク単品での店頭・通販流通はほとんど確認されていません。主な入手経路はBTO・完成品PCへの搭載です。自作PCへの単体搭載を検討中なら、流通の安定している Core Ultra 5 235245K を先にご検討ください。
vs 235
マルチ性能差
約 +3〜4%
vs 245K
シングル性能差
約 −1〜2%
国内単体販売
ほぼなし

01 / スペック詳細とファミリー内ポジション

Core Ultra 5 245 主要スペック
アーキテクチャArrow Lake-S(TSMC 3nm)
コア / スレッド14コア / 14スレッド(6P + 8E)
Pコア ベースクロック3.5 GHz
Pコア ブーストクロック5.1 GHz
Eコア ブーストクロック4.5 GHz
L3 キャッシュ24 MB
内蔵GPUIntel Graphics(Xe-core 4基 / 最大1.9GHz)
PBP / MTP65 W / 121 W
対応ソケットLGA1851
対応メモリDDR5(最大 DDR5-6400)
ファミリー内ポジション
静音 × 瞬発力
235の兄貴分、245Kのサブ
PBP 65W MTP 121W 5.1GHz Boost BTO中心の流通

245の立ち位置は235(5.0GHz / MTP 121W)と245K(5.2GHz / MTP 159W)の中間です。ブーストクロックは235より0.1GHz高い5.1GHzに引き上げられていますが、MTPは235と同じ121Wに収まっています。つまり「冷却コストや消費電力はそのまま、クロックだけ少し上乗せした」モデルです。

245Kとの最大の違いはMTP(121W vs 159W)の差。Kモデルは大きな電力枠を使って高クロックを持続させますが、245は発熱・消費電力を優先的に抑えた設計です。

02 / 比較235・245・245K の違いを一覧で確認

モデルコア/スレッドPコア BoostMTP特徴
Core Ultra 5 23514 / 145.0 GHz121 W省電力・静音重視
Core Ultra 5 245(本機)14 / 145.1 GHz121 W省電力 × 瞬発力
Core Ultra 5 245K14 / 145.2 GHz159 Wパフォーマンス重視

235 との差:ブーストクロックが0.1GHz高いだけで、MTP・コア数は完全同一です。マルチコア性能差は3〜4%程度にとどまり、アプリ起動・ブラウジング・AIツール応答などシングルスレッドが重要な場面で差が出やすいです。

245K との差:245KはMTPが159Wと大幅に高く、持続的な高クロック動作が可能。マルチコア性能で245Kが245に対して約10〜12%上回ります。その代わり発熱・冷却コスト・電力コストが上昇します。

03 / ベンチマークマルチ・シングル・電力効率の傾向

※以下はパソコン工房NEXMAG(2025年1月実測)・Intel公式スペックをもとにした参考値です。実環境・マザーボード設定により数値は変動します。

📊 Cinebench 2024 — マルチコア

コア数・電力枠の差が出る領域。245と235の差は僅少。
245K(MTP 159W)
約 1,280 pts
245(本機 / 121W)
約 1,160 pts
235(MTP 121W)
約 1,120 pts
Ryzen 5 9600X
約 920 pts

🎯 Cinebench 2024 — シングルコア

クロック差が直接反映される。245が235に対して明確に上回るポイント。
245K(5.2GHz)
約 134 pts
245(本機 / 5.1GHz)
約 130 pts
235(5.0GHz)
約 121 pts
Core i5-14400
約 109 pts

⚡ ワットパフォーマンス(マルチ / 1Wあたり)

MTPが同じ121Wの235・245は、Kモデルより明確に効率が高い。
235
100%(基準)
245(本機)
約 96%
245K
約 83%

まとめると「ほぼ245Kのシングル性能、ほぼ235のマルチ性能」。シングルスレッドで245Kとの差が約2〜3%に留まる一方、MTPは38W低く、発熱とランニングコストが抑えられます。動画エンコードや3Dレンダリングなどマルチコアが支配的な用途では、245Kへのステップアップを検討してください。

04 / 結論どんな人に向いているか

✅ 向いている人

  • BTO・完成品PCで搭載機を探している人。単体購入よりBTO経由が現実的なルートです。
  • 235よりレスポンスを少し上げたい人。同じ冷却コストのまま、シングル性能を小幅に上乗せしたい実務ユーザー向け。
  • 245Kの発熱・電力コストを避けたい人。シングルは245Kとほぼ同等でありながら、MTPが38W低く長期コストを抑えられます。

❌ 向いていない人

  • 自作PCに単体搭載したい人。国内単体販売がほぼないため、まず235か245Kを優先的に検討してください。
  • マルチコア性能を最大化したい人。動画エンコードや3Dレンダリングが目的なら245KCore Ultra 7 265が適切です。
  • コストを徹底的に絞りたい人。マルチ性能が235と誤差の範囲であれば、235のほうがコスパに優れる場合もあります。
総評

Core Ultra 5 245は、「65Wの扱いやすさを維持したまま、シングルスレッドの瞬発力を一段引き上げた中間モデル」です。ただし国内では単体販売がほとんどなく、真価を発揮できる舞台は主にBTO搭載機として届く完成品の中にあります。スペックを見て「いいな」と感じたなら、まずBTOメーカー各社の搭載ラインナップを確認するのが最短ルートです。

05 / 入手方法国内での現実的なルート

✅ 現実的なルート

BTO・完成品PCで探す

パソコン工房・ドスパラ・マウスコンピューターなどBTOメーカーの搭載モデルを検索するのが最も確実です。CPU選択肢として245が出てくる場合があります。

⚠️ 困難なルート

単体(BOX/バルク)での購入

国内量販店・通販での単体流通はほぼ確認されていません。自作での搭載を希望する場合は、流通の安定している235245Kを先に検討することを強く推奨します。

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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。