Core Ultra 200Sは買いか|270K Plusが285Kを10%上回り4万円安い、Ryzenとの選び分けも【2026年9月】
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270K Plus が同じ24コアで10%速く、¥41,744 安い
Intel Core Ultra 200S(Arrow Lake-S)は、2024年10月の発売直後に「ゲーム性能が前世代より落ちた」と評価されました。それから約2年が経ち、KF モデルの追加、価格改定、そして Refresh の投入で並びが変わっています。
いちばん大きいのが Core Ultra 7 270K Plus です。2026年3月26日に発表、国内は4月3日に発売されました。8P+16E の24コアで、フラグシップの285K と同じコア数。ダイ間をつなぐ D2D クロックが2.1GHz から3.0GHz へ引き上げられ、Arrow Lake の弱点だったレイテンシにも手が入っています。
結果として、2,482 pts(Cinebench 2024 マルチ)で285K の2,261 pts を10%上回りながら、価格は ¥41,744 安いという逆転が起きました。この記事では、270K Plus を軸に Core Ultra 200S の買い方を整理します。
目次
結論先に判断の分かれ目だけ
動画編集や3DCG、配信を回すなら Core Ultra 7 270K Plus(¥57,024)です。24コアで Cinebench 2024 マルチ2,482 pts、PassMark も68,464 と、この価格帯では頭ひとつ抜けています。
ゲームだけなら Ryzen 7 9800X3D(¥57,629)です。ほぼ同じ価格ですが、3D V-Cache が効くタイトルでは Arrow Lake 勢では届きません。
予算を1万円下げるなら Core Ultra 7 265K(¥47,924)、さらに下げるなら 245K(¥34,980)。285K(¥98,768)を選ぶ理由は、270K Plus の登場で消えました。
価格いま何がいくらで買えるか
| モデル | コア / スレッド | 最安(2026/9/13) | 立ち位置 |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 270K PlusArrow Lake Refresh | 8P+16E / 24コア | 57,024円 | いまの本命 |
| Core Ultra 9 285Kフラグシップ | 8P+16E / 24コア | 98,768円 | 270K Plus に性能で負ける |
| Core Ultra 7 265KiGPU あり | 8P+12E / 20コア | 47,924円 | 1万円下げるならここ |
| Core Ultra 7 265KFiGPU なし | 8P+12E / 20コア | 46,262円 | GPU を載せるなら |
| Core Ultra 5 250K PlusRefresh の下位 | 6P+12E / 18コア | 38,980円 | 245K の置き換え |
| Core Ultra 5 245Kエントリー | 6P+8E / 14コア | 34,980円 | FHD ゲーミング枠 |
| Core Ultra 5 245KFiGPU なし | 6P+8E / 14コア | 28,118円 | 200S の最安 |
注目したいのは285K と 270K Plus の価格差 ¥41,744 です。コア数は同じ24コアで、性能は後述のとおり270K Plus が上。フラグシップという肩書きだけが残っている状態です。
ベンチマーク270K Plus が285Kを上回ります
スコアは nanoreview の集計(2026年9月13日確認)。仕様は インテル公式の製品仕様、価格は各製品ページの通販最安(2026年9月13日時点)です。
Cinebench 2024 — マルチコア
| CPU | Cinebench 2024 Multi |
|---|---|
| Core Ultra 7 270K Plus¥57,024 | 2,482 |
| Core Ultra 9 285K¥98,768 | 2,261 |
| Core i9-14900K前世代 | 2,086 |
| Core Ultra 7 265K¥47,924 | 2,017 |
| Core Ultra 5 245K¥34,980 | 1,518 |
| Ryzen 7 9800X3D¥57,629 | 1,332 |
PassMark — マルチスレッド
| CPU | PassMark Multi |
|---|---|
| Core Ultra 7 270K Plus24コア | 68,464 |
| Core Ultra 9 285K24コア | 67,230 |
| Core Ultra 7 265K20コア | 58,591 |
| Core i9-14900K前世代 | 58,245 |
| Core Ultra 5 245K14コア | 43,055 |
| Ryzen 7 9800X3D8コア | 39,929 |
Cinebench 2024 — シングルコア
| CPU | Cinebench 2024 Single |
|---|---|
| Core Ultra 7 270K PlusRefresh | 145 |
| Core Ultra 9 285Kフラグシップ | 141 |
| Core Ultra 7 265K20コア | 138 |
| Core Ultra 5 245K14コア | 136 |
| Ryzen 7 9800X3DAMD | 132 |
| Core i9-14900K前世代 | 129 |
マルチもシングルも、270K Plus が Core Ultra 200S の最上位です。285K に対しては Cinebench 2024 マルチで10%、PassMark で2%、シングルでも3%上回ります。価格は ¥41,744 安いので、285K を選ぶ理由が残っていません。
一方でゲームは別の話です。3D V-Cache を積む Ryzen 7 9800X3D は、Cinebench 2024 マルチでは270K Plus の54%にとどまりますが、キャッシュが効くタイトルのフレームレートでは Arrow Lake 勢が届きません。マルチ性能と引き換えにゲームを取るかどうかが、Intel と AMD の分かれ目になります。
Refresh270K Plus で何が変わったか
| 項目 | Core Ultra 7 270K Plus | Core Ultra 7 265K |
|---|---|---|
| コア構成 | 8P+16E / 24コア | 8P+12E / 20コア |
| D2D クロック | 3.0 GHz | 2.1 GHz |
| Cinebench 2024 マルチ | 2,482 | 2,017(−19%) |
| PassMark マルチ | 68,464 | 58,591(−14%) |
| 発売 | 2026年3月26日発表 / 国内4月3日 | 2024年10月 |
| 最安(2026/9/13) | 57,024円 | 47,924円 |
変更点は2つです。E コアが4基増えて24コアになったことと、ダイ間をつなぐ D2D クロックが2.1GHz から3.0GHz へ上がったこと。後者は Arrow Lake が指摘されてきたレイテンシに直接効く部分です。
上位にあたる Core Ultra 9 290K Plus は開発中止が伝えられています。270K Plus と同じ24コア構成で差がクロックだけになり、285K とも近すぎたためです。
つまり LGA1851 の最終形が270K Plus ということになります。次世代の Nova Lake は新ソケット LGA1954 へ移るため、このソケットで CPU を載せ替える余地はここで止まります。
プラットフォームLGA1851 と AM5 の差
| 項目 | LGA1851(Intel) | AM5(AMD) |
|---|---|---|
| 今後の世代 | Refresh で打ち止め | 2029年まで継続 |
| 次世代の移行先 | Nova Lake は LGA1954 | Zen 6 も AM5 |
| メモリ | DDR5 のみ | DDR5 のみ |
| Thunderbolt | Thunderbolt 4 を CPU 統合 | X870 / X870E は USB4 40Gbps が必須 |
| CPU の載せ替え | 270K Plus が最後 | X3D への換装が可能 |
長く使う前提なら AM5 が有利です。LGA1851 は Arrow Lake と Refresh の2世代で終わり、次の Nova Lake ではマザーボードごと入れ替えになります。AM5 は2029年まで継続すると AMD が表明しており、あとから X3D へ載せ替える道が残ります。
ただし「この1台を5年使う」なら差は小さくなります。270K Plus で組んで載せ替えないなら、ソケットの寿命は判断材料から外して構いません。
候補いま選べる4つ


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
完成機270K Plus を積んだゲーミングPC
自作しないなら完成機という手もあります。270K Plus は BTO でも選べます。2026年9月13日時点で、TSUKUMO の G-GEAR とフロンティアに搭載機が並んでいました。
| モデル | CPU | GPU | メモリ / SSD | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 265KF 機この4台で最安 | 265KF | RTX 5060 | 32GB / 1TB | ¥299,000 |
| G-GEAR GE7J-E261B/NT1送料無料・在庫あり | 270K Plus | RTX 5060 Ti 8GB | 32GB / 1TB | ¥329,980 |
| G-GEAR GE7J-M261BH/CP1送料無料・在庫あり | 270K Plus | RTX 5070 | 32GB / 1TB | ¥349,980 |
| フロンティア FRGBZ890/B水冷・送料3,300円別 | 270K Plus | RTX 5080 16GB | 32GB / 2TB | ¥569,800 |
270K Plus 機は ¥329,980 からです。CPU 単体の差額は265KF と ¥10,762 ですが、完成機では GPU やストレージがまとめて一段上がるため、価格差は3万円ほどに広がります。
ここでもフレームレートを決めるのはグラフィックボードです。RTX 5060 Ti と RTX 5070 の差は、CPU の差より大きく出ます。完成機は CPU の型番ではなく、載っている GPU で選んでください。


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注意点買う前に押さえる3つ
総括Refresh で並びが入れ替わりました
Core Ultra 200S は、Refresh の Core Ultra 7 270K Plus(¥57,024)で見方が変わりました。8P+16E の24コアで Cinebench 2024 マルチ2,482 pts、PassMark 68,464。フラグシップの285K(¥98,768)を全指標で上回りながら ¥41,744 安く買えます。
予算を1万円下げるなら265K(¥47,924)、さらに下げるなら245K(¥34,980)。285K を選ぶ理由は、いまは残っていません。
ゲームだけが目的なら Ryzen 7 9800X3D(¥57,629)です。270K Plus とほぼ同じ価格で、キャッシュが効くタイトルでは Intel 勢が届きません。制作も回すなら270K Plus、ゲーム専用なら9800X3Dという切り分けになります。
完成機なら G-GEAR の270K Plus 機が ¥329,980 から。CPU の型番より、載っているグラフィックボードで選ぶほうが結果に近づきます。
- 動画編集・3DCG・配信を回す人(270K Plus で24コア)
- Thunderbolt 4 を CPU 側で使いたい人
- この1台を載せ替えずに5年使う人
- 完成機ですぐ使える構成が欲しい人(G-GEAR は在庫あり)
- ゲーム最優先なら Ryzen 7 9800X3D(ほぼ同価格)
- あとから CPU だけ載せ替えたい人(AM5 は2029年まで)
- 285K を検討していた人(270K Plus のほうが速くて安い)
- 総額を詰めたい人(245KF なら ¥28,118)









