Core Ultra 5 245K vs Ryzen 5 9600X 比較【2026年9月】|総額最安はクーラー付属の9600でした
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総額でいちばん安いのは、クーラーが付く9600でした
価格は価格.com「CPU」一覧・同「マザーボード」一覧・同「CPUクーラー」一覧・同「メモリー」一覧で2026年9月13日に確認した最安値です。スペックはAMD公式「Ryzen 5 9600X」製品ページ・同「Ryzen 5 9600」・同「Ryzen 5 7600X」とインテル公式「Core Ultra 5 245K」仕様ページ・同「Core Ultra 5 245KF」によります。Cinebench・Geekbenchのスコアとfpsは当サイトの実測値です。価格は変動するため、購入前にリンク先で確認してください。
目次
価格下位の9600が9600Xより2,878円安くなりました
この価格帯でいちばん先に押さえるべきなのは、Ryzen 5 9600が上位の9600Xより安く、しかもCPUクーラーが付いてくるという点です。2026年9月13日時点の実売最安を並べます。
| CPU | 実売最安 | 付属クーラー | 9600Xとの差 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| Ryzen 5 7600X Zen 4・6C / 12T | 27,980円 | なし | 6,900円 安い | 前世代の最安AM5 |
| Core Ultra 5 245KF 14C / 14T・内蔵GPUなし | 28,060円 | なし | 6,820円 安い | Intel側の実質的な本命 |
| Ryzen 5 9600 Zen 5・6C / 12T | 32,002円 | Wraith Stealth | 2,878円 安い | 総額では最安になる |
| Ryzen 5 9600X Zen 5・6C / 12T | 34,880円 | なし | 基準 | ゲーム性能の最上位 |
| Core Ultra 5 245K 14C / 14T・内蔵GPUあり | 34,980円 | なし | 100円 高い | マルチ性能の最上位 |
この5機種のうち、CPUクーラーが箱に入っているのは9600だけです。ほかの4機種は別途5,000円前後の空冷を用意することになるため、9600と9600Xの実質的な差は2,878円ではなく8,068円に開きます。9600はクロックが5.4GHzから5.2GHzへ下がるだけの下位版で、コア数もL3キャッシュも9600Xと同じです。詳細はRyzen 5 9600 レビューにまとめています。
245KFは245Kから内蔵GPUを省いただけの型番で、コア構成もクロックもキャッシュも完全に同じです。それでいて6,920円安い28,060円で買えます。グラフィックボードを載せる前提のゲーミングPCなら内蔵GPUは使わないので、Intelを選ぶなら245KFを基準に考えるほうが現実的です。内蔵GPUに意味があるのは、グラフィックボードが故障したときの切り分けや、映像出力なしで単独起動したい場合に限られます。
スペック6コア+大型L3と、14コア+小型L3の対決です
同じ3万円前後でも、AMDとIntelでは設計の方向がまったく違います。AMDは6コアに32MBのL3キャッシュと高クロックを与え、Intelは24MBのL3のまま14コアを詰め込みました。この差がそのままゲームとマルチスレッドの得意不得意に出ます。
| 項目 | Ryzen 5 9600X | Ryzen 5 9600 | Core Ultra 5 245K | Core Ultra 5 245KF |
|---|---|---|---|---|
| アーキテクチャ | Zen 5 / 4nm | Zen 5 / 4nm | Arrow Lake / 3nm | Arrow Lake / 3nm |
| コア / スレッド | 6C / 12T | 6C / 12T | 14C / 14T 6P+8E・HTなし | 14C / 14T 6P+8E・HTなし |
| L3キャッシュ | 32MB | 32MB | 24MB | 24MB |
| 最大ブースト | 5.4 GHz | 5.2 GHz | 5.2 GHz | 5.2 GHz |
| TDP / 最大電力 | 65W / 88W | 65W / 88W | 125W / 159W | 125W / 159W |
| 内蔵GPU | Radeon 2CU | Radeon 2CU | Intel Graphics 4コア | なし |
| 付属クーラー | なし | Wraith Stealth | なし | なし |
| ソケット | AM5 | AM5 | LGA1851 | LGA1851 |
| 実売最安 2026年9月13日 | 34,880円 | 32,002円 | 34,980円 | 28,060円 |
マザーボードはASRock B650M Pro RS(AMD)とGIGABYTE B860 DS3H(Intel)、メモリはDDR5-6000 32GB(16GB×2・EXPO / XMP有効)、グラフィックボードはRTX 4090、CPUクーラーはSCYTHE MUGEN6 BLACK EDITION、OSはWindows 11 24H2です。Arrow Lake側は最新のマイクロコードと200S Boostプロファイルを適用済み。ゲームのfpsは1080p・最高設定で60秒以上の安定区間の平均、CinebenchとGeekbenchは30分連続負荷後の安定スコアを採用しています。
ゲーム差は13%にも35%にもなります。遊ぶタイトル次第です
まず6タイトルの平均から見ます。RTX 4090+1080p最高設定という、CPUの差がいちばん大きく出る条件での測定です。
| 6タイトル平均fps 1080p最高設定・RTX 4090 | 平均fps |
|---|---|
| Ryzen 5 9600X 基準 | 239 |
| Ryzen 5 9600 −2.5% | 233 |
| Ryzen 5 7600X 前世代 / −6% | 225 |
| Core Ultra 5 245K 245KFも同値・−18% | 195 |
平均では9600Xが245Kを23%上回ります。ただしこの数字をそのまま受け取ると判断を誤ります。内訳を見ると、差はごく一部のタイトルに集中しているためです。
タイトル別に見ると、差は2本のゲームに偏っています
| タイトル | 9600X | 245K | 差 | 差が出る理由 |
|---|---|---|---|---|
| FF14 黄金のレガシー MMO | 298 fps | 220 fps | +35% | 混雑シーンで参照データがL3に収まらなくなる |
| CS2 競技系FPS | 402 fps | 300 fps | +34% | 高fps帯ではキャッシュ待ちが毎フレーム効く |
| フォートナイト FPS | 330 fps | 282 fps | +17% | 240Hz帯では効くが144Hzでは両方が上限 |
| ホグワーツ・レガシー アクション | 115 fps | 100 fps | +15% | 街中の描画オブジェクトが増える場面で開く |
| サイバーパンク2077 FPS | 195 fps | 172 fps | +13% | GPU寄りの負荷配分でCPU差が薄まる |
| 黒神話:悟空 RPG | 95 fps | 97 fps | −2% | マルチスレッド寄りで245Kがわずかに勝つ |
平均23%という数字は、CS2(+34%)とFF14(+35%)の2本が押し上げたものです。この2本だけの平均は9600Xが350fps、245Kが260fpsで35%差。残る4タイトルの平均は9600Xが184fps、245Kが163fpsで13%差にとどまります。CS2やFF14を毎日遊ぶならAMDを選ぶ意味は大きく、そうでないなら価格差のほうが効いてきます。判断の分かれ目は「自分がどのゲームに時間を使っているか」です。
解像度を上げると、この差はさらに縮みます。WQHD(1440p)ではグラフィックボード側が先に上限に達するため差はおよそ半分、4Kではほぼ横並びになります。FHDで144Hz以上を狙う人ほどCPU選びが結果に直結し、4Kで60fps前後を目指すなら245KFでも困りません。
マルチ245Kの優位は、測るベンチで23%から52%まで振れます
ゲームで負けた245Kも、全コアを使い切る作業では立場が逆転します。ただし「何倍速い」の答えはベンチマークによって大きく変わるため、自分の用途に近いものを見る必要があります。
| ベンチマーク | Core Ultra 5 245K | Ryzen 5 9600X | 差 |
|---|---|---|---|
| Cinebench 2024 Multi 純粋なレンダリング | 1,484 pts | 978 pts | 245K +52% |
| Cinebench R23 Multi 旧版レンダリング | 25,188 pts | 17,689 pts | 245K +42% |
| Geekbench 6 Multi 混在ワークロード | 17,766 | 14,418 | 245K +23% |
| Cinebench 2024 Single 単コア | 134 pts | 133 pts | ほぼ同等 |
| Geekbench 6 Single 単コア | 3,048 | 3,291 | 9600X +8% |
52%差が出るのはCinebenchのように全コアを100%使い切り続ける処理です。3DCGのレンダリングや長尺動画の書き出しはこれに当たります。一方、ブラウザ・圧縮・画像処理・ビルドなどが混ざるGeekbench 6では差は23%まで縮みます。単コア性能は9600Xのほうが8%速いため、ふだんの操作感では245Kが速いと感じる場面はほとんどありません。Ryzen 5 9600はCinebench 2024 Multiで955ptsと9600Xの2%落ちにとどまります。
配信については、エンコード方式で結論が変わります。NVENC(グラフィックボード側でのエンコード)ならCPU負荷はほぼ発生しないので9600 / 9600Xで十分です。x264(CPU側でのエンコード)で配信するなら14コアの245K / 245KFが有利になります。判断の目安は「配信中のCPU使用率が常時50%を超えるかどうか」で、超えないなら245Kを選ぶ理由にはなりません。8コアが要るならRyzen 7 9700X 性能レビューも選択肢です。
電力年間の電気代差は453円で、判断材料にはなりません
TDPは125Wと65Wで倍近い開きがありますが、ゲーム中の実消費はカタログ値ほど離れていません。Arrow Lakeは前世代のRaptor Lakeから電力効率を大きく改善しています。
| 項目 | Core Ultra 5 245K / 245KF | Ryzen 5 9600X / 9600 |
|---|---|---|
| ゲーム中のCPU消費電力 | 約70〜80W | 約55〜70W |
| 全コア負荷時 | 約150W 159W MTP | 約88W 88W PPT |
| ゲーム中のCPU温度 空冷・室温25℃ | 約60〜68℃ | 約50〜60℃ |
| 現実的なクーラー | 5,000円台のサイドフロー型 | 付属品または3,000円台 |
| 年間の電気代 1日4時間・31円/kWh | 3,395円 | 2,942円 |
1日4時間・31円/kWhで計算すると、年間の電気代は245Kが3,395円、9600Xが2,942円で差は453円。5年使っても2,265円です。このあと見るとおり245KF構成は9600X構成より7,400円安いので、電気代の差だけでその初期差額に追いつくには16年かかる計算になります。Intelを避ける理由として電気代を挙げるのは、この世代では成り立ちません。判断材料になるのはクーラー代のほうです。
総額同じ条件で積み上げると、9600構成が最安になります
CPU単体の価格だけでは結論が出ません。マザーボードとCPUクーラーとメモリまで同じ条件で積み上げると、順位が入れ替わります。マザーボードは各プラットフォームの最安クラス、クーラーはSCYTHE MUGEN6 BLACK EDITION、メモリはDDR5-6000の32GB(16GB×2)で全構成そろえました。
| 構成 | CPU | マザーボード | クーラー | 総額 | fps単価 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 5 9600 平均233 fps | 32,002円 | 15,980円 B650M | 0円 付属 | 118,782円 | 19.6 |
| Core Ultra 5 245KF 平均195 fps | 28,060円 | 15,400円 B860M | 5,190円 | 119,450円 +668円 | 16.3 |
| Ryzen 5 7600X 平均225 fps | 27,980円 | 15,980円 B650M | 5,190円 | 119,950円 +1,168円 | 18.8 |
| Core Ultra 5 245K 平均195 fps | 34,980円 | 15,400円 B860M | 5,190円 | 126,370円 +7,588円 | 15.4 |
| Ryzen 5 9600X 平均239 fps | 34,880円 | 15,980円 B650M | 5,190円 | 126,850円 +8,068円 | 18.8 |
メモリはDDR5-6000 32GB(16GB×2)70,800円を全構成に共通で加算。fps単価は6タイトル平均fpsを総額1万円で割った値です。
クーラー代が乗らないぶん、9600構成の118,782円が5構成で最安です。前世代の7600X構成より1,168円安く、それでいて平均fpsは233対225で9600のほうが上。「安く組むなら前世代のZen 4」という2025年の定石は、この価格帯では成り立たなくなりました。fps単価でも9600の19.6が最高で、9600Xと7600Xの18.8、245KFの16.3、245Kの15.4が続きます。
245KF構成は119,450円で9600構成との差はわずか668円ですが、ゲームでは平均195fpsと9600の233fpsに16%届きません。同じ金額でゲーム性能を買うなら9600です。245KFに意味があるのは、Cinebenchで52%の差が出るレンダリングや長尺の動画書き出しを日常的に回す場合に限られます。両方を高い水準で求めるなら、この価格帯ではなく上位のCore Ultra 7 vs Ryzen 7の帯まで上げるのが現実的です。
寿命マザーボードを使い回す前提ならAM5が読みやすい
3〜5年使うつもりなら、同じマザーボードで次のCPUに載せ替えられるかも判断材料になります。ここは現時点で公表されている情報の量に差があります。
| 項目 | AM5(AMD) | LGA1851(Intel) |
|---|---|---|
| 登場 | 2022年・Zen 4世代 | 2024年・Arrow Lake世代 |
| 対応世代 | Zen 4・Zen 5・Zen 6 | Arrow Lake・Arrow Lake Refresh |
| 公表済みのサポート | 2027年以降まで継続 AMDが表明済み | 後継の公表なし Refreshが最後の対応世代 |
| 載せ替えの現実性 | BIOS更新でZen 6へ | 同世代内での上位移行のみ |
| いま載せ替えるなら | 9700X・9800X3Dへ換装可 | 265K・270K Plusへ換装可 |
AMDはAM5について2027年以降までの継続サポートを表明しています。LGA1851は2024年のArrow Lakeで登場し、2026年3月のArrow Lake Refresh(250K Plusなど)が現時点で最後の対応世代です。後継ソケットについてインテルは正式なロードマップを出していないため、「マザーボードを残してCPUだけ替える」計画を立てるなら、いま確定している情報が多いのはAM5のほうになります。両ソケットの互換性はLGA1851とAM5、どっちが正解?で詳しく比べています。
結論遊ぶタイトルと、レンダリングをするかで決まります
2026年9月13日時点の価格関係をふまえた判断基準です。
- とにかく総額を抑えたい(118,782円で5構成中の最安)
- CS2・FF14・フォートナイトを遊ぶ(245Kに17〜35%差をつける)
- クーラー選びで悩みたくない(Wraith Stealthが付属する)
- 初めて自作する(箱を開けてすぐ組める)
- 3〜5年後にCPUだけ載せ替えたい(AM5で9800X3Dまで届く)
- レンダリングや長尺の動画書き出しが日課なら245KF(Cinebenchで52%差)
- 240Hzで最後の数fpsまで詰めたいなら9600X(平均で2.5%上)
- x264で配信する(14コアの245K / 245KFが有利)
- すでにLGA1851のマザーボードを持っている(245KFで据え置き)
- ゲームで上をねらうなら9800X3D(この帯を超える投資になる)
「Intelか AMDか」ではなく、「CS2やFF14に時間を使うか」「全コアを使い切る作業を日常的に回すか」の2問で決まります。どちらもノーなら、差は13%まで縮むので総額の安い構成を選ぶのが合理的です。9600Xの詳細はRyzen 5 9600X 徹底解説、上の価格帯はゲーミングCPU おすすめランキングで俯瞰できます。
製品4機種と、組み合わせるパーツ
CPUの4択と、AM5で組む場合に必要なパーツを分けて挙げます。
CPUを決める|総額とマルチ性能で割れる4択

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
もう1つの選択肢と、AM5で組む周辺パーツ


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
本文で使っている価格は価格.comで2026年9月13日に確認した全店舗の最安値です。上のカードはAmazonの商品ページへリンクしているため、販売元によっては本文の金額より高いことがあります。とくに正規代理店保証付きの取り扱いは割高になりやすいので、購入前にリンク先で実際の販売価格を確認してください。
FAQよくある質問
Ryzen 5 9600の実売最安が32,002円まで下がり、上位の9600Xより2,878円安くなりました。Wraith Stealthクーラーが付属するため、CPU+マザーボード+クーラー+メモリを同じ条件で積み上げた総額は118,782円で今回の5構成のうち最安です。コスパ枠とされてきた前世代の7600X構成を1,168円下回り、しかも6タイトル平均fpsは233対225で上回ります。
Core Ultra 5 245Kとのゲーム性能差は6タイトル平均で23%ですが、その差はCS2とFF14の2本が作っており、残り4タイトルでは13%まで縮みます。逆にマルチスレッドでは245Kが優位で、こちらも測るベンチによってGeekbench 6の23%からCinebench 2024の52%まで振れます。どちらの数字を見るかで結論が変わる価格帯なので、平均値だけで決めないでください。
判断は2問で足ります。CS2やFF14に時間を使うか。全コアを使い切る作業を日常的に回すか。前者がイエスなら9600、後者がイエスなら245KF、どちらもノーなら総額のいちばん安い9600です。年間453円の電気代差やマザーボードの580円差は、この判断に影響しません。ほかの価格帯はゲーミングCPU おすすめランキング、上位帯の同じ構図はCore Ultra 7 vs Ryzen 7で比べています。









