Core Ultra 5 245K性能レビュー|14コアのゲーム&作業性能をベンチマーク検証
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
Core Ultra 5 245KはArrow Lake-S世代のエントリー〜ミドル帯K付きCPUで、6基のLion Cove Pコアと8基のSkymont Eコアを組み合わせた14コア14スレッド構成を持ちます。前世代Core i5-14600Kのように20スレッドを持つのではなく、ハイパースレッディング(HT)を廃止して物理コアの実行効率を高めた新設計です。2024年10月25日にリリースされ、IPC向上と大幅な電力効率改善を実現しました。
本モデルで特筆すべきは、K付き(OC対応)CPUでありながらMTP(最大ターボパワー)が159Wに抑えられている点です。上位のCore Ultra 7 265K・Core Ultra 9 285KがMTP 250Wであるのに対し、91Wも低く設定されており、中クラス空冷や240mm水冷で常用できる現実的な熱設計枠を実現しています。この特性は「静音ミドルタワーでKモデルのクロック性能を活かしたい」という新しいニーズに応える独自ポジションです。
また2026年3月26日にArrow Lake RefreshとしてCore Ultra 5 250K Plus(18コア・$199・MTP 159W同等)が海外で発表されましたが、2026年4月時点で日本市場ではまだ未発売・正式な発売時期も未定です。海外での存在は無視できませんが、国内で選べるArrow Lake-KモデルはRefresh前の245K・265K・285Kに限られる状況です。本記事ではIntel公式仕様・Tom’s Hardware・TechSpot・GamersNexus・Puget Systems等の実測値と2026年4月時点の国内実勢価格をもとに、「今あえて245Kを選ぶ意味があるか」に正面から向き合います。MTP 159Wの技術的意味、14600Kからの世代進化、9600X/9800X3Dとのゲーム性能差、そして国内未発売の250K Plusとの将来的な関係まで、購入前に知るべき全てをまとめました。
先に結論:Core Ultra 5 245Kは「前世代14600Kから電力効率を大幅改善した14コアのK付きCPU」として優秀ですが、2026年4月時点の評価は用途によって大きく分かれます。ゲーム性能ではRyzen 5 9600XやRyzen 7 9800X3Dに明確に劣る一方、クリエイティブ・電力効率では14600K世代より大幅進化しています。海外では上位互換のCore Ultra 5 250K Plus(Arrow Lake Refresh)が既に発売済みですが、国内では未発売・発売時期も未定のため、当面の日本市場では「Arrow Lake世代ミドルK付き」の選択肢として245Kが最有力のままです。ゲーム重視なら9600X・9800X3D、マルチ・静音重視なら245Kという棲み分けで判断してください。
目次
01 / スペック詳細と用途別おすすめ度
Core Ultra 5 245Kは265K・285Kと共通のArrow Lake-Sアーキテクチャを採用しますが、コア構成を6P+8Eに削減してダイ面積と電力を小さく調整した設計です。L3キャッシュは24MBで、265・285K・285とくらべても最も少なく、ゲーム性能への影響が出る要素になっています。
最大の魅力は「14600Kと同じ物理コア構成(6P+8E)で消費電力を大幅に抑えた」点で、常用負荷での温度・ファン騒音・電気代で明確にメリットが出ます。ただし2026年4月時点では、同ソケットでRefresh世代の250K Plus(18コア・$199)が競合として現れ、純粋な新規購入者からは「なぜ245Kを選ぶのか」が問われる状況になっています。
02 / 電力MTP 159W — K付きで異例の低さの意味
245Kの最大の個性は、K付きCPUでありながらMTP(最大ターボパワー)が159Wに抑えられている点です。これは上位モデルのCore Ultra 7 265K(MTP 250W)や Core Ultra 9 285K(MTP 250W)から91Wも低く、K付きのCPUとしては異例の数値です。
| モデル | コア構成 | PBP / MTP | OC |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 245K | 6P + 8E = 14C | 125W / 159W | 可 |
| Core Ultra 7 265K | 8P + 12E = 20C | 125W / 250W | 可 |
| Core Ultra 9 285K | 8P + 16E = 24C | 125W / 250W | 可 |
| Core i5-14600K(前世代) | 6P + 8E = 14C | 125W / 181W | 可 |
このMTP 159Wは単なる仕様上の低さではなく、P6+E8構成ダイ面積・TSMC N3Bプロセスの電力効率・タイル構造による熱設計余裕の3要素から導かれた設計パラメータです。14600KのMTP 181Wから22Wも削減されており、Cinebench R23マルチ時の消費電力は平均123W・ピーク76℃程度で推移します。
この低さは「240mm水冷やDeepCool AK620クラスの空冷で完全に冷却できる」ことを意味し、360mm水冷を必要とする上位K付きとは別次元の運用コスト・静音性を実現します。K付きでありながら空冷ミドルタワーに収まる唯一のArrow Lake-Kは245Kのみ、という独自性があります。
03 / 世代進化14600K からの定量的な変化
245Kは前世代Core i5-14600Kの直接後継にあたり、同じ6P+8E構成を維持しています。スレッド数は20→14に減少したものの、IPC向上・キャッシュ階層改善・電力効率の大幅向上を果たしました。
| 項目 | Core i5-14600K | Core Ultra 5 245K |
|---|---|---|
| コア / スレッド | 6P + 8E = 14C / 20T | 6P + 8E = 14C / 14T(HT廃止) |
| Pコア最大ブースト | 5.3 GHz | 5.2 GHz(-0.1 GHz) |
| IPC(Lion Cove) | Raptor Cove 基準 | +9%(Pコア) |
| L3キャッシュ | 24 MB | 24 MB(据え置き) |
| MTP(最大ターボパワー) | 181 W | 159 W(−22W) |
| Cinebench R23 マルチ | 約 32,400 | 約 33,842(+4〜11%) |
| Cinebench R23 シングル | 約 1,830 | 約 2,084(+14%) |
| Blender レンダリング時間 | 基準値 | −7.4%短縮 |
| 1080p ゲーム平均FPS | 基準値 | −5〜6%劣勢 |
| フルロード消費電力 | 約 210 W | 約 150 W(−28.8%) |
| NPU | 非搭載 | Intel AI Boost 13 TOPS 搭載 |
世代進化のまとめ:「性能アップではなく効率アップの世代交代」が最も正確な表現です。マルチ性能は+4〜11%、シングルは+14%で確実に進化していますが、ゲーム性能は逆に5〜6%劣勢という構造的問題を抱えています。これはArrow Lake全体のオフダイメモコン・L3レイテンシ増加という設計課題が原因で、ゲーム用途で14600Kからの積極的なアップグレード理由にはなりにくい点です。
一方、消費電力28.8%減・温度10.6%低下・NPU新搭載という改善は明確で、クリエイティブ作業・静音運用を重視するなら245Kに魅力が残ります。
04 / ベンチマーク実測値と競合CPU比較
TechPowerUp・PassMark・Tom’s Hardware・TechSpot・GamersNexus・Puget Systems等の公開値を集計(2026年4月時点)。BIOS最新・Windows 11 24H2・マイクロコード0x114適用後の環境が前提です。
Cinebench R23 — マルチコア
Cinebench 2024 — シングルコア
1080p 主要ゲーム平均FPS(RTX 5090組み合わせ参考値)
Puget Systems Premiere Pro スコア
フルロード時 実消費電力(Cinebench R23)
総評:マルチ・シングル・クリエイティブ性能では9600Xを明確に上回り(マルチ+29%)、前世代14600Kとも渡り合える実力があります。一方、ゲーム性能では9600Xに10%、9800X3Dに28%劣勢となり、ゲーム主用途には不向きです。電力効率は265K・14600K比で大きく改善し、240mm水冷または高性能空冷で常用できる設計になっています。
05 / OCオーバークロックの実際とNDA後の実態
245Kは倍率アンロックのK付きですが、OC耐性は前世代14600Kより伸び代が限定的です。GamersNexusやSkatterBencher等の実測によれば、日常使用レベルの倍率・電圧設定で得られる性能向上は1〜2%程度にとどまります。
| OC条件 | 動作クロック | 性能向上・備考 |
|---|---|---|
| 定格(PBO / APO 有効) | Pコア Max 5.2 GHz | 基準値 |
| Pコア全コア固定OC | 約 5.0〜5.2 GHz | シングルスレッド維持+マルチわずかに改善(1〜2%) |
| Pコア軽量OC(1コア5.4GHz) | 5.4 GHz 安定動作 | SkatterBencher実測、1.376V 常用可 |
| 極限OC(AIO必須) | 最大 5,633 MHz | ASUS ROG Strix Z890-I + AIO使用、ベンチ記録用 |
| 200S Boost(DDR5-7200対応) | メモリOC設定 | 一部タイトルでゲーム性能数%改善 |
245Kは「Pコア全コア5.0GHz付近が実用的な上限」で、14600Kが比較的伸びやすかったのと対照的に、Arrow Lake世代のOC耐力は控えめです。発熱と電力の余裕はありますが、メモリコントローラのオフダイ化による遅延の制約が残り、OCで得られる実利は小さくなっています。
「K付きを買ってガッツリOCしたい」というニーズには、同じ出費でCore Ultra 7 265Kや285Kに回したほうが満足度が高いのが実情です。245Kは「OC機能は手元にあるが、使わなくても良い」と理解して選ぶのが正解です。
06 / Refresh250K Plus(海外発売)と日本市場の現状
2026年3月26日、Arrow Lake RefreshのCore Ultra 5 250K Plusが海外(米国など)で$199で発売されました。245Kの立ち位置を大きく変える可能性のある新製品ですが、2026年4月時点で日本国内では正式発売されておらず、国内流通時期・価格も未定です。
日本未発売の現状:Core Ultra 5 250K Plusは2026年3月26日時点で海外発売されたArrow Lake Refreshのミドル帯モデルですが、国内正規流通は2026年4月現在まだ開始されていません。価格.com・Amazon.co.jp・TSUKUMO・ドスパラ等の主要販売チャネルに製品登録が確認できず、Intel Japan・各代理店からの正式な発売アナウンスも出ていない状況です。並行輸入での入手は可能ですが、メーカー保証の対象外になるリスクがあります。
日本国内でArrow Lake-KのミドルCPUを2026年4月に新規購入する場合、事実上245Kがこのクラス唯一の選択肢となっています。
| 項目 | Core Ultra 5 245K | Core Ultra 5 250K Plus(2026春) |
|---|---|---|
| コア構成 | 6P + 8E = 14C/14T | 6P + 12E = 18C/18T(+4E) |
| L3キャッシュ | 24 MB | 30 MB(+6MB) |
| Pコア最大 | 5.2 GHz | 5.3 GHz(+100MHz) |
| PBP / MTP | 125W / 159W | 125W / 159W(同等) |
| メモリ | DDR5-6400 | DDR5-7200(XMP対応) |
| 米MSRP | $309 | $199(245Kより$110安) |
| Cinebench 2024 Multi | 基準 | +25% |
| Blender レンダリング | 基準 | +45% |
| 1080p ゲーム平均 | 基準 | +9% |
海外では250K Plusが上位互換:海外の実勢価格では250K Plus $199 vs 245K $240前後と逆転済みで、同じMTP 159W枠で4Eコア追加・L3 +6MB・DDR5-7200対応を実現し、性能は全面的に勝つ構図です。国内で250K Plusが発売される時期には同様の再評価が必要になりますが、2026年4月時点の日本市場では245Kが現役のArrow Lake-Kミドル選択肢として機能しています。将来国内発売・価格逆転が発生した段階で改めて比較検討する、という温度感で捉えてください。
07 / 比較245無印・250K Plus・9600X・9800X3D との棲み分け
| モデル | コア構成 | PBP/MTP | ゲーム | マルチ | 価格(2026/4) |
|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 245K14コア・低MTP | 14C/14T (6P+8E) | 125/159W | △ | ○ | ¥33,980 |
| Core Ultra 5 245(無印)65W・クーラー付属 | 14C/14T | 65/121W | △ | ○ | 約¥28,000 |
| Core Ultra 5 250K Plus海外発売・日本未発売 | 18C/18T (6P+12E) | 125/159W | ○ | ◎ | 日本未発売 (海外$199〜) |
| Core Ultra 7 265K上位20コア | 20C/20T | 125/250W | ○ | ◎ | ¥46,700 |
| Ryzen 5 9600XAM5・6コアゲーム寄り | 6C/12T | 65/105W | ○ | △ | 約¥35,000 |
| Ryzen 7 9800X3Dゲーム最強X3D | 8C/16T | 120W | ◎◎ | ○ | ¥60,000〜 |
245無印との比較:同じ14コア構成で、無印は65W / 121W制限+OC不可+Laminar RM2付属。K付きの245Kのほうがクロック・OC機能で優位ですが、クーラー別売を加味すると価格差は縮まります。OCしないなら無印のほうが総合的にコスパが高い場面もあります。
250K Plusとの比較:前述の通り、Refresh世代で性能上・価格下と全面的に上位互換です。Arrow Lake系を新規で選ぶなら250K Plusが最優先です。
Ryzen 5 9600Xとの比較:6C/12Tの構成でマルチは245Kに劣りますが、ゲーム性能では9600Xが10%前後上で、消費電力も100W程度と低め。1080p競技系を軸にするなら9600Xのほうが快適です。
Ryzen 7 9800X3Dとの比較:価格帯は$60,000クラスと245Kの倍近くですが、ゲームでの差は28%と圧倒的。ゲーム主用途なら$24,000追加で9800X3Dが正解です。
08 / 価格2026年4月実勢価格と購入時の注意
国内BOX版(正規流通)
- 流通価格.com / ドスパラ / ツクモ / ark
- 保証3年(正規流通)
価格動向:発売時のMSRP $309から、2026年4月時点では最安 ¥33,980 で落ち着いています。iGPU非搭載の245KF(ディスクリートGPU必須)が ¥31,980 とさらに安く、グラフィックボード前提で自作するならKF版が約2,000円のコストダウンになります。ただし、同じ$199前後の実勢価格に下がりつつある250K Plusのほうが性能上・価格下のため、購入前に必ず両者の実勢価格を比較してください。
Core Ultra 5 245K BOX の購入候補


09 / 構築例マザーボードと推奨構成
Core Ultra 5 245KはLGA1851対応のZ890・B860・H810マザーボードで動作します。OCを積極的に行うならZ890、コスト重視ならB860が合理的です。
推奨マザーボード

17万円前後で組む静音ミドル構成例(GPU別売)
2026年4月時点の注意:メモリ・NVMe SSDを中心にPCパーツ全般が高騰しています。DDR5 32GBは1年前比2〜3倍、1TB NVMe Gen4も約2倍の水準です。
| パーツ | 製品例 | 価格目安 |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 245K BOX(クーラー別売) | 約33,980円 |
| マザーボード | GIGABYTE B860 DS3H | 約14,000円 |
| メモリ | DDR5-6000 16GB×2 CL30 | 約63,000円 |
| SSD | NVMe Gen4 1TB | 約30,000円 |
| CPUクーラー | 虎徹MARK III / DeepCool AK620 | 約4,000〜6,000円 |
| 電源 | 650W 80PLUS GOLD(ATX 3.1) | 約12,000円 |
| ケース | ミドルタワー(静音重視) | 約10,000〜15,000円 |
| 合計目安(GPU別) | 約166,980〜173,980円 | |
GPUをRTX 5060 Ti(約11万円)と組み合わせれば合計約28万円のミドルクリエイティブ機、RTX 5070(約13万円)なら合計30万円前後のバランス機になります。245KはMTP 159Wなので、付属なしの価格を加味しても虎徹MARK IIIクラスの空冷で十分冷却可能です。
10 / 結論買うべき人・避けるべき人
買うべき人
- 静音ミドルタワー構成でK付きの余裕が欲しい人。MTP 159WなのでNoctua NH-D15 G2やDeepCool AK620など高性能空冷で完全冷却でき、360mm水冷の必要がない珍しいK付きです。
- 14600Kからの世代更新で電力効率を重視する人。同じ6P+8E構成で消費電力28.8%減、温度10.6%低下、NPUも新搭載と、静音性・寿命面で明確なアドバンテージがあります。
- 動画編集・写真現像などマルチスレッドワークが中心の人。Puget Premiere Proで9700X比+14%、Blenderで9700X比-7%短縮と、ゲームを除くクリエイティブ用途で優秀な実力を発揮します。
- 245KF(iGPU無し)を激安で入手できた人。iGPU非搭載モデルは¥31,980前後でさらに安く、ディスクリートGPU前提なら十分検討の余地があります。
避けるべき人
- Arrow Lake Refreshの海外個人輸入を検討する人。Core Ultra 5 250K Plus(18コア・DDR5-7200対応・海外$199)が海外で性能上・価格下の上位互換として登場しています。ただし2026年4月時点で日本未発売・国内保証対象外のため、並行輸入のリスクを理解できる上級者向けです。国内正規販売の245Kのほうが保証面では安心です。
- 1080p競技系ゲームを最高FPSで遊びたい人。L3 24MBはRyzen 7 9800X3D(96MB)に構造的に敵わず、Ryzen 5 9600Xよりも10%前後劣勢です。ゲーム用途なら9600X・9800X3Dを選んでください。
- 積極的なオーバークロックを楽しみたい人。Pコア全コアで5.0GHz付近が実用上限で、OCによる性能向上は1〜2%程度と限定的です。OC重視ならCore Ultra 9 285Kか265Kを検討してください。
- 長期プラットフォーム投資を重視する人。LGA1851はArrow Lake Refresh世代で終了し、Nova Lake(2026年後半〜2027年)は新ソケットLGA1954で登場予定。CPUアップグレードパスはほぼないため、AM5(2027年頃までサポート継続予定)も検討してください。
11 / FAQよくある質問
Q1. Core Ultra 5 245Kと250K Plus、どちらを買うべきですか?
250K Plusは海外では2026年3月26日に発売された上位互換モデル(18コア・L3 30MB・DDR5-7200対応・$199)ですが、2026年4月時点で日本国内では未発売・発売時期も未定です。国内で正規流通として新規購入できるArrow Lake-Kミドルは現時点で245Kが唯一の選択肢になります。将来250K Plusが国内発売された段階で両者を比較検討してください。並行輸入は保証面のリスクがあるため、推奨はしません。
Q2. 245Kと245(無印)のどちらを選ぶべきですか?
OCしないなら245無印のほうが付属クーラー付き・価格5,000円程度安い・MTP 121Wでさらに省電力と、一般用途で有利です。245Kを選ぶのは「OC機能を使う予定がある」「MTP 159Wを最大限活かしたい」といった明確な理由がある場合に限られます。
Q3. 1080pゲーミングでどの程度の性能が出ますか?
RTX 4090/5090と組み合わせれば平均170fps前後、Ryzen 5 9600Xに10%前後劣勢、9800X3Dに28%劣勢が目安です。対戦FPS中心なら9600X・9800X3Dのほうが確実に快適です。
Q4. Core i5-14600Kからの買い替えは価値がありますか?
マルチ性能+4〜11%・電力効率+28.8%・NPU搭載という改善はありますが、ゲーム性能は5〜6%劣勢になります。マザーボード・DDR5・電源の刷新コストを考えると、ゲーム目的での買い替えは見送り推奨、クリエイティブ重視・静音化なら検討の価値があります。
Q5. OC(オーバークロック)でどこまで伸ばせますか?
Pコア全コア固定5.0GHz付近が実用上限で、極限OCでも5.6GHz程度。得られる性能向上は1〜2%と限定的です。Arrow Lake世代はメモコンのオフダイ化により、OC耐力が前世代より低くなっています。
Q6. 付属クーラーは何が付属しますか?
K付き(245K)はクーラー付属なし、別途購入が必須です。MTP 159Wなので虎徹MARK III(約4,000円)やDeepCool AK620(約6,000円)で十分冷却できます。
Q7. Z890マザーボードは必要ですか?B860で動きますか?
B860でOCを含めて問題なく動作します。MTP 159Wでは高耐性VRMは不要で、B860 DS3H(約1.4万円)など安価なモデルで十分です。OCをしない・将来270K Plus等に換装予定もないなら、B860が最もコスパ優秀です。
Q8. iGPU無しの245KFと、iGPU付きの245K、どちらを選ぶべきですか?
ディスクリートGPU前提ならKFで約2,000円のコストダウンが可能です。iGPU(Xe-LPG)は簡単なトラブルシューティング時や、GPU非搭載で一時的に起動したい場合に役立つため、「GPU故障時の保険が欲しい」なら245K、「絶対にGPU搭載前提」ならKFが選べます。
Core Ultra 5 245Kは「Arrow Lake世代の14コアK付きミドルCPUとして、電力効率と静音性で独自の価値を持つ」モデルです。前世代14600Kから消費電力28.8%減・NPU新搭載・Lion CoveのIPC向上という進化を遂げ、MTP 159WでK付きながら240mm水冷や高性能空冷で完全冷却できる珍しい設計になっています。海外では Arrow Lake Refresh「Core Ultra 5 250K Plus」(18コア・DDR5-7200・$199)が性能上・価格下の上位互換として登場していますが、2026年4月時点で日本では未発売・発売時期未定のため、国内正規流通で新規購入できるArrow Lake-Kミドルは実質245Kのみです。ゲーム用途ではRyzen 7 9800X3Dや9600Xのほうが合理的で、245Kはクリエイティブ・静音・電力効率を優先する用途に適しています。250K Plusの国内発売が始まった際には改めて比較検討してください。


