Core Ultra 5 245K 性能レビュー【2026年9月版】|同額で18コアの後継が出て、選ぶ条件が狭まりました
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同じ34,980円で、18コアの後継が買えるようになりました
価格は価格.com「CPU」一覧・同「マザーボード」一覧・同「CPUクーラー」一覧・同「メモリー」一覧で2026年9月13日に確認した最安値です。スペックはインテル公式「Core Ultra 5 245K」仕様ページ・同「Core Ultra 5 245KF」・同「Core Ultra 7 265K」とAMD公式「Ryzen 5 9600X」製品ページによります。Cinebench・Geekbenchのスコアとfpsは当サイトの実測値です。価格は変動するため、購入前にリンク先で確認してください。
目次
価格同額の後継と、6,920円安い同性能に挟まれています
245Kを評価するうえで最初に見るべきなのはAMDとの比較ではなく、同じLGA1851に並ぶ3つの型番です。2026年9月13日時点の実売最安を並べます。
| CPU | 実売最安 | コア | 内蔵GPU | 245Kとの差 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 245KF Arrow Lake | 28,060円 | 14C / 14T | なし | 6,920円 安い 性能は完全に同一 |
| Ryzen 5 9600X Zen 5 | 34,880円 | 6C / 12T | あり | 100円 安い |
| Core Ultra 5 250KF Plus Arrow Lake Refresh | 34,980円 | 18C / 18T | なし | 同額 マルチは19%上 |
| Core Ultra 5 245K Arrow Lake・比較の基準 | 34,980円 | 14C / 14T | あり | 基準 |
| Core Ultra 5 250K Plus Arrow Lake Refresh | 38,980円 | 18C / 18T | あり | 4,000円 高い マルチは19%上 |
| Core Ultra 7 265K 上位20コア | 47,926円 | 20C / 20T | あり | 12,946円 高い マルチは38%上 |
2026年3月に登場したArrow Lake Refresh世代の250KF Plusが245Kと完全に同額の34,980円です。コアは14から18へ増え(6P+8E → 6P+12E)、Cinebench 2024 Multiは1,484ptsから1,770ptsへ19%上がります。違いは内蔵GPUの有無だけ。グラフィックボードを載せる前提なら、同じ金額で4コア多いほうを選ばない理由がありません。
245KFは245Kから内蔵GPUを省いただけの型番で、コア構成もクロックもキャッシュも電力上限もすべて同じです。それが28,060円で買えます。つまり245Kの34,980円という値段は、実質的に「内蔵GPUに6,920円払うかどうか」を意味します。グラフィックボードを載せるなら内蔵GPUは使わないので、この6,920円が返ってくる場面はほとんどありません。
スペック14コアといっても、Pコアは6つです
245Kの「14コア」は高性能なPコア6つと、電力効率重視のEコア8つの合計です。ハイパースレッディングが廃止されているため、スレッド数もコア数と同じ14になります。
| 項目 | Core Ultra 5 245K | Core Ultra 5 250K Plus | Core Ultra 7 265K | Ryzen 5 9600X |
|---|---|---|---|---|
| 世代 | Arrow Lake | Arrow Lake Refresh | Arrow Lake | Zen 5 |
| コア / スレッド | 14C / 14T 6P+8E | 18C / 18T 6P+12E | 20C / 20T 8P+12E | 6C / 12T |
| Pコアの数 | 6 | 6 | 8 | 6 |
| 最大ブースト | 5.2 GHz | 5.3 GHz | 5.5 GHz | 5.4 GHz |
| L3キャッシュ | 24MB | 24MB | 30MB | 32MB |
| PBP / 電力上限 | 125W / 159W | 125W / 159W | 125W / 250W | 65W / 88W |
| ソケット | LGA1851 | LGA1851 | LGA1851 | AM5 |
| 実売最安 2026年9月13日 | 34,980円 | 38,980円 | 47,926円 | 34,880円 |
マザーボードはGIGABYTE B860 DS3H、メモリはDDR5-6000 32GB(16GB×2・XMP有効)、グラフィックボードはRTX 4090、CPUクーラーはSCYTHE MUGEN6 BLACK EDITION、OSはWindows 11 24H2です。最新のマイクロコードと200S Boostプロファイルを適用済み。ゲームのfpsは1080p・最高設定で60秒以上の安定区間の平均、CinebenchとGeekbenchは30分連続負荷後の安定スコアを採用しています。
マルチ14コアの働きは、Eコアの数だけ素直に伸びます
全コアを使う作業では、Eコアの数がそのままスコアに反映されます。同じPコア6つでもEコアが8から12に増えると19%伸びるという関係がはっきり出ます。
| CPU | Cinebench 2024 Multi | Cinebench R23 Multi | Geekbench 6 Multi | 1万円あたり CB2024 Multi |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 265K 20C・47,926円 | 2,047 pts | 35,315 pts | 21,640 | 427 pts |
| Core Ultra 5 250K Plus 18C・38,980円 | 1,770 pts | 32,201 pts | 19,610 | 454 pts |
| Core Ultra 5 250KF Plus 18C・34,980円 | 1,770 pts | 32,201 pts | 19,610 | 506 pts |
| Core Ultra 5 245K 14C・34,980円・基準 | 1,484 pts | 25,188 pts | 17,766 | 424 pts |
| Core Ultra 5 245KF 14C・28,060円 | 1,484 pts | 25,188 pts | 17,766 | 529 pts |
| Ryzen 7 9700X 8C / 16T・40,412円 | 1,255 pts | 23,127 pts | 16,135 | 311 pts |
| Ryzen 5 9600X 6C / 12T・34,880円 | 978 pts | 17,689 pts | 14,418 | 280 pts |
245Kの1万円あたり424ptsは、Ryzen 7 9700Xの311pts、Ryzen 5 9600Xの280ptsを大きく引き離します。マルチ性能を安く買えるCPUであること自体は間違いありません。問題は同じLGA1851の4機種すべてが245Kより上の単価だという点で、上位の265Kですら427ptsです。Intelの中で選ぶ限り、245Kを選ぶ積極的な理由がマルチ性能には見つかりません。
ゲーム6コアのRyzen 5 9600Xに18%届きません
1080p最高設定・RTX 4090という、CPUの差がいちばん大きく出る条件での6タイトル平均です。
| 6タイトル平均fps 1080p最高設定・RTX 4090 | 平均fps |
|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D 3D V-Cache / +36% | 265 |
| Ryzen 5 9600X 6コア / +23% | 239 |
| Ryzen 5 9600 6コア / +19% | 233 |
| Core Ultra 7 265K 20コア / +4% | 203 |
| Core Ultra 5 245K 14コア / 基準 | 195 |
ほぼ同額のRyzen 5 9600X(34,880円)に18%届きません。コア数は14対6で倍以上あるのにこうなるのは、ゲームが使うのはPコア6つだけで、しかもL3キャッシュが24MB対32MBで25%少ないためです。20コアの265Kに上げても203fpsどまりで、9600Xには届きません。
タイトル別に見ると、差は2本のゲームに偏っています
| タイトル | 245K | 9600X | 245Kの不足 | 差が出る理由 |
|---|---|---|---|---|
| FF14 黄金のレガシー MMO | 220 fps | 298 fps | −26% | 混雑シーンで参照データがL3に収まらなくなる |
| CS2 競技系FPS | 300 fps | 402 fps | −25% | 高fps帯ではキャッシュ待ちが毎フレーム効く |
| フォートナイト FPS | 282 fps | 330 fps | −15% | 240Hz帯では効くが144Hzでは両方が上限 |
| ホグワーツ・レガシー アクション | 100 fps | 115 fps | −13% | 街中の描画オブジェクトが増える場面で開く |
| サイバーパンク2077 FPS | 172 fps | 195 fps | −12% | GPU寄りの負荷配分でCPU差が薄まる |
| 黒神話:悟空 RPG | 97 fps | 95 fps | +2% | マルチスレッド寄りで245Kがわずかに勝つ |
6タイトル平均では9600Xが23%上ですが、内訳を見るとCS2で34%、FF14で35%という2本が平均を押し上げています。この2本を除いた4タイトルでは差は13%まで縮みます。キャッシュ感度の高いタイトルを主に遊ぶかどうかで、体感する差が変わります。タイトル別の内訳はCore Ultra 5 245K vs Ryzen 5 9600X 比較にまとめています。
解像度を上げるとこの差は縮みます。WQHD(1440p)ではグラフィックボード側が先に上限へ達するため差はおよそ半分、4Kではほぼ横並びです。245Kがfpsの足を引っ張るのは、フルHDで144Hz以上を狙うときに限られます。
電力159Wで頭打ちなので、空冷で足ります
245KはK付きでありながら電力上限が159Wに設定されています。同じK付きの265Kや285Kが250Wであることを考えると、これはかなり低い枠です。
| CPU | PBP / 電力上限 | 現実的なクーラー |
|---|---|---|
| Core Ultra 5 245K / 245KF | 125W / 159W | 5,000円台のサイドフロー型空冷で足りる |
| Core Ultra 5 250K Plus | 125W / 159W | 同上。Eコアが4つ増えても枠は変わらない |
| Core Ultra 7 265K | 125W / 250W | 280mm級の簡易水冷が下限になる |
| Ryzen 5 9600X | 65W / 88W | 3,000円台のエントリー空冷でも回る |
245Kから265Kへ上げると、CPU価格の差12,946円に加えて冷却も5,190円の空冷から14,738円の簡易水冷へ切り替わります。その差9,548円を足すと、実質の差額は22,494円。マルチが38%伸びる対価としては妥当ですが、CPU価格だけを見ていると見落とします。一方で250K Plusは電力上限が159Wのままなので、クーラーはそのままでEコアだけ4つ増えるのが効いてきます。
結論内蔵GPUが要るかどうかで、ほぼ決まります
2026年9月13日時点の価格関係をふまえた判断基準です。
- 内蔵GPUが必要(グラフィックボードなしで映像を出す/故障時の切り分け用)
- 250K Plusの4,000円差を出したくない(内蔵GPU付きで最も安いK付き)
- すでにLGA1851のマザーボードを持っている
- 空冷でまとめたい(159W上限なので5,000円台で足りる)
- ゲームよりも動画の書き出しが主目的(9600Xにマルチで52%勝つ)
- グラフィックボードを載せるなら245KF(6,920円安く性能は完全に同一)
- 同じ予算でコアを増やしたいなら250KF Plus(同額で18コア・マルチ19%増)
- 内蔵GPUもコアも欲しいなら250K Plus(+4,000円)
- ゲームが主目的なら9600X(100円安くfpsは23%上)
- マルチをもう一段上げるなら265K(+12,946円でマルチ38%増、ただし水冷が要る)
言い換えると、245Kが残るのは「内蔵GPUが要る、かつ4,000円を足したくない」という一点だけです。Ryzenとの比較はCore Ultra 5 245K vs Ryzen 5 9600X 比較、後継との比較はCore Ultra 5 250K Plus vs Core Ultra 7 265Kにまとめています。
構成245Kで一式そろえると182,966円です
245Kを中心に、グラフィックボード以外をすべて積み上げた実費です。245Kには内蔵GPUがあるので、この状態でもWindowsを入れて動かせます。
| パーツ | 選んだもの | 価格 |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 5 245K | 34,980円 |
| マザーボード | B860M 最安クラス | 15,400円 |
| メモリ | DDR5-6000 32GB 16GB×2 | 64,980円 |
| CPUクーラー | サイドフロー型空冷 159Wに十分 | 5,190円 |
| SSD | M.2 1TB(Gen4) | 26,646円 |
| 電源 | 750W 80PLUS Gold | 13,810円 |
| PCケース | ATXミドルタワー | 2,980円 |
| OS | Windows 11 Home(DSP版) | 18,980円 |
| 合計 | グラフィックボード別 | 182,966円 |
245Kと245KFの差は内蔵GPUの有無だけで、値段は6,920円。245Kならこの182,966円の状態でモニターに映像を出せるので、グラフィックボードを後から買い足す組み方ができます。245KFだと映像が出ないため、同時に用意しなければなりません。予算を2回に分けたい場合に限り、この6,920円には意味があります。
グラフィックボードを足すと、いくらになるか
| グラフィックボード | 単体価格 | 総額 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| なし 内蔵GPUで運用 | 0円 | 182,966円 | 動画の書き出し・事務作業・あとから増設する前提 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 85,400円 | 268,366円 | フルHDで144Hzを狙う |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 119,801円 | 302,767円 | フルHD高設定からWQHDまで |
245K+RTX 5060 Ti 16GBの自作は302,767円。一方、後ほど挙げるCore Ultra 7 265F搭載の完成品は299,000円でRTX 5060付きです。自作のほうがグラフィックボードは1段上ですが、CPUは下という関係になります。金額がほぼ並ぶので、組む手間と保証をどう評価するかで決まります。
製品4つの型番と、組み合わせるパーツ
245Kと、同じ価格帯で比較対象になる3つの型番。あわせて、上の構成表で積み上げたパーツを基本セットと拡張セットに分けて挙げます。
LGA1851で迷う4つの型番


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
245Kで組む基本パーツ


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
電源・グラフィックボードと、もう一段上のマザーボード


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
本文で使っている価格は価格.comで2026年9月13日に確認した全店舗の最安値です。上のカードはAmazonの商品ページへリンクしているため、販売元によっては本文の金額より高いことがあります。とくに正規代理店保証付きの取り扱いは割高になりやすいので、購入前にリンク先で実際の販売価格を確認してください。
完成品245Kを積んだ完成品は、ほとんど売っていません
自分で組まない場合の話をします。結論から言うと、245Kや245KFを積んだゲーミングPCは市場にほとんど出回っていません。2026年9月13日時点で主要なBTOショップを当たった結果です。
| ショップ | Intel搭載機の状況 | 245Kクラスの有無 |
|---|---|---|
| MDL | 45機種すべて前世代のLGA1700 14400F / 14600KF / 14700KF | なし |
| OZ GAMING | Intel搭載機の取り扱いなし 全機種がRyzen | なし |
| Amazon | Arrow Lakeは225Fと265KFが少数 | なし |
| フロンティア | 250KF Plus・265F搭載機を用意 いずれもRX 9070・32GB・1TB | 後継の250KF Plusならあり 367,800円 |
BTOショップはAMDか、前世代のLGA1700に寄っています。Arrow Lakeを積む機種自体が少なく、そのなかでも245Kは見つかりません。245Kそのものを使いたいなら自作するしかないというのが現状です。ただし後継の250KF Plusを積んだ完成品はフロンティアにあり、367,800円から選べます。完成品で買うなら、下で挙げる6台が現実的な候補です。
Intelで組まれた完成品はCore Ultra 7 265KF+RTX 5060で299,000円。ほぼ同じ予算のAMD機はRyzen 7 9700X+RTX 5070で309,800円で、10,800円足すとグラフィックボードが2段上がります。さらに274,800円のRyzen 7 9700X+RX 9060 XT 16GBなら24,200円安い。完成品の世界でも、この価格帯はAMDのほうが選択肢が広いというのが実情です。
完成品で買うならこの6台






※価格・在庫・構成は変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
Core Ultra 5 245Kの実売最安は34,980円です。6P+8Eの14コアで、電力上限159WはK付きとしては低く、5,000円台の空冷でまかなえます。Cinebench 2024 Multiは1,484ptsで、同価格帯のRyzen 5 9600X(978pts)を52%上回ります。
問題は競合ではなく同じIntelの中にあります。下には内蔵GPUを省いただけで性能が完全に同一の245KF(28,060円・6,920円安い)があり、同額の34,980円には18コアの250KF Plus(マルチ19%上)がいます。マルチ単価で並べると、245Kの424ptsに対し245KFが529pts、250KF Plusが506pts、250K Plusが454pts、上位の265Kですら427ptsで、245KはIntel内で最も効率の悪い位置にあります。
ゲームでも、ほぼ同額のRyzen 5 9600Xに6タイトル平均で18%届きません。14コアのうちゲームで働くのはPコア6つだけで、L3キャッシュも25%少ないためです。245Kが残る条件は「内蔵GPUが必要で、かつ250K Plusの4,000円差を出したくない」という一点だけです。Ryzenとの詳しい比較はCore Ultra 5 245K vs Ryzen 5 9600X 比較、ほかの価格帯はゲーミングCPU おすすめランキングで俯瞰できます。











