Core Ultra 5 245 徹底解説|14コア65WのArrow Lake無印とBTO採用の判断ガイド【2026年最新】

(更新: 2026.9.13)
Core Ultra 5 245 徹底解説|14コア65WのArrow Lake無印とBTO採用の判断ガイド【2026年最新】

本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。

CPU / 性能レビュー / 2026年9月更新
Core Ultra 5 245 徹底解説
225・235・265は買えるのに、245だけが国内に無い型番です
Core Ultra 5 245は価格.comに商品ページそのものがありません。同じ65W無印でも225・235・265には登録があるのに、245だけが抜けています。いちばん近い型番は14コアの235で42,000円。ところが上位にあたる245Kは34,980円で、65W無印のほうが7,020円高く、Cinebench 2024 Multiは18%低いという逆転が起きています。
国内に単体販売なし代わりの235は42,000円245Kなら34,980円

価格は価格.com「CPU」一覧同「マザーボード」一覧同「メモリー」一覧同「CPUクーラー」一覧で2026年9月13日に確認した最安値です。仕様はインテル公式「Core Ultra 5 245」仕様ページ同「Core Ultra 5 235」同「Core Ultra 5 245K」同「Core Ultra 7 265」によります。65W無印のCinebench 2024とGeekbench 6はcpu-monkeyの集計値、6タイトル平均fpsは当サイトの実測値です。価格は変動するため、購入前にリンク先で確認してください。

1
国内の単体販売なし価格.comに登録がない
2
代わりになる型番235同じ14コア65W・42,000円
3
245Kとの価格差7,020円65W無印のほうが高い
4
Geekbench 6 Multi17,990245Kの17,766より上
目次

流通65W無印のうち、245だけが国内に存在しません

Core Ultra 5 245について最初に知っておくべきなのは性能ではなく、日本で買えないという一点です。2026年9月13日時点で価格.comのCPUカテゴリに登録された195製品を通しで確認しましたが、Core Ultra 5 245という商品ページは1つもありませんでした。Amazon.co.jpで型番を検索しても、返ってくるのは245Kと245KFだけです。

興味深いのは、同じLGA1851の65W無印でも225・235・265はふつうに売られていることです。「Intelは65W無印をメーカー向けにしか出さない」という説明をときどき見かけますが、国内の店頭を見るかぎりそれは成り立ちません。抜けているのは245の1つだけです。

65W無印の型番価格.comの登録実売最安
Core Ultra 5 225
10コア / 6P+4E
あり31,780円
Core Ultra 5 235
14コア / 6P+8E
あり42,000円
Core Ultra 5 245
14コア / 6P+8E
なし国内で買えない
Core Ultra 7 265
20コア / 8P+12E
あり63,980円

BTOショップの構成表でも同じです。パソコンショップSEVENでCore Ultra 5を選べるモデルを見ると、選択肢に並ぶのは235・245KF・250K Plusで、245は出てきません。マウスコンピューターのデスクトップ一覧に載るCore Ultra 5も250K Plusだけです。スペック表で「Core Ultra 5 245」という文字列を見かけたときは、245Kか245KFの書き間違いを疑ったほうが早いという状況になっています。

i
希望小売価格では245のほうが安い型番です

インテルの希望小売価格は245が270ドル、245Kが309〜319ドルで、無印のほうが39〜49ドル安く設定されています。それでも国内に入ってこないのは、日本のパーツ市場でK付きの流通量が圧倒的に多く、無印を並べても価格で勝負にならないためです。実際、いちばん近い235は希望小売価格が247〜257ドルと3機種で最も安いのに、国内実売では42,000円と最も高いという結果になっています。

価格65W無印は3機種とも、K付きより割高です

245の代わりを探すと、必ず235か245Kのどちらかに行き着きます。そこで価格.comの実売最安を安い順に並べ、Cinebench 2024 Multiを1万円あたりのポイントに直したマルチ単価を添えました。数字が大きいほど、支払った金額に対して処理能力が多く手に入ります。

CPU実売最安コアCinebench 2024
Multi
マルチ単価
1万円あたり
Core Ultra 5 245KF
K付き・内蔵GPUなし
28,044円14C / 14T1,484 pts529 pts
Core Ultra 5 225
65W無印
31,780円10C / 10T935 pts294 pts
Core Ultra 5 245K
K付き・245無印の代役
34,980円14C / 14T1,484 pts424 pts
Core Ultra 5 250KF Plus
Arrow Lake Refresh
34,980円18C / 18T1,770 pts506 pts
Core Ultra 5 250K Plus
Refresh・内蔵GPU付き
38,980円18C / 18T1,770 pts454 pts
Core Ultra 5 235
65W無印・245の代わり
42,000円14C / 14T1,220 pts290 pts
Core Ultra 7 265K
上位20コア・K付き
47,926円20C / 20T2,047 pts427 pts
Core Ultra 7 265
65W無印
63,980円20C / 20T1,409 pts220 pts

マルチ単価の下位3つが、そのまま65W無印の3機種です。265の220ptsは表の中で最下位で、同じ20コアの265Kより16,054円高くて処理能力は31%低いという構図になっています。235も290ptsで、K付きの半分強しかありません。同じ逆転はCore Ultra 9でも起きていて、無印の285はK付きの285Kより9,872円高い値付けです(Core Ultra 9 285 徹底解説)。Arrow Lakeの65W無印は、国内の実売価格で見るかぎり一貫して割高という並びになっています。

!
235は245Kより7,020円高く、マルチは18%低くなります

245の代わりに14コアの65W版を買おうとすると、選べるのは235だけです。ところがその235は42,000円で、上位にあたる245Kの34,980円より7,020円高い。Cinebench 2024 Multiは1,220pts対1,484ptsで18%低く、同じ34,980円で買える18コアの250KF Plus(1,770pts)とは45%の差がつきます。245Kにはクーラーが付きませんが、5,190円のサイドフロー型空冷を足しても40,170円で、まだ235より1,830円安く収まります。

スペック245と245Kの違いは、クロック0.1GHzと電力枠です

245が国内に無いこと自体は分かりました。では中身はどれだけ違うのか、245・235・245Kの3つをインテル公式の仕様で並べます。

項目Core Ultra 5 245
65W無印
Core Ultra 5 235
65W無印
Core Ultra 5 245K
K付き
コア構成6P+8E(14C / 14T)6P+8E(14C / 14T)6P+8E(14C / 14T)
Pコア最大クロック5.1 GHz5.0 GHz5.2 GHz
Eコア最大クロック4.5 GHz4.4 GHz4.6 GHz
PBP / 電力上限65W / 121W65W / 121W125W / 159W
L3キャッシュ24 MB24 MB24 MB
倍率ロックロックありロックあり解除済み
CPUクーラー付属(Laminar RM2)付属(Laminar RM2)付属なし
希望小売価格270 ドル247〜257 ドル309〜319 ドル
国内の実売最安取り扱いなし42,000円34,980円
コア構成もキャッシュも3機種で完全に同じです6つのPコアと8つのEコア、L3キャッシュ24MB、内蔵GPU、NPUまで共通です。設計上の違いはクロックと電力枠と倍率ロックの3点だけで、それ以外に差はありません
245と235の差はクロック0.1GHzだけですPコアが5.1GHz対5.0GHz、Eコアが4.5GHz対4.4GHz。差は2%で、体感できる水準ではありません。245が国内に無いことを気にする必要がないのは、代わりの235と中身がほぼ同じだからです
実際の性能を決めるのは電力上限のほうです65W無印は121W、K付きは159Wで頭打ちになります。この38Wの差が、あとで見る持続負荷のスコア差にそのまま出ます。クロックの0.1GHzより、こちらのほうがはるかに効きます

ベンチGeekbench 6では、245が245Kを上回ります

245の評価が難しいのは、Cinebenchのスコアがどこにも公開されていないためです。cpu-monkeyの集計に載っているのはGeekbench 6だけで、Cinebench 2024もCinebench R23もデータがありません。そして、その唯一あるGeekbench 6が意外な結果になっています。

CPUGeekbench 6
Single
Geekbench 6
Multi
245Kとの比
Core Ultra 5 245
65W無印・5.1GHz
2,99917,990マルチ 101%
シングルは98%
Core Ultra 5 245K
K付き・5.2GHz・基準
3,04817,766基準
Core Ultra 5 235
65W無印・5.0GHz
2,95017,712マルチ 100%
シングルは97%
Core Ultra 5 225
65W無印・10コア
2,89015,340マルチ 86%

245のGeekbench 6 Multiは17,990で、125Wの245K(17,766)を1%上回ります。cpu-monkeyのマルチコア総合順位でも245が1位、245Kが2位です。同じ14コアで235も17,712と、245Kとの差は0.3%しかありません。この数字だけを見れば「65Wでも性能は落ちない」という結論になります

!
Geekbench 6は数十秒で終わるため、65Wの枠がまだ効いていません

Geekbench 6のマルチコアテストは各項目が数秒から十数秒で終わります。65W無印も121Wまでは出せるので、この長さなら上限に張り付いたまま走り切れます。一方でCinebenchのマルチは10分前後まわし続ける計測で、ここで初めて電力枠の差が出ます。245について出回っている「K付きよりマルチが7%低い」という数字は、どちらの条件で測ったものか示されていません。

持続Cinebenchに変えると、65W無印は3割落ちます

245のCinebenchデータが無い以上、推測で数字を置くことはできません。代わりに同じ「65W無印とK付き」の関係にある実測のペアを2組並べます。245と245Kは、この2組とまったく同じ関係にあります。

65W無印とK付きの組電力上限の差Geekbench 6 MultiCinebench 2024 Multi
235 対 245K
ともに14コア
121W 対 159W
24%低い
17,712 対 17,766
0.3%低いだけ
1,220 対 1,484
18%低い
265 対 265K
ともに20コア
182W 対 250W
27%低い
20,735 対 21,640
4%低いだけ
1,409 対 2,047
31%低い
245 対 245K
ともに14コア
121W 対 159W
24%低い
17,990 対 17,766
1%上
データなし

2組とも同じ形をしています。Geekbench 6では差がほぼ出ず、Cinebench 2024では電力上限の差に近い幅まで開く。落ち込みの大きさ(18%と31%)も、電力上限の下げ幅(24%と27%)とおおむね釣り合っています。Arrow Lakeの持続マルチ性能は、コア数やクロックよりも電力上限でほぼ決まると考えてよさそうです。

ひとつ補足すると、265の組のGeekbench 6の差は集計元によって動きます。別の集計データベースでは同じ組み合わせが18,843対21,377で12%差となり、Core Ultra 7 265 レビューCore Ultra 5 235 レビューではそちらの値を採用しています。4%と読むか12%と読むかは分かれますが、Cinebench 2024の31%差はどちらの集計でも変わりません。短時間の指標では差が小さく、持続負荷で3割開くという構図そのものは、集計元を変えても崩れないということです。

10分続く作業をするかどうかで、見るべき数字が変わります

写真の現像、ブラウザの多重起動、オフィス作業のように負荷が数秒から数十秒で切れる用途なら、65W無印とK付きの差はほぼありません。逆に動画の書き出し、3Dレンダリング、大きなプロジェクトのビルドのように10分単位で全コアを回し続ける用途では、2割から3割の差が素直に時間の差になります。どちらの使い方が多いかで、見るべきベンチマークが変わります。

ゲーム65Wの枠は、ゲームではほとんど効きません

ゲーム中のCPUは全コアが張り付くことがほとんどなく、電力も100Wに届きません。121Wの上限が足を引っ張る場面はまず来ないため、65W無印とK付きのfps差はシングルスレッド性能の差、つまり2〜3%に収まります。問題は別のところにあります。

6タイトル平均fps
1080p最高設定・RTX 4090
平均fps
Ryzen 7 9800X3D
3D V-Cache / +36%
265
Ryzen 5 9600X
6コア / +23%
239
Ryzen 5 9600
6コア / +19%
233
Core Ultra 7 265K
20コア / +4%
203
Core Ultra 5 245K
14コア / 基準
195
Ryzen 勢Core Ultra 勢横軸は最大300fps

14コアのうちゲームで働くのはPコア6つだけで、L3キャッシュも24MBとRyzen 5 9600Xの32MBより25%少なくなっています。Arrow Lakeの14コアがゲームで戦う相手は、6コアのRyzen 5 9600Xで、そこに18%届いていません。245や235を選んでも、この差は縮まりません。ゲームが主目的なら、65Wかどうかを気にする前にAMD側を見たほうが早いという結論になります。245Kと9600Xをマザーボードやメモリ込みの総額で並べた比較はCore Ultra 5 245K vs Ryzen 5 9600X、組み合わせるグラフィックボードごとの考え方はゲーミングCPU おすすめランキングで価格帯別に整理しています。

電力121Wなら、付属クーラーのままで足ります

65W無印を選ぶ理由があるとすれば、クーラーを買わなくて済むことと、発熱が小さいことの2つです。電力上限ごとに、現実的なクーラーの下限を整理します。

CPUPBP / 電力上限現実的なクーラー
Core Ultra 5 245 / 23565W / 121W付属のLaminar RM2で常用できる。静かにしたいなら5,000円台の空冷
Core Ultra 5 245K / 245KF125W / 159W付属なし。5,000円台のサイドフロー型空冷が要る
Core Ultra 5 250KF Plus125W / 159W同上。Eコアが4つ増えても枠は変わらない
Core Ultra 7 26565W / 182W65W表記でも枠は182W。付属クーラーでは足りず空冷の上位が要る
Core Ultra 7 265K125W / 250W280mm級の簡易水冷が下限になる

注意したいのは65Wという表記が上限ではないことです。PBPは長時間の目安であって、実際に張り付くのは電力上限のほうです。265無印にいたっては65W表記で182Wまで出るため、付属クーラーで足りるのは121W枠の225・235・245だけになります。クーラー代を浮かせる目的で65W無印を選ぶなら、対象は14コア以下の3機種です。

構成235で組むと、245Kより1,830円高くなります

クーラーが付くぶん65W無印が得になるのか、グラフィックボード以外を積み上げて確かめます。メモリ・SSD・電源・ケース・Windowsは3構成とも同じものです。

パーツ選んだもの価格
マザーボードB860M
最安クラス
15,400円
メモリDDR5-6000 32GB
16GB×2
64,980円
SSDM.2 Gen4 1TB26,646円
電源750W 80PLUS GOLD13,810円
ケースミドルタワー
最安クラス
2,980円
Windows 11 HomeDSP版18,980円
CPU以外の小計3構成で共通142,796円

ここにCPUとクーラーを足します。245Kと250KF Plusにはクーラーが付かないので、5,190円のサイドフロー型空冷を加えました。

構成CPU+クーラー総額Cinebench 2024
Multi
Core Ultra 5 245KF
内蔵GPUなし
28,044円+5,190円176,030円
235構成より8,766円安い
1,484 pts
Core Ultra 5 245K
245無印の代役
34,980円+5,190円182,966円
235構成より1,830円安い
1,484 pts
Core Ultra 5 250KF Plus
18コア
34,980円+5,190円182,966円
245K構成と同額
1,770 pts
Core Ultra 5 235
65W無印・クーラー付属
42,000円+0円184,796円
この中で最も高い
1,220 pts

クーラーが付くことを織り込んでも、65W無印の235で組んだ構成がいちばん高く、いちばん遅いという結果になりました。同じ184,796円に近い182,966円を出せば、18コアでCinebench 2024 Multiが45%上の250KF Plusが手に入ります。クーラー代5,190円は、CPUの7,020円差を埋めるには足りません。235そのものを買うかどうかの判断はCore Ultra 5 235 レビューで9600Xや前世代との比較まで含めて整理しています。

結論245を探す必要は、もうありません

65W無印が向いている人
  • クーラーを選びたくない(付属のLaminar RM2で完結する)
  • 負荷が数十秒で切れる用途が中心(Geekbench 6ではK付きと差が出ない)
  • 内蔵GPUだけで運用する事務機を組む(225なら31,780円で足りる)
  • ケースが小さく、発熱を121Wで止めたい
!
K付きを選ぶべき人
  • 14コアが欲しいなら245K(235より7,020円安く、マルチは22%上)
  • グラフィックボードを載せるなら245KF(235より13,948円安い)
  • 同じ予算でコアを増やしたいなら250KF Plus(235より45%上)
  • 10分続く書き出しやレンダリングをする(持続負荷で2〜3割の差が出る)
  • ゲームが主目的(65Wかどうかではなく、Ryzen側を見たほうが早い)

言い換えると、Core Ultra 5 245が国内で買えないことによる不利益はありません。中身がほぼ同じ235は買えますが、それを選ぶ理由は「付属クーラーで完結させたい」以外にほぼ残っていないからです。K付きの詳細はCore Ultra 5 245K 性能レビュー、上位の65W無印がどうなっているかはCore Ultra 7 265 性能レビューにまとめています。

製品実際に買える型番と、組み合わせるパーツ

LGA1851で実際に買える4つの型番

Intel Core Ultra 5 235 デスクトッププロセッサー
245にいちばん近い65W無印Intel Core Ultra 5 235(14コア・65W・LGA1851)245とコア構成もキャッシュも同じで、クロックだけ0.1GHz低い14コアです。Laminar RM2が付属するのでクーラーを別に買う必要がありません。ただし国内実売は245Kより7,020円高く、Cinebench 2024 Multiは18%低いのが実情です。クーラー選びを省きたい場合の選択肢になりますAmazonで価格を見る
Intel Core Ultra 5 225
65W無印でいちばん安い10コアIntel Core Ultra 5 225(10コア / 6P+4E・LGA1851)6P+4Eの10コアで、65W無印の中では最も手が届きやすい型番です。Cinebench 2024 Multiは935ptsと235の8割弱ですが、価格は10,220円安く、マルチ単価では235をわずかに上回ります。内蔵GPUだけで使う事務機や、小さいケースの静音機に向きますAmazonで価格を見る
Intel Core Ultra 5 245K BOX
245無印の実質的な代役Intel Core Ultra 5 245K BOX245と同じ6P+8Eの14コアで、クロックは0.1GHz高く、電力上限が121Wから159Wへ上がっています。クーラーは付属しませんが、5,190円の空冷を足しても235より1,830円安く収まります。倍率が解除されている点も無印にはない要素ですAmazonで価格を見る
Intel Core Ultra 5 250KF Plus(18コア・内蔵GPUなし・LGA1851)
同じ予算で18コアになる後継Intel Core Ultra 5 250KF Plus(18コア・内蔵GPUなし・LGA1851)Arrow Lake Refresh世代で、Eコアが8から12へ増えた6P+12Eの18コアです。245Kと同額の34,980円で、Cinebench 2024 Multiは1,770ptsと235の45%上。電力上限は159Wのままなのでクーラーの要求も変わりません。内蔵GPUは非搭載ですAmazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

LGA1851で組む場合、CPU以外のパーツは型番が変わっても共通です。総額の3分の1以上を占めるメモリだけは、ここを削ると体感に響くので妥協しないほうが無難です。

LGA1851で組む基本パーツ

GIGABYTE B860 DS3H Intel LGA1851 ATX マザーボード
マザーボード|オーバークロックしないならB860GIGABYTE B860 DS3H(Intel LGA1851・ATX)LGA1851のATXマザーボードで、65W無印にもK付きにもそのまま使えます。倍率を動かさないならZ890を選ぶ理由はほとんどありません。M.2スロットとPCIe 5.0のグラフィックボード用スロットを備えており、必要な機能は一通りそろっていますAmazonで価格を見る
CORSAIR VENGEANCE DDR5-6000 32GB
メモリ|総額の3分の1を占めるCORSAIR VENGEANCE DDR5-6000MHz 32GB(16GB×2)EXPO/XMP対応DDR5-6000の16GB×2で、Arrow Lakeが公式に対応するDDR5-6400のひとつ下の速度です。2026年に入ってからメモリ価格が上がっており、この32GBだけで構成全体の3分の1以上を占めます。容量を16GBへ落とすと安くなりますが、後から足すより最初に32GB積むほうが確実ですAmazonで価格を見る
Scythe MUGEN6 BLACK EDITION
CPUクーラー|159Wまでなら十分Scythe MUGEN6 BLACK EDITION(サイドフロー空冷・デュアルファン)6mm径ヒートパイプを備えたサイドフロー型の空冷で、159Wの245Kや250KF Plusを問題なく冷やせます。65W無印には付属クーラーがありますが、静音性を上げたい場合はこのクラスへ換えると回転数が落ちます。デュアルファン構成ですAmazonで価格を見る
Samsung 990 EVO Plus 1TB
SSD|M.2 Gen4の1TBSamsung 990 EVO Plus 1TB(MZ-V9S1T0B)M.2の1TBで、ゲームを10本前後入れて使う容量です。Gen5対応の製品はまだ割高なうえ発熱も大きく、ゲームのロード時間はGen4との差がほとんど出ません。B860マザーボードのCPU直結スロットに挿して使いますAmazonで価格を見る

※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

完成品完成品を選ぶなら、65W無印である意味がなくなります

自分で組まない場合の話をします。245無印を積んだ完成品も、国内では見つかりません。2026年9月13日時点で主要なショップを当たった結果を並べます。

ショップArrow Lake搭載機の状況65W無印の有無
MDLIntel機45機種すべて前世代のLGA1700
14400F / 14600KF / 14700KF
なし
OZ GAMINGIntel搭載機の取り扱いなし
全機種がRyzen
なし
Amazon225Fと265KFの搭載機が少数225F機ならあり
245無印はなし
フロンティア250KF Plus・265F搭載機を用意
いずれも水冷・RX 9070・32GB・1TB
K付きのみ
!
完成品では、65W無印の唯一の取り柄が消えます

65W無印を選ぶ理由はクーラーが付属して追加投資なしで組めることの一点でした。ところが完成品はメーカーがクーラーまで選んで組み付けてくるので、買う側がクーラー代を負担する場面がそもそも来ません。実際にフロンティアの2機はどちらも240mmの水冷を積んだうえでK付きを載せています。自作なら「クーラー込みで5,190円浮く」が判断材料になりますが、完成品ではその材料自体が無くなるということです。

同じ予算だと、AMD機のほうが上のグラフィックボードを積めます

フロンティアのArrow Lake機は250KF Plus+RX 9070で367,800円、265F+RX 9070で369,800円。いっぽうRyzen 7 9700X+RX 9060 XT 16GBなら274,800円、Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070でも336,800円で収まります。ゲームを主目的にするなら、この価格帯はAMD機のほうが同じ金額で上の構成に届きます。Arrow Lake機を選ぶのは、内蔵GPUや静音設計、メーカー保証をまとめて取りたい場合です。

完成品で買うならこの6台

GALLERIA FGC5M-R56-B(Core Ultra 5 225F + RTX 5060 / 16GB / 1TB SSD)
65W無印を積んだ完成品|225F・RTX 5060GALLERIA FGC5M-R56-B(Core Ultra 5 225F + RTX 5060 / 16GB / 1TB SSD)Core Ultra 5 225FとRTX 5060に、メモリ16GB・SSD 1TBを組み合わせた大手BTOの構成です。225Fは6P+4Eの10コアで、245無印と同じ65W無印ライン。Cinebench 2024 Multiは935ptsと235の8割弱ですが、完成品で65W無印を積んだ機種としては現実的にこれが唯一の選択肢です。メモリが16GBなので増設の余地は確認してくださいAmazonで価格を見る
Core Ultra 7 265KF + RTX 5060 ゲーミングPC(DDR5 32GB / M.2 NVMe 1TB / Windows 11 Pro)
Intelで組むなら|265KF・RTX 5060・32GBCore Ultra 7 265KF + RTX 5060 ゲーミングPC(DDR5 32GB / M.2 NVMe 1TB / Windows 11 Pro)Core Ultra 7 265KFにRTX 5060、DDR5 32GB、M.2 NVMe 1TB、Windows 11 Proを組み合わせた構成です。265KFは8P+12Eの20コアで、Cinebench 2024 Multiは2,047ptsと235の68%上。245無印が買えない以上、Arrow Lakeで組まれた完成品としては素直な候補になりますAmazonで価格を見る
フロンティア FRGPLB860MB/SG3(Core Ultra 5 250KF Plus + Radeon RX 9070 / 32GB / 1TB SSD)
18コアの水冷機|250KF Plus・367,800円フロンティア FRGPLB860MB/SG3(Core Ultra 5 250KF Plus + Radeon RX 9070 / 32GB / 1TB SSD)Core Ultra 5 250KF PlusにRadeon RX 9070、メモリ32GB・SSD 1TBを組み合わせた構成です。240mmの水冷クーラーと750Wの80PLUS PLATINUM電源を積んでいます。18コアでCinebench 2024 Multiは1,770ptsと235を45%上回ります。受注生産・送料3,300円別です367,800円税込・送料3,300円別/2026-09-13時点・変動ありフロンティアで詳細を見る
フロンティア FRGHLB860/SG5(Core Ultra 7 265F + Radeon RX 9070 / 32GB / 1TB SSD)
2,000円差で20コア|265F・369,800円フロンティア FRGHLB860/SG5(Core Ultra 7 265F + Radeon RX 9070 / 32GB / 1TB SSD)Core Ultra 7 265FにRadeon RX 9070、メモリ32GB・SSD 1TBを組み合わせた構成です。電源は850Wの80PLUS PLATINUMで、Wi-Fi 6Eに対応します。上の250KF Plus機との差はわずか2,000円で、コアが18から20へ増えます。グラフィックボードもメモリもSSDも同じなので、この2台はCPUだけで選べます(送料3,300円別)369,800円税込・送料3,300円別/2026-09-13時点・変動ありフロンティアで詳細を見る
OZ GAMING Z1series(Ryzen 7 9700X + Radeon RX 9060 XT 16GB / 32GB / 1TB SSD)
ゲーム最安|9700X・RX 9060 XT・274,800円OZ GAMING Z1series(Ryzen 7 9700X + Radeon RX 9060 XT 16GB / 32GB / 1TB SSD)Ryzen 7 9700XとRadeon RX 9060 XT 16GBに、メモリ32GB・SSD 1TBを組み合わせた構成です。フロンティアのArrow Lake機より93,000円安く、VRAMは16GB。9700Xは6タイトル平均239fpsで、245Kの195fpsを23%上回ります。ゲームを主目的にするなら、この価格帯では素直な選択です274,800円税込/2026-09-13時点・変動ありOZ GAMINGで詳細を見る

※価格・在庫・構成は変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。

FAQよくある質問

Core Ultra 5 245は日本で買えますか
2026年9月13日時点で、単体では買えません。価格.comのCPUカテゴリに登録された195製品を通しで確認しましたが、Core Ultra 5 245の商品ページは存在しませんでした。Amazon.co.jpで検索しても245Kと245KFしか出てきません。同じ65W無印でも225・235・265には商品ページがあり、245だけが抜けています。BTOショップの構成表でも、Core Ultra 5の選択肢に並ぶのは235・245KF・250K Plusです。
245の代わりには何を買えばいいですか
14コアが欲しいなら245K、クーラー込みで完結させたいなら235です。245Kは245とコア構成もキャッシュも同じで、クロックが0.1GHz高く電力上限が159Wへ上がります。実売34,980円で、5,190円の空冷を足しても40,170円と、235の42,000円より安く収まります。235を選ぶ意味は、付属のLaminar RM2でクーラー選びを省ける点に絞られます。
65W版は125W版より遅いのですか
測り方で答えが変わります。Geekbench 6 Multiでは245が17,990、245Kが17,766で65W版のほうが1%上です。数十秒で終わる計測では121Wの枠がまだ効きません。ところが10分前後回し続けるCinebench 2024では、同じ14コアの235が1,220pts、245Kが1,484ptsで18%の差がつきます。20コアの265と265Kではこの差が31%まで開きます。245のCinebenchデータは公開されていません。
ゲーム用途で65W版を選ぶと不利になりますか
ゲームでは65Wかどうかはほとんど効きません。ゲーム中のCPUは全コアが張り付かず消費電力も100Wに届かないため、121Wの上限に当たる場面がまず来ないからです。不利になるのは別の理由で、14コアのうちゲームで働くのはPコア6つだけ、L3キャッシュも24MBとRyzen 5 9600Xの32MBより25%少ない点です。6タイトル平均で245Kは195fps、9600Xは239fpsという18%差がつきます。
クーラーが付属するぶん、65W無印のほうが安く組めませんか
クーラー代を引いても足りません。グラフィックボード以外を同じ構成でそろえると、235の総額は184,796円、245Kは5,190円のクーラー込みで182,966円です。クーラーが付属する側のほうが1,830円高くなります。しかもCinebench 2024 Multiは1,220pts対1,484ptsで、性能も18%低い。同じ182,966円で18コアの250KF Plus構成も組めます。
完成品で65W無印の機種を選ぶ意味はありますか
ほとんどありません。65W無印を選ぶ理由は付属クーラーで追加投資なしに組める点でしたが、完成品はメーカーがクーラーまで選んで組み付けるため、その利点が買う側に残りません。実際にフロンティアのArrow Lake機は2機とも240mmの水冷を積んだうえでK付きを載せています。完成品で65W無印を積む機種は225F搭載のものが見つかる程度で、245無印を積んだ完成品は国内で確認できませんでした
Arrow Lake Refreshに「250 Plus」の無印版は出ますか
存在しません。Arrow Lake Refreshで登場したCore Ultra 5は250K Plusと250KF Plusの2つで、どちらもK付きです。インテル公式の製品情報にも無印版の登録はありません。LGA1851の65W無印は225・235・245・265の4つで打ち止めになります。次世代のNova Lakeはソケットが変わるため、65W無印を軸にした長期の構成更新は考えにくい状況です。
まとめ

Core Ultra 5 245は、2026年9月13日時点の日本で単体販売されていません。価格.comのCPUカテゴリ195製品に商品ページがなく、Amazon.co.jpでも245Kと245KFしか出てきません。同じ65W無印の225・235・265には登録があるので、抜けているのは245の1つだけです。

代わりになる14コアの65W無印は235ですが、実売42,000円で245Kの34,980円より7,020円高く、Cinebench 2024 Multiは1,220pts対1,484ptsで18%低いという逆転が起きています。クーラーが付属するぶんを差し引いても、グラフィックボード以外をそろえた総額は235が184,796円、245Kが182,966円で、付属クーラー込みの65W無印のほうが1,830円高い結果になりました。マルチ単価で並べると65W無印3機種が下位を独占し、20コアの265にいたっては1万円あたり220ptsで最下位です。

性能の見え方は測り方で変わります。Geekbench 6では245が17,990で245Kの17,766を上回りますが、これは計測が数十秒で終わり121Wの枠に当たらないためで、10分回すCinebenchに変えると235は245Kに18%、265は265Kに31%届きません。245が国内で買えないことによる不利益は、実質的にありません。K付きの詳細はCore Ultra 5 245K 性能レビュー、価格帯ごとの選び方はゲーミングCPU おすすめランキングで確認できます。

2026 BEST BUY — CPU 部門
AMD Ryzen 5 9600X(クーラー別売)
コスパ最強

Ryzen 5 9600X

Amazon
Intel Core Ultra 7 265K(20コア・LGA1851)
Intel 20コア

Core Ultra 7 265K

Amazon
AMD Ryzen 7 9800X3D(クーラー別売)
ゲーム最強

Ryzen 7 9800X3D

Amazon
AMD Ryzen 9 9950X3D(クーラー別売)
ゲーム+制作

Ryzen 9 9950X3D

Amazon
Amazon PICK UP — ゲーマー必携アイテム
NINJA GREASE Ninja 060 熱伝導グリス 5g 日本製ノンシリコーン
日本製グリス

NINJA GREASE 060 5g

Amazon
FIFINE AmpliGame A8 USBコンデンサー ゲーミングマイク
コスパマイク

FIFINE A8

Amazon
Logicool G502 X 有線 ゲーミングマウス 13ボタン HERO 25K センサー
多ボタン

Logicool G502 X

Amazon
AIM1 瞬 ラピッドトリガー ゲーミングキーボード 日本語配列 75% 8000Hz MATATAKI
ラピトリ8000Hz

AIM1 瞬 ラピトリKB

Amazon
ARTISAN 零 CLASSIC SOFT L ゲーミングマウスパッド
布パッド上位

ARTISAN 零 SOFT L

Amazon
Writer
管理人アバター

ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。