Core Ultra 5 225 性能レビュー【2026年版】ゲームは9600Xに譲る最安Arrow Lake|9600X・235比較
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ゲームは9600Xに譲るが、省電力と最安が武器
3万円前後のゲーミング向けCPUを選ぶとき、よく候補に挙がるのが Intel の Core Ultra 5 225 と AMD の Ryzen 5 9600X です。225 は Arrow Lake 世代で最も安く、約27,800円〜(225F は約24,800円〜)で最新アーキテクチャ・NPU・PCIe 5.0・DDR5 が手に入る「次世代への最安入口」。一方の 9600X は Zen 5 の6コア12スレッドで、約33,880円とやや高めです。
価格だけ見れば 225 が安く魅力的ですが、ゲーミング性能では 9600X が明確に上です。海外メディアの17タイトル平均では 9600X が 225 をおおむね14〜20%上回り、シングルコア性能と大容量L3キャッシュでフレームの安定でも有利でした。逆に 225 は消費電力の低さ(ゲーム時で約36W少ない)とクーラー付属という、価格以外の強みを持ちます。
この記事では、225 と 9600X を「ゲーム」「マルチスレッド」「電力・将来性」「総額コスパ」で比較し、どちらを選ぶべきかを用途別に整理します。あわせて 225F(内蔵GPU無し版)の選び分け、上位の 235、前世代 Core i5-14400 との違い、Arrow Lake Refresh(250K Plus)登場後の立ち位置まで解説します。
17タイトル平均で約14〜20%上
225(10C)≒9600X(6C/12T)
ゲーム時 約36W少ない
225 約2.8万円 / 9600X 約3.4万円
目次
01 / スペックCore Ultra 5 225 と Ryzen 5 9600X のスペック比較
※スペックは Intel/AMD 公式、ベンチマークは複数の海外テック媒体の実測値をもとにした参考値です。価格は2026年6月時点の国内実売の目安で、変動します。
まずは両CPUの基本スペックを並べます。コア構成の思想が対照的で、225は「Pコア6+Eコア4の10コア」、9600Xは「6コアにSMTで12スレッド」という違いがあります。
| 項目 | Core Ultra 5 225 | Ryzen 5 9600X |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Arrow Lake(Lion Cove+Skymont) | Zen 5(Granite Ridge) |
| コア / スレッド | 10コア(6P+4E)/ 10(HTなし) | 6コア / 12(SMTあり) |
| 最大ブースト | 4.9 GHz | 5.4 GHz |
| L3キャッシュ | 20 MB | 32 MB |
| TDP(Base / 最大) | 65 W / 121 W | 65 W |
| ソケット | LGA1851 | AM5 |
| 対応メモリ | DDR5 | DDR5 |
| 内蔵GPU | あり(Intel Graphics) | あり(簡易・2基) |
| クーラー付属 | あり(Intel Laminar) | なし |
| 製造プロセス | TSMC N3B(3nm) | TSMC N4(4nm) |
| 実売価格(2026年6月) | 約27,800円〜 | 約33,880円 |
コア構成の考え方:225はハイパースレッディングを廃止し10コア=10スレッド。9600Xは6コアにSMTを足して12スレッドです。スレッド数では9600Xが多く見えますが、ゲームで効くのは1スレッドあたりの速さ(シングルコア性能)と大きなL3キャッシュで、ここは9600Xが上回ります。一方、225はクーラーが付属し本体価格も安いという別の強みがあります。
02 / ゲーム性能ゲームは9600Xが明確に上——平均14〜20%リード
結論から言うと、ゲーミング性能はRyzen 5 9600X が Core Ultra 5 225 を明確に上回ります。海外メディアの17タイトル平均では、9600Xが225をおおむね14〜20%リードしました。
ゲーム性能(1080p 平均FPS・相対値)
なぜ9600Xが速いのか:ゲーム性能はシングルコア性能とキャッシュ容量に大きく左右されます。9600Xは最大5.4GHzのブーストとZen 5のIPC、そして225の20MBに対して32MBという大きなL3キャッシュを持ち、CPU負荷の高いタイトル(大量のオブジェクトや群衆が動く場面)でフレームレートとその安定性で差を付けます。225と上位の235のゲーム差は数%と小さく、Intel側はどのモデルでも9600Xには一歩譲るのが実情です。
03 / マルチスレッドマルチスレッド・生産性はほぼ互角
動画編集やエンコードなどのマルチスレッド作業では、225と9600Xはほぼ互角です。225は10コア、9600Xは6コア12スレッドで、コア構成は違いますが結果の総合力は拮抗します。
Cinebench 2024 — マルチコア(参考値)
Cinebench 2024 — シングルコア(参考値)
マルチスレッド重視ならモデル選びが変わる:225と9600Xのマルチ性能は拮抗していますが、本格的に動画編集や配信をするなら、どちらも最適解ではありません。Intel側はEコアを8基積む235(225比でマルチ約30%上)や18コアの250K Plus、AMD側は9700X以上が候補です。225を選ぶ積極的な理由は「ゲーム+普段使い」までで、重いマルチ作業には一段上のモデルを検討してください。
04 / 電力と将来性消費電力は225・将来性は9600X(AM5)
性能以外の2つの軸——消費電力とプラットフォームの将来性——では、評価が分かれます。ここが225を選ぶ数少ない理由になります。
消費電力は225が明確に有利:ゲーム時の実測で、225/225Fは9600Xよりおおむね36W前後も少ないという結果が出ています。発熱も低く、クーラーも付属するため、静音ビルドや小型(Mini-ITX)PC、電源容量を抑えたい構成では225が扱いやすい選択肢です。電気代と冷却のしやすさを重視するなら225の強みが生きます。
将来のアップグレードはAM5(9600X)が有利:9600XのAM5プラットフォームはAMDが長期サポートを公言しており、同じマザーボードのまま将来の上位CPUへ載せ替えやすいのが強みです。225のLGA1851はArrow Lake Refresh(250K Plusなど)までは同ソケットで動きますが、その先の新CPU対応は不透明です。「今は安く組んで、数年後にCPUだけ強化したい」という長期目線なら9600X(AM5)が安心です。
05 / 関連モデル225F・235・14400との違いとRefresh後の立ち位置
225まわりで迷いやすいのが、内蔵GPU無しの225F、上位の235、前世代の定番14400、そして新世代の250K Plusとの関係です。
225F(内蔵GPU無し)はグラボ前提なら有り:225と225Fの差は内蔵GPUの有無で、価格差は約3,000円です。必ずグラフィックボードを載せる前提なら225Fで差額をメモリやSSDに回せます。迷うなら映像出力の保険になる内蔵GPU付きの225が無難です。
235・14400との関係:235はEコアが8基あり、マルチ性能が225比で約30%高い一方、ゲーム差はわずかです。「ゲームだけなら225、作業も絡むなら235」という棲み分けになります。前世代の14400はHTで16スレッドを持ちますが、アーキテクチャが1世代古く、シングル・効率・プラットフォームの新しさでは225が上です。
Arrow Lake Refresh(250K Plus)登場後の立ち位置:2026年3月に Core Ultra 5 250K Plus(18コア)が登場し、「ゲームは9600X互角+マルチ約2倍」と評価されたことで、無印225の存在意義はさらに省電力・最安枠に絞られました。MT性能やゲーム性能を伸ばしたいなら、225より250K Plusや9600Xを検討するのが2026年6月時点の現実的な選択です。
06 / 結論225と9600X|どちらを買うべきか
Core Ultra 5 225 が向いている人
- 本体価格を最優先したい人。約2.8万円で最新アーキ・NPU・PCIe 5.0・DDR5が手に入り、クーラーも付属します。
- 省電力・静音・小型ビルドを組みたい人。ゲーム時の消費電力が9600Xより約36W低く、発熱も控えめです。
- ゲームは1080p中堅クラスで十分な人。普段使い+ゲームを1台でこなす用途なら性能は足ります。
- 内蔵GPUの保険が欲しい人。グラボ故障時やBIOS作業時に映像出力を確保できます(225F以外)。
9600Xや上位を選ぶべき人
- ゲーミング性能を最重視する人。Ryzen 5 9600Xが平均14〜20%速く、フレーム安定でも有利です。
- 長く使ってCPUを載せ替えたい人。9600XのAM5は将来のアップグレードパスが明確です。
- 動画編集・配信を本格的にやる人。マルチ重視なら235・250K Plusや9700X以上が候補です。
- 数千円差を気にしない人。ゲーム重視なら9600X、Intelで揃えるなら250K Plusに届く価格帯です。
07 / 購入Core Ultra 5 225 / 225F をチェックする
ゲーミング重視で 9600X を狙う方は Ryzen 5 9600X 徹底解説 を参考にしてください。ここでは省電力・最安重視で 225 を選ぶ場合の購入先を載せます。価格は変動するため、最新は各リンク先で確認してください。
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Core Ultra 5 225 と Ryzen 5 9600X は、同じ3万円前後でも性格がはっきり分かれます。ゲーミング性能は9600Xが平均14〜20%上で、フレームの安定でも有利。ゲームを少しでも快適にしたいなら9600Xが順当です。一方の225は消費電力が約36W低くクーラー付属、本体価格も安いという、価格・省電力・静音の三拍子が武器になります。
選び分けはシンプルです。ゲーム性能を重視し、将来CPUを載せ替えたいなら9600X(AM5)。とにかく安く、省電力で小型・静音に組みたいなら225。重いマルチ作業まで視野に入るなら、225ではなく235・250K Plusや9700X以上を検討してください。2026年6月時点では、ゲーマーには9600X、コスパと省電力重視のライトユーザーには225、という住み分けが現実的な答えです。





