Core Ultra 5 225 性能レビュー【2026年9月版】|14コアの245KFが3,736円安く、最安の座は225Fだけに残りました
本記事にはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場等)のリンクが含まれています。
14コアの245KFに値段で抜かれ、最安枠は225Fだけ残りました
価格は価格.com「CPU」一覧・同「マザーボード」一覧・同「メモリー」一覧で2026年9月13日に確認した最安値です。仕様はインテル公式「Core Ultra 5 225」仕様ページ・同「Core Ultra 5 225F」・同「Core Ultra 5 245KF」・同「Core Ultra 5 235」とAMD公式「Ryzen 5 9600X」製品ページによります。Cinebench 2024とGeekbench 6のスコアはcpu-monkeyの集計値、6タイトル平均fpsは当サイトの実測値です。価格は変動するため、購入前にリンク先で確認してください。
目次
価格225より安い14コアが、同じソケットに並んでいます
225を選ぶ理由は長らく「Arrow Lakeでいちばん安い」でした。2026年9月13日時点で、その前提が成り立たなくなっています。同じLGA1851の実売最安を安い順に並べ、Cinebench 2024 Multiを1万円あたりのポイントに直したマルチ単価を添えます。
| CPU | 実売最安 | コア | Cinebench 2024 Multi | マルチ単価 1万円あたり |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 225F 内蔵GPUなし | 24,480円 | 10C / 10T | 935 pts | 382 pts |
| Core Ultra 5 245KF 14コア・内蔵GPUなし | 28,044円 | 14C / 14T | 1,484 pts | 529 pts |
| Core Ultra 5 225 比較の基準 | 31,780円 | 10C / 10T | 935 pts | 294 pts |
| Ryzen 5 9600X Zen 5・6コア12スレッド | 34,880円 | 6C / 12T | 978 pts | 280 pts |
| Core Ultra 5 245K 14コア・内蔵GPUあり | 34,980円 | 14C / 14T | 1,484 pts | 424 pts |
| Core Ultra 5 250KF Plus Arrow Lake Refresh | 34,980円 | 18C / 18T | 1,770 pts | 506 pts |
| Core Ultra 5 250K Plus Refresh・内蔵GPUあり | 38,980円 | 18C / 18T | 1,770 pts | 454 pts |
| Core Ultra 5 235 14コア・65W | 42,000円 | 14C / 14T | 1,220 pts | 290 pts |
245KFは6P+8Eの14コアで28,044円。10コアの225が31,780円なので、コアが4つ多いほうが3,736円安いという並びになっています。Cinebench 2024 Multiは1,484pts対935ptsで59%の差。どちらも内蔵GPUの扱いが違うだけで、ソケットもチップセットも同じLGA1851です。グラフィックボードを載せる前提なら、225を選ぶ理由は価格の面から消えます。245KFの詳細はCore Ultra 5 245K 性能レビューにまとめています。
マルチ単価で見ると、225の294ptsは表の下から2番目です。下には42,000円の235(290pts)しかいません。いっぽう内蔵GPUを省いた225Fは382ptsで、245KFの529ptsに次ぐ2位。同じ10コアでも、価格が7,300円違うだけで評価が入れ替わります。
スペック10コアといっても、Pコアは6つです
225・225F・245KFの3つを、インテル公式の仕様で並べます。225と225Fは内蔵GPU以外まったく同じで、245KFはコアとクロックと電力枠が上です。
| 項目 | Core Ultra 5 225 基準 | Core Ultra 5 225F 内蔵GPUなし | Core Ultra 5 245KF 14コア |
|---|---|---|---|
| コア構成 | 6P+4E(10C / 10T) | 6P+4E(10C / 10T) | 6P+8E(14C / 14T) |
| Pコア最大クロック | 4.9 GHz | 4.9 GHz | 5.2 GHz |
| Eコア最大クロック | 4.4 GHz | 4.4 GHz | 4.6 GHz |
| L3キャッシュ | 20 MB | 20 MB | 24 MB |
| PBP / 電力上限 | 65W / 121W | 65W / 121W | 125W / 159W |
| 内蔵GPU | あり | なし | なし |
| 倍率ロック | ロックあり | ロックあり | 解除済み |
| CPUクーラー | 付属 | 付属 | 付属なし |
| 実売最安 | 31,780円 | 24,480円 | 28,044円 |
マルチEコアが4つ少ないぶん、245KFに59%届きません
マルチスレッドの処理はEコアの数がそのまま効きます。225のEコアは4つ、245KFは8つ。ここに0.3GHzのクロック差と電力枠の差が乗って、Cinebench 2024 Multiで59%の開きになります。
| CPU | コア構成 | Cinebench 2024 Multi | Cinebench 2024 Single | 225との差 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 250KF Plus | 6P+12E | 1,770 pts | 140 | 89%上 |
| Core Ultra 5 245KF | 6P+8E | 1,484 pts | 134 | 59%上 |
| Core Ultra 5 235 | 6P+8E | 1,220 pts | 127 | 31%上 |
| Ryzen 5 9600X | 6C / 12T | 978 pts | 133 | 5%上 |
| Core Ultra 5 225 / 225F 基準 | 6P+4E | 935 pts | 125 | 基準 |
注目したいのはRyzen 5 9600Xとの差がわずか5%しかないことです。6コア12スレッドのCPUに対して、10コアの225が5%しか勝てません。コア数の多さがそのままマルチ性能になるわけではないことが、この並びからわかります。235との差も31%で、コア数の差(10対14)ほどには開きません。
内蔵GPU225と225Fの差は、7,300円です
225と225Fは内蔵GPU以外まったく同じ製品です。その内蔵GPUに7,300円を払うかどうかが、この2つの選び分けになります。判断は「グラフィックボードを載せるか」で決まります。
| 組み方 | 選ぶ型番 | 理由 |
|---|---|---|
| グラフィックボードを載せる | 225F 24,480円 | 内蔵GPUは使わないので7,300円がそのまま浮く。ただし同じ発想なら245KFが3,564円増で14コアになる |
| グラフィックボードを載せない | 225 31,780円 | 映像出力に内蔵GPUが要る。事務機や動画視聴向けの構成ならここが素直 |
| あとから載せる予定がある | 225 | 先にPCを動かせる。ただし7,300円は「先に組めること」への対価になる |
| 故障時の映像出力を確保したい | 225 | グラフィックボードが壊れたときに切り分けができる。内蔵GPU付きを選ぶ理由としてはこれが最も実際的 |
225Fの24,480円に3,564円足すと245KFの28,044円に届きます。Eコアが4つから8つへ増え、Cinebench 2024 Multiは935ptsから1,484ptsへ59%上がります。倍率ロックも解除されています。電力上限が121Wから159Wへ上がるので5,000円台の空冷を別に買う必要が出ますが、それを足しても33,000円台。マルチの処理をする時間が長いほど、この差は効いてきます。
ゲーム9600Xに届かないのは、Arrow Lake共通の事情です
ゲーム性能でRyzen 5 9600Xに届かないのは225に限った話ではありません。上位の245Kでも6タイトル平均で18%届いていません。原因はPコアの数とL3キャッシュの容量で、225はそのどちらも245Kより不利です。
| 6タイトル平均fps 1080p最高設定・RTX 4090 | 平均fps |
|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D 3D V-Cache / +36% | 265 |
| Ryzen 5 9600X 6コア / +23% | 239 |
| Ryzen 5 9600 6コア / +19% | 233 |
| Core Ultra 7 265K 20コア / +4% | 203 |
| Core Ultra 5 245K 14コア / Arrow Lakeの上限 | 195 |
225の6タイトル平均は公開されていませんが、位置づけは数字から読めます。Cinebench 2024 Singleが125ptsと245Kの134ptsの93%、L3キャッシュも20MBと245Kの24MBより少ない。この2つがゲーム性能を決める要素なので、225は上の表でいちばん下にいる245Kのさらに下ということになります。9600Xとの比較はRyzen 5 9600X 徹底解説、同じ価格帯どうしの比較はCore Ultra 5 250K Plus vs Ryzen 5 9600Xで扱っています。
電力121Wは、9600Xの88Wより高い枠です
225の売りとして省電力が挙げられることがありますが、仕様上の電力上限は9600Xのほうが低く設定されています。225が65Wなのはあくまでベース側の数字で、実際に張り付くのは電力上限のほうです。
| CPU | PBP / 電力上限 | クーラーの要否 |
|---|---|---|
| Ryzen 5 9600X | 65W / 88W | 付属なし。3,000円台のエントリー空冷でも回る |
| Core Ultra 5 225 / 225F | 65W / 121W | 付属クーラーで足りる。追加投資なしで組める |
| Core Ultra 5 235 | 65W / 121W | 同上。付属クーラーのまま常用できる |
| Core Ultra 5 245KF | 125W / 159W | 付属なし。5,000円台のサイドフロー型空冷が要る |
つまり225が9600Xに勝っているのは消費電力ではなく、クーラーが付いてくることのほうです。9600Xには付属クーラーがないため、3,000円台の空冷を足すと実質の差は31,780円対37,880円あたりになります。ここは225が有利な数少ない場面です。いっぽう245KFはクーラーが付かないので、225Fとの3,564円差に空冷5,000円台が乗る点は見落とさないでください。
前世代Core i5-14400は、いま225より高くなっています
前世代の定番だったCore i5-14400と比べる場面もありますが、2026年9月時点では価格が逆転しています。14400は34,489円で、225の31,780円より2,709円高い位置にあります。
| CPU | 世代・ソケット | 実売最安 | Geekbench 6 Multi |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 225F | Arrow Lake LGA1851 | 24,480円 | 14,312 |
| Core i5-14400F | Raptor Lake Refresh LGA1700 | 27,979円 | 13,682 |
| Core Ultra 5 225 | Arrow Lake LGA1851 | 31,780円 | 15,340 |
| Core i5-14400 | Raptor Lake Refresh LGA1700 | 34,489円 | 13,682 |
内蔵GPUなしどうしで比べると、225Fが24,480円、14400Fが27,979円。新しい世代のほうが3,499円安く、Geekbench 6 Multiも14,312対13,682で上です。前世代のLGA1700を今から選ぶ理由は、手持ちのマザーボードを使い回す場合に限られます。DDR5とPCIe 5.0に対応する新しいプラットフォームが、いまは安いほうに来ています。
結論残っているのは225Fの安さです
- とにかく安く組みたいなら225F(24,480円でArrow Lakeの最安入口)
- グラフィックボードを載せない(映像出力に内蔵GPUが要る事務機・動画視聴機)
- クーラーを買い足したくない(付属クーラーで121Wまで足りる)
- グラフィックボード故障時の切り分け手段を残したい
- 小さいケースで発熱を抑えたい(電力上限121Wで止まる)
- グラフィックボードを載せるなら245KF(225より3,736円安くマルチ59%上)
- 動画の書き出しや配信をするなら250KF Plus(18コアでマルチ89%上)
- ゲームが主目的なら9600X(3,100円差で6タイトル平均が一段上)
- 内蔵GPUと14コアの両方が欲しいなら245K(225より3,200円高いだけ)
- 前世代のマザーボードを持っていないなら14400は選ばない(225より2,709円高い)
言い換えると、225の「Arrow Lakeでいちばん安い」という立ち位置は225Fに移りました。内蔵GPU付きの225を選ぶ場面は「グラフィックボードを載せない」「故障時の保険が欲しい」に絞られます。上の型番の関係はCore Ultra 5 245 徹底解説とCore Ultra 5 235 レビュー、予算別の組み方は失敗しないCPUの選び方で整理しています。
製品実際に買える型番と、組み合わせるパーツ
225の前後で迷う4つの型番


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
LGA1851で組む場合、CPU以外のパーツは型番が変わっても共通です。225も225Fもクーラーが付属するので、そのぶん最初に買うものは少なくて済みます。
225 / 225Fで組む基本パーツ


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
自分で組まない場合は、225Fを積んだ完成品が大手BTOにあります。Arrow Lakeの65W無印を積んだ機種は数が少なく、選択肢は限られます。
225Fを積んだ完成品と、その上


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
FAQよくある質問
Core Ultra 5 225の実売最安は31,780円です。6P+4Eの10コアで、L3キャッシュ20MB、電力上限121W、リテールクーラーが付属します。問題は、同じLGA1851に14コアの245KFが28,044円で並んでいることです。コアが4つ多いほうが3,736円安く、Cinebench 2024 Multiは1,484pts対935ptsで59%上。マルチ単価で並べると225の294ptsは下から2番目で、上には245KFの529pts、250KF Plusの506pts、245Kの424ptsが並びます。
もうひとつ確認しておきたいのが電力です。225のPBP 65Wはベース側の数字で、実際に張り付く上限は121W。Ryzen 5 9600Xの88Wより高く、省電力を理由に225を選ぶ根拠はスペック上ありません。225が9600Xに対して持つ利点は、クーラーが付属することのほうです。
それでも内蔵GPUを省いた225Fの24,480円は、いまもArrow Lakeの最安入口として成立します。マルチ単価382ptsは245KFに次ぐ2位で、前世代の14400Fの27,979円より3,499円安く、Geekbench 6でも上回ります。225という型番に残っているのは「グラフィックボードを載せない」「故障時の映像出力を確保する」という2つの場面だけです。上の型番との関係はCore Ultra 5 245K 性能レビュー、価格帯ごとの選び方は失敗しないCPUの選び方で確認できます。









