Core Ultra 5 225 性能レビュー【2026年4月版】|最安Arrow Lakeの実力と比較

(更新: 2026.4.17)
Core Ultra 5 225 性能レビュー【2026年4月版】|最安Arrow Lakeの実力と比較

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INTEL CORE ULTRA 5 225 — 2026 REVIEW
Core Ultra 5 225 性能レビュー
最安Arrow Lakeの実力を検証する
Arrow Lake 世代で最も安い Core Ultra 5 225 は、¥29,800 で 10コア・NPU・PCIe 5.0・DDR5-6400 が手に入る「次世代への最安入口」です。この記事では 2026年4月時点の最新ベンチマーク、235 / Ryzen 5 9600X / Core i5-14400 との比較、225F(内蔵GPU無し版)との選び分け、そしてArrow Lake Refresh 登場後の立ち位置まで整理します。
2026年4月版6P+4E / 10コア¥29,800〜

Arrow Lake 世代のデスクトップ向け CPU で最も安く買えるのが Core Ultra 5 225 です。2026年4月時点の実売価格は¥29,800〜(225F は ¥26,800〜)。3万円を切る価格で、最新の Lion Cove Pコア + Skymont Eコア アーキテクチャ、NPU(Intel AI Boost)、PCIe 5.0、DDR5-6400 といった Arrow Lake の恩恵がすべて揃います。

ただし「安い=万能」ではありません。上位の 235 と比べると Pコア ブーストが 0.2GHz 低く、MTP も 121W と控えめ。ゲーミング性能では Ryzen 5 9600X に一歩譲る場面もあります。さらに 2026年3月にはArrow Lake Refresh として Core Ultra 5 250K Plus($199)が登場し、225 の「最安 Arrow Lake」という唯一の武器も揺らぎ始めています。

この記事では、225 が「買い」になるのはどういう人なのか、具体的なベンチマーク・価格・用途別の判断基準を2026年4月の最新情報で整理します。

コア構成
6P + 4E
10コア / 10スレッド
Pコア ブースト
4.9 GHz
PBP / MTP
65 / 121 W
実売価格
¥29,800〜
225F: ¥26,800〜

01 / スペックCore Ultra 5 225 スペック詳細と用途別評価

※本記事のスペック情報は Intel 公式製品ページ、ベンチマークデータは複数の海外テック媒体の実測値をもとにまとめています。価格は 2026年4月時点の国内実売価格です。

Core Ultra 5 225 は、Arrow Lake アーキテクチャ(Lion Cove Pコア + Skymont Eコア)を採用した 10コア10スレッドの デスクトップ向け CPU です。ハイパースレッディングは廃止されており、物理コア数=スレッド数です。

項目Core Ultra 5 225
アーキテクチャArrow Lake(Lion Cove + Skymont)
コア / スレッド10コア(6P+4E)/ 10スレッド
Pコア ベース / ブースト3.3 GHz / 4.9 GHz
Eコア ベース / ブースト2.7 GHz / 4.4 GHz
L2 キャッシュ22 MB
L3 キャッシュ20 MB
内蔵GPUIntel Graphics(Xe-LPG 2コア)
NPUIntel AI Boost(第3世代)
PBP / MTP65 W / 121 W
対応ソケットLGA1851
対応メモリDDR5-6400(CUDIMM対応)
PCIePCIe 5.0
クーラー付属あり(Intel Laminar)
実売価格(2026年4月)¥29,800〜

ハイパースレッディング廃止の意味:Arrow Lake 世代は全モデルで HT が廃止されています。10コアのCPUはスレッド数も10。前世代の Core i5-14400(10コア16スレッド)と比べるとスレッド数では劣りますが、Pコアのアーキテクチャ刷新(Lion Cove)により 1スレッドあたりの処理能力が大幅に向上しています。スレッド数の減少を IPC 向上で相殺し、消費電力も下がる——という設計思想です。

02 / 選び分けCore Ultra 5 225 vs 225F——内蔵GPUの有無

Core Ultra 5 225 には、内蔵GPU搭載の「225」と非搭載の「225F」の2モデルが存在します。価格差は約 ¥3,000 です。

モデル内蔵GPU実売価格向いている人
Core Ultra 5 225Intel Graphics
(Xe-LPG 2コア)
¥29,800〜グラボ故障時の保険・映像出力の代替手段が欲しい人
Core Ultra 5 225Fなし¥26,800〜グラフィックボードを必ず搭載する予定で、¥3,000でも節約したい人

迷ったら225(内蔵GPU付き)を推奨:¥3,000 の差額で、グラフィックボードの故障やトラブル時に映像出力を維持できる保険が手に入ります。内蔵GPU自体はゲーミング用途には力不足ですが、BIOS設定やドライバ更新時の作業用、あるいはグラボ購入前の一時的な動作確認に役立ちます。予算に余裕がなく、必ずグラボを搭載する前提の人だけが 225F を選ぶべきです。

03 / 比較Core Ultra 5 235 / Ryzen 5 9600X / Core i5-14400 との違い

225 のライバルは、同世代の上位モデル 235、AMD の Ryzen 5 9600X、そして前世代の定番 Core i5-14400 です。

モデルコア/スレッドPコア ブーストPBP / MTP実売価格特徴
Core Ultra 5 22510(6P+4E)/ 104.9 GHz65 / 121 W¥29,800〜Arrow Lake 最安・NPU付き
Core Ultra 5 23510(6P+4E)/ 105.1 GHz65 / 154 W¥32,000〜ブースト+0.2GHz・MTP高い
Ryzen 5 9600X6 / 125.4 GHz65 W¥37,000〜Zen 5・シングル最速級・SMT有効
Core i5-1440010(6P+4E)/ 164.7 GHz65 / 148 W¥28,000〜前世代・HT有効・LGA1700

235との差:同じ Arrow Lake コアで、Pコアブーストが 0.2GHz、MTP が 33W 異なるだけです。実性能差は Cinebench 2024 マルチで 5〜10% 程度。価格差が約 ¥2,000 なので、その ¥2,000 で SSD やメモリを強化する方が体感的な満足度は高い場合もあります。

Ryzen 5 9600X との差:9600X は 6コア12スレッドとコア数では少ないものの、SMT(同時マルチスレッディング)が有効でスレッド数は12。シングルコア性能は 9600X がやや上回り(ブースト 5.4GHz vs 4.9GHz)、ゲーミング性能でも一部タイトルで 9600X が 10〜20% 優位です。ただし価格差は約 ¥7,000 あるため、コスパの観点では 225 が有利です。

Core i5-14400 との差:14400 は HT 有効で 16スレッドを持ちますが、アーキテクチャが 1世代古い Raptor Lake(Golden Cove Pコア)です。225 はシングル・マルチ・ゲームいずれも 14400 を上回り、消費電力も低め。さらに LGA1851 / DDR5 / NPU / PCIe 5.0 という将来性で大差があります。同価格帯(¥30,000前後)で新規購入するなら 225 一択です。

04 / ベンチマークマルチ・シングル・ゲーム性能の実測データ

※以下は複数の海外テック媒体の実測データをもとにした参考値です。テスト環境・メモリクロックにより数値は変動します。

Cinebench 2024 — マルチコア

HT廃止 10スレッドで 9600X(12スレッド)とほぼ互角。i5-14400 を 11% 上回る。
Core Ultra 5 235
約 810 pts
Core Ultra 5 225(本機)
約 740 pts
Ryzen 5 9600X
約 720 pts
Core i5-14400
約 665 pts

Cinebench 2024 — シングルコア

Arrow Lake Pコア の IPC が効く領域。9600X にはやや劣るが 235 との差は小さい。
Ryzen 5 9600X(Zen 5 / 5.4GHz)
約 130 pts
Core Ultra 5 235(5.1GHz)
約 122 pts
Core Ultra 5 225(本機 / 4.9GHz)
約 116 pts
Core i5-14400(4.7GHz)
約 104 pts

ゲーム性能(1080p / 平均FPS・相対値)

ゲームではシングル性能が支配的。9600X が一部タイトルで 10〜20% 優位。
Core Ultra 5 235
100%(基準)
Ryzen 5 9600X
約 97%
Core Ultra 5 225(本機)
約 95%
Core i5-14400
約 88%

ゲーム性能の実態:225 と 235 のゲーム性能差は約 5% と小さく、実プレイで体感差が出るシーンはほぼありません。前世代の i5-14400 に対しては約 8% 上回り、価格帯が同等であれば 225 を選ぶ理由は十分です。Ryzen 5 9600X とはゲーム性能でほぼ互角ですが、225 の方が約 ¥7,000 安く入手できます。ただし一部のタイトル(Marvel Rivals 等)では 9600X が 20% 近くリードするケースもあり、特定ゲームへの最適化は AMD がやや有利です。

05 / 立ち位置Arrow Lake Refresh 登場後の Core Ultra 5 225

2026年3月、Intel は Arrow Lake Refresh として Core Ultra 5 250K Plus($199 / 18コア)を発表しました。225 の「最安 Arrow Lake」という唯一の武器に対して、性能面で強力な競合が同世代内から現れた形です。

モデルコア/スレブーストTDP想定価格備考
Core Ultra 5 22510 / 104.9 GHz65W¥29,800〜最安 Arrow Lake
Core Ultra 5 250K Plus18 / 185.2 GHz125W¥35,000〜Refresh・ゲーム性能で225を上回る

250K Plus の登場で 225 の立ち位置はどう変わったか:250K Plus は ¥35,000〜で 18コア / 5.2GHz ブーストと、225 を大きく上回るスペックです。ゲーム性能では 225 を 10% 以上上回るデータもあります。ただし TDP が 125W(MTP はさらに高い)のため、冷却や電源の要件が異なります。225 の強みは「65W の省電力設計 + クーラー付属 + ¥30,000 以下」という組み合わせにあり、この点で 250K Plus と真正面からは競合しません。静音ビルドやコンパクトPC向けとしては依然として 225 が合理的な選択肢です。

06 / 結論Core Ultra 5 225|どんな人に向いているか

向いている人

  • 予算を最優先したい人。Arrow Lake 世代で最安クラス、¥29,800 で最新アーキテクチャ・NPU・PCIe 5.0・DDR5-6400 が手に入ります。
  • 普段使い+ゲームを1台でこなしたい人。ゲームから日常作業まで十分な性能を持ち、クーラー付属でトータルコストも抑えられます。
  • 省電力・静音ビルドを組みたい人。PBP 65W / MTP 121W は Arrow Lake 全モデルで最も低く、付属クーラーでも安定動作します。
  • LGA1851 プラットフォームに乗りたい人。前世代 LGA1700 からの移行先として、最小コストで DDR5 / PCIe 5.0 環境が手に入ります。

向いていない人

  • ゲーミング性能を最重視する人。シングルコア性能では Ryzen 5 9600X250K Plus が上回ります。¥7,000〜の追加投資で体感差が出ます。
  • 動画編集・配信を本格的にやりたい人。HT 廃止による 10スレッドは、マルチスレッド性能を要する作業では物足りなくなります。12スレッドの 9600X や 18コアの 250K Plus を検討すべきです。
  • 数千円の差を惜しまない人。235 との価格差が約 ¥2,000 と小さい場合、ブーストクロックと MTP が高い 235 の方が長期的に満足度が高いです。
  • AM5 環境で揃えたい人。225 は LGA1851 専用です。既存の AM4/AM5 マザーボードを流用する場合は Ryzen 系が唯一の選択肢です。

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総評

Core Ultra 5 225 は「Arrow Lake を最安で手に入れるための入口」です。HT 廃止による 10スレッド構成は重量マルチタスクには不向きですが、ゲーミング・普段使い・省電力ビルドでは前世代を確実に上回ります。クーラー付属で ¥30,000 以下という価格設定は、LGA1851 への移行を最小コストで実現する唯一の選択肢です。

ただし 2026年4月現在、Arrow Lake Refresh(250K Plus / ¥35,000〜)が登場したことで「もう少し出せば大幅に性能アップ」という選択肢が増えました。225 が刺さるのは「65W 省電力」「コンパクトPC」「とにかく最安」にこだわるケースで、ゲーム性能やマルチスレッド性能を追うなら上位モデルを検討してください。

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