Pulsar X2F CrazyLightは買いか|旧X2Fから9g軽い29g・XS-2センサー、価格は同じ19,800円
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旧X2Fと同じ外寸のまま38gから29gへ、中身もほぼ総入れ替え
Pulsar Gaming Gears(韓国のゲーミングデバイスメーカー)は2026年9月28日、指先だけで操作するフィンガーチップ専用マウス「X2F CrazyLight」を国内公式ストアで発売しました。一般的なマウスの後ろ半分を切り落とした形の「X2F」を、さらに軽くしたモデルです。
旧X2Fとの違いは、外寸を変えずに重量を38gから29gへ落とし、センサーをXS-1からXS-2へ、メインスイッチを光学式へ置き換えた点です。価格は国内19,800円、米国149.95ドルで、どちらも旧X2Fと同額に据え置かれています。
判断の分かれ目は、スペックより形状にあります。後端がないため、手のひらを乗せる持ち方ではそもそも支えられません。新旧の仕様差を公式の数値で並べ、同じPulsarのX2 CrazyLight Miniや他社の36〜49g級の軽量マウスとも比べながら、買い替える価値がある人と見送るべき人を切り分けます。
目次
結論先に結論|買い替えるべき人と見送るべき人
- 指先だけで保持するつまみ持ちで、手のひらがマウスに触れない
- 旧X2Fの形は気に入っているが、38gの重さや二重クリックが気になっていた
- LODをマウスパッドに合わせて細かく詰めたい
- X2 CrazyLight Miniを指先で持っていて、後端が余っている
- かぶせ持ちや、手のひらの付け根を後端に当てるつかみ持ち
- 旧X2Fに不満がなく、9gの軽量化に約2万円を払うほどの価値を感じない
- バッテリーの持ち時間を重視する(公称の駆動時間が未公表)
- Amazonや量販店のポイントを使って買いたい(現時点の販路は公式ストアのみ)
違い旧X2Fとの違いは外寸以外のほぼすべて
X2F CrazyLightと旧X2Fは、全長87.5mm・幅61.1mm・高さ31.6mmという外寸が完全に同じです。手に当たる形はそのままで、中身と素材の使い方で重量を削った更新だと考えると分かりやすくなります。
| 項目 | X2F CrazyLight | 旧X2F |
|---|---|---|
| 国内価格(公式ストア) | 19,800円 | 19,800円(現在売り切れ) |
| 米国価格(公式ストア) | 149.95ドル | 149.95ドル |
| 重量 | 29g ±2g | 約38g ±1g |
| 外寸(長さ×幅×高さ) | 87.5×61.1×31.6mm | 87.5×61.1×31.6mm |
| センサー | XS-2 | XS-1 |
| 最大DPI(調整単位) | 42,000(1単位) | 32,000(10単位) |
| 最大速度・加速度 | 800IPS・70G | 750IPS・50G |
| 最大ポーリングレート | 8,000Hz | 8,000Hz |
| メインスイッチ | Pulsar光学式(1億回) | Huano Blue Pink Dot(8,000万回) |
| ホイールエンコーダー | TTC Gold | PULSAR BLUE ENCODER |
| LOD | 0.7〜1.7mmの11段階 | 2mm・1mm・0.7mmの3段階 |
| 付属ソール | ドット型・全面型の2種類 | 形状違いの3種類 |
| 付属品 | Link 8Kドングル・USB-Cケーブル・ソール2種 | 8K対応ドングル・ケーブル・ソール3種 |
※重量・寸法・センサー・スイッチ・LODはPulsar Gaming Gears Japan公式ストアの各製品ページの表記。旧X2Fのエンコーダー・ソール・重量公差は国内発売時の販売店告知の表記。価格は2026年9月29日時点の国内・米国公式ストアの表示価格です。
重量差は9gで、旧X2Fの38gから見ると約24%の削減です。公差まで含めて最も差が小さくなる組み合わせ(新型が31g、旧型が37g)でも6gは軽くなります。30g前後の領域での6〜9gは、総重量の2割前後に当たる差です。

内部の部品も一新されています。Pulsarは発売前の告知で、MCU(マウスの動作を制御するチップ)にNordic製の54L15、バッテリーに容量210mAhの電池(告知での表記は「210mA」)を使うと公表しました。センサーのXS-2はPulsar独自の名称で、公式ストアの表記はXS-2です。海外メディアの一部には「X2-S」と書いた記事もありますが、同じものを指しています。
もう1つ見落としやすい変更が、メインスイッチの方式です。旧X2FのHuano製スイッチは金属接点で押下を検出するため、摩耗が進むと二重クリック(チャタリング)が起きることがあります。新型の光学式は光の遮断で押下を検出する方式で、Pulsarはデバウンス遅延(誤検知を防ぐための待ち時間)が不要になると説明しています。クリック感は変わるので、旧X2Fの明確なクリック感が好きだった人は、この点を好みの問題として意識しておくとよいでしょう。
形状後端のない形が合う持ち方、合わない持ち方
X2F系を選ぶかどうかは、重量よりも先に持ち方で決まります。一般的なマウスは手のひらや手の付け根を後端に当てて支えますが、X2Fはその後端がありません。親指・薬指・小指の3点で側面を挟み、人差し指と中指でクリックする持ち方が前提です。

持ち方ごとの向き不向きは、ゲーミングマウスの選び方|持ち方から逆算する形状・重さ・センサーの決め方で詳しく整理しています。自分の持ち方がどれに当たるか迷う場合は先に確認しておくと、形状で失敗しにくくなります。
比較X2 CrazyLight Miniとどちらを選ぶか
同じPulsarで比較対象になりやすいのが、全長115.6mmの通常形状を持つX2 CrazyLight Miniです。幅はほぼ同じ61mmで、違いは後端があるかどうかと、世代の新しいセンサーかどうかです。
| 項目 | X2F CrazyLight | X2 CrazyLight Mini |
|---|---|---|
| 国内価格(公式ストア) | 19,800円 | 16,390円 |
| 重量 | 29g ±2g | 約35g(ドット型ソール装着時) |
| 全長 | 87.5mm | 115.6mm |
| センサー | XS-2(42,000DPI) | XS-1(32,000DPI) |
| 後端 | なし(指先だけで保持) | あり(手のひらの付け根を当てられる) |
※価格・重量・寸法は2026年9月29日時点のPulsar Gaming Gears Japan公式ストアの表記。X2 CrazyLight Miniの重量は、通常ソール装着時は約37gです。
差額は3,410円で、それで得られるのは約6gの軽量化と新世代センサーです。ただし後端がなくなる代わりに、つかみ持ちという選択肢を失います。手のひらが一切触れない人ならX2F CrazyLight、付け根を当てることが少しでもあるならX2 CrazyLight Miniという分け方が現実的です。
他社比較他社の軽量マウスと比べてどちらを選ぶか
X2F CrazyLightの29gは、後端を切り落とした形だから出せる数字です。後端のある通常形状の軽量ワイヤレスマウスでは、軽いモデルでも36〜49gに収まります。重量では7〜20g差がつく一方、通常形状には手のひらや付け根を当てる余地が残ります。
| 製品 | 重量 | 形状・センサー・最大ポーリングレート |
|---|---|---|
| Pulsar X2F CrazyLight | 29g ±2g | 後端なし/XS-2(42,000DPI)/8,000Hz |
| CORSAIR SABRE v2 PRO | 36g | 通常形状/33,000DPI/8,000Hz |
| Arbiter Studio AKITSU MEDIUM | 約40g | 通常形状(カーボン製)/PixArt 3950(30,000DPI)/8,000Hz |
| ソニー INZONE Mouse-A | 約48.4g | 通常形状/3950IZ(30,000DPI)/8,000Hz |
| Razer Viper V4 Pro | 49g | 通常形状/Focus Pro 50K Gen-3(50,000DPI)/8,000Hz |
※重量・センサー・ポーリングレートは各社公式製品ページの表記。Razer Viper V4 Proの49gはブラックの値で、ホワイトは50gです。
選び分けは、ここでも持ち方で決まります。手のひらが一切触れないならX2F CrazyLight、少しでも付け根を当てるなら通常形状の4機種から選ぶのが基本です。
通常形状の中でX2F CrazyLightにもっとも重量が近いのは、36gのSABRE v2 PROです。AKITSU MEDIUMはカーボン素材で約40gに収めたモデルで、仕様の詳細はArbiter Studio AKITSU MEDIUMは買いかで整理しています。INZONE Mouse-AはプロチームのFnaticとの共同開発、Viper V4 ProはRazerの最新センサーを載せた上位モデルで、軽さより形状の実績やセンサーの世代を重視する人に向きます。
販路にも差があります。X2F CrazyLightは2026年9月29日時点で公式ストア専売ですが、この4機種はAmazon.co.jpで購入でき、ポイントも使えます。


※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
注意点購入前に確認しておきたい3つのこと
国内・米国どちらの公式ストアにも、X2F CrazyLightのバッテリー駆動時間の記載はありません。電池の容量は210mAhで、センサーを毎秒2万フレームで固定する「ターボモード(20Kモード)」は応答を速める代わりに電池の消費が増えます。8,000Hzとターボモードを常用すると、充電の間隔は短くなる前提で考えてください。
2つ目は、8,000Hzを使うための動作条件です。公式ストアには、8K対応ドングルの必要条件としてIntel Core i5またはAMD Ryzen 5以上のCPUと、USB 3.0以上のポートが明記されています。8,000Hzは1秒間に8,000回、つまり0.125msごとに位置を報告する設定で、CPUへの負荷も上がります。ゲームがカクつく場合の切り分けは、8000Hzマウスでゲームがカクつく原因と直し方で手順をまとめています。
ドングルをUSB 3.0ポートに挿すと、外付けSSDなどUSB 3.0機器のノイズと2.4GHz帯の無線が干渉することがある点にも注意が必要です。付属のLink 8KドングルにはDPI切り替えボタンと機能割り当てボタン、設定状態を示すLEDが付いています。ボタンを使うなら手の届く位置に置くことになるため、挿すポートと延長ケーブルの取り回しは事前に考えておくとよいでしょう。干渉が疑われるときの確認方法は外付けSSDをつなぐとワイヤレスマウスがカクつく原因で解説しています。
3つ目は販路です。2026年9月29日時点で、X2F CrazyLightはPulsar Gaming Gears Japanの公式ストアで在庫ありと表示されており、Amazon.co.jpには出品がありません。旧X2Fは2025年8月1日にPCショップ店頭でも販売が始まったモデルですが、X2F CrazyLightの量販店での取り扱い時期はまだ告知されていません。量販店のポイントを使いたい場合は、入荷の告知を待つことになります。
FAQよくある質問
まとめまとめ|形が合う人には旧型より明確に上の同額モデル
X2F CrazyLightは、旧X2Fと同じ外寸のまま、重量を38gから29gへ落とし、センサー・スイッチ・エンコーダー・LOD調整まで入れ替えたモデルです。価格は国内19,800円で据え置かれ、旧X2Fは公式ストアで売り切れています。
そのため、X2F系の形状が合う人にとって迷う要素はほとんどありません。判断すべきは新旧の差ではなく、後端のない形状を指先だけで扱えるかどうかです。手のひらや付け根を少しでも当てるなら、後端のあるX2 CrazyLight Miniのほうが安全な選択になります。
指先だけで保持するつまみ持ちなら、X2F CrazyLightは旧X2Fより全面的に上回り、しかも同じ19,800円です。旧X2Fユーザーは重さかクリックに不満があるなら買い替え、不満がなければ急ぐ必要はありません。つかみ持ち・かぶせ持ちの人は形状の時点で対象外なので、後端のあるX2 CrazyLight Miniなどを検討してください。バッテリーの駆動時間は未公表のため、8,000Hzを常用する人は充電の手間も織り込んでおきましょう。
出典:Pulsar Gaming Gears Japan「[Pulsar LAB] X2F CrazyLight Gaming Mouse」、Pulsar Gaming Gears Japan「[Pulsar LAB] X2F Mini Gaming Mouse」(旧X2F)、Pulsar Gaming Gears「[Pulsar LAB] X2F CrazyLight Gaming Mouse」(米国ストア)、Pulsar Gaming Gears「[Pulsar LAB] X2F Gaming Mouse」(米国ストア・旧X2F)、Pulsar Gaming Gears Japan「X2 CrazyLight Mini Gaming Mouse」、Pulsar Gaming Gears公式X(2026年8月28日の告知)、TechPowerUp「Pulsar Launches X2F CrazyLight 29 g Wireless Fingertip Gaming Mouse」、パソコンショップアーク「Pulsarより、指先で操作するフィンガーチップマウス『X2F』が販売開始」





