プロゲーマーのイヤホン使用率|ProSettings約2,400人の集計で見る採用状況と人気モデル【2026年10月】
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ProSettings 2,436人の集計では最多モデルでも1.6%
「プロはイヤホンを使っている」とよく言われますが、全体の何割がそうなのかを示したデータは、日本語ではほとんど見かけません。数字がないまま「プロ愛用」という言葉だけで選ぶと、自分に合わない製品を買いかねません。
プロ選手の装備を集計する海外サイトProSettingsを調べると、イヤホンは少数派でした。全2,436人のうち、最も多いShure SE215 Clearでも40人(1.64%)、ヘッドセットのHyperX Cloud IIは1モデルで275人(11.29%)です。ただしイヤホンだけを分母にした「使用率」は見当たらず、ここに出てくる割合はすべて登録人数から割り出した計算値です。
プロの登録人数は、そのまま「自分に合う機材」にはなりません。大会用と普段用、イヤホンとヘッドセットの併用、集計に載らない選手が混ざるためです。通話をするか、耳への負担に耐えられるかで、先に種類を決めてください。
目次
結論先に結論|イヤホンは少数派、使うなら理由を決めてから
- 耳周りの蒸れや頭の重さが気になって長時間プレイがつらい
- 音の方向を聞き分ける用途で、有線の遅延ゼロを重視する
- マイクは別に用意する、または配信・通話をしない
- 通話やボイスチャットが多く、マイク一体型で済ませたい
- 周辺機器を増やさず、1台で完結させたい
- プロの登録人数で最多のモデルに近い選択をしたい
データProSettingsに登録されたイヤホンの人数
ProSettingsは、プロ選手が使う機材をブランド別・モデル別に集計している海外サイトです。2026年10月12日に確認した時点の総数は2,436人で、複数のゲームの選手を含みます。Shure・SONY INZONEのブランドページでイヤホンに分類されているのは次のモデルです。
| モデル | 登録人数 | 2,436人に対する割合 |
|---|---|---|
| Shure SE215 Clear | 40人 | 1.64% |
| Shure SE215 Black | 15人 | 0.62% |
| SONY INZONE E9 | 6人 | 0.25% |
| Shure SE215 Blue | 3人 | 0.12% |
| Shure AONIC 215 Black | 1人 | 0.04% |
| Shure SE846 Gen 2 | 1人 | 0.04% |
SE215はClear・Black・Blueの3色で合計58件です。同じ選手が色違いを複数登録している可能性があるため、58人とは言い切れません。INZONE E9の6人は、SONYのページが「もっと見る」付きで一部の表示だった点も踏まえ、ほかのINZONEイヤホンの登録は確認できていません。
確認した範囲のイヤホンの登録は、上の表の6モデルで合計66件(2,436人の2.7%相当)です。これは下限の目安で、Shure・SONY以外のブランドのイヤホンは数えていません。
比較ヘッドセットの人数と並べると差は大きい
同じ2,436人を分母にすると、HyperXのヘッドセットは合計663人(27.22%)で、ヘッドセットが並ぶ登録人数が多い順に次のとおりです。
| モデル | 登録人数 | 2,436人に対する割合 |
|---|---|---|
| HyperX Cloud II | 275人 | 11.29% |
| HyperX Cloud III | 68人 | 2.79% |
| HyperX Cloud III Wireless | 52人 | 2.13% |
| HyperX Cloud Alpha | 41人 | 1.68% |
HyperX Cloud II単体の275人は、SE215の3色合計58件の約4.7倍です。VALORANTだけを数えた別の集計でも、700人を対象にしたヘッドセットの上位はRazer BlackShark V3 Proでした。
| VALORANTのヘッドセット | 人数 | 700人に対する割合 |
|---|---|---|
| Razer BlackShark V3 Pro | 166人 | 23.71% |
| Razer BlackShark V2 Pro | 131人 | 18.71% |
| HyperX Cloud II | 79人 | 11.29% |
VALORANTのヘッドセット集計ページには、イヤホンの記載がありません。「ヘッドセットが多数派」という記述はありますが、イヤホンを使う選手が何割いるかは、このページから読み取れません。
出典:ProSettings Shure / ProSettings SONY INZONE / ProSettings HyperX / ProSettings VALORANTヘッドセット集計 / ソニー INZONE E9 発表(2025年8月20日)。割合は登録人数をProSettingsが示す総数(2,436人/VALORANTは700人)で割った計算値。確認日は2026年10月12日。
読み方この数字から言えること・言えないこと
言えるのは、ProSettingsに登録された範囲では、ヘッドセットの方がイヤホンより圧倒的に多いことです。「プロの多くがイヤホン」とは言えません。一方で次のことは、この集計では言えません。
- イヤホンの正確な使用率:イヤホン使用者だけを分母にした集計や、イヤホン全体の人数は確認できていません。
- ヘッドセットの人がイヤホンを使っていない:機材の登録は1人が複数持つことがあり、ヘッドセットとイヤホンを使い分ける人もいます。
- SE215が1位:ほかのブランドを数えていないため、イヤホンの首位とは断定できません。
大会大会で採用されたことと、選手が選ぶことは別
ソニーは2025年8月20日の発表で、INZONE E9を「VALORANT Challengers Japan 2025 Season Finals」(8月23〜24日)の公式ゲーミングギアに選んだと説明しています。E9はFnaticと共同開発され、USB-Cのオーディオボックスで接続し、PCソフトのINZONE Hubで設定します。
ただし、これは主催側の採用であり、出場した全選手が使ったという意味ではありません。大会で使われることと、選手が普段から選ぶことは分けて読む必要があります。ProSettingsでE9を登録している6人という数字が、選手側の選択を示す材料です。
判断プロの登録人数を、自分の選択に使うには
使用率の高いモデルは、「多くのプロが長く使い続けた結果」を示す参考になります。ただし、頭の形・耳の形・使う環境はプロと同じではありません。次の順番で絞ると失敗しにくくなります。
- 通話をするか:する場合はヘッドセット、またはイヤホンに別のマイクを足す構成にします。イヤホンのマイク事情はゲーミングイヤホンのおすすめにまとめています。
- 耳への負担が許容できるか:イヤホンは軽い一方、長時間で耳の中が痛くなる人もいます。ヘッドセットは重さと蒸れが課題です。迷ったらゲーミングヘッドセットの選び方の装着感の項目を確認します。
- プロの人数が多いモデルから選ぶ:同じ条件なら、ProSettingsで人数が多いモデルは大きな外れが少ない選択です。
おすすめ登録人数が確認できたイヤホン2つ
ProSettingsでイヤホンとして登録人数を確認できた2モデルです。
まとめまとめ|プロはヘッドセットが主流、イヤホンは目的で選ぶ
ProSettingsの2,436人では、イヤホン最多のSE215 Clearが40人(1.64%)、HyperX Cloud IIが275人(11.29%)でした。イヤホンの使用率を示す公式な統計はなく、人数からの計算値として読む必要があります。購入するときは、通話の有無と耳への負担で、イヤホンかヘッドセットかを先に決めます。
プロの主流はヘッドセットで、イヤホンは少数派です。イヤホンは耳への負担や有線の軽さを理由に選び、通話が多いならヘッドセットを選びます。



