ゲーミングPCのメモリは16GBで足りる?32GBとの差をゲーム別に検証【2026年】

(更新: 2026.3.8)
ゲーミングPCのメモリは16GBで足りる?32GBとの差をゲーム別に検証【2026年】

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ゲーミングPCのメモリ、16GBと32GBで迷っていませんか。2026年現在、ゲーム用途なら32GBが新しい基準になりつつあります。ただしDDR5メモリが高騰中で、32GB(16GB×2)が約5万円。16GB(8GB×2)でも約3.3万円かかる時代です。この記事では、ゲーム別のメモリ使用量データをもとに「本当に32GB必要なのか?」を検証し、DDR5が高い今だからこその賢い買い方も解説します。
REC推奨容量32GB16GB×2 デュアルch
16GDDR5 8GB×2~¥33,000高騰前は約7,000円
32GDDR5 16GB×2~¥50,000高騰前は約15,000円

SECTION 01結論:2026年のゲーミングPCは32GBが基準

先に結論を言います。2026年にゲーミングPCを組むなら、32GB(16GB×2)を推奨します。 理由はシンプルで、最近のゲームはメモリ消費が増えているからです。モンハンワイルズは推奨16GB、Cyberpunk 2077のアップデート後は12GB以上を要求。ゲーム単体なら16GBでギリギリ足りますが、Discordやブラウザをバックグラウンドで開いた状態では余裕がなくなります。 ただし問題は価格です。
構成容量実勢価格(2026年2月)差額
DDR5-5600 8GB×216GB約33,000円
DDR5-5600 16GB×232GB約50,000円+約17,000円
DDR5高騰前は16GBが7,000〜8,000円、32GBでも15,000円程度で買えました。今は16GBですら3.3万円。差額の1.7万円は、SSD 1TBが買えるほどの金額です。 だからこそ、この記事では「今は16GBで始めて、価格が落ち着いたら32GBに増設する」という選択肢も含めて検討します。

予算別のPC構成でメモリがどれだけ予算を圧迫しているかは、予算別おすすめ構成の内訳バーを見ると一目瞭然です。15万円構成では予算の22%がメモリに消えています。

SECTION 02ゲーム中にメモリは何GB使われている?【タイトル別実測】

「16GBで足りるかどうか」を判断するには、実際にゲーム中にメモリがどれだけ消費されるかを知る必要があります。以下は各タイトルのメモリ使用量の参考値です。
タイトルゲーム単体+Discord+ブラウザ+OBS配信
Valorant4〜5GB8〜9GB10〜11GB
Apex Legends6〜7GB10〜11GB12〜13GB
原神5〜6GB9〜10GB11〜12GB
FF147〜8GB11〜12GB13〜14GB
モンハンワイルズ10〜12GB14〜16GB16〜18GB
Cyberpunk 207710〜13GB14〜17GB16〜19GB
※ OS(Windows 11)の常駐で約3GBを消費。表の数値はOS分を含んだ合計です。ブラウザは20タブ程度、Discordは通話中を想定しています。 注目すべきは右2列です。ゲーム単体では16GBに収まるタイトルでも、マルチタスク環境では一気に余裕がなくなります。モンハンワイルズやCyberpunkは、Discordとブラウザだけで16GBの上限に達します。 これを視覚的に見てみましょう。

メモリ使用量の積み上げ — 重量級ゲーム+配信環境

シナリオ:モンハンワイルズ + Discord + Chrome 20タブ + OBS配信
OS
ゲーム 11GB
Chrome
OBS
空き
← 16GB
シナリオ:Valorant + Discord + Chrome 5タブ
OS
ゲーム 5GB
空き
← 16GB
OS (3GB)ゲームDiscordChromeOBS空き
上のバーを見ると、重量級ゲーム+配信環境では16GBラインを超えているのがわかります。超えた分はSSDへのスワップ(仮想メモリ)で補われますが、これがカクつきやフレームドロップの原因になります。 一方、Valorantのような軽量ゲームでDiscord+ブラウザ程度なら、16GBで十分に余裕があります。

SECTION 0316GBと32GBでfpsは変わるのか?

「メモリを増やせばfpsも上がるのか?」——これは多くの人が気になるポイントです。結論から言うと、平均fpsはほぼ変わりません。ただし、安定性には差が出ます。 以下は同一構成(RTX 5060 + Ryzen 5 9600)で、メモリだけを16GBと32GBに変えた場合の参考値です。
タイトル(フルHD高設定)16GB 平均fps32GB 平均fps
Valorant252fps255fps+1%
Apex Legends143fps146fps+2%
モンハンワイルズ58fps62fps+7%
Cyberpunk 2077DLSS使用57fps63fps+10%
原神60fps60fps±0%
※Discord+ブラウザ起動状態での参考値です。 軽量ゲームでは誤差レベルですが、メモリ消費の大きいタイトルでは7〜10%の差が出ています。これは16GB環境でスワップが発生し、データの読み込みにSSDを経由するぶんの遅延です。 平均fpsよりも重要なのが「1% Low fps」(フレームレートが最も落ち込む瞬間の数値)です。16GB環境ではメモリが逼迫した瞬間にfpsが大きく落ち込み、体感では「一瞬カクッとなる」現象が起きます。32GBならメモリに余裕があるため、このカクつきがほぼ発生しません。 つまり、16GBと32GBの差は「平均fpsの数字」ではなく「プレイ中の安定感」に表れます。特にFPS・TPSのような反応速度が求められるゲームでは、一瞬のカクつきが勝敗を分けることもあります。

RTX 5060の詳しいベンチマークはRTX 5060レビューで確認できます。上記のfps値はこのGPUクラスでの参考値です。

SECTION 0416GBで足りる人・32GBが必要な人

ここまでのデータを踏まえて、判断基準を整理します。

16GBでOKな人

  • 遊ぶゲームがValorant・原神・LoL・マイクラなど軽量タイトル中心
  • ゲーム中にブラウザやDiscordをほとんど開かない
  • 配信や録画はしない
  • 予算が限られていてGPUに少しでも多く回したい

32GBにすべき人

  • モンハンワイルズ・Cyberpunk・Starfieldなど重量級タイトルを遊ぶ
  • ゲーム中にDiscord+ブラウザ(複数タブ)を常時起動する
  • OBSで配信・録画をしながらプレイする
  • 動画編集やAIアプリも使う予定がある
ポイントは「ゲーム単体の性能」ではなく「ゲーム中に他に何をしているか」です。ゲームしか起動しない人なら16GBで十分ですが、現実的にはDiscordとブラウザを閉じてゲームする人は少ないでしょう。 BTOパソコンを検討している方は、16GBモデルを購入して後からメモリだけ自分で交換・増設するのもアリです。BTOの基本についてはBTOパソコンとは?を参考にしてください。

SECTION 05DDR5が高い今、16GBスタート→あとから増設する方法

「32GBが理想なのは分かったけど、今のメモリ価格では厳しい」——そんな方には、16GBで始めて価格が落ち着いたら32GBに増設する方法をおすすめします。
増設プラン — 16GBから32GBへ

DDR5メモリは価格変動が激しいため、高騰期に無理して32GBを買う必要はありません。以下の手順で段階的にアップグレードできます。

  • :DDR5-5600 8GB×2(16GB)を購入(約33,000円)
  • 価格が落ち着いたら:DDR5-5600 16GB×2(32GB)に買い替え(現在約50,000円 → 正常価格なら約15,000〜20,000円)
  • 取り外した8GB×2はフリマやメルカリで売却して差額を回収

メモリ価格が正常化すれば、トータルの出費は今32GBを一括で買うより安くなる可能性が十分あります。

増設時の注意点

同一型番・同一ロットが理想:異なるメーカーや速度のメモリを混ぜると、動作が不安定になることがあります。増設する場合は、既存のメモリと同じ製品を購入するのが基本です。

8GB×4枚(計32GB)は非推奨:4枚挿しはメモリコントローラーへの負荷が増え、XMPプロファイルが安定しないケースがあります。32GBにするなら16GB×2枚への買い替えが確実です。

デュアルチャネルを維持する:必ず2枚1組で使いましょう。1枚だけ追加して奇数枚構成にすると、帯域が半分になりfpsが明確に下がります。

次に、差額の1.7万円をどう使うかという視点で比較してみます。

Tradeoff

差額 ¥17,000 の使い道
Option A今すぐ32GBにする安定性↑ マルチタスク◎
ただし高値掴みのリスク
VS
Option B16GBで差額を別に回すSSD 1TB追加 or クーラー強化
後からメモリ増設
どちらが正解かは使い方次第です。重量級ゲーム+配信をすぐに始めるならOption A。軽量ゲーム中心で、あとから環境を整えていくならOption Bが賢い選択です。

DDR5メモリの価格推移と今後の見通しはメモリ価格の最新動向で詳しく解説しています。購入タイミングの参考にしてください。「そもそも今PCを買うべき?」という方はPCは今が買い時?もどうぞ。

SECTION 06メモリの速度はゲームに影響する?DDR5-5600 vs 6000

容量の次に気になるのが「速度」です。DDR5-5600とDDR5-6000では、どれだけゲーム性能に差が出るのでしょうか。 結論:ゲーム用途ではほぼ誤差です。 DDR5-5600とDDR5-6000の差はベンチマーク上で1〜3%程度。体感できるレベルではありません。5600→6000にするために数千円余計に払うくらいなら、そのぶんを容量アップ(16GB→32GB)に回した方が、はるかに体感に影響します。 速度より容量。これがゲーミングPCにおけるメモリ選びの鉄則です。 ただし、APU構成(グラフィックボードなし)の場合は話が変わります。APUの内蔵GPUはメインメモリをVRAMとして共用するため、メモリ速度がfpsに直結します。APU構成を検討中の方はAPU構成ガイドを確認してください。

SECTION 07まとめ — メモリ容量の判断早見表

項目16GB32GB
価格(2026年2月)約33,000円約50,000円
軽量ゲーム単体余裕あり余裕あり
重量級ゲーム単体ギリギリ余裕あり
ゲーム+Discord+ブラウザカツカツ〜不足余裕あり
ゲーム+配信不足快適
fps影響(軽量ゲーム)差なし差なし
fps影響(重量級)1%Low低下あり安定
将来性2〜3年4〜5年

今16GBを選ぶべきケース

  • 予算が厳しく、GPUやSSDに回したい
  • 軽量ゲーム中心で、マルチタスクは最小限
  • メモリ価格が下がったら32GBに増設する前提

最初から32GBにすべきケース

  • 重量級ゲームを遊ぶ or 今後遊ぶ予定がある
  • ゲーム中にDiscord+ブラウザを常時起動する
  • 配信・録画・動画編集を行う
CONCLUSION

2026年のゲーミングPCには32GBが新しい基準です。ただし、DDR5高騰で差額が1.7万円に膨らんでいる今、全員が今すぐ32GBを買う必要はありません。軽量ゲーム中心なら16GBで始めて、メモリ価格が落ち着いた頃に増設する——この「段階的アップグレード」が、2026年のDDR5時代におけるもっとも賢いメモリの買い方です。

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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。