【最新CPU】Core Ultra 7 265Kのスペック・性能を徹底解説|内蔵GPUも強化された次世代チップ

2026.1.19

インテルが2024年末に投入した「Core Ultra」シリーズは、従来のCore i7やCore i9から名称が刷新され、AI時代を見据えた新しいアーキテクチャが採用されています。本記事ではその中でも注目の「Core Ultra 7 265K」について、スペックやベンチマーク、内蔵GPUの性能などを詳しく紹介します。

Core Ultra 7 265Kとは?

Core Ultra 7 265Kは、Arrow Lakeアーキテクチャを採用した「Core Ultra」シリーズの上位モデルです。「K」付きのモデルは倍率ロックフリーで、オーバークロックにも対応するため、ゲーミングやクリエイティブ用途にも最適な1基といえます。

Core Ultra 7 265Kの主なスペックと比較

製品名 Core Ultra 9 285 Core Ultra 7 265K Core Ultra 7 265 Core Ultra 5 245K
アーキテクチャ Arrow Lake Arrow Lake Arrow Lake Arrow Lake
コア数 / スレッド数 24コア(8P+16E)
24スレッド
20コア(8P+12E)
20スレッド
20コア(8P+12E)
20スレッド
14コア(6P+8E)
14スレッド
ベースクロック 2.5GHz(Pコア) 3.9GHz(Pコア) 2.4GHz(Pコア) 4.2GHz(Pコア)
最大ブーストクロック 最大5.6GHz 最大5.5GHz 最大5.3GHz 最大5.2GHz
内蔵GPU Intel Graphics Intel Graphics Intel Graphics Intel Graphics
NPU Intel AI Boost Intel AI Boost Intel AI Boost Intel AI Boost
TDP 65W 125W 65W 125W
ソケット FCLGA1851 FCLGA1851 FCLGA1851 FCLGA1851
対応メモリ Up to DDR5 6400 MT/s Up to DDR5 6400 MT/s Up to DDR5 6400 MT/s Up to DDR5 6400 MT/s

上記のスペック表からわかる通り、Core Ultra 7 265Kは前世代から単なるクロックアップ以上の大きな変化を遂げています。特に注目すべきは以下の3点です。

今世代から、長年採用されてきたハイパースレッディング(HT)が廃止されました。スレッド数は減少していますが、コア1つあたりの処理能力(IPC)が大幅に向上したため、マルチスレッド性能は第14世代のi7-14700Kを凌駕しています。HT廃止により、電力効率が劇的に改善されたことも大きなメリットです。

対応メモリの項目にある「DDR5 6400 MT/s」は定格の数値ですが、Core Ultra 200Sシリーズはクロックドライバを搭載した新規格「CUDIMM」に対応しています。これにより、従来のDDR5では不安定だった8000MT/sを超える超高速メモリ駆動が現実的になり、ゲームやクリエイティブ作業でのボトルネックが大幅に解消されました。

ソケットがLGA1700からLGA1851へ刷新されました。これによりマザーボードの買い替えは必須となりますが、CPU直結のPCIe 5.0レーン数が増加。最新の超高速NVMe SSDや将来のハイエンドグラフィックスボードの性能をフルに引き出せる設計となっており、2026年以降のスタンダードを見据えた構成と言えます。

性能面での特徴

Core Ultra 7 265Kは、高性能Pコアに加え、省電力Eコアを搭載するハイブリッド構成が特徴です。特にAI処理用のNPU(Neural Processing Unit)を搭載したことで、ローカル環境でのAIアシスタントや画像認識などにも対応可能となりました。

外部GPUとの組み合わせはもちろん、「最低フレームレート(1% Low FPS)」の安定感に注目。超高速メモリ対応により、オープンワールドゲームでのカクつきが旧世代より抑えられています。

ゲーミング性能

RTX 4060以上の外部GPUと組み合わせれば、4Kゲーミングも十分可能なレベルです。CPU単体での処理性能も高く、重いタイトルでもボトルネックになることはほぼありません。

クリエイティブ用途

動画編集や3DCGレンダリングでは、Pコアの高クロックとEコアのマルチスレッド性能が活きてきます。Adobe Premiere ProやBlenderなどのマルチスレッド対応ソフトでは、上位モデルに迫る処理速度を発揮します。

内蔵GPUの進化

内蔵GPUとして搭載されている「Intel Graphics」は、従来のUHD Graphicsに比べて大幅に性能が向上。軽量なeスポーツ系タイトル(ValorantやLoLなど)であれば、フルHDで60fps以上の快適な動作も可能です。

ベンチマークスコア(目安)

ベンチマーク項目 Core Ultra 7 265K 比較対象・評価
Cinebench R23 (Multi) 約35,000〜36,000 i9-13900KやRyzen 9 7900Xを凌駕
Cinebench R23 (Single) 約2,200〜2,300 第14世代i9に匹敵するシングル性能
PassMark (CPU Mark) 約53,000 i9-13900Kを超え、i9-14900Kに迫る
3DMark Night Raid (iGPU) 約33,000 Radeon 780M超え。 軽いゲームなら専用グラボ不要

マルチ性能の大幅な底上げ
ご提示の「約22,000」という数値は以前の暫定値に近いものですが、実測では35,000超を記録します。これはハイパースレッディングを廃止した代わりに、PコアとEコアそれぞれの処理効率が極限まで高まった結果であり、動画編集やレンダリングにおいて、かつての「最上位i9」クラスの速度を「i7」で実現しています。

圧倒的な「低消費電力」下でのスコア
驚くべきは、この高スコアを前世代(i7-14700K)より約40〜50W低い消費電力で叩き出していることです。「同じ性能を出すのにより少ない電気で済む」ため、ベンチマーク中の発熱も抑えられ、サーマルスロットリング(熱による速度低下)が発生しにくくなっています。

内蔵GPU(Intel Graphics)の躍進
3DMarkのスコアが示す通り、内蔵GPU性能は従来のUHDシリーズから約2倍近く向上しました。ビジネスPCとしての利用であれば、軽い写真編集や動画視聴、さらには『Valorant』のような軽量ゲームまで、グラフィックボードなしで快適にこなせるポテンシャルを秘めています。

どんなユーザーにおすすめ?

Core Ultra 7 265Kは、次のようなユーザーに最適です。

  • 最新ゲームを高フレームレートで快適に遊びたいゲーマー
  • 動画編集や3DCGなどのクリエイティブ作業を行うユーザー
  • 今後のAI時代に向けて、ローカルAI処理も見据えたい上級者
  • 「静音・省エネなハイエンドPCを組みたい人」(冷やしやすいため、ファンの回転数を抑えられる)
  • 「最新のインターフェース(Thunderbolt 5等)をフル活用したい人」

一方で、ライトな使い方しかしないユーザーや、電力効率を重視したい場合は、下位モデル(Core Ultra 5など)も検討の余地があります。

まとめ|Core Ultra 7 265Kは次世代をリードする万能CPU

Core Ultra 7 265Kは、性能・機能・拡張性のバランスに優れたハイエンドモデルです。最新アーキテクチャによる効率的なパフォーマンス、強化された内蔵GPU、そしてAIエンジンの搭載により、これからのPCに求められる要素をすべて兼ね備えています。

ゲーミングPCの新調やハイエンド構成を検討している方は、ぜひ候補に加えてみてください。

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執筆者プロフィール

ゲーミングスタイル管理人|自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。初めての自作PCに魅了されて以来、毎年のようにパーツを更新しながら最新のトレンドを追いかけています。現在も現役で自作ゲーミングPCを組み替えながら、より快適でコスパの良い構成を探求中。 当サイト「ゲーミングスタイル」では、初心者にもわかりやすく、でも上級者も満足できるような情報発信を心がけています。パーツ選びや比較記事、トラブル対処法まで、実体験に基づいたリアルな情報をお届けします。