『Verdant Requiem』の「塩」と軍需管理とは?現役救急科医が作る戦記SRPGの属性均衡・体験版・発売日
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体験版は第9章まで。Steam Deckは非対応
敵に勝っても、兵士が飢えや塩の不足で倒れては戦争は続けられません。『Verdant Requiem』は、その補給の現実をシステムにしたSRPGです。個人開発者のMed.y.mさんが、SRPG Studioで制作しています。
管理する資源は塩・食糧・鉱物の3種類です。塩が足りなければ「塩欠病」、食糧が足りなければ「飢餓」が部隊を蝕みます。さらに、取引などのプレイヤーの行動が主人公レオニスの「属性」を決め、軍全体の能力と物語の分岐に関わります。開発者は現役の救急医で、この塩の設計も医療現場の経験から生まれたと説明しています。
Steamの発売日表示は2026年11月2日、開発者の国内向け案内は11月3日予定です。購入前に確かめたいのは3点あります。体験版は第9章まで(想定6〜8時間)で試せること、Steam DeckとSteam Inputに非対応であること、そして製品版の価格がSteamにまだ出ていないことです。
目次
基本情報発売日・体験版・対応環境の早見
| 項目 | 確認できた内容 | 購入前の注意 |
|---|---|---|
| 発売日 | Steam表示は2026年11月2日。開発者の国内向け案内は11月3日予定 | 日付の違いは公式に説明されていないため、発売直前にストアで確認 |
| 価格 | Steamの本編ページに価格の表示なし(2026年10月11日時点) | 開発者の登録ページも「価格未定」 |
| 体験版 | 無料。第9章エンディングまで。想定6〜8時間 | セーブの引き継ぎは保証されない |
| ボリューム | メインテキスト40万字以上、90以上のマップ、3ルート | 1ルートは12〜17時間の想定 |
| 操作環境 | ゲームパッド対応。Steam DeckとSteam Inputは非対応 | 体験版ページにはマウス未対応と明記 |
| 最低動作環境 | Pentium 4 2.0GHz/RAM 512MB/空き950MB/1024×768以上 | 非常に軽い要件。推奨環境の記載はなし |
出典:Steam「Verdant Requiem」、Steam「Verdant Requiem Demo」、開発者のGameWith Indie登録ページ、開発者のBOOTH商品ページ、開発者本人の開発ログ(GameWith Indie、2026年7月23日・8月5日)。2026年10月11日確認。画像はSteamストアページの掲載画像です。
軍需管理塩・食糧・鉱物を管理する軍需管理とは
マップや拠点で塩と食糧を獲得し、部隊の維持に使います。集めた塩・食糧・鉱物は軍需物資として取引でき、戦況を見て判断する仕組みです。開発者ログには、今は武器を買うべきか、食糧を備蓄するべきか、将来のために鉱物を残すべきか、という判断例が挙がっています。

画面には「管理回数 1回消費」の表示があり、取引には回数の制約がありそうです。ただ、回数がどこで回復するのか、物資の交換比率がどう決まるのかは、公開情報からは分かりません。
塩と食糧は別の資源として扱われる
開発者の説明では、塩が不足すれば塩欠病、食糧が不足すれば飢餓が発生します。食糧さえ積めばよいのではなく、2種類を別々に切らさない配分が求められるということです。鉱物は軍需物資として取引対象になりますが、塩欠病や飢餓の補正値、消費のタイミング、鉱物の使い道の詳細は公開されていません。
塩なぜ塩が物語の中心なのか
塩は部隊の維持資源であると同時に、国家間の対立の種でもあります。開発者ログには、塩を独占する教国が描かれています。塩を巡る支配と格差が国家間の対立につながり、各国が自国の正義と生存を懸けて争う、という説明です。一方の帝国は、鉄と軍事力を持つ国として紹介されています。
この着想について、開発者は救急医として働く経験が出発点になったと説明しています。ただし、現実の低ナトリウム血症は食塩の不足だけで起こるものではありません。副腎の機能低下など、病気が原因になる場合もあります(米国NIDDK)。ゲーム内の塩欠病を現実の疾患の再現として受け取るより、補給と健康を結びつけた設計と見るのが適切です。
属性均衡行動が主人公と軍の能力を変える属性均衡
主人公レオニスの属性は、プレイヤーの行動によって変化します。その影響は主人公にとどまらず、味方ユニットや軍全体の能力、重要な物語分岐にまで及ぶと説明されています。開発者ログでは、資源の取引といった一つひとつの行動が属性を規定すると述べられています。
火や水のような攻撃属性の相性とは別の仕組みだと考えられますが、公式の説明では攻撃属性との関係は確認できません。どの行動が属性をどちらへ傾けるのか、能力補正がどれくらいなのかは未公開です。体験版で、序盤の取引が後の展開にどう響くかを見るのが近道です。
戦闘三すくみと挟み撃ち追撃が土台の戦術戦闘
戦闘は、武器の三すくみ、必殺、特攻、スキルといった基本の駆け引きが中心です。そこに、位置取りで発生する「挟み撃ちによる追撃」と、キャラクターごとの個性を生かす「戦技」が加わります。追撃の発生条件やダメージの倍率は公開されていません。

キャラクターロストについては、Steamの商品説明に「キャラロストはありませんが、負傷によるペナルティは存在します」とあります。仲間を失わずに遊べる一方で、負傷の回復条件やペナルティの重さは分かっていません。難易度への影響は、体験版で確認したいところです。
ボリューム40万字・90マップ・3ルートの長編
開発者の登録ページでは、メインテキスト40万字以上、90以上のマップとされています。Steamの説明では、ルートは3つで、第10章で分岐します。想定プレイ時間は、作中プレイ時間表記とフリーシナリオを含めて40時間以上、1ルートあたり12〜17時間程度です。後者はオート・高速化・スキップを使わない場合の目安とされています。
40時間以上は作品全体の想定で、1周で40時間かかるという意味ではありません。数字はいずれも開発者の想定で、実測ではありません。
PC環境Steam Deck・Steam Input・マウスの注意
Steamの本編ページには、Steam Deck非対応のプラグインを利用した作品だと明記されています。Steam Inputも現時点では非対応で、ゲームパッドが動かないときはライブラリの本作を右クリックし、コントローラー設定からSteam入力を無効にして試すよう案内されています。体験版のページには、マウス未対応との記載もあります。製品版のページにはマウスの記載がないため、発売時点で確認してください。
開発ログによると、ゲームパッド向けの改修も進んでいます。マップカーソルの斜め移動、攻撃・杖・アイテム使用時のLB/RB相当の入力による対象切り替え、戦闘予測画面でのボタン入力による装備変更などです。Steam Inputへの非対応と、ゲームパッド操作そのものの作り込みは別の話です。
最低動作環境は、Pentium 4 2.0GHz、RAM 512MB、空き容量950MB、画面1024×768以上とかなり軽い設定です。ただし、記載されているOSの古いバージョンはSteamクライアント側が対応しておらず、Steamは2024年1月1日以降Windows 10以降のみをサポートしています。水面反射や光源の演出を入れた作品なので、開発者は更新頻度やキャッシュの調整、画面外の光源・水面反射の更新抑制で軽量化していると説明しています。FPSなどの計測値は公開されていません。体験版を起動して確かめるのが確実です。
体験版体験版は第9章まで。セーブ引き継ぎは保証なし
無料の体験版は、製品版でルートが分岐する直前の第9章エンディングまで遊べます。想定は6〜8時間で、高速化・スキップ・オートを使わず、フリーシナリオも一通り遊んだ場合の目安です。軍需管理や属性均衡が序盤からどれだけ効くかを見るには十分な長さです。
セーブデータについて、体験版ページは、内部IDやアプリ構成が製品版と異なるため、セーブや実績の互換性は保証しないとしています。製品版のページには引き継ぎを試す手順が画像で案内されていますが、動作サポートの対象外です。体験版での育成を製品版に持ち越す前提で進めるのは避けたほうがよさそうです。
発売日と価格11月2日と11月3日の違い
Steamの本編ページは発売日を2026年11月2日と表示しています。開発者の登録ページでは「2026年11月3日予定」です。理由は公式に説明されておらず、時差による表記の違いの可能性がありますが、確かめられていません。配信開始の正確な時刻は、発売直前にSteamストアで確認してください。
価格は、Steamの本編ページに2026年10月11日時点で表示がなく、開発者の登録ページも「価格未定」としています。開発者のBOOTHには、Steamでの発売後にBOOTHでも販売する予定と書かれています。
制作方法AI併用の開示と味方ユニットの数
Steamの説明では、動画、BGM、グラフィック(一枚絵、立ち絵、一部マップ素材)でAIを併用しています。最終調整、表情差分、ループ調整、エフェクト調整は人の手で行い、特定の作者や作風を学習させたプロンプトは使っていないとの記載です。この点を購入の判断材料にする人は、ストアの開示を直接読んでください。
開発ログでは、味方19名分の支援会話にボイスを導入したと報告されています。開発ログの見出しは「味方ユニット19名+α」で、19名という数字は総登場人物数を示すものではありません。
向き不向きどんな人に向いているか
向いているのは、戦闘の外の補給や選択まで含めて軍を動かしたい人、長編の戦記シナリオを複数ルートで読みたい人です。逆に、戦闘だけを手軽に遊びたい人、Steam Deckで遊びたい人、マウスで操作したい人は、体験版で相性を確かめてからが安全です。
まず体験版の第9章までを遊び、軍需管理が作業にならないか、属性の変化が実感できるかを見てください。そのうえで、発売後にSteamの価格と対応状況を確認すれば十分です。
FAQよくある質問
まとめまとめ|塩を巡る補給と政治を、体験版で確かめられるSRPG
『Verdant Requiem』は、塩・食糧・鉱物の軍需管理と、行動で変わる属性均衡を軸にした長編戦記SRPGです。クラシックな三すくみの戦闘に、補給と国家間の対立を重ねた作りです。具体的な数値は未公開の部分が多いため、判断は無料の体験版(第9章まで)で行うのが確実です。
塩の管理が戦術と物語にどう効くかは、体験版で確かめられます。Steam DeckとSteam Inputは非対応、価格は未表示なので、購入はその確認のあとで十分です。


