『RuneScape』新作MMO「RS4」はDragonwildsの拡張から生まれた|Unreal Engine採用、発売日・PC/Steam対応は【2026年10月】
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Unreal Engine採用、発売日・PC/Steam対応は未発表
「RS4」と聞くと、現行『RuneScape』の大型アップデートか後継版を思い浮かべがちです。実際は『RuneScape』『Old School RuneScape』『RuneScape: Dragonwilds(ルーンスケープ:ドラゴンワイルズ)』とは別に開発される、独立した新作MMORPGです。
しかもその出自が意外です。RS4は、Dragonwilds向けに2027年の拡張として計画されていた企画が、プレイヤーの要望を受けて膨らんだ結果、独立したゲームになったものです。ただし「2027年発売」ではなく、Jagexは発売まで「まだ数年」としています。
PCで遊べるのか、Steamに来るのか、必要スペックはどれくらいか。この3点は2026年10月時点で公式に何も決まっていません。今すぐPCを買い替える理由はなく、判断材料が出てくるのは2027年以降です。

目次
現状決まっていること・まだ決まっていないこと
Jagex公式のRS4発表ページが明言しているのは、第4世代のRuneScapeプロジェクトとして開発中であること、Unreal Engineで作ること、物語はDragonwildsの数年後のAshenfallから始まること、発売は数年先であることの4点です。それ以外は、公式自身が「回答するには早い」としています。
| 項目 | 状況 | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 発売日 | 未発表 | Jagexは「まだ数年先」としている |
| 2027年に出る情報 | 世界観・ゲーム内容・開発チーム・開発への参加方法 | 発売ではなく続報の年 |
| 対応機種(PC・Steam含む) | 未発表 | 「まだ話せる段階ではない」と回答 |
| アカウント・メンバーシップ・料金 | 未発表 | 既存タイトルとの関係も含めて未回答 |
| 戦闘・スキルの仕組み | 未発表 | 同じく回答を控えている |
| Unreal Engineのバージョン | 未発表 | 公式表記は「Unreal Engine」のみ |
| PC推奨スペック | 未発表 | Dragonwildsの要件は目安にならない |
※2026年10月6日時点。Jagex公式のRS4発表ページとRuneFest 2026の発表内容による。
名前「RS4」は正式タイトルではなく仮称
Jagexは現時点の呼び名を「working title(仮称)」と説明しており、第4世代のRuneScapeプロジェクトだから「RS4」と呼んでいます。『RuneScape 4』という正式タイトルが決まったわけではなく、最終的に別の名前になる可能性があります。
従来のRuneScape 2からRuneScape 3への移行とも性格が違います。公式ページは「RS4はOld School、RuneScape、Dragonwildsのどれも置き換えるものではない」と明記し、それぞれに専用チームとロードマップ、継続的な投資があるとしています。「RuneScapeのサービスが終わってRS4へ移る」という理解は、現時点では誤りです。
経緯Dragonwildsの2027年拡張が、MMOとして独立した
RS4の出自は、RuneFest前のメディア向け説明で明かされました。Dragonwildsの開発側であるJesse America氏によると、元は「Shadows of Ashenfall」という名前で2027年に出す予定だったDragonwildsの拡張で、プレイヤーの声を受けて始まった企画です。
Dragonwildsは最大4人で遊ぶ協力型のサバイバルクラフトです。遊んだ人たちはその世界を気に入った一方で、RuneScapeらしさをもっと求めました。具体的には、永続サーバー、より多くの同時参加者、ソーシャル機能、交易の拠点といった要望です。
開発チームが初期のプロトタイプを作る中で、「作っているものは本質的にMMOであり、独立したゲームにふさわしい」と判断し、Dragonwildsの一部ではなくJagexの4本目の柱として単独で立てることにしました。
Dragonwildsの遊び手が求めた「もっとMMOらしいRuneScape」が、別ゲームに育ったものです。グラフィックよりも、永続サーバー・大人数・交易といったMMOの土台が出発点だった点が、ゲームの方向性を考えるうえで重要です。
土台Dragonwildsが技術と客層の土台になっている
Dragonwildsは2022年にJagexが発表した、Unreal Engine 5製のオープンワールドサバイバルゲームです。2026年9月15日に正式版となり、PCに加えてPS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2でも発売されました。RuneScapeシリーズのコンソール展開はこれが初で、Steamの早期アクセス期間(約18か月)だけで150万本以上を販売しています。
RS4の発表ページは、Dragonwildsで得た技術的な知見と、RuneScapeやOld School RuneScapeで培ってきたコミュニティ参加型の開発手法を持ち込むと説明しています。エンジン、コンソール展開、新しい映像表現を実際の商品で経験したチームが、次のMMOを作る形です。
舞台はGielinorの第6紀で、Dragonwildsの出来事とDragon Queen Kuldraの時代から数年後のAshenfallです。同じマップをそのままMMO化するのではなく、時間が経った後の世界を描くため、Dragonwildsの建築や遊び方を引き継ぐ必要はなく、MMORPGとして設計し直せます。Dragonwildsの現在の進行や今後の予定は、『RuneScape: Dragonwilds』正式リリース|値上げ撤回・推奨RTX 2070で整理しています。
エンジン「Unreal Engine」とは言えても「Unreal Engine 5」とはまだ言えない
Jagexが正式に述べているのは「Unreal Engineで開発する」までで、バージョンは明かしていません。Dragonwildsは公式にUnreal Engine 5採用とされていますが、RS4の発売は数年先で、その間にエンジン側も更新されます。2026年時点で「RS4はUE5製」と書くのは正確ではなく、バージョンが示されるまでは「Unreal Engine採用」とするのが妥当です。
一方、現行の『RuneScape』も技術更新を止めていません。2026年9月7日にはWindows向けにVulkanレンダラーのオープンベータを始めました。CPUオーバーヘッドの低減、マルチスレッドの活用、ロード・ストリーミング性能の改善が狙いで、OpenGLは非対応環境向けの代替として残ります。次の対象はAndroid、さらにVulkanからMetalへの変換層を介したApple環境とされています。
25年分のコンテンツを抱える既存作は今のエンジンを近代化し、新作側はUnreal Engine上で一から作る。Jagexが「置き換えではない」と繰り返す理由は、技術面からも筋が通ります。
映像公開されたのはコンセプト映像で、ゲームプレイではない
RuneFestで流れた映像は、ゲーム画面やHUD、戦闘を見せるものではなく、CGのコンセプト映像です。緑の谷に広がる町と浮遊する島々、三つ首のドラゴンに襲われる騎手などが映りますが、ドラゴンへの騎乗や特定の移動手段が実装されると約束したものではありません。戦闘・スキル・進行の仕組みについても、Jagexは「まだ答える段階ではない」としています。
見るべきなのは完成版のグラフィックではなく、RS4が目指す世界観の方向です。映像の見栄えを根拠に、動作の重さや必要スペックを想像するのは早すぎます。
発売日発売日は未定、2027年は「続報の年」
Jagexが明言しているのは、初期の開発段階にあり、完成までは「a few years away(数年先)」ということだけです。具体的な発売時期は出ていません。
ここで混同しやすいのが「2027年」です。元になったDragonwilds拡張が2027年向けだったのは事実ですが、企画がMMO規模に育って別物になっているため、「RS4は2027年発売」という意味にはなりません。Jagexが2027年に約束しているのは、世界観・ゲーム内容・開発チーム・プレイヤーの開発参加方法について、さらに詳しい情報を出すことです。
PC・SteamPC版・Steam版も、推奨スペックもまだ分からない
Unreal Engine製のMMORPGなのでPCに出るのは自然に思えますが、対応機種は公式に発表されていません。Jagexは発表ページで、対応機種、アカウント、メンバーシップの扱いは「回答するには早い」と明記しています。PC、Steam、PS5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2のどれに出るのかは、現時点では確定情報がありません。Dragonwildsが4機種で展開しているので、JagexがRuneScapeブランドのマルチプラットフォーム開発を経験済みなのは確かですが、RS4が同じ対応機種になるとは限りません。
Dragonwildsの現在のSteam要件は次のとおりです。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| GPU | GeForce GTX 1060 6GB / Radeon RX 5600 XT / Intel Arc A750 | GeForce RTX 2070 / Radeon RX 5700 XT |
| CPU | Core i3-8100 / Ryzen 5 1600 | Core i5-10600 / Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
※Steamストアページの記載(2026年10月6日確認)。RS4の要件ではありません。
この数字をRS4の予想スペックとして使うのはおすすめしません。Dragonwildsは少人数協力が中心のサバイバルですが、RS4は最初からMMORPGとして作られます。発売まで数年あるため、GPUの世代交代、大人数の同時表示、世界の規模、使うレンダリング機能で負荷の条件は大きく変わります。「DragonwildsがRTX 2070推奨だからRS4も同程度」とは言えない段階で、PCの買い替えは正式な要件が出てからで十分です。
方針「integrity」と「permanent progression」を最初から掲げた
RS4の発表ページは、設計原則の中心に「integrity(誠実さ・公正さ)」と「permanent progression(積み上げた進行が残ること)」、そしてコミュニティ主導の開発を置くとしています。
この言葉は、現行RuneScapeの直近の動きと重なります。Jagexはコミュニティ投票を経て、経験値を直接得られるアイテムなどを買えた課金システム「Treasure Hunter」の廃止を決め、12万票超の支持のもと2026年1月19日にRuneScapeから取り除きました。同時に225点のDirect XP関連アイテムも販売をやめ、1年がかりの「Integrity Roadmap」を始めています。
同じ言葉を新作の最初の原則に置いた点は注目できます。ただし、RS4が無課金になる、アイテム課金がない、買い切りになるといった発表ではありません。料金体系、メンバーシップ、ゲーム内課金は未発表です。「integrityを重視する」という方針と、どう収益を得るかは分けて見る必要があります。
注目点2027年の続報で見たいのは、映像よりMMOの骨格
Unreal Engine採用でグラフィックに目が向きがちですが、RS4の成否を分けるのは、長く積み上げるスキル、自由なキャラクター育成、プレイヤー経済、クエスト、何年も残る進行といったRuneScapeの骨格を、どこまで残せるかでしょう。Dragonwildsの遊び手が求めたのも、見た目の強化ではなく、永続サーバー、大人数、ソーシャル、交易という「世界に住むための仕組み」でした。
2027年の続報では、戦闘の派手さよりも、スキル、経済、サーバー構成、取引、成長の設計がどう示されるかを確かめると、RS4の方向がつかめます。
FAQよくある質問
まとめまとめ|RS4は「Dragonwildsが育てたMMO」、判断材料は2027年以降
RS4は、現行RuneScapeを置き換える更新ではなく、Unreal Engineで一から作る独立した新作MMORPGです。出発点はDragonwilds向けの2027年拡張で、永続サーバーや大人数、交易を求める声に応えるうちに、MMOとして独立しました。
発売日、PC・Steam対応、推奨スペック、戦闘やスキル、料金体系、既存アカウントとの関係は、どれも未発表です。「2027年」は発売年ではなく、詳細が明かされる年です。エンジンも「Unreal Engine」までで、「UE5」とはまだ言えません。
PCを買い替える必要はなく、Dragonwildsの動作要件をRS4に当てはめるのも避けたほうが安全です。いま遊ぶなら、Dragonwildsか現行のRuneScapeで十分で、RS4は2027年の続報を待ってから判断できます。


