4KにおすすめのGPU 6選|GeForce・Radeon全比較【2026年版】
「4Kモニターでゲームしたいけど、グラボはどれを選べばいい?」
「RTX 5090は高すぎるし、RTX 5070 Tiでも4Kは大丈夫?」
4K解像度はフルHDの4倍、WQHDの約2.25倍ものピクセル数を描画します。グラボへの負荷は桁違いに高く、「最低でもこれ」のラインが他の解像度よりはっきりしています。
2026年現在、GeForce RTX 50シリーズはDLSS 4.5のフレーム生成によって4Kでの実効fpsが飛躍的に向上しました。一方でRadeonはRX 7900 XTXの24GB VRAMやRX 9070 XTのFSR 4で対抗しており、選択肢は以前より広がっています。
結論から言うと、4Kで快適にゲームしたいなら「RTX 5080」か「RTX 5070 Ti」以上がおすすめです。
| GPU | VRAM | 評価 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 32GB | S | 4Kの頂点。全タイトル最高画質で余裕 |
| RTX 5080 | 16GB | S | 4Kの本命。実用性とコスパのバランス |
| RTX 5070 Ti | 16GB | A | DLSS 4.5で4K 100fps超を実現 |
| RX 7900 XTX | 24GB | A | 24GB VRAMとラスタライズ性能 |
| RX 9070 XT | 16GB | B | FSR 4頼みだが4Kを狙える |
| RTX 5070 | 12GB | B | VRAM 12GBが4Kでは足枷に |
本記事では、RTX 50シリーズの4K実測ベンチマークを中心に、Radeonも含めた4Kにおすすめのグラボ6モデルを性能・VRAM・コスパの3軸で評価します。
- 4Kに最適なGPUの性能ランキング(GeForce・Radeon全6モデル)
- RTX 50シリーズ+RX 9070 XTの4K実測ベンチマーク(4タイトル)
- 予算と用途別の選び方ガイド——GeForceとRadeonの使い分けも解説
目次
4Kおすすめグラボ ランキング
最新の重量級タイトル(サイバーパンク2077、バイオハザード レクイエムなど)を4K解像度で動かした場合の「快適さ」を基準に、GeForce・Radeon合わせて6モデルを3段階で評価しました。
※RTX 50シリーズは本記事の実測データ、Radeonは各種レビューサイトのベンチマークを参考にした相対評価です。各GPUの詳細なベンチマークは個別レビューをご覧ください。
RTX 5090 32GB
4Kの頂点。
32GB GDDR7という圧倒的なVRAMと、全GPUで最高のコア性能を兼ね備えたフラッグシップ。パストレーシングを含む全ての画質設定を最大にしても、4Kで90fps以上をキープできる唯一のモデルです。価格は約43万円と別格ですが、妥協のない4K体験を求めるなら最適解。
→ RTX 5090 詳細レビュー
RTX 5080 16GB
「現実的な4K最強」。
約22万円で、ほぼ全てのタイトルを4K最高設定で快適にプレイ可能。DLSS 4.5のマルチフレーム生成に完全対応しており、実効fpsでは5090に迫る場面も。コストを考えると、多くの4Kゲーマーにとって最も合理的な選択肢です。
→ RTX 5080 詳細レビュー
RTX 5070 Ti 16GB
10万円台で4Kに手が届く。
DLSS 4.5を活用すれば4Kでも十分戦えるパフォーマンスを発揮。パストレーシングのような最重量設定では60fpsを下回ることもありますが、16GB VRAMとDLSSの組み合わせで実用的な4K環境が構築できます。
→ RTX 5070 Ti 詳細レビュー
RX 7900 XTX 24GB
24GB VRAMの安心感。
前世代ながら24GB GDDR6を搭載し、4K+最高テクスチャでもVRAM不足とは無縁。ラスタライズ性能はRTX 5070 Ti級ですが、レイトレーシングはGeForceに大きく劣ります。MODを多用するユーザーやVRAM消費の多いクリエイティブ用途にも強いモデル。本記事のベンチマークには含めていませんが、4Kベンチマークの詳細は個別レビューに掲載しています。
→ RX 7900 XTX 詳細レビュー(4Kベンチあり)
RX 9070 XT 16GB
Radeon最新世代の4K挑戦枠。
RDNA 4世代のFSR 4(AI超解像)で4Kを実用レベルに引き上げます。ラスタライズのみならRTX 5070 Tiに迫りますが、レイトレーシングでは差が開きます。4Kで「画質設定を調整してでもRadeonを使いたい」ユーザー向け。
→ RX 9070 XT 詳細レビュー
RTX 5070 12GB
4Kは厳しい。WQHDが本領。
GPU性能自体はDLSS 4.5で補えますが、VRAM 12GBが4K+高テクスチャでは明確にボトルネックになります。テクスチャの貼り遅れやスタッターが発生しやすく、安定した4K体験は難しいのが正直なところ。4Kを視野に入れるなら5070 Ti以上を選んでください。
→ RTX 5070 詳細レビュー
DLSS 4.5が変えた「4Kの常識」
RTX 50シリーズ最大のゲームチェンジャーはDLSS 4.5のマルチフレーム生成です。低い内部解像度で描画してAIで4Kにアップスケールし、さらにフレームを補間生成することで、ネイティブ4Kでは考えられないフレームレートを実現します。
これにより、従来なら5090クラスでないと無理だった「4K+レイトレーシング+60fps」が、RTX 5070 Tiでも手が届くようになりました。ただし、フレーム補間には若干の入力遅延が加わるため、競技FPSでの利用は注意が必要です。
DLSS 4.5やFSR 4の仕組みについては「DLSS 4.5 / FSR 4 / XeSS 完全ガイド」で詳しく解説しています。
4K実測ベンチマーク|GeForce × Radeon
ここからは、RTX 50シリーズ上位4モデルとRX 9070 XTの4K実測データを紹介します。GeForceはDLSS Quality、RadeonはFSR 4 Qualityを使用。WQHDと比べてどれだけ負荷が上がるのか、そしてRadeonはレイトレ環境でどこまで戦えるのか、具体的な数字で確認してください。
- CPU
- Ryzen 7 9800X3D
- Motherboard
- MSI MPG X670E CARBON
- RAM
- 32GB DDR5 6000MHz CL30
- OS
- Windows 11
※CPUボトルネックを排除した、GPU純粋性能の比較環境です。
※RX 9070 XTはFSR 4 Quality使用。RX 7900 XTXの詳細は個別レビュー、RTX 5070 Ti vs RX 9070 XTの詳細比較は19ゲーム比較記事をご覧ください。
Cyberpunk 2077
4K / パストレーシング / DLSS Quality評価:
パストレーシングは現行ゲーム中でも最もGPU負荷が高い設定です。5090だけが余裕を持って60fpsを超え、5080は許容範囲、5070 Tiではギリギリ。RX 9070 XTの25fpsが示すとおり、パストレーシングはGeForceの独壇場。Radeonでは事実上プレイ不可能な領域です。
バイオハザード レクイエム
4K / 最高設定 / RT ON / DLSS Quality(Radeon: FSR 4 Quality)評価:
RE ENGINEは比較的最適化が良く、4K+RT ONでもRTX 5070以上なら60fpsをキープ。RX 9070 XTはRT ONで55fpsと、GeForce勢より一段落ちますがプレイは可能。RT OFFならRTX 5070 Ti級まで跳ね上がります。
モンスターハンターワイルズ
4K / 最高画質 / DLSS Quality(Radeon: FSR 4 Quality)評価:
フィールドの描画量が多く、VRAMと帯域幅への負荷が高いタイトルです。5080以上なら100fps超の快適さ、5070 Tiでも乱戦時に一瞬カクつく程度で実用的。レイトレ非使用のこのタイトルではRX 9070 XTが72fpsとRTX 5070を上回り、ラスタライズ性能の高さが光ります。
黒神話:悟空
4K / 最高設定 / DLSS Quality(Radeon: FSR 4 Quality)評価:
Unreal Engine 5ベースの高負荷タイトル。レイトレーシングOFFでも描画品質が高く、GPU負荷はかなりのもの。5070 Tiなら75fpsと実用的ですが、5070では55fps前後まで落ち込みます。RX 9070 XTはFSR 4で62fpsと健闘しており、ラスタライズ系タイトルなら4Kでも戦力になります。
4Kこそ「大容量VRAM」が効く
4K解像度で最新ゲームをプレイすると、VRAM使用量は12GB〜15GBに簡単に達します。
RTX 5070の12GBでは容量オーバーによるスタッターや、テクスチャ品質の自動低下が発生しやすくなります。RTX 5070 Ti / 5080の16GBでも余裕が十分とは言えず、将来的にはギリギリになる場面が増えるでしょう。
その点、RX 7900 XTXの24GBやRTX 5090の32GBはVRAM面で圧倒的な安心感があります。テクスチャMODやクリエイティブ用途も考慮するなら、大容量VRAMは大きな武器です。
VRAMの影響について詳しくは「VRAM 12GBはもう足りない?重量級8タイトルで検証」もご覧ください。