HP EliteBoard G2aの価格・スペックと日本発売|キーボード一体型PCでゲームは遊べるか、860Mの実力【2026年10月】
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英国は1,379.99ポンドから、ゲームに使うなら860Mとメモリ2枚が条件

HP EliteBoard G2aは、キーボードの中にPC本体を収めた一体型PCです。机に置くのはキーボードとマウスだけで、モニターにはUSB-Cケーブル1本でつなぎます。仕事用のPCとして作られた製品ですが、省スペースのPCでゲームも遊べるなら1台で済ませたい、という人にとっても候補になります。
英国のHP直販では、Ryzen AI 5 PRO 435・24GB・512GBの構成が割引価格1,379.99ポンド、Ryzen AI 7 PRO 450・32GB・1TBの構成が1,979.99ポンドです(いずれも付加価値税込み)。ゲームに使えるのは上位の450で、内蔵GPUのRadeon 860Mは同じGPUを積むPCの実測でDota 2が1080p最高設定80fps前後、Cyberpunk 2077は1080p最低設定でも38fps台です。
日本ではG2aの価格と発売日が発表されておらず、10月14日時点で国内で買えるのは前モデルのG1aです。G1aの上位構成も同じRadeon 860Mを積むため、ゲーム性能はG2aを待っても大きくは変わりません。ゲームを優先するなら、同じ予算でGPUが強いミニPCを選べます。
目次
要点価格と発売状況はどこまで分かっているか
英国と米国のHP直販で注文を受け付けています。英国は通常価格から約4割引きの価格で売られており、下位構成が1,379.99ポンドです。日本HPの直販とAmazon.co.jpには、G2aの販売ページがありません。
| 地域 | 状況 | 価格と構成 |
|---|---|---|
| 英国 | 販売中 | 435・24GB・512GBが1,379.99ポンド(通常2,317.82ポンド)、450・32GB・1TBが1,979.99ポンド(通常3,286.74ポンド)。いずれも付加価値税込み |
| 米国 | 販売中 | 435・16GB・512GB・固定ケーブルの構成が3,028ドルから。450・32GB・512GBは4,167ドル(10月13日時点) |
| 日本 | 未発表 | G2aの円価格・発売日の案内なし。日本HPの直販で買えるのは前モデルのG1a |
英国の「通常価格」はHPが表示している定価で、実際の販売は割引価格が基準になっています。下位構成の割引額は937.83ポンドで、通常価格をそのまま比較の基準にすると高く見積もりすぎます。米国の価格は税抜きで、英国の価格とは税の扱いが違います。
ポンドやドルの価格を為替で円に直しても、日本で売られるときの価格の目安にはなりません。前モデルのG1aを見ると、日本HPの直販はHP希望販売価格から大きく値引きした「キャンペーン価格」で売っており、国内の価格は構成と時期で大きく変わります。
仕様Ryzen AI 5 PRO 435と450の違い
G2aのCPUは2種類で、内蔵GPUもCPUごとに決まっています。下位の435はRadeon 840M(GPUコア4基)、上位の450はRadeon 860M(GPUコア8基)で、GPUのコア数は2倍の差があります。AIの処理に使うNPUはどちらも50 TOPSで、差はCPUとGPUにあります。
| 項目 | Ryzen AI 5 PRO 435の構成 | Ryzen AI 7 PRO 450の構成 |
|---|---|---|
| CPU | 6コア12スレッド、最大4.5GHz | 8コア16スレッド、最大5.1GHz |
| 内蔵GPU | Radeon 840M(4コア、最大2,800MHz) | Radeon 860M(8コア、最大3,100MHz) |
| NPU | 50 TOPS | 50 TOPS |
| 英国構成のメモリ | DDR5-5600 24GB×1枚 | DDR5-5600 32GB×1枚 |
| 英国構成のSSD | 512GB | 1TB |
| 英国の価格 | 1,379.99ポンド | 1,979.99ポンド |
本体は幅358.1mm・奥行き118.7mm・厚さ17.9mmのキーボードで、重さは0.67kgです。画面は付いていないため、モニターは別に用意します。背面の端子はUSB-Cが2つで、1つは40GbpsのUSB4(DisplayPort 2.1b出力)、もう1つは10Gbps(DisplayPort 1.4出力)です。モニターへのケーブルが本体に付いた固定型と、ケーブルを外せる着脱型があり、32Whの内蔵バッテリーは構成で選ぶオプションです。
メモリはSO-DIMMスロットが2つで、最大64GB(32GB×2枚)まで載ります。SSDはPCIe Gen5対応の製品も選べますが、システム側の接続はPCIe Gen4×4までです。Gen5の構成を選んでも、読み書きの速さはGen4のSSDと同じ水準にとどまります。
接続手持ちのモニターにつながるか
USB-Cの映像入力(DisplayPort Alt Mode)を持つモニターなら、ケーブル1本で映像を出せます。HDMIしかないゲーミングモニターやテレビにも、USB-C→HDMIの変換アダプターか、HPの「HDMIマルチポートハブ」を使えばつながります。HDMIマルチポートハブはHDMI 2.1を2つ持ち、最大2画面に出力できます。
注意したいのは、HDMIマルチポートハブを挿せる端子が決まっている点です。このハブは10GbpsのUSB-Cでは動かず、40GbpsのUSB4端子か、固定型ケーブルにつなぐ必要があります。HDMIのモニターに内蔵されたWebカメラも使えないため、ビデオ会議には別のUSBカメラが要ります。
USB4端子があっても、外付けGPUボックスでゲーム性能を上げる使い方は前提にしないほうが安全です。3Aの電力を要求するThunderbolt/USB4機器は非対応で、つなぐと接続が切れることがあります。AC電源で動かしている最中にUSBの給電先を切り替えると、電源が落ちる点にも注意が要ります。
ゲームゲームはどこまで遊べるか
G2aと同じGPUを積む機種の実測が目安になります。下の表は、前モデルG1a(Radeon 840M)と、Radeon 860Mを積むミニPC・ノートPCの結果で、いずれも1920×1080での平均fpsです。Cyberpunk 2077とBaldur’s Gate 3は最低(Low)設定、Dota 2は最高設定です。
| 機種(GPU) | Cyberpunk 2077 | Baldur’s Gate 3 | Dota 2 |
|---|---|---|---|
| HP EliteBoard G1a(Ryzen AI 5 PRO 340・Radeon 840M・メモリ2枚) | 26.3fps | 22.7fps | 67.7fps |
| ASUS ExpertCenter PN54(Ryzen AI 7 350・Radeon 860M) | 38.7fps | 35.3fps | 79.7fps |
| HP EliteBook 8 G2a 16(Ryzen AI 7 450・Radeon 860M・LPDDR5-7500) | 38.8fps | 32.8fps | 81.3fps |
下位の435(Radeon 840M)は、Cyberpunk 2077やBaldur’s Gate 3のような重い3Dゲームには向きません。1080pの最低設定でも20fps台で、操作が重く感じる水準です。Dota 2のような軽いタイトルや、2Dのインディーゲームなら遊べます。
上位の450(Radeon 860M)は、重いゲームでも1080p最低設定で30fps台(32.8〜38.8fps)に届きます。60fpsを狙うなら解像度を下げる必要があり、860MのミニPCはCyberpunk 2077を1280×720の最低設定にすると平均64.6fpsでした。Dota 2のような軽い対戦ゲームを中心に、重い作品は解像度や設定を割り切って遊ぶPCと考えると、期待と実際がずれません。
表のEliteBook 8 G2a 16はG2aと同じ世代のCPUですが、メモリは速いLPDDR5-7500で、ノートPCの電力設定(30W)で測った数字です。G2aの450構成がこの数字に届くかは、次のメモリの条件で変わります。
内蔵GPUはメインメモリを映像用のメモリとして使うため、メモリが1枚(シングルチャネル)だと性能が大きく落ちます。Radeon 780Mを積むノートPCでは、メモリ1枚の構成が、同じGPUを積むPCの平均(多くはメモリ2枚のデュアルチャネル)より4割近く遅い結果が出ています。表のG1aの結果もメモリ2枚での数字です。
G2aの英国構成は24GB×1枚と32GB×1枚で、買ったままではシングルチャネルです。ゲームに使うなら、同じDDR5-5600のSO-DIMMをもう1枚足して2枚にしてください。速度の違うメモリを混ぜると遅いほうに合わせて動くため、容量と速度をそろえるのが基本です。
HPはメモリスロットをIT管理者や自分で保守する人が扱う部品と位置づけており、相性の面からHP純正のメモリを勧めています。自分で増設する場合は、購入先の保証の扱いも確かめておくと安心です。メモリの容量選びはDDR5メモリは32GBと64GBどちらを選ぶべきかにまとめています。
比較国内で買えるG1a・ミニPCとの違い
日本で同じ形のPCが欲しいなら、日本HPが直販している前モデルのG1aが選べます。ゲームを優先するなら、キーボード一体型にこだわらずミニPCを選ぶと、同じかそれ以下の予算でGPUが強い機種に手が届きます。
| 製品 | 内蔵GPU | メモリ | 価格(10月14日時点) |
|---|---|---|---|
| HP EliteBoard G2a(Ryzen AI 7 PRO 450) | Radeon 860M(8コア) | 英国構成は32GB×1枚 | 日本は未発表(英国1,979.99ポンド) |
| HP EliteBoard G1a(Ryzen AI 7 PRO 350) | Radeon 860M(8コア) | 32GB×1枚 | 308,630円(日本HP直販・税込) |
| GMKtec K8 Plus(Ryzen 7 8845HS) | Radeon 780M(12コア) | 16GB×2枚 | Amazon.co.jpで価格を見る |
| GMKtec EVO-X1(Ryzen AI 9 HX 370) | Radeon 890M(16コア) | LPDDR5X 32GB(増設不可) | 171,999円(GMKtec公式) |
G1aの上位構成のRyzen AI 7 PRO 350は、G2aの450と同じRadeon 860M(8コア)を積んでいます。GPUの最大クロックは350が3,000MHz、450が3,100MHzで、ゲーム性能の差は小さいと見てよい組み合わせです。G2aで大きく変わったのは下位の構成で、日本のG1aの下位構成が積むRyzen AI 5 330の内蔵GPUはRadeon 820M(2コア)ですが、G2aの435は840M(4コア)になりました。
日本のG1aの上位構成もメモリは32GB×1枚なので、ゲームに使うならG2aと同じく2枚目の増設が前提です。308,630円は固定ケーブル・バッテリー非搭載の構成で、着脱型ケーブル・バッテリー内蔵の構成は319,630円です。
ミニPCの2機種は、GPUのコア数で860Mを上回ります。K8 Plusは16GB×2枚のデュアルチャネルで届き、増設なしで内蔵GPUの性能を出せます。EVO-X1はRadeon 890Mを速いLPDDR5Xメモリで動かす構成で、メモリは基板に直付けのため後から増やせません。どちらもキーボード・マウスは別に用意します。Radeon 780Mで重いゲームがどこまで動くかはRadeon 780MでFSR 4を使うとCyberpunk 2077が40fps超えで、同じHPの小型デスクトップはHP OmniDesk Miniの価格とゲーム性能で比べられます。
判断G2aを待つか、別の機種を選ぶか
- 机の上をキーボードとモニターだけにしたい人
- USB-C入力のモニターを持っていて、ケーブル1本で済ませたい人
- ゲームは軽いタイトルや、設定を下げた3Dゲームで十分な人
- メモリを2枚目まで自分で増設できる人
- 重い3Dゲームを1080pで快適に遊びたい人
- G1aより大幅に予算を抑えたい人
- メモリの増設をせず、届いたままで性能を出したい人
- 国内の保証付きでいますぐ買いたい人(G2aは日本未発表)
G2aの日本発売を待つ価値があるのは、この形が欲しく、下位構成でも840Mの性能が欲しい人です。上位構成を考えているなら、同じ860Mを積むG1aがいま国内で買えます。
おすすめゲームを優先して小型PCを選ぶなら
内蔵GPUでゲームを遊ぶ前提なら、メモリが最初から2枚構成か、速いLPDDR5Xを積むミニPCが扱いやすい選択です。860MのEliteBoardより価格を抑えながら、GPUのコア数が多い2機種を挙げます。Radeon 8060Sクラスまで上げたい人はRyzen AI Max+搭載ミニPCの比較も参考になります。
FAQよくある質問
まとめまとめ|ゲームに使うなら450とメモリ2枚、日本ではG1aかミニPC
HP EliteBoard G2aは英国で1,379.99ポンドから、米国で3,028ドルから売られており、日本の価格と発売日は発表されていません。ゲームに使えるのはRadeon 860Mを積む450の構成で、重いゲームは1080p最低設定で30fps台、軽いタイトルなら快適に遊べる性能です。
英国の販売構成はメモリ1枚で、ゲームに使うなら2枚目の増設が前提になります。日本でいま買うなら同じ860Mを積むG1aが選べ、ゲームを優先するならGPUのコア数が多いミニPCのほうが安く収まります。
英国は435構成1,379.99ポンド・450構成1,979.99ポンド、米国は3,028ドルから。日本は価格・発売日とも未発表。ゲームは450(Radeon 860M)向きで、メモリ1枚の構成は2枚に増設してから。
出典:HP英国(G2a E6ZC6EA) / HP英国(G2a E6ZC3EA) / HP QuickSpecs(EliteBoard G2a、2026年8月7日版) / 日本HP(EliteBoard G1a) / AMD(Ryzen AI 5 PRO 435) / AMD(Ryzen AI 7 PRO 450) / AMD(Ryzen AI 7 PRO 350) / Notebookcheck(EliteBoard G1aレビュー、2026年5月6日) / Notebookcheck(EliteBook 8 G2a 16レビュー、2026年9月21日) / Notebookcheck(デュアルチャネルと内蔵GPU、2026年1月24日) / Notebookcheck(G2aの米国価格、2026年10月13日) / AMD(Ryzen AI 9 HX 370) / AMD(Ryzen 7 8845HS) / AMD(Ryzen AI 5 330)






