GEEKOM IT13 2026の性能と価格|Core Ultra 7 356Hのゲーム性能は4 Xeコア、199,900円は買いか
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199,900円のCore Ultra 7 356H機は、ゲーム用なら内蔵GPUが4 Xeコアという点が分かれ目です
「Panther Lake搭載で約20万円のミニPCなら、ゲームもそれなりに遊べるのでは」と考えて、GEEKOM IT13 2026を候補にしている方は多いはずです。
結論から言うと、ゲームが主目的なら本命にはなりません。搭載するCore Ultra 7 356Hの内蔵GPUは4 Xeコアで、同じPanther Lake世代でも12 XeコアのArc B390とは別の規模です。3DMark Time Spyのグラフィックススコアは、4 Xe版が3,013、Arc B390が6,267と約2倍の開きがあります。
一方で、軽めの3Dゲームや設定を下げたタイトルであれば遊べる余地はあり、作業用PCを兼ねるなら199,900円で32GBメモリと1TB SSDが付く構成は選択肢になります。ゲームが中心なら、約5.2万円の差でArc B390搭載機が買えます。

出典:GEEKOM JP公式 IT13 2026商品ページ、Intel公式 Core Ultra 7 356H仕様ほか(末尾に一覧)。価格・在庫は2026年10月9日時点で、変動します。
目次
結論先に結論|ゲーム用か、作業用か
- 作業用や常用PCが主で、ゲームは軽めのタイトルを時々遊ぶ程度の人
- 117×112×49.2mmの小型筐体に、32GBメモリと1TB SSDまで付く構成が欲しい人
- USB4×2で複数モニターをつなぎ、メモリやSSDを後から増設したい人
- 最新の3Dゲームを1080pで安定して遊びたい人(Arc B390搭載機か単体GPU機が確実です)
- ゲームが主目的で、予算を約5万円上積みできる人
- 国内ページの記載ゆれを許容できず、仕様を確定してから買いたい人
おすすめ用途で分ける2台
作業用が中心ならIT13 2026、ゲームも遊ぶなら予算を足してArc B390搭載機が基準です。
仕様IT13 2026の主な仕様と価格
国内公式ストアに掲載されている構成は、Core Ultra 7 356H・32GB DDR5・1TB SSDの1種類です。3年保証が付きます。
| 項目 | 内容 | ゲーム用途で見るときの注意 |
|---|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 356H(16コア16スレッド、Pコア4・Eコア8・低消費電力Eコア4、最大4.7GHz) | CPU側に不足はありません |
| 内蔵GPU | Intel Graphics(4 Xeコア、最大2.45GHz) | Arc B390(12 Xeコア)ではありません |
| メモリ | DDR5 SO-DIMM 32GB(購入時の構成) | SO-DIMMなので載せ替えできます。デュアルチャネルで動作します |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD。M.2 2280(PCIe Gen4 ×4)とM.2 2230のスロット | ゲームの保存先は後から足せます |
| 映像出力 | HDMI×2、USB4×2(40Gbps)で最大4画面 | HDMIの規格は下の表記ゆれを参照してください |
| ネットワーク | 2.5GbE、Wi-Fi 7 | オンラインゲームは有線が安定します |
| サイズ・重量 | 117×112×49.2mm・586.2g | VESAマウントが付属します |
| 電源 | 19V・6.32A(120W)のACアダプター | USB4の100W入力にも対応と記載されています |
| OS・保証 | Windows 11 Pro、3年保証 | 保証期間が長い点は小型PCでは安心材料です |
※出典:GEEKOM JP公式の商品ページとIntel公式のCPU仕様(2026年10月9日確認)。右列は編集上の注記です。
価格国内の価格は19万9,900円から
国内で買える販路は、公式ストアとAmazonです。
| 販売先 | 価格(税込) | 確認できた点 |
|---|---|---|
| GEEKOM JP公式ストア | 199,900円 | 32GB+1TB構成が「在庫あり」。三年保証付きで、送料無料(沖縄を除く)と案内されています |
| Amazon.co.jp | 199,990円 | 出品者はGEEKOM正規販売店、Amazonが発送します。在庫ありの表示でした |
※公式ストアとAmazonの価格はどちらも変動します。ポイントやクーポンの有無で実質価格が変わるため、購入前に各ページで確認してください。
公式ストアの商品ページには、通常価格より安い表示はありません。国内では割引前提で比べるより、2つの販路の差が約90円であることを押さえておけば十分です。
ゲーム性能4 Xeコアの内蔵GPUで、どこまで遊べるか
※IT13 2026のゲーム実測は、2026年10月9日時点で1タイトルの報告しかありません。数字は、その1本と同じ4 Xeコアの内蔵GPUを積む別機種のベンチマークを合わせた目安です。
判断の材料になるのは、実機レビュー、同じCPUのノートPCのベンチマーク、仕様からの見立ての3つです。
| 根拠 | 内容 | 読み方 |
|---|---|---|
| IT13 2026の実機レビュー | 『Kingdom Come: Deliverance II』を2560×1440・低設定で動かし、おおむね40〜55fps | 1タイトルのみで、平均fpsやアップスケーリングの有無は明記されていません。1440pのネイティブ性能とは言い切れません |
| 同じ356Hを積むノートPCの3DMark | Time Spyのグラフィックススコアは、356Hが3,013、Core Ultra X9 388H(Arc B390)が6,267 | スコアは約半分です。ノートPCでの計測なので、IT13の電力設定とは一致しません |
| 海外の技術系メディアの見立て | 4 Xe3の内蔵GPUのゲーム性能は、Radeon 760M前後でLunar LakeのArc Graphics 140Vを大きく下回るとの予測 | 実測ではなく仕様からの推定です |
※出典:4K Filme(2026年9月27日公開のIT13 2026レビュー)、PCWorld(2026年2月3日公開、Samsung Galaxy Book6 Ultraで計測)、Notebookcheckの「Intel Graphics 4 Xe3」ページ。
この3点から言えるのは、設定を下げれば遊べるゲームはあるものの、重い3Dゲームを高画質で動かす用途には向かないということです。Radeon 760Mは、Ryzen 7040シリーズなどに載る下位クラスの内蔵GPUです。『Kingdom Come: Deliverance II』が低設定で40〜55fpsという報告も、この見立てと矛盾しません。
Amazonの商品名には「Xe3グラフィック」とありますが、Intelの仕様ではCore Ultra 7 356Hの内蔵GPUは4 Xeコアの「Intel Graphics」です。Arc B390はCore Ultra X9 388HやX7 358Hなど、「X」が付く上位モデルに限られます。
遊びやすさをタイトルの種類で分けると、目安は次のとおりです。
| タイトルの種類 | 見込み | 理由 |
|---|---|---|
| eスポーツ系・インディー・古めのPCゲーム | 設定次第で遊べる可能性が高い | GPU負荷が軽いタイトルが中心です |
| 最近の3D重視のタイトル | 低設定・解像度を下げる前提 | KCD IIの40〜55fpsが1つの目安になりますが、ゲームごとに差があります |
| 最新AAAを高画質・60fpsで遊ぶ | 向きません | Arc B390の約半分のTime Spyスコアでは余裕が足りません |
XeSSのアップスケーリングやフレーム生成に対応するタイトルなら体感は上がります。ただしIT13での効果は数字が公開されていないため、見込みすぎないほうが安全です。
比較同じ356HのM2と、Arc B390搭載のM2 Proと比べる
ミニPCでゲームを考えるなら、同じCore Ultra 7 356HのMINISFORUM M2と、Arc B390を積むM2 PRO-358Hが比較対象です。
| 項目 | GEEKOM IT13 2026 | MINISFORUM M2(356H) | MINISFORUM M2 PRO-358H |
|---|---|---|---|
| 価格(2026年10月9日) | 199,990円(Amazon) | 215,999円(Amazon) Amazonで見る | 251,999円(公式、10月15日出荷予定) |
| CPU | Core Ultra 7 356H | Core Ultra 7 356H | Core Ultra X7 358H |
| 内蔵GPU | Intel Graphics(4 Xe) | Intel Graphics(4 Xe) | Arc B390(12 Xe) |
| メモリ | DDR5 32GB(増設可) | DDR5-5600 32GB | LPDDR5X 32GB(増設不可) |
| ネットワーク | 2.5GbE、Wi-Fi 7 | 2.5GbE×2、Wi-Fi 7 | 2.5GbE、10GbE、Wi-Fi 7 |
※出典:Amazon.co.jpの各商品ページ、MINISFORUM JP公式のM2 PRO-358H商品ページ、GEEKOM JP公式(2026年10月9日確認)。
IT13とM2は、GPUが同じ4 Xeコアです。M2は同じ構成で約1.6万円高く、IT13のほうが安くなっています。ゲーム性能を求めて選ぶなら、IT13とM2のあいだに差はつきません。
差がつくのはM2 PRO-358Hとの比較です。価格差は約5.2万円で、内蔵GPUの規模は3倍になります。M2 PRO-358Hのメモリは増設できませんが、ゲームが中心ならこの差は大きいと考えられます。Arc B390の実ゲーム性能は、M2 PRO-358Hの解説で扱っています。
給電USB Type-C 1本でつなげるかは、公式の記載を確認する
IT13にはUSB4のType-Cポートが2つあり、どちらも100W入力・15W出力のUSB PDに対応します(公式仕様表)。ケーブル1本で給電と映像出力をまとめたい場合の根拠になります。
一方で、付属品には19V・6.32A(120W)のACアダプターが含まれ、実機レビューでは高負荷時に最大83Wの消費電力が報告されています。USB-C給電にしたときの性能差は、公開されている数字がありません。ゲームを遊ぶ場合は、付属のACアダプターを使うほうが無難です。
購入前購入前に確かめておきたい記載ゆれ
国内公式の商品ページには、読み比べると食い違う記載があります。ゲームや映像出力に関わる項目は、購入前にサポートへ問い合わせるか、届いた機体で確かめてください。
| 項目 | 記載ゆれの内容 | 確認の仕方 |
|---|---|---|
| HDMI | ハイライトでは「HDMI 2.0」、仕様表では「HDMI 2.1」 | 4K・高リフレッシュレートで使うなら、事前にサポートへ確認します |
| 最大メモリ | 国内ページは最大128GB、米国公式は最大64GB | 64GB超を載せる予定なら、動作確認済みの容量を問い合わせます |
| Wi-Fi | 仕様表はWi-Fi 7、ハイライトにはWi-Fi 6Eの表記も混在 | 無線を使う場合は、届いた機体のデバイス情報で確認します |
| CPUの構成 | 本文中に「14コア20スレッド」とする記述があり、Intel公式は16コア16スレッド | Intel公式の数字を基準にして問題ありません |
※出典:GEEKOM JP公式、GEEKOM米国公式、Intel公式(2026年10月9日確認)。
用途どんな使い方なら、買って後悔しにくいか
IT13 2026は、ゲーム専用機というより、作業用PCとして買って、ゲームもできる範囲で遊ぶ使い方が現実的です。
- 在宅ワークや事務用:16コアのCPUと32GBメモリで、複数アプリを同時に開く使い方に向きます。
- サブPC・常時稼働:実機レビューではアイドル時が約15W、通常作業時は約25〜35Wと報告されています。
- 軽めのゲーム:eスポーツ系やインディーゲームなら、設定を調整して遊べる見込みがあります。
- 重いゲームを遊びたい場合:Arc B390搭載のミニPCか、単体GPUを積んだPCのほうが確実です。
内蔵GPUのゲーム性能をさらに細かく見比べたい場合は、内蔵GPU12機種を20タイトルで比較した記事が参考になります。
FAQGEEKOM IT13 2026のよくある質問
2026年10月9日時点で、GEEKOM JP公式ストアが199,900円、Amazon.co.jpが199,990円です。どちらもCore Ultra 7 356H・32GB・1TB SSDの構成です。
いいえ。Core Ultra 7 356Hの内蔵GPUは4 Xeコアの「Intel Graphics」で、Arc B390(12 Xeコア)とは別物です。
軽めのタイトルを遊ぶ程度なら選択肢になりますが、最新の3Dゲームを快適に遊びたい場合はArc B390搭載機のほうが向いています。
メモリはDDR5のSO-DIMMで載せ替えでき、ストレージはM.2のスロットで増設できます。最大容量は公式ページの記載にゆれがあるため、購入前に確認してください。
USB4ポートは100W入力に対応しますが、給電方法による性能差の数字は公開されていないため、ゲーム時は付属のACアダプターのほうが無難です。
まとめまとめ|作業用なら選べるが、ゲームが主役ならM2 PRO級を
GEEKOM IT13 2026は、Core Ultra 7 356H・32GB・1TB SSDで199,900円と、仕様の割に手頃です。117×112×49.2mmの筐体にUSB4×2と2.5GbEを備え、3年保証も付きます。
ただし内蔵GPUはArc B390ではなく4 Xeコアで、3DMark Time Spyのグラフィックススコアはおよそ半分です。軽めのゲームを遊びながら作業用PCとして使うなら候補になり、ゲームが中心ならArc B390搭載のM2 PRO-358H(251,999円)のほうが理にかなっています。
作業用が主でゲームは軽めなら、199,900円のIT13 2026は選べます。ゲームが主目的なら、約5.2万円を足してArc B390搭載機を選ぶ判断が堅実です。




