エースコンバット8のHORIフライトスティックは買いか|21,980円・PC版での2つのモードとThrustmaster版との違い
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PC版はパッドモードで使う前提、Thrustmaster版との違いも整理
『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』(以下AC8)に合わせて、HORIが公式ライセンスのフライトスティックを2026年10月2日に発売しました。価格は21,980円(税込)で、PS5・PS4に加えてWindows PCにも対応します。PC版をスティックで遊びたい人にとって、いちばん気になるのは「Steam版のAC8で本当に使えるのか」です。
PS5で遊ぶなら有力な選択肢で、PC版で買うならパッドモードで使う前提に立つのが安全です。HORIのソフト対応表でAC8対応と書かれているのはPS5版だけで、PC版はBandai Namcoが9月30日に、AC7でできた一部の設定がAC8ではまだできないと認めて改善を約束した段階だからです。
このスティックはPCでXInputとDirectInputの2つの方式を切り替えられ、どちらを選ぶかでゲームからの見え方が大きく変わります。Thrustmaster「T.Flight Hotas NEO ACE COMBAT 8」も同じ日に発売されました。

目次
結論PS5なら買い、PC版はパッドモードで納得できる人向け
- PS5でAC8を遊ぶ人。HORIの対応表で、フライトモードとパッドモードの両方に対応と明記されています
- PC版でも、ゲームパッドと同じ操作系をスティックに移せれば十分な人
- 左手でスティックを握りたい人。グリップが左右対称で、土台の両側にレバーがあります
- 予算を抑えたい人。米国の直販価格はHORI版が129.99ドル、Thrustmaster版が149.99ドルです
- PC版でフライトスティックとして使うことを最優先する人。PCでのPlug & Playを公式に明言しているのはThrustmaster版です
- 振動が欲しい人。振動モーターを持つのはThrustmaster版だけです
- スロットルを離して置くHOTASの配置で遊びたい人
- Xbox Series X|Sでも遊ぶ人。Thrustmaster版にはXboxとPCに対応する版があります
比較HORI版とThrustmaster版の仕様を並べる
2製品はどちらもAC8の公式ライセンス品ですが、形がまったく違います。HORI版はスティックの土台に加速・減速のレバーを付けた一体型で、Thrustmaster版はスティックとスロットルを分けられるHOTASです。
| 項目 | HORI版 | Thrustmaster版 |
|---|---|---|
| 構成 | スティックと土台が一体。土台の左右にスロットルレバーとブレーキレバー | スティックと着脱式スロットルのHOTAS |
| 国内価格 | 21,980円(税込) | 販売店ごとに異なる |
| 米国の直販価格 | 129.99ドル | 149.99ドル |
| 対応機種 | PS5・PS4・PC(Windows 11) | PS5・PS4・PC(Xbox・PC対応版は別製品) |
| PCでの入力方式 | XInputとDirectInputをスイッチで切り替え | 公式ページに記載なし |
| ホールセンサー | コントロールスティックに採用 | ひねり(Z軸)にH.E.A.R.T.を採用 |
| 機首の左右(ヨー) | スティックのひねり | スティックのひねりか、スロットルのチルトレバー |
| ボタン | 8つのフリーボタン(1つに2機能まで)、High-Gボタン | 16ボタン、ミニスティック、ハットスイッチ、High-Gターン用ボタン |
| 振動 | なし(ハプティックフィードバック非搭載と明記) | 内蔵(PS5とPCのみ) |
| 本体だけでの割り当て変更 | ASSIGNボタンで可能。プロファイル3つ | 公式ページに記載なし |
| サイズ・重さ | 幅約23×奥行約26.2×高さ約26cm、約1.1kg | 幅35×奥行20×高さ23cm、1,425g |
| 拡張 | 2台をつなぐデュアルスティック、M6ネジでコックピットに固定 | スティックの重さ(抵抗)を調整 |
※HORI版の仕様はHORI公式の製品ページと取扱説明書、米国価格はHORI USAの直販ページ。Thrustmaster版はThrustmaster公式ストア(米国)のPS5・PS4・PC対応版の記載です。
PCPCではフライトモードとパッドモードで認識のされ方が変わる
本体の背面には、ハードウェア切替(PS5・PS4・PC)とモード切替(FLIGHT・PAD)の2つのスイッチが並んでいます。PCで使うときはハードウェア切替をPCに合わせ、モード切替でフライトモード(DirectInput)かパッドモード(XInput)を選びます。
| 操作部 | フライトモード(DirectInput) | パッドモード(XInput) |
|---|---|---|
| スティックの前後左右 | X・Y軸 | 左スティック |
| スティックのひねり | 回転軸(アナログ) | LB・RBボタン |
| 左のスロットルレバー | Z回転軸 | Rトリガー |
| 左のブレーキレバー | スライダー2 | Lトリガー |
| 右のスロットル・ブレーキレバー | Z軸・スライダー1 | 初期設定では機能なし |
| High-Gボタン | ボタン7 | LトリガーとRトリガーの同時入力 |
| 8つのフリーボタン | ボタン15〜22 | 初期設定では機能なし |
| グリップのダイヤル | 上下がボタン25・26、押し込みがボタン27 | 押し込みがVIEWボタン |
※HORI「SPF-034 取扱説明書」の各部の名称・機能の表から抜粋。
差が大きいのは、ひねりと右側のレバーです。フライトモードではひねりがアナログの回転軸として細かく効き、右側の2本のレバーにも軸が割り当てられています。パッドモードではひねりがLB・RBのボタン入力になり、右側の2本のレバーと8つのフリーボタンは初期設定では反応しません。
パッドモードのスティックは、WindowsからはXboxコントローラーと同じ種類の機器として扱われます。AC8のPC版はゲームパッドでの操作に全面対応しているので、パッドモードならスティックが左スティック、スロットルレバーがRトリガー、ブレーキレバーがLトリガーとして入り、ゲームパッドで遊ぶときと同じ操作系になります。グリップ前面のHigh-Gボタンは、LトリガーとRトリガーを同時に入れる割り当てです。
HORIが公開しているソフト対応表(2026年9月更新)は、PS5とPS4のソフトだけを対象にしています。AC8はPS5版でフライトモード・パッドモードの両対応とされていますが、PC版の記載はありません。PCとの互換性は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントによるテストと保証の対象外です。
現状PC版AC8のフライトスティック対応は改善待ち
AC8は10月2日発売で、デラックスエディションなどの購入者向けの先行プレイが9月29日に始まりました。PC版のSteamコミュニティにはその直後から、フライトスティックが認識されない、ボタンの割り当てを変えられないという書き込みが続き、Bandai Namcoは9月30日にSteamで「Flight Stick Support Update」という告知を出しています。
告知は、AC7で一部のデバイス向けに用意されていた設定項目がAC8では使えないことを認めて謝罪し、AC7に近い使い勝手へ近づける改善を検討しているという内容です。対応には時間がかかる可能性があるとしており、時期は示していません。
コミュニティでは、HORIやThrustmasterなど一部メーカーのスティックは認識され、VKBなど他社のスティックは認識されないという報告が目立ちます。ただし、HORIのAC8スティックがPC版でフライトモードのまま全部の軸とボタンを使えるかは、HORIもBandai Namcoも明言していません。
このため、PC版で買う場合はパッドモードで遊ぶ前提に置くのが無難です。ひねりがボタン入力になる点を除けば、ゲームパッドで覚えた操作をそのままスティックに移せます。フライトモードは、PC版の対応が広がったときの上積みと考えてください。Steam版は予約特典のゼロの扱いでも初日から混乱が出ており、その経緯は『エースコンバット8』Steam版の『ゼロ』は単体で遊べないで整理しています。
左利き左手で握るなら右側のレバーに割り当てが要る
グリップは左右対称で、土台の左右に同じ形のスロットルレバーとブレーキレバーが付いています。右手でスティックを握るなら左側のレバーを、左手で握るなら右側のレバーを使う作りです。
注意したいのは、右側の2本のレバーがPS5・PS4と、PCのパッドモードでは初期設定で「機能なし」になっている点です。左手でスティックを握るなら、背面のASSIGNボタンを3秒長押しして割り当てモードに入り、右側のスロットルレバーにR2(Rトリガー)、ブレーキレバーにL2(Lトリガー)を割り当てます。設定の前に、スロットルレバーは手前いっぱいまで引き、ブレーキレバーには触れない状態にしておきます。
割り当てはスティック本体に保存され、電源を切ってもケーブルを抜いても消えません。プロファイル切替スイッチで3通りの設定を持てるので、右手用と左手用を分けて保存できます。ゲーム側の設定画面に頼らずに済むので、PC版のスティック設定が限られている今は使い道の大きい機能です。
連結2台つなぐデュアルスティックは43,960円から
2台をモジュラーケーブルでつなぐと、1つのコントローラーとして動くデュアルスティック機能があります。USBでつなぐのは右手用の1台(説明書の製品A)だけで、2台ともUSBでつなぐとデュアルスティックは解除されます。本体が2台要るので、HORIの価格で43,960円です。
PS5・PS4では、右手用(製品A)のスティックが右スティックになり、左手用(製品B)がメインのスティック(パッドモードでは左スティック)を受け持ちます。PCのフライトモードでは右手用がボタン1〜29、左手用がボタン49〜81を使い、ひねりも左右別の軸として認識されます。スロットルレバーとブレーキレバーは2台で同じ入力として扱われ、両方を動かしたときは大きいほうの値が使われます。
AC8でデュアルスティックをどう割り当てるとよいかは、HORIのソフト対応表にも書かれていません。デュアルスティックの使用中は本体での割り当て変更もできないため、1台目の使い勝手を確かめてから2台目を考えるのが無難です。
接続PCにつなぐ手順と、つまずきやすい点
- 背面のハードウェア切替スイッチをPCにしてから、付属のUSBケーブル(Type-A to Type-C、約3m)でPC本体のUSB Type-A端子につなぎます。つないだまま切り替えると意図しない動作になることがあります
- モード切替スイッチでPAD(パッドモード)かFLIGHT(フライトモード)を選びます。AC8のPC版では、まずPADで動作を確かめます
- USBハブや延長ケーブルは使わず、PC本体の端子に直接つなぎます
- スティックやレバーの効き方がおかしいときは、クリエイトボタンとオプションボタンを同時に長押ししてキャリブレーションモードに入ります。LEDが赤く点灯したら、説明書の順にレバーとスティックを端まで動かし、最後にPSボタンを押します
- LEDの色やボタンの割り当てを画面で変えたいときは、HORIの専用アプリ「HORI Control Center」を使います。対応OSはWindows 11で、インターネット接続が必要です
本体とアプリの対応OSは、どちらもWindows 11だけが記載されています。Windows 10での動作はHORIの資料に書かれていないため、Windows 10のPCで使う予定なら、その点を織り込んで購入を判断してください。Xboxコントローラーなどを含めた接続トラブルの切り分けは、PCゲーム用コントローラーの接続・設定ガイドが参考になります。
違いThrustmaster版との差は振動とスロットルの置き方
同じ10月2日発売のThrustmaster「T.Flight Hotas NEO ACE COMBAT 8 WINGS OF THEVE Edition」は、スティックとスロットルを分けて置けるHOTASです。HORI版は土台にレバーをまとめた一体型なので、机の上で占める場所はHORI版のほうがまとまります。

Thrustmaster版だけにあるのが振動です。ミサイルの発射や機銃、Gの変化をスティックに伝える振動モーターを内蔵し、振動はPS5とPCで有効です。HORI版は振動についての記載がなく、ハプティックフィードバックには非対応と明記されています。
センサーは、HORI版がコントロールスティックにホールセンサーを採用しています。Thrustmaster版のホールセンサー(H.E.A.R.T.)は、スティックのひねりにあたるZ軸に使われています。前後左右の軸のセンサー方式は公表されていません。
PC版のAC8との相性では、ThrustmasterがPS5・PS4・PCでのPlug & Playと、ゲームに合わせたボタン配置を公式ページで明言しています。HORIのソフト対応表はPS5版のAC8だけを載せているため、PC版でフライトスティックとして使うことを最優先するなら、公式の記載が厚いのはThrustmaster版です。
価格は、米国の直販でHORI版が129.99ドル、Thrustmaster版が149.99ドルで、HORI版のほうが20ドル安く設定されています。国内ではHORIの価格が21,980円(税込)で、Thrustmaster版の国内価格は販売店ごとに異なります。Thrustmaster版の仕様と旧モデルからの買い替え判断は、T.Flight Hotas NEO ACE COMBAT 8は買いかで詳しく扱っています。
購入HORI版とThrustmaster版の購入先
PS5で遊ぶ人と、PC版をパッドモードで遊ぶ前提の人はHORI版、振動とHOTASの配置を重視する人はThrustmaster版が合います。価格と在庫は変わりやすいので、リンク先で確認してください。
FAQよくある質問
まとめまとめ|PC版は今は「スティック型のゲームパッド」として買う
HORIのAC8フライトスティックは、PS5ではHORI自身がフライトモードとパッドモードの両対応を明記しており、21,980円でホールセンサーのスティックと独立したレバーを手に入れられる製品です。PC版は、パッドモードならゲームパッドと同じ操作系で動かせる一方、フライトモードをフルに使えるかはBandai Namcoの改善待ちです。
PC版で買うなら、ひねりがボタン入力になるパッドモードで満足できるかが分かれ目になります。振動やHOTASの配置、PCでの公式な動作の明言を重視するなら、Thrustmaster版を選ぶほうが迷いは少なくなります。PCでAC8を快適に動かすための構成は、エースコンバット8の推奨スペック・GPU別fpsで確認できます。
PS5で遊ぶならHORI版は有力な候補です。PC版では、パッドモードで遊ぶ前提に納得できる人なら買ってよく、フライトスティックとしての対応を最優先する人はThrustmaster版を選ぶか、Bandai Namcoの改善を待ってから判断してください。
出典:HORI 製品ページ(SPF-034)/HORI SPF-034 取扱説明書(PDF)/HORI SPF-034 ゲームソフト対応表(PDF)/ホリストア SPF-034/HORI USA/Thrustmaster 公式ストア(米国)/バンダイナムコエンターテインメント プレスリリース(9月29日)/ACE COMBAT 8 Steamニュース「Flight Stick Support Update」





