BIWINのDDR5メモリ新製品6シリーズを比較|Origin Code Vortexの仕様と選び方
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32GBの価格差は10万円台と7万円台、Vortexはゲーム用ではなく「冷却を試したい人向け」
BIWINのメモリ6シリーズが、2026年10月9日にツクモで発売されました。注目は、3連ファンのクーラーが付く「Origin Code Vortex」です。BIWINは中国のストレージ・メモリメーカーで、Origin Codeは同社のオーバークロック向け上位ブランドです。名前の違うシリーズが並ぶので、自分のPCに合うのがどれか分かりにくくなっています。
6シリーズは、DDR5のオーバークロック向けが3つ(Vortex、Black Opal DW100、HX100)、標準のDDR5が2つ(デスクトップ用RU200、ノート用RS200)、DDR4が1つ(RU100)です。ゲーム用に買うなら、DDR5-6000の32GBで足ります。Vortexは48GBで145,900円、DW100の32GBは106,300円、HX100の32GBは104,220円と、価格は1GBあたり約3,000〜3,300円に並びます。
Vortexのメモリ自体は、海外のレビューでゲームの速さに差が出ないと判断されています。ファンは、メモリを手動で詰めて冷やす人のための装備です。遊ぶだけなら、どれを選んでもフレームレートはほぼ変わりません。迷いどころは、PCの規格(DDR4かDDR5か、デスクトップかノートか)と、予算を何GBに回すかです。
目次
結論先に結論|ゲーム用はDW100かHX100、安さならRU200
- CL28のDW100(106,300円)か、CL30のHX100(104,220円)で、EXPO/XMP相当の設定を使う
- RGBを光らせたいならDW100、光らせないならHX100
- とにかく安く32GBにしたいなら、DDR5-4800のRU200(73,340円)で足りる
- メモリを手動で詰めて、ファンで冷やして遊ぶのが目的
- 48GB(24GB×2)が欲しい。ツクモで買える6シリーズのうち、48GBはVortexだけ
- ミラーシルバーの外観に価値を感じる
一覧6シリーズの型番・速度・税込価格
ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.で、2026年10月9日に発売された6シリーズです。容量と速度の組み合わせは、ツクモで扱う型番に絞っています。BIWINの製品ページにはもっと多くの速度・容量が載っていますが、国内で買えるのは下の型番です。
| シリーズ | 型番 | 容量・速度・タイミング | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| Origin Code Vortex | OCL602648D-VS | 48GB(24GB×2)/DDR5-6000/CL26-36-36-76 | 145,900円 |
| Black Opal DW100 | BXL53260DW1-D28FW | 32GB(16GB×2)/DDR5-6000/CL28-35-35-72/ホワイト/RGB | 106,300円 |
| Black Opal HX100 | B5HX100326030ER2G-BB001 | 32GB(16GB×2)/DDR5-6000/CL30-38-38-76/ブラック | 104,220円 |
| RU200 | BMU53248UD-D40AB | 32GB(16GB×2)/DDR5-4800/CL40/1.1V | 73,340円 |
| RS200 | BMS51648SD-S40AB | 16GB×1(ノート用SO-DIMM)/DDR5-4800/CL40/1.1V | 32,640円 |
| RU100(DDR4) | BMU41632UD-D22BG/BMU43232UD-D22BG | 8GB×2または16GB×2/DDR4-3200/CL22/1.2V | 17,360円/33,740円 |
※価格は発売日(2026年10月9日)のツクモの税込表示です。DRAMの価格は動いているので、購入前に販売ページで確認してください。RS200は1枚、RU100は2枚組の価格です。
出典:Origin Code公式/BIWIN Black Opal DW100 公式/BIWIN Black Opal HX100 公式/BIWIN RU200 公式/BIWIN RS200 公式/BIWIN RU100 公式
価格1GBあたりの価格|DDR5-6000でも2種類の価格帯に分かれる
1GBあたりに直すと、Vortexは約3,040円、DW100は約3,320円、HX100は約3,260円です。48GBで容量が大きいVortexが、1GBあたりでは最も安くなります。DDR5-4800のRU200は約2,290円、DDR4のRU100(16GB×2)は約1,050円です。
| シリーズ | 容量 | 税込価格 | 1GBあたり |
|---|---|---|---|
| Vortex | 48GB | 145,900円 | 約3,040円 |
| DW100 | 32GB | 106,300円 | 約3,320円 |
| HX100 | 32GB | 104,220円 | 約3,260円 |
| RU200 | 32GB | 73,340円 | 約2,290円 |
| RS200 | 16GB | 32,640円 | 約2,040円 |
| RU100(DDR4) | 32GB(16GB×2) | 33,740円 | 約1,050円 |
同じ32GBでDW100とRU200を比べると、差は32,960円です。DDR5-6000とDDR5-4800の差に、33,000円ほどを払う計算になります。メモリの速度でゲームのフレームレートがどこまで変わるかは、DDR5 32GBと64GBの選び方の考え方と合わせて判断してください。DRAM価格が高い今は、速度より容量を優先する選び方も成り立ちます。
VortexOrigin Code Vortexは、ゲームの速さを買うメモリではない

Vortexは、ミラー仕上げのシルバーのヒートシンクに、40mm角の小型ファン3基を載せたクーラーが付きます。ファンは両側ボールベアリングで、ネジでメモリに取り付けます。公式サイトの容量展開は32/48/192/256GBで、日本で買えるのは48GBの6000 CL26です。
ドイツのPC Games Hardwareは、48GB(24GB×2)のVortexをテストしました。DW100(CL28)と比べると、結果は「非常に近い」とのことです。CL26に絞ったメモリでも、プロファイルのままではゲームの速さに意味のある差は出ませんでした。結論は、市販の16Gbit A-Die(H16A)採用キットのほうがゲームでは速く、Vortexの特徴はクーラーだというものでした。CL26の強みが出るのは、手動で設定を詰めたときです。
ファンは、冷やさないと動かないという意味の装備ではありません。igor’sLABは、16GB×2のVortex(DDR5-6200 CL26)を1.5Vで動かし、ファンも気流もない状態で数時間のストレステストを通しました。SPD Hubの読みは60℃未満で安定しています。ファンはマザーボードの4ピンPWMにつなぎ、約560〜8,000rpmの範囲で回転数を変えられます。同じ筆者は、30%・約2,400rpmを静音との折り合いに使っています。
igor’sLABの試料は16GB×2・6200 CL26のキットで、日本で売られる48GB・6000 CL26とは別の構成です。温度の結果を48GB版にそのまま当てはめることはできません。「ファンなしでも動く」と断定せず、冷却を重く考えたいときの余地として見るのが妥当です。
価格も判断材料です。PC Games Hardwareは、ドイツのAmazonでの価格を899ユーロ(24GB×2)としています。48GBにこだわらない限り、DW100やHX100の32GB 2枚組で足りる人が大半です。
出典:PC Games Hardware「Origin Code Vortex 48 GiB DDR5-6000 im Test」(2026年9月21日)/igor’sLAB「Origin Code Vortex DDR5-6200 CL26 2x 16 GB Kit Review」(2026年2月26日)
DW100とHX100DW100とHX100は、RGBの有無と高さが分かれ目

DW100とHX100は、どちらもオーバークロック向けのDDR5で、国内の型番は32GB(16GB×2)のDDR5-6000です。違いは、タイミング(CL28とCL30)、RGBの有無、高さです。
| 項目 | Black Opal DW100 | Black Opal HX100 |
|---|---|---|
| 国内の型番 | BXL53260DW1-D28FW(ホワイト) | B5HX100326030ER2G-BB001(ブラック) |
| タイミング | CL28-35-35-72 | CL30-38-38-76 |
| 税込価格 | 106,300円 | 104,220円 |
| RGB | あり(主要マザーボードのライティングソフトに対応と公式は説明) | なし |
| 寸法(長さ×高さ) | 136.19×50.24mm | 136.60×47.00mm |
| 公式の設定 | ワンクリックOC。EXPO/XMPの記載はなし | XMP 3.0とAMD EXPOに対応と記載 |
※寸法・対応設定は各シリーズの公式ページの記載です。ここに載せた寸法はシリーズ全体の値で、国内の型番の実測値ではありません。
CL28とCL30の差は、実際のゲームでは小さな差です。PC Games HardwareがVortex(CL26)とDW100(CL28)の差を「非常に近い」と評価している点が、そのまま目安になります。選ぶ基準は、RGBが要るか、価格差の約2,000円をどう見るか、ケース内の高さです。
高さは、空冷の大型CPUクーラーを使う人が確認する項目です。DW100は50.24mm、HX100は47.00mmと、どちらも一般的なDDR5より背が高めです。メモリスロットの上にファンがかぶる大型クーラーでは、干渉する場合があります。ファン付きのVortexは、さらに高くなります。装着時の寸法とクーラーの対応メモリ高は、購入前に確かめてください。
標準品RU200・RS200・RU100は、ヒートシンクなしの標準メモリ
RU200(デスクトップ用DDR5)は、DDR5-4800・CL40・1.1Vの標準品です。32GB(16GB×2)の税込価格は73,340円で、DW100より32,960円安く買えます。公式の高さは31.25mm以下で、大型クーラーとも干渉しにくい寸法です。
RS200はノートPC・ミニPC用のSO-DIMMで、1枚16GBの価格が32,640円です。デスクトップのスロットには挿せません。ノートPCやミニPCのメモリ増設用と考えてください。
RU100は、唯一のDDR4です。DDR4-3200・CL22・1.2Vで、8GB×2が17,360円、16GB×2が33,740円です。DDR4のマザーボードを使い続ける人向けで、DDR5のマザーボードには挿さりません。同じ32GBで、RU200(DDR5)の73,340円に対し33,740円と、40,000円近い差があります。DDR4の自作PCを延命する選択肢としては、価格がかなり抑えられます。
Vortexの公式の互換性リスト(QVL)には、マザーボードとCPUの組み合わせごとの検証結果があり、初回起動に容量によって約1〜5分かかるという注意書きもあります。CPUのメモリコントローラーの差でも結果が変わります。QVLは特定の構成の検証で、すべてのCPU・マザーボードでの動作を保証するものではありません。4枚挿しにするかどうかは、DDR5の2枚挿しと4枚挿しも参考にしてください。
出典:Origin Code Vortex QVL(互換性リスト)
選び方PCの規格と目的で選ぶ
DDR5のデスクトップでゲームをする人は、32GBのDW100かHX100で十分です。RGBを使うならDW100、使わないならHX100です。約2,000円の差と、CL28とCL30の差は、ゲームでは大きな違いになりません。
とにかく安くDDR5の32GBにしたい人は、RU200です。DDR5-6000との差は約33,000円ですが、CPUや構成によってDDR5-4800のままでも遊べる場面は多くあります。速度の影響が出やすいのは、CPU負荷の高いゲームやfpsの上限を狙う設定です。
メモリのチューニングが目的の人、または48GBが必要な人は、Vortexです。ファンの回転数を変えて遊びたい、冷却を試したいという目的があるなら、価格に見合います。ゲームの速さだけが目的なら、同じ金額を容量やGPUに回すほうが効果は出ます。
ノートPCやミニPCの増設なら、RS200です。DDR4のPCなら、RU100です。この2つは、PCの規格が合うかどうかで決まります。購入前に、お使いのPCがどのメモリを使うか確かめてください。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
他社品との比較同じ32GB・DDR5-6000の他社キットと比べる
DW100とHX100のような32GB・DDR5-6000のキットは、CrucialやCORSAIRなども扱っています。価格と在庫は日々変わるので、同じ容量・速度の他社キットは販売ページで現在の価格を見比べてください。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
まとめまとめ|ゲーム用の32GBはDW100かHX100、Vortexは冷却を試したい人向け
6シリーズは、DDR5のオーバークロック向けが3つ、標準のDDR5が2つ、DDR4が1つです。DDR5-6000の32GBは、DW100が106,300円、HX100が104,220円です。48GBのVortexは145,900円で、海外のレビューではゲームでの速さに差が出ないと評価されています。DDR5-4800のRU200は73,340円、DDR4のRU100(16GB×2)は33,740円です。
ゲーム用の32GBはDW100かHX100、予算を抑えるならRU200、DDR4のPCはRU100、ノートはRS200です。Vortexは、48GBとファン付きの冷却を試したい人だけが選ぶ製品です。






