DOOM: The Dark Ages PC推奨スペック|レイトレ必須・旧世代GPU切り捨て、id Tech 8の衝撃

DOOM: The Dark Ages PC推奨スペック|レイトレ必須・旧世代GPU切り捨て、id Tech 8の衝撃
2025年5月15日 リリース済み
DOOM: The Dark Ages
PC推奨スペック

id Softwareが2025年に放った最新作は、PC業界にひとつの宣言を叩きつけました。「ハードウェアレイトレーシングのないGPUは、このゲームを動かせない」。GTX 1080以前のGPUはそもそも起動不可。最低動作にRTX 2060 Super相当が必要という新基準は、DOOM Eternalから5年で要求水準がどれだけ跳ね上がったかを如実に示しています。

レイトレーシング必須NVMe SSD必須RAM 16GB必須DLSS MFG / FSR 4 対応Game Pass Day One
リリース情報
発売日
2025年5月15日
プラットフォーム
PC(Steam / Xbox App)
PS5 / Xbox Series X|S
PC版 価格
¥9,240(標準版)
Game Pass
Day One 対応(PC Game Pass / Ultimate)
エンジン
id Tech 8(ハードウェアRT必須設計)
後発アップデート
パストレーシング対応(2025年6月)
目次

id Tech 8が変えたPC要件:レイトレ必須とは何か

DOOM: The Dark Agesが採用したid Tech 8は、ライティング処理の根幹にハードウェアレイトレーシングを組み込んでいます。松明の揺らめき、溶岩の発光、金属鎧の映り込み——これらすべてをリアルタイムのRT計算で描画しているため、ソフトウェアフォールバック(ラスタライズで代替する処理)が存在しません。

つまりRTコアを搭載しないGPU(GTX 1080以前)はそもそも起動できないという仕様です。DOOM Eternal(id Tech 7)が古いGTX 970でも動いたのとは、根本的に設計思想が異なります。2016年以降のRTX 2000番台・RX 6000番台以降のGPUが最低条件です。

RTコア非搭載GPUは対象外
GTX 1080 Ti、GTX 1070、RX 580など、RTコアを持たないGPUではDOOM: The Dark Agesは動作しません。GeForce RTX 2060 Super(またはAMD RX 6600)以上が必要です。

DOOM Eternal からどう変わった?

前作DOOM Eternal(2020年)との比較が、このゲームの要求水準の変化を最も端的に示しています。

DOOM Eternal → The Dark Ages 主要スペック変化
項目
Eternal(2020)
Dark Ages(2025)
最低GPU
GTX 1050 Ti
RX 470
RTX 2060 Super
RX 6600(RTコア必須)
最低RAM
8 GB
16 GB(倍増)
ストレージ
50 GB HDD可
100 GB NVMe SSD必須
最低CPU
i5 3.3GHz
Ryzen 3 3.1GHz
i7-10700K / Ryzen 7 3700X
(8コア16スレッド必須)
レイトレーシング
オプション
必須(OFF不可)
エンジン
id Tech 7
id Tech 8

「4コアあれば動く」が常識だったDOOMシリーズが、一気に8コア16スレッド必須へ。ストレージもHDD不可・NVMe SSD必須です。2020年から2025年のわずか5年で、要求水準はほぼ別ゲーのレベルに達しています。

公式PC動作環境(実測スペック)

id Software / Bethesdaが公式に公開している動作環境です。最低・推奨・4Kウルトラの3段階が揃っています。

最低スペック(公式)
1080p / 60fps / Low
推奨スペック(公式)
1440p / 60fps / High
4K ウルトラ(公式)
2160p / 60fps / Ultra
OSWindows 10 / 11 64bitWindows 10 / 11 64bitWindows 10 / 11 64bit
CPUCore i7-10700K
Ryzen 7 3700X
(8c/16t @3.2GHz)
Core i7-12700K
Ryzen 7 5700X
(8c/16t @3.2GHz)
Core i7-12700K
Ryzen 7 5700X
(同上で可)
GPURTX 2060 Super
RX 6600
RTX 3080
RX 6800
RTX 4080
RX 7900 XT
VRAM8 GB10 GB16 GB
RAM16 GB 必須32 GB32 GB
ストレージNVMe SSD 100 GB 必須NVMe SSD 100 GBNVMe SSD 100 GB
DirectXDirectX 12 UltimateDirectX 12 UltimateDirectX 12 Ultimate
💡
CPUは推奨と4Kウルトラで変わらない
4K Ultra構成でもCPU要件はi7-12700K / Ryzen 7 5700Xのまま。このゲームにおける「4K化のボトルネック」はほぼGPUとVRAMです。CPUへの追加投資よりGPUアップグレードを優先するべきタイトルと言えます。

GPU別 フレームレート目安

各レビューサイトの実測データをもとに、主要GPUのフレームレート目安をまとめました。設定はHigh(Ultra Nightmareではない)、レイトレーシングON(標準)、アップスケーリングなしの数値です。

GPU別 フレームレート目安(High設定・RT ON・アップスケーリングなし)
GPU1080p1440p4K
RTX 2060 Super / RX 6600
最低ライン
55〜65fps35〜42fps非推奨
RTX 3080 / RX 6800 XT
推奨ライン
88〜98fps62〜72fps38〜46fps
RTX 4060 Ti / RX 7700 XT100〜112fps70〜80fps45〜55fps
RTX 5060 Ti / RX 9070115〜125fps85〜95fps55〜65fps
RTX 5070 Ti / RX 9070 XT
4K快適ライン
135〜145fps100〜115fps70〜80fps
RTX 4090 / RTX 5080145〜155fps110〜125fps78〜90fps

※ 各レビューサイトの実測データを基にした目安値です。Ultra Nightmareでは上記から15〜20%程度低下します。パストレーシング有効時はさらに大幅に低下(RTX 5090でも1440p 60fps前後)。

マルチフレーム生成で性能を引き出す

DOOM: The Dark AgesはDLSS Multi Frame Generation(MFG)、FSR 4フレーム生成、XeSSのすべてに対応しています。RT必須で重めなこのゲームで、アップスケーリングは「性能向上のオプション」ではなく実用上の必需品といえます。

DLSS Multi Frame Generation

RTX 40シリーズは2倍MFG、RTX 50シリーズは最大4倍MFGに対応。RTX 5060 Tiでも1440p 120fps超えが現実的。品質はFSR 4を上回る安定した映像を保ちます。

対象: GeForce RTX 20〜50シリーズ
FSR 4 Machine Learning

RX 9000シリーズで最高品質が発揮されるMLベースのアップスケーリング。フレーム生成と組み合わせることでRTX勢と競合できるfpsを実現。旧世代AMDはFSR 3.1フォールバック。

最高品質: RX 9070 / 9070 XT
Intel XeSS 2

Intel Arc GPUで最高精度を発揮するAIアップスケーリング。Arc B-Series以外のGPUでも動作しますが、品質はDLSS・FSR 4に劣ります。Arc B580以上なら実用的な選択肢。

最高品質: Intel Arc B580以上
📊
アップスケーリングあり・なしのfps比較例(1440p High)
RTX 3080(ネイティブ): 62〜72fps → DLSS Quality適用: 90〜100fps → DLSS Quality + 2x MFG: 150fps+
RTX 5060 Tiは4倍MFG適用で1440p 240fps超えも射程圏内。ただしMFG起因のインプットラグには注意。

どのPCで快適に遊べるか

解像度と目標fps別に、最適なGPUのボーダーラインをまとめました。全設定でRTが有効になるため、解像度が上がるほどVRAM量も重要になります。

ENTRY
1080p
60fps 中設定
RTX 2060 Super
RX 6600

最低スペックは1080p High設定で55〜65fps前後とボーダーライン。Low〜Medium設定なら安定した60fpsを維持できる。RTX 3060 / RX 6700 XTに変えると高設定でも余裕が生まれる。

SWEET SPOT
1440p
60fps 高設定
RTX 3080
RX 6800 XT

推奨スペックそのもの。DLSS Quality / FSR 4 Qualityを有効にすればRTX 3060でも現実的。2026年のメイン解像度帯で最もコスパよく遊べる構成。

HIGH END
4K
60fps 高設定
RTX 5060 Ti
RX 9070

4K 60fpsならRTX 5060 Ti / RX 9070がボーダー。4K 60fps + パストレーシングを快適に楽しむにはRTX 5080以上を推奨。VRAM 16GBが4Kではほぼ必須。

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ゲーミングスタイル管理人

自作PC愛好家・ゲーム歴15年超

ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。