NVIDIAドライバー595.59・595.71の連続不具合まとめ|ファン誤検知→OC性能16%低下→595.79で安定。今すぐ確認すべき対処手順
NVIDIAドライバー連続不具合の全容
WHQL認定ドライバー595.59がファン検知バグで即日撤回。後継の595.71はオーバークロック環境で最大16%の性能低下。3月10日リリースの595.79が現在の推奨安定版です
- 595.59(2月下旬):WHQL認定済みでもファン検知バグが発覚し即日撤回。NVIDIAは前版の591.86へのロールバックを推奨
- 595.71(3月2日):ファンバグは修正されたが、MSI Afterburner等でOC設定中のRTX 5090などで最大16%の性能低下が報告される新問題が発生
- 595.79(3月10日):Crimson Desert・デス・ストランディング2対応のGame Readyドライバー。現時点での推奨安定版
目次
595.59——WHQL認定でも起きたファン誤検知バグ
2026年2月下旬、NVIDIAはGame Ready Driver 595.59 WHQLをリリースしました。このドライバーはバイオハザード レクイエム(Resident Evil Requiem)とMarathonの初日サポートを含んでいましたが、リリース直後からGeForceフォーラムに深刻な報告が相次ぎました。
主な不具合はファン関連で、ドライバーがファンを正常に検知できない・複数ファン搭載カードで1基しか動作しない・クロック速度が不安定になるといった症状が確認されました。発熱による恒久的なハードウェア破損の報告はありませんでしたが、ドライバーレベルのファン制御に問題が生じたことは明らかでした。
- ファンが検知されない・検知数が実際より少なく表示される
- 複数ファン搭載GPUで1基のみ動作するケース
- コアクロックの不安定化(速度変動)
NVIDIAはリリース後すぐに595.59をダウンロードページから削除し、推奨版を前バージョンの591.86に戻しました。WHQL認定(Microsoftの安定性検証済みマーク)が付いたドライバーがこの形で撤回されるのは比較的珍しいケースで、ユーザーの間で「WHQL認定の意味は?」という議論にもなりました。
595.71——ファン修正、しかしOC環境で性能16%低下
3月2日、NVIDIAは595.59のファン問題を修正した595.71 WHQLをリリースします。ファン検知バグは解消されましたが、今度は別の問題が浮上しました。
MSI AfterburnerなどのOC(オーバークロック)ツールを使用しているユーザーから「595.71でコアクロックと電圧が抑制されている」という報告が上がり、Bang4BuckPC GamerやWCCFTechの検証で実態が明らかになりました。
RTX 5090のほか、RTX 5070 Tiでも同様の症状が確認されています。影響はMSI AfterburnerなどのOCツールでカスタム設定を行っているユーザーに集中しており、工場出荷時クロックのまま使用しているユーザーへの影響範囲は当時の報告では限定的とされていました。
595.79——3月10日リリースの現行推奨版
3月10日、Crimson Desert(紅の砂漠)とデス・ストランディング2のPC版発売に合わせてNVIDIAは595.79 WHQLをリリースしました。これが現時点での最新安定版であり、公式推奨ドライバーです。
今すぐ確認すべき対処手順
現在どのドライバーを使っているかによって対処が異なります。NVIDIA Appまたはデバイスマネージャーで現在のドライバーバージョンを確認してください。
今後のドライバー更新の注意点
今回の一連の騒動で改めて確認されたのは、WHQL認定がドライバーの完璧な安定性を保証するものではないという点です。595.59はMicrosoftのWHQL認定を通過していたにもかかわらず、発売直後に撤回される事態になりました。
RTX 50系のような新アーキテクチャへの対応が続く時期は、ドライバーの成熟度が安定するまでに数ヶ月かかることが多く、今回のような連続した不具合が発生しやすい傾向があります。ゲーミングPCを安定運用したい場合は、新ドライバーのリリース後すぐに更新するのではなく、数日間はユーザーレポートを確認してから更新するのが安全策です。
- 新ドライバーリリース後、3〜5日はReddit(r/nvidia)やVideoCardzのコメント欄で不具合報告を確認
- 安定していると判断してからアップデート
- 更新前に現在のバージョンをメモしておく(ロールバック時に必要)
- OC設定を使っている場合、更新後は必ず動作確認を行う