DLSS 4.5に「ダイナミックMFG」が3月31日追加——目標fps自動維持&最大6倍フレーム生成がRTX 50ユーザー全員に届く
GDC 2026(3/10)でNVIDIAが発表。目標fpsを指定するだけでフレーム生成倍率をリアルタイム自動調整。最大6倍モードと合わせてRTX 50シリーズ全モデルに届きます
- 3月31日にNVIDIA Appのオプトインベータで配信。RTX 50シリーズを持っていれば今月末から使える
- 「ダイナミックMFG」は目標fps(144Hz / 240Hzなど)を設定すると、シーンの負荷に応じて生成倍率を2x〜6xでリアルタイム自動切替
- 「6Xモード」は最大6倍生成に拡張。黒神話:悟空(4K・パストレーシング)でRTX 5080が246fpsを達成
目次
何が変わるのか
これまでのDLSS マルチフレーム生成(MFG)は倍率を「2x」「4x」と固定で選ぶ仕様でした。軽いシーンでも重いシーンでも同じ倍率で動き続けるため、負荷の変動が激しいゲームでは「出力fpsが安定しない」「生成フレームが増えすぎて映像が不自然になる」という問題が出ることがありました。
今回追加される「ダイナミックMFG」はこの問題を根本から解決するアプローチです。倍率を固定するのではなく、ユーザーが目標fpsを設定しておくと、シーンの重さに応じてDLSSが倍率を自動で上げ下げします。
NVIDIAによると、ダイナミックモードは「生成すべきフレーム数だけを生成する」という設計思想で作られており、Reflexと組み合わせることで遅延の増加も抑えながら動作します。
性能数値——6Xモードで何が変わる
従来の最大4倍から6倍に拡張した「6Xモード」との組み合わせで、特にパストレーシングを使った重量級タイトルで顕著な差が出ます。NVIDIAが公表したデータは以下の通りです。
4xから6xへの移行で最大35%のfps向上、かつReflex込みの遅延が53msというのがNVIDIAの公称値です。実際にはゲームやシーンによって差は出ますが、パストレーシングのような描画負荷が高い用途ほど恩恵が大きい傾向があります。
対応ゲーム——注目タイトルをまとめて確認
GDC 2026の発表に合わせて新たに20タイトルが追加されたほか、3月中に発売を控えた注目タイトルも続々と対応を表明しています。
- デス・ストランディング2MFG+DLSS 4.5 SR対応 / 3月19日PC版発売
- モンスターハンターストーリーズ3DLSS 4.5 SR・DLAA・Reflex対応 / 3月13日PC版発売
- 007 First LightMFG+パストレーシング対応 / 5月27日発売予定
- CONTROL ResonantMFG+パストレーシング対応 / 発売日未定
- Tides of AnnihilationMFG+パストレーシング対応
- Directive 8020MFG+パストレーシング対応 / 5月12日発売予定
- Phantom Blade ZeroMFG対応 / 発売日未定
- PRAGMATAMFG+パストレーシング対応 / 発売日未定
既存の250以上のDLSS対応ゲームはDLSSオーバーライドを通じて3月31日から6Xモードとダイナミックモードを利用できます。ゲーム側のネイティブ対応を待つ必要はありません。
使い方——3月31日からの手順
RTX 50を持っているなら今月末が試し時
ダイナミックモードの実用的なメリットは「設定をいじらなくてもfpsが安定する」という点です。これまで「4xにすると軽いシーンで映像が不自然」「2xにすると重いシーンでfpsが落ちる」という板挟みがありましたが、Dynamicにしておけばその判断をDLSSが自動でやってくれます。
3月31日のNVIDIA App Betaアップデート後に試してみてください。特にパストレーシングを有効にして遊んでいる人は、6Xモードとの組み合わせで最も体感しやすいはずです。