RTX 5060 Tiのスペック・性能を徹底解説|コスパ重視のゲーミングGPU

RTX 5060 Tiは、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用したミドルレンジGPUです。上位のRTX 5070系より価格が抑えめで、フルHDからWQHDまで幅広い解像度で快適なゲーム体験を狙える設計になっています。ここでは、スペックや実ゲームでの傾向を整理し、どんなユーザーに向くのかを解説します。
RTX 5060 Tiの基本スペック
RTX 5070 Ti | RTX 5070 | RTX 5060 Ti | RTX 5060 | |
---|---|---|---|---|
アーキテクチャ | Blackwell | Blackwell | Blackwell | Blackwell |
CUDAコア数 | 8960 | 6144 | 4608 | 3840 |
ブーストクロック | 2.45GHz | 2.51GHz | 2.57GHz | 2.5GHz |
ベースクロック | 2.3GHz | 2.33GHz | 2.41GHz | 2.28GHz |
VRAM | 16GB GDDR7 | 12GB GDDR7 | 16GB / 8GB GDDR7 | 8GB GDDR7 |
メモリバス | 256bit | 192bit | 128bit | 128bit |
TDP | 300W | 250W | 180W | 145W |
推奨電源 | 750W | 650W | 600W | 550W |
ゲーミング性能と特徴
RTX 5060 TiはフルHD解像度で非常に強く、eスポーツ系タイトルでは240Hzクラスの高リフレッシュレート環境にもしっかり対応します。Apex LegendsやVALORANTのような軽量〜中量級タイトルは高設定でも余裕があり、CPUの処理能力がボトルネックにならない限り高いフレームレートを維持できます。最新のAAA級タイトルをWQHDで楽しむ場合は、上位のRTX 5070系と比べるとフレームレートが一段落ち着きますが、DLSSやフレーム生成を有効化することで実用的な滑らかさを確保できます。
電力効率の良さも魅力です。TDPは180Wに抑えられており、発熱・騒音の管理がしやすく、650W未満の電源でも構成を組みやすい点は自作・BTOいずれの視点でもメリットになります。VRAMは16GBと8GBの二構成で、長期的に最新タイトルを見据えるなら16GB、コスト重視なら8GBという選び分けがしやすいのも強みです。
どんなユーザーに向いているか
はじめてのゲーミングPC構築で失敗したくない、という層にとって扱いやすさと性能のバランスが良好です。フルHDで240Hzを狙う競技志向のプレイヤー、静音性や省電力も重視したいユーザー、DLSSなどの最新機能を活用しつつ予算を抑えたい層に適しています。WQHDで重いタイトルを最高画質かつ高フレームで走らせたい場合は、ワンランク上のRTX 5070/5070 Tiが選択肢になりますが、価格対性能ではRTX 5060 Tiが堅実な落としどころです。
まとめ
RTX 5060 Tiは「ミドルレンジの王道」を地で行く1枚です。フルHDでは余裕の高フレーム、WQHDでも設定最適化で快適、そして電力効率と発熱のバランスが良い――この3点が購入判断の決め手になります。コスパを重視しながら最新世代らしい快適さを手に入れたいなら、最有力候補として検討する価値があります。
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