ASUS ROG Eurux GR120の価格・性能は?6,480円から、LCPブレード採用ファン8モデルを解説
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ケースファンをARGB付きの高性能品に替えたいとき、ASUSのROG Eurux GR120 ARGB(ジーアール120)は気になる新製品です。厚さ30mmの120mmファンで、ブレード(羽根)に液晶ポリマー(LCP)という樹脂を使っています。
国内では10月9日に8製品が発売されます。通常ブレードとリバースブレード、黒と白、単品と3個パックの組み合わせです。想定売価は単品が6,480円前後、3個パックが19,980円前後(いずれも税込)で、風量は通常版が85CFM、リバース版が70CFMとメーカーが公表しています。
選ぶ前に押さえたいのは、マザーボードのファン端子に直接つなげないことです。専用ROGハブが必須で、ハブが付くのは3個パックだけです。しかも厚さは一般的な25mmより5mm増えるので、ケースやラジエーターに収まるかも確かめてください。
目次
要点まず押さえたい4点
価格は単品6,480円前後・3個パック19,980円前後。通常版は2,600rpm・85CFM・静圧4.5mmH₂O、リバース版は2,200rpm・70CFM・静圧3.0mmH₂Oです。ハブは3個パックに同梱で、単品だけでは動きません。数値はすべてメーカー公称値で、他社ファンと並べた実測は出ていません。

8モデル国内で発売される8製品と想定売価
国内の販売代理店であるCFD販売が公表した型番は、通常ブレード4製品とリバースブレード4製品の計8つです。色は黒と白があり、価格は色によって変わりません。
| 構成 | 税込想定売価 | 専用ハブ |
|---|---|---|
| 通常ブレード 単品(黒・白) | 6,480円前後 | 付属しない |
| 通常ブレード 3個パック 黒・白 | 19,980円前後 | 1個付属 |
| リバースブレード 単品(黒・白) | 6,480円前後 | 付属しない |
| リバースブレード 3個パック 黒・白 | 19,980円前後 | 1個付属 |
※CFD販売の発売発表(2026年10月8日)にある想定売価です。店頭の実売価格や在庫を示すものではありません。
単品を3個買うと19,440円で、3個パックとの差は540円です。ただしパックにはハブが入っているので、ハブをまだ持っていない人は単品3個の合計だけで比べられません。ハブは海外のメーカーFAQでは単体購入もできるとされていますが、国内でハブ単体が売られるかは未定です。
性能通常ブレードとリバースブレードの違い
2種類は見た目が似ていますが、羽根の向きが逆で、公称の性能が違います。リバース版は、吸気側に付けたときに羽根のある面を外から見せるための設計です。通常のファンを吸気に使うと、外から見えるのはモーター側の背面になります。
| 項目 | 通常ブレード | リバースブレード |
|---|---|---|
| 最大回転数 | 2,600rpm(±10%) | 2,200rpm(±10%) |
| 風量 | 85CFM | 70CFM |
| 静圧 | 4.5mmH₂O | 3.0mmH₂O |
| 騒音 | 33dB(A)未満 | 32dB(A) |
| サイズ・軸受 | 120×122×30mm・流体動圧軸受 | 120×122×30mm・流体動圧軸受 |
※ASUSの技術仕様ページにもとづくメーカー公称値です。
冷却を優先するなら通常版です。ラジエーターやCPUクーラーの密なフィンを通す用途では、静圧の高い通常版が向きます。リバース版は風量・静圧とも一段低い代わりに、側面吸気の見た目をそろえられます。ASUSのフルタワーケース「ROG Cronox ARGB」(想定売価105,980円前後)は、側面吸気にリバース3基、背面排気に通常1基を標準で積んでおり、この使い分けがそのまま見本になります。
共通の特徴は、0.6mmというブレードとフレームの隙間と、真鍮製の軸受ハウジングです。発光は外周2本の光る帯と中央リングの3ゾーンで、LEDは合計36個です。ライティングはArmoury CrateとAura Syncで制御します。
接続専用ハブ必須|つなぎ方で気をつける点
GR120は4ピンのファン端子にも、ARGB端子にも直接つなぐ作りではありません。ファン同士を連結するデイジーチェーンコネクターで数基を1本にまとめ、専用ROGハブに接続して使います。メーカーのFAQでも、ハブにつながないと動かないとされています。

- ファンと光の制御を1本のケーブルでまとめられ、裏配線が減る
- 1台のハブに最大14基まで増設できる
- ハブは2系統のSATA電源入力と過電流保護のヒューズを備える
- 単品だけ買うと動かない。ハブの手持ちを確認する
- ハブにはSATA電源の確保が必要で、制御用にマザーボードの内部USBも使う
- 制御はArmoury Crateが前提で、設定はソフトに依存する
ハブはケースの中に磁石で固定でき、1台に4系統のファン用ポートがあります。通常版とリバース版を別々の系統にして、回転数を個別に設定することもできます。
1つ注意が要るのが、複数のファンを1本のケーブルで引く場面です。メーカーの接続FAQでは、1+N接続ケーブルの短い側(50cm)に最大4基、長い側(70cm)に1基までつなげます。どちらの側にも最低1基はつなぐ必要があり、片側が空いているとファンを検出できない場合があります。配線を変えたり抜き差ししたりしたときは、Armoury Crateでファンチューニングをやり直す手順も案内されています。
装着30mm厚は何を確認すればよいか
サイズは120×122×30mmです。一般的な120mmファンは25mm厚が多いため、次の3点は買う前に確かめてください。メーカーの寸法から導いた確認事項で、個別のケースへの適合を保証するものではありません。
- ファンの取り付け位置の奥に、30mm分の空きがあるか
- ラジエーターに重ねる場合は、ラジエーターとファンの合計厚がケースの対応範囲に収まるか
- 固定ねじの長さが合うか。ケース用のねじは3個パックに付属しますが、クーラーやラジエーター用は別に用意が必要です
ファンの高さは122mmと120mmよりわずかに大きいので、隣のパーツまでの余裕が少ないケースでは干渉を見てください。ケース内のファン枚数や配置の考え方は、ケースファンの選び方にまとめています。
実測冷却性能の実測はどこまで分かっているか
他社ファンと同じ条件で温度や風量を比べた測定は、現時点で出ていません。メーカーの数値は理論値で、実際の冷え方はケースやラジエーターの条件で変わります。「最も冷える」「最も静か」とは言えない段階です。
数少ない現物の評価として、セルビアのSS-MODSが3個パックの通常版とリバース版を試しています。耳とスマートフォンの騒音計アプリで比べた評価では、公称回転数の半分ほどまでほぼ聞こえず、最大回転では聞こえるという結果です。風量と静圧は専用の測定装置を使っておらず、公称値の裏付けにはなりません。静かに使うなら、最大回転で回さずファンカーブで抑える前提で考えるのが現実的です。調整の手順はPC騒音計測・ファンカーブ設定の完全ガイドが参考になります。
比較他社の120mmファンと公称値を比べる
GR120と比べやすい定番を2つ選びました。静音性で定評のあるNoctua NF-A12x25 G2と、低価格でまとめ買いしやすいARCTIC P12 Pro PSTです。どちらも各社の公称値で、測定条件が揃っていないので、優劣の断定ではなく性格の違いを見る材料として読んでください。
| 項目 | GR120 通常ブレード | Noctua NF-A12x25 G2 | ARCTIC P12 Pro PST |
|---|---|---|---|
| 風量 | 85CFM | 63.2CFM | 77CFM |
| 静圧 | 4.5mmH₂O | 3.14mmH₂O | 6.9mmH₂O |
| 騒音 | 33dB(A)未満 | 22.5dB(A) | 約25dB(A) |
| 軸受 | 流体動圧軸受 | SSO2 | 流体動圧軸受 |
| ARGB発光 | あり(専用ハブ必須) | なし | なし |
※各社の公称値です。測定方法が異なるため、数値の直接比較は目安にとどまります。
公称の風量はGR120が最も大きく、静音性ではNoctuaが上です。ARCTICは静圧が高く、価格を抑えて枚数をそろえたい人に向きます。この2製品は光らないので、ARGBで見た目をそろえたいかどうかが最初の分かれ目です。光らせないなら冷却と静音で選び、光らせるならGR120の専用ハブ構成が候補になります。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
選び方どのモデルを選ぶか
- ケースの前面や側面にARGBファンを並べ、配線をすっきりさせたい人
- ファンをハブ1台で最大14基までまとめて管理したい人
- 通常版は排気や厚いラジエーター、リバース版は側面吸気に使い分けたい人
- マザーボードのファン端子で回転数を管理したい人
- 1基だけ試したい人。ハブの入手手段が先に必要になる
- 冷却性能の実測を見てから買い替えを決めたい人
初めて導入するなら、通常版の3個パックが基本です。吸気に付けて羽根を見せたい面があるなら、そこだけリバース版を足す形になります。ただしハブは1台で足りるので、2個目以降のパックを買うとハブが余ります。既にハブがある人が増設するときは単品が合います。
白の通常ブレードは、Amazon.co.jpで次の2構成が出ています。黒やリバースブレードは、型番を確かめて選んでください。
※価格・在庫は変動します。最新の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。
まとめまとめ|光り方と配線を重視する人向け、冷却の優劣は実測待ち
ROG Eurux GR120は、専用ハブを前提に配線と3ゾーンの発光をまとめる高機能ファンです。国内では単品6,480円前後、3個パック19,980円前後で買えます。冷却性能は公称値だけで、比較実測が出るまでは、見た目と配線の簡単さに価値を感じるかで選ぶ製品です。
初めて買うなら通常ブレードの3個パックが基本です。単品はハブが別に必要で、リバース版は側面吸気で羽根を見せたいときの選択肢です。冷却力で他社を上回るかどうかは、第三者の実測を待って判断してください。
出典:以下の一次情報にもとづきます。






