エルデンリング PC版が重い?|カクつき解消&FPS改善のおすすめ設定ガイド
『エルデンリング』PC版で「重い」「カクつく」と感じていませんか? 実はこのゲーム、グラフィック設定を全部Lowにしても16%しかFPSが変わりません。本当の原因は2つ。レイトレーシングが気づかずONになっているケースと、DX12のシェーダーコンパイルによるスタッターです。この記事では、RT設定の見直しとスタッター対策を軸に、60fpsの安定維持を実現する最適設定を解説します。
目次
設定の最適化だけでFPSはここまで変わる
エルデンリングはDLSS / FSR / XeSSに公式対応していないため、他タイトルほど劇的な改善は見込めません。それでもRT OFF+設定調整だけでここまで変わります。
ELDEN RING — OPTIMIZATION GAINS
設定最適化による FPS改善の参考値
エルデンリングの最適化は「FPSを2倍にする」ゲームではありません。目標は「60fpsを安定させてカクつきを消す」こと。RTをOFFにするだけで30%以上改善し、シェーダーキャッシュの最適化でスタッターが激減します。この2つを正しく設定するだけで、体感は劇的に変わります。
FPSとカクつきを改善する5つのポイント
エルデンリングは個別設定の効果が小さいため、「設定を下げる」だけでは解決しません。ゲーム内設定+システム設定の両面から、効果の大きい順に解説します。
v1.09パッチで追加されたレイトレーシング(RT影 + RT AO)は、エルデンリングで唯一FPSに大きく影響する設定です。解像度が高いほど影響が大きく、フルHDで約30%、4Kでは最大40%近くFPSが低下します。RTの視覚的な改善は影のソフトネスとAOの精度向上ですが、通常プレイではほぼ気づかないレベルです。なお、v1.09でRTが自動有効化されるケースがあります(詳しくはTips #1)。
おすすめ: OFF(RTX 4080未満は確実にOFF)霧や光の筋(ゴッドレイ)の描画品質を制御する設定で、RT以外の個別設定では最もFPS改善効果が大きい項目です。MaximumからLowに下げると4〜5%の改善が見込めます。Lowでも霧の雰囲気は十分残り、戦闘中の視認性にはほぼ影響しません。
おすすめ: Low単体ではそれぞれ3〜4%程度の改善ですが、合わせて設定することで5〜7%のFPS向上が期待できます。反射品質は水面や金属表面のSSR(スクリーンスペース反射)の精度、SSAOはオブジェクト間の接触影を制御します。どちらもMediumで十分な品質を保てます。
おすすめ: Mediumエルデンリング最大の問題である「カクつき」の正体はシェーダーコンパイルスタッターです。DX12では初めて使うエフェクトごとにシェーダーをGPU向けにコンパイルする必要があり、その処理で最大250ms(0.25秒)のフリーズが発生します。NVIDIAコントロールパネル →「3D設定の管理」→「シェーダーキャッシュサイズ」を「無制限」に変更してください。これでコンパイル済みのシェーダーが保持され、2回目以降のプレイでカクつきが大幅に減ります。合わせて %LOCALAPPDATA%\NVIDIA\DXCache 内の古いキャッシュを一度削除すると、再構築されてより効果的です。
FPSへの影響はほぼゼロですが、OFFにすると画面がクリアになり、敵の動きを格段に追いやすくなります。エルデンリングは敵のモーションを見切って回避・パリィするゲームなので、視認性の向上はプレイの快適さに直結します。被写界深度はカットシーンの演出に使われますが、戦闘中はOFFの方が有利です。
おすすめ: OFF全グラフィック設定 おすすめ値一覧
すべてのグラフィック設定をカテゴリ別にまとめました。エルデンリングは個別設定のFPS影響が非常に小さい点に注意してください。
| 設定名 | おすすめ値 | FPS影響・補足 |
|---|---|---|
| レイトレーシング | ||
| レイトレーシング品質 | OFF | FPS +30〜40% 唯一の大幅改善ポイント |
| 描画品質 | ||
| テクスチャ品質 | Maximum | FPS +1〜2% VRAM依存。6GB以上なら問題なし |
| 影品質 | High〜Maximum | FPS +1〜2% 下げるとちらつきリスク |
| ライティング品質 | High | FPS +2〜3% 下げても差が分かりにくい |
| シェーダー品質 | High | FPS +2〜3% 微小な改善 |
| グローバルイルミネーション品質 | High | 影響極小 1% lows にのみ影響 |
| 環境 | ||
| ボリュメトリック品質 | Low | FPS +4〜5% 個別設定で最大の効果 |
| 反射品質 | Medium | FPS +3〜4% SSR精度の変化 |
| SSAO | Medium | FPS +2〜3% 接触影の精度 |
| 草の品質 | High | FPS +3% 描画距離が変わる |
| エフェクト品質 | High | FPS +3% 魔法・パーティクル |
| 水面品質 | High | 影響極小 水辺以外では無関係 |
| ポストプロセス | ||
| アンチエイリアス品質 | High(TAA) | FPS +1〜2% LowはFXAAでジャギーが目立つ |
| モーションブラー | OFF(Low) | 影響極小 OFFで視認性向上 |
| 被写界深度 | OFF(Low) | 影響極小 OFFで戦闘時の視界がクリアに |
| その他 | ||
| V-Sync | ON | フレームペーシング OFFだとティアリング+スタッター悪化 |
| 自動描画品質設定 | OFF | 制御性 ONだと意図しない設定変更が起きる |
表を見ると一目瞭然ですが、RTを除くとすべての設定が1〜5%の改善にとどまります。エルデンリングの重さは個別設定ではなく、エンジンの最適化とシェーダーコンパイルに起因しています。「全部Lowにしたのに軽くならない」のは当然で、重要なのはRTをOFFにすることとスタッター対策です。
GPU別おすすめ設定プリセット
エルデンリングはVRAM消費が少なく(4K Maximum + RT ONでも8GB未満)、VRAMがボトルネックになることはほぼありません。ここではGPU性能帯ごとのおすすめ設定を紹介します。
エルデンリングはDLSS / FSR / XeSS に公式対応していません。GPU性能=描画性能の上限であり、アップスケーリングで解像度を引き上げることができない分、GPU選びが重要です。MODでDLSS/FSRを非公式に導入する方法はTips #2で解説していますが、オンラインプレイが不可になる点にご注意ください。
プレイ前に知っておきたい5つのTips
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v1.09でレイトレーシングが自動有効化されている可能性がある。2023年3月のv1.09パッチでRTが追加された際、一部の環境でRTが自動的にONになりました。「パッチ後に急に重くなった」という場合、設定画面で「レイトレーシング品質」が「OFF」になっているか確認してください。ONになっていたらOFFにするだけでフレームレートが大幅に回復します。
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MODでDLSS/FSRを導入できるが、オンラインプレイは不可。Nexus Modsの「ERSS-FG」というMODを使うと、DLSS 4.5やFSR 4のアップスケーリング+フレーム生成を非公式に有効化できます。効果は大きいですが、導入にはEasy Anti-Cheat(EAC)の無効化が必要で、オンラインプレイ(協力・侵入・メッセージ)が一切できなくなります。オフラインプレイ専用と割り切れる方向けです。
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60fps上限はMODで解除できるが、物理演算に影響する可能性がある。エルデンリングは60fps固定で設計されており、ゲーム内に上限変更オプションはありません。「EldenRingFpsUnlockAndMore」等のMODで120fps以上に解除できますが、FromSoftwareのエンジンは物理演算がフレームレートに依存するケースがあり、落下ダメージやジャンプ距離に影響する可能性があります。EAC無効化も必要です。
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DLC「Shadow of the Erdtree」は基本マップよりGPU負荷が高い。特に城砦エンシスや一部の新オープンフィールドでは、基本マップと同じ設定でもフレームレートが落ち込みやすくなります。DLCエリアでカクつきを感じたら、ボリュメトリック品質をLowにするだけでも体感が改善します。
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Intel CPUのE-core無効化でスタッター軽減の報告あり。第12世代以降のIntel CPU(Core i5-12400以降)はP-core(性能コア)とE-core(効率コア)を搭載しています。エルデンリングのスレッドスケジューリングがE-coreと相性が悪いという報告があり、BIOSでE-coreを無効化するとスタッターが軽減するケースがあります。ただし他のアプリの性能に影響するため、改善が見られない場合は元に戻してください。
Conclusion 2026
エルデンリング
最適設定まとめ
エルデンリングの最適化は「設定を全部下げる」ではなく、「RTをOFFにしてカクつきを消す」が正解です。レイトレーシングOFFだけで30%以上のFPS改善が得られ、シェーダーキャッシュを無制限に設定することでカクつきも大きく改善します。個別の描画設定は全部下げても16%しか変わらないので、Maximum前後のまま調整すれば十分です。
DLSS / FSR / XeSS には公式非対応のため、GPU性能がそのままフレームレートの上限になります。60fps安定を目指すなら、フルHDでRTX 4060以上、WQHDでRTX 4070以上が目安。シェーダーキャッシュの最適化を忘れずに行ってください。