サイバーパンク2077 PC版が重い?|パストレーシング対応おすすめ設定ガイド

サイバーパンク2077 PC版が重い?|パストレーシング対応おすすめ設定ガイド

『サイバーパンク2077』PC版は設定次第でFPSが2倍以上変わるゲームです。スクリーンスペース反射だけで20%、ボリュメトリック品質で15%改善でき、レイトレーシングをOFFにすればさらに倍増。DLSS / FSR / XeSS のアップスケーリングとフレーム生成にフル対応しているため、ミドルクラスGPUでも快適プレイが十分可能です。この記事では、パストレーシング(Overdrive Mode)の動作条件から全設定の最適値まで徹底解説します。


目次

設定の最適化だけでFPSはここまで変わる

サイバーパンク2077は個別設定のFPS影響が非常に大きく、適切に調整すればDLSSとの相乗効果でフレームレートが劇的に改善します。

CYBERPUNK 2077 — OPTIMIZATION GAINS

設定最適化による FPS改善の参考値

フルHD / RTX 4060 70 → 100fps 約1.4倍に改善
WQHD / RTX 5070 85 → 130fps 約1.5倍に改善
4K / RTX 5070 Ti 59 → 100fps 約1.7倍に改善
💡

サイバーパンク2077は「設定変更の効果が非常に大きい」ゲームです。SSR・ボリュメトリック・AOの3設定だけで30%以上改善でき、DLSS Qualityを有効にすればさらに40〜60%上乗せできます。RTを使うかパストレーシングを使うかで必要なGPU性能が根本的に変わるため、まずは自分のGPUに合ったRT設定を選ぶことが最優先です。


FPS大幅改善の「下げ得」設定5選

サイバーパンク2077は下げるだけでFPSが大きく伸びる設定が複数あります。効果の大きい順に、まずここから調整してください。

1 レイトレーシングをOFF or Medium FPS +50〜100%

レイトレーシングはサイバーパンク2077で最もFPSに影響する設定です。RT Ultra → OFF で約2倍、Ultra → Medium でも約30%改善します。パストレーシング(Overdrive Mode)はさらに別次元の負荷で、ネイティブ描画では80〜90%もFPSが低下します。RTX 4080以上でないとRT Ultraは快適に動かないため、ミドルGPUではOFF、アッパーミドルではMediumが現実的です。パストレーシングについてはTips #1で詳しく解説しています。

おすすめ: ミドルGPU → OFF / アッパーミドル → Medium / ハイエンド → Ultra
2 スクリーンスペース反射をMedium FPS +10〜20%

RT以外では最もFPSに影響する設定です。Psycho設定ではFPSが33%も低下しますが、MediumとPsychoの差は水面やガラスの映り込みがわずかに粗くなる程度。ナイトシティの街並みを楽しむには十分な品質を保てます。Lowまで下げると反射がほぼ消えるため、Mediumが最適なバランスです。

おすすめ: Medium
3 ボリュメトリック霧 / 雲をMedium FPS +10〜15%

ボリュメトリック霧(Fog Resolution)とボリュメトリック雲(Cloud Quality)は、それぞれ5〜8%ずつFPSを消費します。合わせてMediumにするだけで10〜15%の改善が見込めます。ナイトシティの霧やゴッドレイの雰囲気はMediumでも健在。屋内ミッションでは影響ゼロなので、常時Mediumで問題ありません。

おすすめ: Medium
4 アンビエントオクルージョンをMedium FPS +10〜15%

オブジェクト間の接触影を描画する設定で、HighからMediumに下げるだけで約15%改善します。Highとの差は暗所の陰影がわずかに浅くなる程度で、高速移動中のナイトシティではまず気づきません。コストパフォーマンスが非常に高い「下げ得」設定の筆頭です。

おすすめ: Medium
5 群衆密度をMedium CPU負荷軽減

FPSではなくCPU負荷に直結する設定です。ナイトシティのNPC数を制御しており、HighではCPU使用率が100%に張り付いてGPUが遊ぶ「CPUボトルネック」が発生しやすくなります。特にフルHD環境で顕著なため、FPSが頭打ちになったら試してみてください(診断方法はTips #5で解説)。

おすすめ: CPU使用率が高い場合はMedium以下

全グラフィック設定 おすすめ値一覧

すべてのグラフィック設定をカテゴリ別にまとめました。サイバーパンク2077はSSR・ボリュメトリック・AOの3項目が突出して重く、それ以外の設定はほとんどFPSに影響しません。

設定名おすすめ値FPS影響・補足
レイトレーシング / パストレーシング
レイトレーシング品質GPU依存FPS +50〜100% OFF/Medium/Ultra をGPUに合わせて選択
パストレーシング(Overdrive)RTX 4080以上FPS −80〜90% NVIDIA RTX専用。DLSS + FG必須
反射・ライティング
スクリーンスペース反射MediumFPS +10〜20% RT以外で最大のFPS影響
アンビエントオクルージョンMediumFPS +10〜15% 接触影の精度
色精度MediumFPS +3〜5% 視覚差なし。常時有効なため効果が積もる
環境
ボリュメトリック霧MediumFPS +5〜8% 霧・ゴッドレイの解像度
ボリュメトリック雲MediumFPS +5〜8% 屋外の雲描画。屋内では無関係
群衆密度MediumCPU負荷 NPC数。CPU 100%時に下げる
Level of DetailHighFPS +1〜2% 遠景のディテール
動的デカール最大数Ultra影響極小 弾痕・血痕の表示数
描画品質(シャドウ系)
テクスチャ品質HighVRAM依存 UltraはVRAM消費が大きい。Highで十分
ローカルシャドウメッシュ品質High影響極小 影のジオメトリ精度
ローカルシャドウ品質HighFPS +2〜3% 屋内・夜間の影品質
カスケードシャドウ解像度High影響極小 影のピクセル密度
カスケードシャドウ範囲High影響極小 影の描画距離
遠距離シャドウ解像度High影響極小 遠景の影
コンタクトシャドウONFPS +3〜4% OFFで視覚差あり。ONを推奨
ポストプロセス
異方性フィルタリング16x影響極小 テクスチャの斜め方向の鮮明さ
フィルムグレインOFF影響なし 好みで。OFFで画面がクリアに
色収差OFF影響なし 画面端のにじみ。OFFが見やすい
被写界深度ON影響極小 カットシーン演出。好みで
モーションブラーLow〜OFF影響なし 高速移動時のブレ。好みで
ミラー品質High鏡のみ 鏡の前でのみ負荷発生
アップスケーリング
DLSS / FSR / XeSSQualityFPS +40〜60% 画質とFPSのバランスが最良
フレーム生成ONFPS ×2 RTX 40/50系DLSS FG、FSR FG対応
DLSS Ray ReconstructionON(PT時)画質向上 パストレーシング使用時は必須
📊

表の上半分(SSR・AO・ボリュメトリック)が赤〜オレンジのバッジで埋まっているのに対し、シャドウ系はほぼ全項目が緑(影響極小)です。影の設定を細かく下げるよりも、SSR/Vol/AOの3項目をMediumに下げる方がはるかに効果的。アップスケーリングをQualityで併用すれば、画質をほぼ維持したままさらにFPSを伸ばせます。


VRAM別おすすめ設定プリセット

サイバーパンク2077はVRAM消費が多く、特にレイトレーシングやパストレーシングを有効にするとVRAM不足でスタッターが発生します。お使いのGPUのVRAM容量に合わせて設定を選んでください。

16GB+ 快適 4K Ultra / RT Ultra or PT可
12GB 良好 WQHD Ultra / RT Medium
8GB 十分 フルHD Ultra / RT OFF
🟢
16GB+(RTX 4080 / 5070 Ti / RX 7800 XT) 全設定Ultra、SSR/Vol/AO Medium、DLSS Quality。RT Ultraで4K 60fps安定。RTX 5070 TiならDLSS + MFGでパストレーシング4Kも実用的(80fps+)。RX 7800 XTはRT Ultraまでが上限ですが、RTなしなら4K 60fpsに到達します。
🟡
12GB(RTX 4070 / 5070) 全設定Ultra、SSR/Vol/AO Medium、DLSS Quality、RT Medium。WQHDで60fps以上が目標です。RT Ultraに上げるとVRAMが圧迫されてスタッターが出るため、Mediumに抑えるのが安定。パストレーシングはフルHDでDLSS Balanced + FGを使えば60fps前後で体験可能です。
🔴
8GB(RTX 4060 / RX 7600) 全設定High〜Ultra、SSR/Vol/AO Medium、DLSS Quality、RT OFF。フルHDで60fps以上。RTを有効にするとVRAM 8GBではテクスチャの自動劣化とスタッターが発生するため、RTは無効のままDLSSでFPSを稼ぐのがベスト。DLSS + FGで100fps超も狙えます。
⚠️

AMD GPUではRT OFFが基本です。パストレーシングはNVIDIA RTX専用(詳しくはTips #1)で、通常のRTもAMD GPUではNVIDIAより負荷が大きく、同クラスで40〜50%のFPS低下が発生します。RX 7800 XT等ではRTをOFFにして、FSR 4 / FSR 3.1でFPSを稼ぐ運用がおすすめです。


プレイ前に知っておきたい5つのTips

  • パストレーシング(Overdrive Mode)はNVIDIA RTX専用。サイバーパンク2077のパストレーシングはDLSS Ray Reconstructionをデノイザーとして使用するため、NVIDIA RTX GPU以外では有効化できません。ゲームプレイでの動作にはRTX 4070 Ti以上が推奨されており、それ未満のGPUではPhoto Modeでのみ使用可能です。RTX 5070 Tiなら4K + DLSS + MFGで80fps以上の快適なPTプレイが実現します。

  • DLSS Ray Reconstructionでパストレーシングの画質が大きく向上する。従来のレンダリングでは1フレームあたり5つのデノイザーを使い分けていましたが、Ray Reconstructionはこれを1つのAIモデルに統合。ノイズ除去の精度が上がり、光の反射や屈折がより自然に描画されます。RTX 20シリーズ以降のすべてのRTX GPUで利用可能です。パストレーシング使用時は必ずONにしてください。

  • マルチフレーム生成(MFG)はRTX 50シリーズ専用。DLSS 4.5のMFGでは2x / 3x / 4xのフレーム生成が選択でき、パストレーシング4Kでも80fps以上を実現します。入力遅延は増加しますが、サイバーパンク2077はシングルプレイヤーのため体感への影響は限定的です。RTX 40シリーズでもDLSS FG(1フレーム生成)は利用可能です。

  • SSDへのインストールが必須。Phantom Liberty拡張以降、SSDが公式の動作要件に追加されました。HDDではテクスチャストリーミングが追いつかず、エリア移動時にカクつきやテクスチャの読み込み遅延が頻発します。NVMe SSDなら快適ですが、SATA SSDでも問題なく動作します。

  • 1080pでFPSが伸びない場合はCPUボトルネックの可能性が高い。サイバーパンク2077はナイトシティの物理演算やNPC処理が重く、1080pではCPUが先にボトルネックになりやすいゲームです。GPU使用率が80%未満でCPU使用率が100%に張り付いている場合、群衆密度をMedium以下に下げてください。3D V-Cache搭載のCPU(Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D等)はこのゲームと非常に相性が良く、大幅なFPS向上が見込めます。


Conclusion 2026

サイバーパンク2077
最適設定まとめ

サイバーパンク2077はSSR・ボリュメトリック・AOの3設定をMediumに下げるだけでFPSが30%以上改善し、DLSS Qualityを有効にすればさらに40〜60%上乗せできます。RTを楽しむならRTX 4070 + 12GB以上、パストレーシングを体験するならRTX 4080 + 16GB以上が目安です。

パストレーシングはNVIDIA RTX専用ですが、Ray ReconstructionとMFGを組み合わせれば、RTX 5070 Ti以上で4K PTの映像美を快適なフレームレートで堪能できます。AMD GPUではFSR 4とFSR FGを活用してRTなしの快適プレイを優先してください。

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ゲーミングPC歴は15年以上。毎年パーツを更新しながら最新トレンドを追いかけています。初心者にもわかりやすく、上級者も満足できる情報発信を心がけています。